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イズムィコの検索結果1 - 40 件 / 54件

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イズムィコに関するエントリは54件あります。 ロシア軍事戦争 などが関連タグです。 人気エントリには 『ロシアはあとどれだけ戦えるのか? ロシア軍東部軍管区における予備保管装備の衛星画像分析|ユーリィ・イズムィコ』などがあります。
  • ロシアはあとどれだけ戦えるのか? ロシア軍東部軍管区における予備保管装備の衛星画像分析|ユーリィ・イズムィコ

    小泉悠(@OKB1917) 背景 ウクライナ侵略が始まってから9ヶ月で、ロシア軍は戦車1465両、歩兵戦闘車1682両、装甲兵員輸送車259両、その他の装甲戦闘車両695両にも及ぶ膨大な装備品を喪失したと見られている(1)。開戦前の時点でロシア軍が保有していた装甲戦闘車両は戦車3417両、歩兵戦闘車4293両、装甲兵員輸送車7452両であり(2)、特に戦車の損害が極めて大きい。この結果、ロシア軍はウクライナにおける軍事作戦を継続するために予備保管されている旧式兵器を現役復帰させざるを得なくなっている。2022年10月に報じられたところによると、ロシアは旧式化したT-62M戦車など800両を急遽近代化改修して実戦投入する計画である(3)。 では、ロシアの予備兵器はこれまでにどの程度が現役復帰しているのだろうか。また、今後も膨大な損害に耐えて戦争を継続する能力はどの程度残されているのだろうか。

      ロシアはあとどれだけ戦えるのか? ロシア軍東部軍管区における予備保管装備の衛星画像分析|ユーリィ・イズムィコ
    • ロシア非常事態省の中央司令センターで罵られた話|ユーリィ・イズムィコ

      もう10年以上前だが、僕はロシア非常事態省の中央司令センターで大声で罵られたことがある。 一緒に出張に行った日本人のおっさんが傲慢な上にちょっと病気があって、どうも時々変になるのだが、それがいきなり非常事態省の中央司令センターで爆発したのだ。 巨大なモニターとコンソールが並ぶ、ロシアの防災機関の心臓部みたいな場所だ。 そこに視察に来た日本人のおっさんがまだ20代の日本人をいきなり大声で怒鳴り始めたから、非常事態省の職員たちも「え?何?」みたいな感じに当然なった。 僕自身もあまりのことにどうしていいか分からなかったし(何しろ20代だったから)、なんだこのやろうという気持ちと、父親くらいの歳の男にいきなり腹の底からの声で怒鳴られて怖いのと、しかし屈辱感みたいなものもあって、固まってしまった。 そのときになあ、司令センターの司令官がいつの間にか俺の横に来て、「君に面白いもの見せてやろう」といきな

        ロシア非常事態省の中央司令センターで罵られた話|ユーリィ・イズムィコ
      • 大声で、泣いちゃった|ユーリィ・イズムィコ

        Su-25攻撃機が低空で激しい機動を行いながら飛び去っていった。 故郷の千葉県が戦場になったのだ。 そういう夢を見た。『この世界の片隅に』の片渕監督と会談をして、そこで「軍都としての千葉県」といった話をした夜だったから、何故こういう夢になったかは明らかだ。 しかし、悲しかった。 僕は少し込み入った狭い坂道の途中にある駐車場まで車を取りに行って、その途中で自分の生まれて生きた千葉県の空をロシアの攻撃機が飛んでいたから、コンクリートの壁に額をついてオイオイ泣いた。 案外とこういうことかもしれなくて、人間は「県」とか「市」とかまで降りて来ないと戦の惨禍見たいのが実感できないのかもしれないですね。 それにしても僕は故郷を憎んでいるようで、やっぱり戦場になったら泣くんだなぁ。

          大声で、泣いちゃった|ユーリィ・イズムィコ
        • たられば on Twitter: "BSフジ『プライムニュース』視聴者の「国会でもっと安全保障論議を進めたほうがよくないですか」という質問に対して、イズムィコ先生「たしかに安保論議は大事なんですけど、ただ、安全保障を論じて日本の何を守りたいかと言ったら、それは今の平和な日本なわけです。文書偽造はよくないだとか、"

          BSフジ『プライムニュース』視聴者の「国会でもっと安全保障論議を進めたほうがよくないですか」という質問に対して、イズムィコ先生「たしかに安保論議は大事なんですけど、ただ、安全保障を論じて日本の何を守りたいかと言ったら、それは今の平和な日本なわけです。文書偽造はよくないだとか、

            たられば on Twitter: "BSフジ『プライムニュース』視聴者の「国会でもっと安全保障論議を進めたほうがよくないですか」という質問に対して、イズムィコ先生「たしかに安保論議は大事なんですけど、ただ、安全保障を論じて日本の何を守りたいかと言ったら、それは今の平和な日本なわけです。文書偽造はよくないだとか、"
          • メメント盛り|ユーリィ・イズムィコ

            米をよそってください。 どんぶりか、ちょっと深さのあるお皿です。量は好きにして下さい。腹減ってる人は大盛りで。小腹がすいた程度の人はごく軽めで。 米も、こだわりにこだわったササニシキを土鍋で炊いたこだわりの銀シャリとかでなくていいです。サトウのご飯でもOK。ちなみに僕が使用したのは炊飯器の中に残っていた一昨日の米です。 その上に、牛すじ煮込みを投下します。これは横浜市中区のセブンイレブンで購入して500ワットで2分間温めたものですが、ローソンとかにも似たようなのがあるでしょう。すじ嫌いな人はすき焼きとかでもいいですね。モツ好きはモツ煮込みでもいいと思う。みんなローソンにあります。 その上に、スライスした白ネギ(好みにより1-2cm分くらいを極力薄く)をはらりと散らします。これもこだわらなくて大丈夫です。千葉のネギが望ましいことはもちろんですが埼玉とかでもいいでしょう。 最後に七味を振りかけ

