新型コロナウイルスの再拡大に伴い、世界はマスクが手放せない時代となりましたが、過去にも感染症により「危機の時代」と呼ばれた時がありました。 14〜17世紀にヨーロッパを襲った「ペスト(黒死病)の大流行」です。 ペストや黒死病と聞いて一番に思い浮かべるのは、不気味な鳥のくちばし型をしたマスクではないでしょうか。 これは、当時の疫病医が身につけた防護服ですが、死神の使いのようで、患者としては気分の良いものではない気がします。 なぜこのような形になったのでしょうか。そして、鳥のくちばし型マスクを発明したのは誰だったのでしょうか。