              メメント盛り|ユーリィ・イズムィコ
            • ウクライナ戦争の(3年目ではなく)4年目を考える あるいは「我々はどういう世界に住みたいのか」|ユーリィ・イズムィコ

              【インサイト】ウクライナ戦争の(3年目ではなく)4年目を考える あるいは「我々はどういう世界に住みたいのか」守勢に回るウクライナ軍 いよいよ2024年が始まりましたが、相変わらず状況は非常に厳しいものがあります。ウクライナ軍は全戦線で守勢に回ることを余儀なくされ、その間にロシアはじわじわと圧迫を強めているからです。 特にルハンシクとハルキウ両州のあたりではロシア軍がこれまで以上に激しい攻勢に出ようとしているのではないかとの観測が出ており、この場合、クピャンシクが焦点となるでしょう。他方、以前から懸念されていたベルゴロド方面およびベラルーシ方面からウクライナ北部に対する攻撃の再開については、今のところ顕著な兆候は見られないとISW(戦争研究所)は報告しています。 こうした中でウクライナ軍は、北東部一帯に陣地線を築き、予想されるロシア軍の大規模攻勢に備えていると見られます。昨年、ゼレンシキー大

                ウクライナ戦争の(3年目ではなく)4年目を考える あるいは「我々はどういう世界に住みたいのか」|ユーリィ・イズムィコ
              • 鬱ライス|ユーリィ・イズムィコ

                妻氏が海外出張中なの1週間弱、娘氏と短期父子家庭生活していたんですが、「夕飯何食いたい?」の問いに対して「オムライス」という答えがあったんですよね。 なるほどオムライス。 さてもオムライス。 そういえば昔はよく作ってたオムライス。 いや安いんですよオムライスは。 米、卵、玉ねぎ、細切れ鶏肉というあたりでそれなりに美味しく腹も膨れる。まだ娘氏が小さくて僕には金がなかった頃、よく作っていた。 あと妻氏が当時、「肉」という感じの肉をあまり食べなかったので、家庭内最小公倍数として無難でもあった(その後、学生時代にやっていた登山を再開した妻氏はハンバーグを三枚くらいぺろっと食べるようになります)。 そういうわけで超久しぶりにオムライス作ってみたんです。 玉ねぎを細かく細く刻んで炒め、鶏肉を投入し、米も投入して味付けという段になってケチャップがない。 なんか昔これのカレーバージョンみたいなことがあって

                  鬱ライス|ユーリィ・イズムィコ
                • 「この世界の片隅に」の感想を書ききれなかった話|ユーリィ・イズムィコ

                  一昨年、米国出張の帰りに飛行機で「この世界の片隅に」を見てひどくショックを受け、何か書こうとして書ききれないままになっていたのですが、テレビ上映で盛り上がっているこの機会に供養しておこうと思います。 (今となっては何のために書いた文章なのかもよくわからないのですが、多分ブログにでも載せるつもりだった) 6歳の娘を育てています。 最近では僕のロシア語のлの発音が間違っていることを指摘してきたりする娘ですが、これだけ大きくなるまでに、いや、これだけ大きくなっても尚、ひどく壊れやすいものを腕に抱えて歩いているような気持ちが拭えません。 生卵をそのままバスケットに入れて歩いているような気持ちと表現したらいいでしょうか。 道端を歩いていても、風呂に入っていても、子供はちょっとしたことで目の前から消えていってしまうような不安な存在です。 その意味で、先週の米国出張の帰りに飛行機で見た「この世界の片隅に

                    「この世界の片隅に」の感想を書ききれなかった話|ユーリィ・イズムィコ
                  • 北朝鮮の無人航空機と思われる物体を撮影した衛星画像について|ユーリィ・イズムィコ

                    1 はじめに 令和4年9月25日に北朝鮮の方峴(パンヒョン)飛行場を撮影した衛星画像で、同飛行場の中にある施設群の一角で見慣れない航空機がキャッチされました。 格納庫または整備施設の拡大図(中心に無人機が駐機)Image ©︎ 2022 Maxar Technologies無人機の位置を拡大したもの Image ©︎ 2022 Maxar Technologies この方峴飛行場は北朝鮮北西部の平安北道亀城(クソン)に位置する旧式のMiG-17戦闘機を装備している空軍基地であり、ほかの基地とは異なって大規模な整備施設が設けられているのが特徴です。 2015年3月下旬ころに金正恩党第1書記(当時)が国産と称する軽飛行機を自ら操縦した飛行場としても知られています。 方峴飛行場は平壌の北方約100キロメートルに位置する 今回新たに確認された機体は、既存の北朝鮮が保有している機体とは全く形状が異な

                      北朝鮮の無人航空機と思われる物体を撮影した衛星画像について|ユーリィ・イズムィコ
                    • 東大の軍事オタク、イズムィコと考えた 北方領土の行方:朝日新聞デジタル

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                        東大の軍事オタク、イズムィコと考えた 北方領土の行方:朝日新聞デジタル
                      • たられば on Twitter: "イズムィコ先生による昨日の日本記者クラブ講演、執筆論文から読み解くプーチンの思想信条や国際情勢の捉え方の予測、ウクライナ情勢分析と今後の見通し、最後の「日本にできること」。個人的に特に感銘を受けた点を書き残しておきます。 「ウク… https://t.co/6sawVcZVpf"

                        イズムィコ先生による昨日の日本記者クラブ講演、執筆論文から読み解くプーチンの思想信条や国際情勢の捉え方の予測、ウクライナ情勢分析と今後の見通し、最後の「日本にできること」。個人的に特に感銘を受けた点を書き残しておきます。 「ウク… https://t.co/6sawVcZVpf

                          たられば on Twitter: "イズムィコ先生による昨日の日本記者クラブ講演、執筆論文から読み解くプーチンの思想信条や国際情勢の捉え方の予測、ウクライナ情勢分析と今後の見通し、最後の「日本にできること」。個人的に特に感銘を受けた点を書き残しておきます。 「ウク… https://t.co/6sawVcZVpf"
                        • 第170号(2022年3月28日) 苦戦続くロシア、粘るウクライナ、踏み込めない西側|ユーリィ・イズムィコ

                          【NEW CLIPS】ロシア海軍の揚陸艦が爆発 3月24日、アゾフ海のベルジャンスク港に入港していたロシア海軍の揚陸艦が爆発炎上する様子が撮影された。 ウクライナ軍はこの数日前からベルジャンスク港をトーチカ-U戦術弾道ミサイルで攻撃していたが、今回の爆発が同じくトーチカ-Uによるものであるかどうかは明らかでない(事故説もあるい)。なお、この攻撃を受けたのは1171型揚陸艦であったとみられ、のちに沈没した。 このほかには775型揚陸艦2隻が損害を受けたとされる。 【今週のニュース】北方領土で「3000人動員」の軍事演習 3月25日、ロシア国防省は、クリル列島(北方領土と千島列島)で軍事演習を開始したことを明らかにした。開戦以来、ロシア国防省のサイトは閲覧できなくなっているので、この発表に言及した『フォンタンカ』紙(サンクトペテルブルグの有力地方紙)の記事を参考にした。 この記事によると、同演

                            第170号(2022年3月28日) 苦戦続くロシア、粘るウクライナ、踏み込めない西側|ユーリィ・イズムィコ
                          • ユーリィ・イズムィコ名称試作設計局の質問箱です

                            代理戦争について大変よく考察されていて、えっ、おじさんどうしようここ質問箱なのに、みたいな気持ちもないではないのですが、僕からは取り急ぎ2点です。 第一に、ご指摘のように当事者性は重要であると思います(この意味では朝鮮戦争は代理戦争でないとも言えると思う) 第二に、そもそも西側はこの戦争に利益を見出しているのかという点です。西側がこのような事態を望み、ウクライナを利用して戦略的利益(例えばロシアの弱体化)を追求していたというならばウクライナの当事者性に関わらず代理戦争であるという議論が成り立つとも思うのですが、そもそも西側にとっては今回の事態はロシアが勝手に始めたものであって迷惑千万というのが実際のところではないでしょうか。 以上の2点からして、やはり僕はこの戦争は代理戦争とは言い難いと考えています。

                              ユーリィ・イズムィコ名称試作設計局の質問箱です
                            • 第172号(2022年4月10日)「戦費でロシアが破産」論を考える|ユーリィ・イズムィコ

                              今回はまず手前味噌で新著の紹介をさせていただきたいと思います。 ロシアという国について、一般の読者に分かりやすく説明するような本を、というお話をPHP研究所さんからいただいたのはたしか一昨年くらいのこと。ただ、新しく本を書いている余裕はとてもないので、編集者の方に聞き書きをしてもらって「語り下ろし本」にする、ということになりました。 それから昨年秋くらいまで掛けて数回聞き書きをしてもらい、本書の完成に至りました…と言いたいところだったのですが、ここで番狂わせが二つありました。 第一に、本のゲラが出来上がったところでロシアが戦争を始めてしまい、果たしてこの本の位置付けをどうしたらいいものか頭を抱えてしまったことです。政治や軍事について書いた部分は事実ベースで修正が必要になりましたし、そうではない、ロシアの社会やロシア人についての描き方もこのままではダメだろう、という想いがありました。 第二の

                                第172号(2022年4月10日)「戦費でロシアが破産」論を考える|ユーリィ・イズムィコ
                              • 第227号(2023年6月26日)博士(たち)の異常な愛情|ユーリィ・イズムィコ

                                【今週のニュース】ベラルーシからロシアへの弾薬供給量は ほかウクライナにクラスター弾頭型HIMARSを供与? 6月22日、ロイター通信は、米国がHIMARS用のクラスター弾頭搭載型ロケット弾(DPICM)の供与を検討していると報じた。 DPICMは2008年のクラスター弾禁止条約による禁止対象に入っている。米国はロシアと同様に同条約の批准を拒否しているが、米軍の現役装備から外すという措置をとった。今回の件はそれをウクライナに供与しようということのようだが(なお、ウクライナもクラスター弾禁止条約は未批准)、議会による反対や同盟国との関係を慮ってまだ決定されていないという。 ベラルーシからロシアへの弾薬供給量は13万トン ルカシェンコ政権に批判的なベラルーシ鉄道従業員たちの告発によると、開戦以来、ベラルーシは13万トン以上の弾薬をロシアに供給した。おそらくはベラルーシ鉄道の内部資料によると思わ

                                  第227号(2023年6月26日)博士(たち)の異常な愛情|ユーリィ・イズムィコ
                                • 第191号(2022年9月12日) ウクライナ軍東部大反攻へ|ユーリィ・イズムィコ

                                  【今週のニュース】ウクライナ軍の東部大反攻 ほか米国がウクライナに停戦交渉を勧告? 10日から11日にかけて、キエフではYES(Yalta European Strategy)が開催されていた。今年で18回目となる首脳・閣僚級会合であり、ジャーナリストや有識者も参加できるが、基本的に完全クローズドであるため、内容を漏らしてはいけないという。そのためか、あまり知名度は高くない(筆者自身は今回初めて知った)。 ところが、今年のYESの内容については、非常に詳細なリーク報道が『エウロペイシカ・プラウダ』に掲載されている。 この記事によると、会合の席上、ゼレンシキー大統領は「我々はロシアと和平交渉とか妥協などしない」といった意味のことを非常に感情的なトーンで述べたという。レズニコウ国防省も、「我々はパートナーからの和平対話の勧めを信用しないことを学んだ」とやはり挑発的なことを言ったようだ。しかし、

                                    第191号(2022年9月12日) ウクライナ軍東部大反攻へ|ユーリィ・イズムィコ
                                  • 番外編(2022年5月4日)春休み読書企画 ハイエースと読書と巨大数と魚について|ユーリィ・イズムィコ

                                    ハイエースとライフプラン 某チンのせいでこの2月からまとまった休みというものを全くとれておらず、頭に来て(ということもないですが)ゴールデンウィーク中は一切の労働を拒否することにしました。 つまり、仕事の書き物も出演業も一切謝絶ということであります。 ついでに九州行きの航空券を取って、家族で熊本〜佐賀〜大分を巡ってきました。二泊じゃちょっと慌ただしいから三泊四日。 「このまま働かないで済ませらんねえかな」との想いにふける筆者 まぁレンタカーの予約を忘れていて前日に熊本中のレンタカー屋に電話しまくった結果一台だけ残っていた業務用ハイエースで九州を巡ることになったのはいかにも「我が家っぽい」という感じではあったのですが、登山好きの妻氏につられて結構な奥地にまで足を踏み入れたりもしたので、相棒がパワフルなやつでよかったかなとも思っています。 あと前々から大学を馘になったら餃子屋を開こうという話を

                                      番外編(2022年5月4日)春休み読書企画 ハイエースと読書と巨大数と魚について|ユーリィ・イズムィコ
                                    • 第166号(2022年2月28日) ついに始まってしまったウクライナ侵攻|ユーリィ・イズムィコ

                                      【インサイト】ついに始まってしまったウクライナ侵攻あまりにも怪しげな「大義」 すでに広く報じられているとおり、2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まりました。しかも、一部で言われていたようなドンバス地方での限定攻勢ではなく、北部(ロシア及びベラルーシからキーウ・ハルキウへの攻勢)、東部(ドンバス方面への攻勢)、南部(クリミアからヘルソン方面への攻勢)という極めて大規模なものです。 これはもはや「軍事介入」などというものではなく、公然たる「戦争」と呼ぶほかないでしょう。 しかし、現在の国際安全保障の基礎を成す国連憲章は、国家間紛争を解決する手段としての戦争を明確に否定しています。それを国連常任理事国(しかも今月は議長国)であるロシアが公然と始めたわけですから、国際的な非難を浴びるのは当然というほかありません。 一応、ロシア側は、これが戦争ではないという建前を取っています。2月24日、国民向

                                        第166号(2022年2月28日) ついに始まってしまったウクライナ侵攻|ユーリィ・イズムィコ
                                      • 第238号(2023年10月2日) ウクライナのクリミア攻撃とロシアのレジリエンス|ユーリィ・イズムィコ

                                        ロシアの秋季徴兵 ウクライナ「併合」州でも実施 9月29日、ロシアのプーチン大統領は2023年度の秋季徴兵に関する大統領令に署名した。10月1日から12月31日までに合計13万人を徴兵するよう命じるものである。 この徴兵令を何かとセンセーショナルに扱う報道も見られるが、ロシアの徴兵制では徴兵を戦場に送ることを禁じており、教育隊と配属部隊で訓練を受けるだけということになっている。この点は徴兵の実施担当部署である参謀本部組織・動員総局も明確にしており、徴兵対象者が「ロシア連邦の新たな地方」、すなわち昨年強制的に併合したドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソンの部隊に送られることはないとしている。つまり、徴兵と動員は全く違う制度なのでであって、明確に区別されねばならないということである。 したがって、今回徴兵される13万人も(現時点では)あくまでも将来の動員予備となるべく軍事訓練を受けるため

                                          第238号(2023年10月2日) ウクライナのクリミア攻撃とロシアのレジリエンス|ユーリィ・イズムィコ
                                        • 第266号(2024年5月27日) ロシア軍の戦術核演習と北方領土のレーダーサイト|ユーリィ・イズムィコ

                                          【今週のニュース】ロシア軍で大粛清が進行中 ほかロシア軍で大粛清が進行中 ロシア国防省・軍高官の逮捕や交代が相次いでいる。この戦争中、プーチンが軍の司令官クラスを交代させるという事例はかなり頻繁に起きており、最近では3月に海軍総司令官のニコライ・エフメノフ大将が罷免されていた。しかし、プーチンの5期目が始まる前後に起きているのは単なる交代ではなく汚職を理由とした逮捕である。 その手始めとなったのはティムール・イワノフ国防次官(厚生・インフラ担当)の逮捕で、これがかなり異例の事態であることは本メルマガ第264号で紹介した。 さらにプーチンが5期目の就任式に臨んだ後、事態はさらに加速している。主なところをまとめてみよう。 5月14日 ユーリー・クズネツォフ中将(国防省人事総局長) 参謀本部第8局長時代の汚職を理由として逮捕

                                            第266号(2024年5月27日) ロシア軍の戦術核演習と北方領土のレーダーサイト|ユーリィ・イズムィコ
                                          • 第223号(2023年5月29日) ウクライナの「パレスチナ化」と「イスラエル化」|ユーリィ・イズムィコ

                                            【今週のニュース】ベラルーシへの戦術核兵器配備続報ベラルーシに戦術核兵器配備を「開始」 ルカシェンコ大統領 5月25日、モスクワでのユーラシア経済フォーラムに参加したベラルーシのルカシェンコ大統領は、同国への核兵器の移送に関する文書に署名したとプーチン大統領から口頭で知らされたと述べた。その上で、核兵器の移送が「始まった。既に始まった」と2回繰り返して述べたが、実際に自国に核兵器が既に存在しているかどうかは「帰国してからたしかめる」とした。 一国の大統領が自国への核兵器配備について口頭で知らされるだけであり、実際にどうなっているかは帰ってたしかめるしかないというのはロシアとベラルーシの力関係を示すエピソードといえよう。 なお、同日、ロシアのショイグ国防相とベラルーシのフレニン国防相は、ベラルーシ領内における核兵器の保管手順に関する合意書を締結した。この文書について、ショイグは、ベラルーシに

                                              第223号(2023年5月29日) ウクライナの「パレスチナ化」と「イスラエル化」|ユーリィ・イズムィコ
                                            • 第264号(2024年5月13日)プーチン政権5期目の行方と国防大臣の交代|ユーリィ・イズムィコ

                                              【インサイト】プーチン政権5期目の行方と国防大臣の交代悲願としての5期目大統領就任式会場に入場するクレムリン連隊 5月7日、プーチン大統領の任期が5期目に入りました。 プーチンが大統領になったのは2000年のことですから、もう24年もロシアの最高権力者をやっていることになります。首相に退いていた2008-12年を除いても20年。もういい加減満足したらどうかと思うのですが、今回始まった5期目の任期は2030年まで続くことになっていますから、少なくもそれまでは権力を手放すつもりはないのでしょう。 さらに2020年に改正された憲法の規定では、プーチンは2030年の選挙にも出られることになっています。こうなると2036年までプーチン、という未来も見えてきそうです。21世紀の実に3分の1がプーチン時代。プーチン政権下で生まれた若者が、大学を出て就職して家族を持っても、大統領はまだプーチン、ということ

                                                第264号(2024年5月13日)プーチン政権5期目の行方と国防大臣の交代|ユーリィ・イズムィコ
                                              • 第32号(2019年4月5日)  「最前線の島」宮古島訪問記|ユーリィ・イズムィコ

                                                存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【見聞録】「最前線の島」宮古島訪問記 今回は久しぶりに「見聞録」をお届けします。 従来の「見聞録」は旧ソ連諸国やロシアの訪問記ですが、今回は宮古島。もちろん観光ではなく、陸上自衛隊の招待で、新たに開設された陸上自衛隊宮古警備隊の編成完結式に出席してきました。 この陸上自衛隊フォーラムというのは以前から陸自がやっている有識者向けのイベントで、昨年はこの枠組みで九州での「鎮西」演習を見学させてもらっています。費用は基本的に自腹なのでそうしょっちゅう参加できるわけではないのですが、今回はANAのマイルがだいぶ溜まっていたので、ちょっと行ってみるかとなったわけです。 本メルマガ読者の方はご存知の通りかと思いますが、防衛省は現在、南西諸島の防衛体制強化を進めています。特に

                                                  第32号(2019年4月5日)  「最前線の島」宮古島訪問記|ユーリィ・イズムィコ
                                                • たられば on Twitter: "BSフジ『プライムニュース』、イズムィコ先生無双中。めちゃくちゃ興味深い。 「プーチンはウクライナを非ナチ化すると言っていましたが、根拠はなにかあるんですか」という質問に、「ありません。ナチスだとかアメリカの手先だとか、プーチンが思いつく悪口を片っ端から言っているということ。」"

                                                  BSフジ『プライムニュース』、イズムィコ先生無双中。めちゃくちゃ興味深い。 「プーチンはウクライナを非ナチ化すると言っていましたが、根拠はなにかあるんですか」という質問に、「ありません。ナチスだとかアメリカの手先だとか、プーチンが思いつく悪口を片っ端から言っているということ。」

                                                    たられば on Twitter: "BSフジ『プライムニュース』、イズムィコ先生無双中。めちゃくちゃ興味深い。 「プーチンはウクライナを非ナチ化すると言っていましたが、根拠はなにかあるんですか」という質問に、「ありません。ナチスだとかアメリカの手先だとか、プーチンが思いつく悪口を片っ端から言っているということ。」"
                                                  • VSK on Twitter: "そりゃイズムィコ先生はソ連人だから旧ソ連の大部分を不当に占拠しているロシア連邦に対して辛辣になって当たり前やねん… https://t.co/JTwpaZYXhT"

                                                    そりゃイズムィコ先生はソ連人だから旧ソ連の大部分を不当に占拠しているロシア連邦に対して辛辣になって当たり前やねん… https://t.co/JTwpaZYXhT

                                                      VSK on Twitter: "そりゃイズムィコ先生はソ連人だから旧ソ連の大部分を不当に占拠しているロシア連邦に対して辛辣になって当たり前やねん… https://t.co/JTwpaZYXhT"
                                                    • 第179号(2022年6月6日) ウクライナ侵攻作戦「現場監督」の失脚? ロシアの軍事力を考える ほか|ユーリィ・イズムィコ

                                                      Clip of the Ukrainian UAV getting shot down by Russian air defenses. 2/ pic.twitter.com/jwyyF41UL1 — Rob Lee (@RALee85) June 4, 2022 *ウクライナ軍第45砲兵旅団のドローンが偵察中にロシアの地対空ミサイルで撃墜される瞬間を捉えたもの。 【今週のニュース】ウクライナ軍への多連装ロケット供与とロシア軍で新たな極超音速ミサイル部隊発足西側からウクライナへの軍事援助 西側諸国からウクライナへの軍事援助は依然、拡大傾向にある。 特に目立つのは火砲や多連装ロケットシステムといった火力アセットで、たとえばポーランドは既に3個砲兵中隊(18門)のクラブ155mm自走榴弾砲をウクライナ軍に供与するとともに、操作要員100人以上への訓練を開始した。ポーランドはさらに7億ドル分のク

                                                        第179号(2022年6月6日) ウクライナ侵攻作戦「現場監督」の失脚? ロシアの軍事力を考える ほか|ユーリィ・イズムィコ
                                                      • マライ・メントライン@職業はドイツ人 on Twitter: "プーチンの1400億円宮殿で反体制世論がロシアで燃えている件について、今日ワイドスクランブルでイズムィコ先生に質問したところ 「問題の核心は豪華宮殿であることよりも、カジノやら日本のアーケードゲームの筐体やら、場に相応しくないモノ… https://t.co/FpVtPAYoPU"

                                                        プーチンの1400億円宮殿で反体制世論がロシアで燃えている件について、今日ワイドスクランブルでイズムィコ先生に質問したところ 「問題の核心は豪華宮殿であることよりも、カジノやら日本のアーケードゲームの筐体やら、場に相応しくないモノ… https://t.co/FpVtPAYoPU

                                                          マライ・メントライン@職業はドイツ人 on Twitter: "プーチンの1400億円宮殿で反体制世論がロシアで燃えている件について、今日ワイドスクランブルでイズムィコ先生に質問したところ 「問題の核心は豪華宮殿であることよりも、カジノやら日本のアーケードゲームの筐体やら、場に相応しくないモノ… https://t.co/FpVtPAYoPU"
                                                        • 『大声で、泣いちゃった|ユーリィ・イズムィコ』へのコメント

                                                          ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有

                                                            『大声で、泣いちゃった|ユーリィ・イズムィコ』へのコメント
                                                          • 凍結されたくらいで服を着ると思ったら大間違いです|ユーリィ・イズムィコ

                                                            凍結されたくらいで服を着ると思ったら大間違いです | ユーリィ・イズムィコ

                                                              凍結されたくらいで服を着ると思ったら大間違いです|ユーリィ・イズムィコ
                                                            • 「豊かなまちかど」なんかない町で『軍事研究』を初めて買った話|ユーリィ・イズムィコ

                                                              随分前にテレビを見ていたら、何かの著名人(曖昧)が生まれた街並みが変わっていくことを嘆いていたんですよね。 青山だか表参道あたりの生まれで、昔の情緒がすっかりなくなってしまったというようなことを言っていたように思う。 「おいおい青山(かどこか、その時名前が出てきたエリア)って人住んでんのかよ」というのが最初の感想でしたね。 今でもそうだけどあのあたりはどうもエタイが知れないわけです。 新宿はわかるんですよ。オフィスビルと酒と性欲でできてるような街じゃないですか。 それに引き換え青山、お前はなんなんだ。何かおハイソなエリアらしいが。しかし縁がないので東京のどの辺にあるのかも当時はよく知らなかった。プラモ屋とかないしな。 しかしまぁ青山、貴様は今日の本題ではない。先の著名人の発言の続きが問題だ。 どこもかしこもチェーン店だらけで同じような街並みになってしまう、というようなことを言っていたと思う

                                                                「豊かなまちかど」なんかない町で『軍事研究』を初めて買った話|ユーリィ・イズムィコ
                                                              • 第217号(2023年4月10日)NATO流出機密文書、戦術核兵器の配備先 ほか|ユーリィ・イズムィコ

                                                                【インサイト】流出したNATO機密文書とウクライナ軍の反攻作戦 ウクライナ戦争に関するNATOの機密文書が漏洩したのではないかという噂が広く出回っており、機密と書かれた文書の画像もネット上では閲覧することができます。日付は3月1日とされているので5週間ほど前の情報ではありますが、今回の戦争の実相を読み解く上で興味深い情報も数多く含まれているので、その中身を詳しくみていきたいと思います。 ネット上に出回っている流出文書とされるもの1ネット上に出回っている流出文書とされるもの2ロシア軍とウクライナ軍の損害ロシア側 戦死者(KIA):3万5500-4万5500人 航空機:戦闘機/爆撃機72機、ヘリコプター82機 戦闘車両:6004両 ウクライナ側 戦死者(KIA):1万6000-1万7500人 航空機:戦闘機/爆撃機60機、ヘリコプター32機 長距離地対空ミサイル(SAM):11基 戦術SAM:

                                                                  第217号(2023年4月10日)NATO流出機密文書、戦術核兵器の配備先 ほか|ユーリィ・イズムィコ
                                                                • 第236号(2023年9月11日) ウクライナの反転攻勢をどう見るか 「停滞」論と「大成功」論の狭間で|ユーリィ・イズムィコ

                                                                  【今週のニュース】強化されるロシアの装甲戦闘車両生産 ほかSu-34戦闘爆撃機がキンジャール空中発射弾道ミサイルを発射 TASS通信によると、ロシア航空宇宙軍のSu-34戦闘爆撃機がキンジャール空中発射弾道ミサイルの運用能力を獲得した模様である。9月4日づけの記事で報じられたもので「Su-34(単数型)がキンジャール(単数形)を特別軍事作戦の過程で使用した」とされているので、実戦使用されたのだろう。 従来、キンジャールの母機としてはMiG-31迎撃戦闘機を改造したMiG-31Kのみが用いられていた。 米国がついにATACMSを供与へ? 9月10日、米ABCニュースは、米国政府がウクライナにATACMSミサイルを供与する方針を固めたようだと報じた。匿名の米政府高官によると、ATACMSの供与は「テーブルの上にあ」り、次の軍事援助パッケージに含まれるだろうとのことだが、最終決断はまだだと述べて

                                                                    第236号(2023年9月11日) ウクライナの反転攻勢をどう見るか 「停滞」論と「大成功」論の狭間で|ユーリィ・イズムィコ
                                                                  • 第242号(2023年11月6日) 動揺するウクライナの戦争指導|ユーリィ・イズムィコ

                                                                    ワグネルがヒズボラに防空システムを提供?『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」がパンツィリ-S1防空システムをレバノンのヒズボラに供与するという話が進んでいるようだ。複数の米政府高官がインテリジェンス情報に基づいて述べた話であるという。 そもそもワグネルがまとまった数のパンツィリ-S1を持っていたのか、持っていたとしてちゃんと運用できていたのかなど疑問は少なくないのだが、のちのCNN報道によると事態はさらに複雑なようである。 この話を信じるならば、問題のパンツィリ-S1はロシアからシリア軍に供与されていたものであるが、それを今度はワグネルの助けを借りてヒズボラに提供しようということらしい。シリア駐留ワグネル部隊とヒズボラには何らかの協力関係がある、とされていたので、今回の件はそのコネクションを利用したのか、あるいはワグネルに訓練提供を期待しているのか

                                                                      第242号(2023年11月6日) 動揺するウクライナの戦争指導|ユーリィ・イズムィコ
                                                                    • 『ロシアはあとどれだけ戦えるのか? ロシア軍東部軍管区における予備保管装備の衛星画像分析|ユーリィ・イズムィコ』へのコメント

                                                                      学び ロシアはあとどれだけ戦えるのか? ロシア軍東部軍管区における予備保管装備の衛星画像分析|ユーリィ・イズムィコ

                                                                        『ロシアはあとどれだけ戦えるのか? ロシア軍東部軍管区における予備保管装備の衛星画像分析|ユーリィ・イズムィコ』へのコメント
                                                                      • 第200号(2022年11月28日) ロシアが対日戦争を準備していた?(訳ではないだろうという話)|ユーリィ・イズムィコ

                                                                        【今週のニュース】 極東から派遣された義勇部隊が帰還『TASS』2022年11月27日 ウクライナ作戦を支援するためにウラジオストクなど沿海州で編成された義勇部隊「ティーグル(虎)大隊」が特別軍事作戦の実施地域から帰還した。TASSが伝えたコジャミコ沿海州知事の発言を見るに、彼らは太平洋艦隊第155海軍歩兵旅団に編入されて戦ったようだ。 その第155海軍歩兵旅団はドネツクでの戦闘で凄まじい損害を出し、そのことをコジャミコに直訴したためにさらに苛烈な任務を与えられて崩壊状態に陥ったと言われている。 してみると、ティーグル大隊の帰還は、「凱旋」と呼べるようなものではなかったのだろう。 トルコがウクライナに長距離精密誘導ロケットを供与していた?『MIDDLE EAST EYE』2022年11月23日 『MIDDLE EAST EYE』が二人の情報筋から得た話として報じたところによると、トルコは今

                                                                          第200号(2022年11月28日) ロシアが対日戦争を準備していた?(訳ではないだろうという話)|ユーリィ・イズムィコ
                                                                        • 第243号(2023年11月13日) ウクライナ人と戦わされるウクライナ人たち|ユーリィ・イズムィコ

                                                                          【今週のニュース】ウクライナの国防費がついにGDPの15%に ほかウクライナの穀物輸出に回復の兆し 今年7月にいわゆる「穀物合意」からロシアが離脱したことで、ウクライナの穀物輸出は滞っていた。これに対してウクライナはロシアとの合意によらない形で独自の穀物輸出ルートを模索し、まずドナウ川経由での輸出が行われるようになった。ドナウ川から小型船で第三国へ穀物を運び込み、そこから改めて大型貨物線に積み替えて国際市場に出すという方式であるが、これはいかにも効率が悪い。 それでもドナウ川経由ルートでは月250万トンもの穀物輸出が行われるに至ったが、積み出し港であるイズマイルがロシア軍の攻撃を受けるなど、これも安全なルートではなくなってしまった。 そこでウクライナは8月以降、新たな輸出ルートを開拓する。黒海のルーマニアやブルガリア沿岸に設定された安全地帯、「人道航路」を穀物輸出用に使用するという案で、要

                                                                            第243号(2023年11月13日) ウクライナ人と戦わされるウクライナ人たち|ユーリィ・イズムィコ
                                                                          • 第247号(2023年12月11日)効かない制裁? 対露制裁の実効性を強化するためには|ユーリィ・イズムィコ

                                                                            【今週のニュース】守勢に回るウクライナ ほか戦時下ウクライナ人の意識 ウクライナ国民に対する興味深い世論調査の結果が発表されたので紹介したい。 まずは身近なところから死者が出たかという質問で、2022年には7割程度であったものが2023年にはこれが8割を超えた。特に家族や友人といった近しい人の死については、2022年に2割以下であったものが、今回は4割以上に達しており、戦争が人々の生活に次第に忍び寄っていることが窺われる。その一方、ウクライナの勝利を信じるという回答の比率はほとんど変化しておらず、民主主義を重視するとの声も同様であった。 外国人がロシア軍に入隊 リャザン州の軍事委員会は、ロシア軍に多数の外国人が入隊しつつあることを明らかにした。ベラルーシ、タジキスタン、ウズベキスタンなどの旧ソ連諸国だけでなく、モロッコ、エジプト、キューバなどの「エキゾチックな国」からも入隊者があったという

                                                                              第247号(2023年12月11日)効かない制裁? 対露制裁の実効性を強化するためには|ユーリィ・イズムィコ
                                                                            • 第171号(2022年4月4日) キエフを守り切ったウクライナとロシアの出方|ユーリィ・イズムィコ

                                                                              【今週のニュース】戦時下での春季徴兵 兵士たちは家に帰れるか? 3月31日、プーチン大統領の発出した大統領令第167号で春季徴兵が発令された。クレムリンの公式サイトにアクセスできないので、法律ポータル「ガラント」に転載された内容を参照すると、今年の春季徴兵は13万4500人とされている。 昨年の徴兵は春季が13万4650人、秋季徴兵が12万7500人であったから、概ね平年並みの水準と言える。 ただ、今年の春季徴兵は、戦争の真っ只中という特異な状況の中で始まった。2003年以降、ロシア政府は徴兵を戦地に送らないという方針を公式に採択しているが、2008年のグルジア戦争では参戦兵力の3割程度が徴兵であったとも言われ、この方針は守られていない。今回の戦争においても徴兵が戦争に参加していることは国防省も認めており、のちに全て帰還させたとしているものの、実際にはまだ多くの徴兵が戦線で戦っている可能性

                                                                                第171号(2022年4月4日) キエフを守り切ったウクライナとロシアの出方|ユーリィ・イズムィコ
                                                                              • 第94号(2020年8月3日) 夏休み企画 この夏読みたい5冊|ユーリィ・イズムィコ

                                                                                存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【夏休み企画】この夏読みたい5冊 8月に入って最初のメルマガをお届けします。 7月中はずっと梅雨の続きのような天気だった関東地方ですが、今月になってからようやく「夏」が本気を出してきたようで、にわかに夏休み感が出てきました。娘の夏休みも始まったので(今年はコロナのせいで2週間に短縮みたいですが)カルピスの原液を1本買って勝手に「夏」を始めてみました。 というわけで今回は夏休み企画です。 読者の方からpeingの方に夏休み読書企画を、という声をいただいたので、今回はこれをやってみましょう。 夏休みといえば読書感想文。この夏、読者の皆様の理解を深めるのに役立ちそうなおすすめの5冊をご紹介したいと思います。 <ロシアと旧ソ連> ・真野森作『ルポ プーチンの戦争』 筑摩

                                                                                  第94号(2020年8月3日) 夏休み企画 この夏読みたい5冊|ユーリィ・イズムィコ
                                                                                • 第155号(2021年11月29日)現実味を増すロシアのウクライナ侵攻シナリオ 猫と暮らせば ほか|ユーリィ・イズムィコ

                                                                                  【NEW CLIPS】ちょっとかわいいロシア軍の石型偵察ロボットロシア空挺軍アカデミーの学生が開発した石型偵察ロボットの画像が国防省のテレビ局「ズヴェズダ」で公開された(『ズヴェズダ』2021年11月27日) 【インサイト】現実味を増すロシアのウクライナ侵攻シナリオ今年秋に入ってから、ウクライナ国境にロシア軍が再び集結していることが注目を集めています。先週、米軍事専門誌『ミリタリー・タイムス』がウクライナ国防情報局のブダノフ局長に対して行なったインタビューによると、集結しているロシア軍は9万2000人、計40個大隊戦術グループ(BTG)に及び、1月から2月に掛けて侵攻作戦を行う準備を進めているとされています。 また、『ミリタリー・タイムス』に対してブダノフ局長が提供した地図によると、ロシア軍はベラルーシにも自動車化歩兵部隊と空挺部隊を展開させており、これが事実ならばベラルーシはいよいよロシ

                                                                                    第155号(2021年11月29日)現実味を増すロシアのウクライナ侵攻シナリオ 猫と暮らせば ほか|ユーリィ・イズムィコ

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