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ゲーム理論の検索結果1 - 40 件 / 60件

  • 大学で読んだ情報科学関連の教科書 - ジョイジョイジョイ

    先日、博士(情報学)になりました。学部と大学院をあわせた 9 年間で読んだ情報科学関連の教科書・専門書を思い出を振り返りつつここにまとめます。私は授業はあまり聞かずに独学するタイプだったので、ここに挙げた書籍を通読すれば、大学に通わなくてもおおよそ情報学博士ほどの知識は身につくものと思われます。ただし、特に大学院で重要となる論文を読み書きすることについては本稿には含めておりません。それらについては論文読みの日課についてや論文の書き方などを参考にしてください。 joisino.hatenablog.com 凡例:(半端)とは、数章だけ読んだ場合か、最後まで読んだものの理解が浅く、今となっては薄ぼんやりとしか覚えていないことを指します。☆は特におすすめなことを表します。 学部一年 寺田 文行『線形代数 増訂版』 黒田 成俊『微分積分』 河野 敬雄『確率概論』 東京大学教養学部統計学教室『統計学

      大学で読んだ情報科学関連の教科書 - ジョイジョイジョイ
    • オセロの必勝法が見つかった件 | やねうら王 公式サイト

      すごいニュースが飛び込んできた。オセロの必勝法が見つかったのだ。正確に言うとオセロが弱解決された。まずはその論文を紹介する。 Othello is Solved : https://arxiv.org/abs/2310.19387 「弱解決(weakly solved)」を簡単に言うと、初期局面からの双方最善手を打つ時の結論(勝敗)がわかったと言う意味である。8×8のオセロの結論は引き分けなのだそうだ。「必勝法が見つかった」と本記事のタイトルで書いたが、その結果として双方最善を尽くした時のオセロの結論が引き分けだったことが判明したので正しくは「必勝法(必ず勝てる方法)が存在しないことが証明された」とでも言うべきか。 今回は、初期局面から到達できるあらゆる局面についての結論(勝敗)がわかったわけではない。こちらは「強解決(strongly solved)」と呼ばれる。 弱解決と強解決とでは、

      • 現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - 基本読書

        未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン みすず書房Amazonこの『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』はその名の通りフォン・ノイマンの伝記である。1903年生まれの1957年没。数学からはじまって、物理学、計算機科学、ゲーム理論など幅広い分野で革新的な成果をあげ、史上最高の天才など、彼を称える言葉に際限はない。彼と同時代を生きた人物に、クルト・ゲーデルやアルベルト・アインシュタインなどそうそうたる人物が揃っているが、三人すべてを知る人物も、フォン・ノイマンが飛び抜けて鋭い知性の持ち主だと思っていたと語る。 実際、それが誇張表現ではないぐらい彼が一人で成し遂げたことは凄まじかった。その天才性は幼少期から発揮されていて、古代ギリシャ語やラテン語をマスターし、母語のハンガリー語だけでなくフランス語、ドイツ語、英語も話した。45巻の世界史全集を読んで、それから何十年も経った後でも第一章の

          現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - 基本読書
        • 東京大学「ゲームの美学」講演レポート:ビデオゲームの外側「メタゲーミング」を知る

          2023年7月22日、東京大学ゲーム研究室(University of Tokyo Game Lab: UTGL)の第一回となるイベント「ゲームの美学」が東京大学の本郷キャンパスで実施された。本イベントは東京大学准教授の吉田寛氏、フランス出身アーティストのジェレミー・コルティアル氏、キュレーターの徳山由香氏の3人によって企画され、吉田氏による「メタゲーミング」の講演、およびジェレミー氏のアーティスト活動の紹介が行われた。どちらもビデオゲームのみならずプレイヤーに焦点を当てた内容であり、事前に予定していなかったにも関わらず講演後に許諾をいただいて記事化することができた。 こちらの記事では「メタゲーミング」について取り扱う。ジェレミー・コルティアル氏の講演に関する記事はこちら。 《ゲームを遊ぶ》から《ゲームで遊ぶ》へ――メタゲーミングの創造性 吉田氏の講演「メタゲーミングの創造性」はゲームをプ

            東京大学「ゲームの美学」講演レポート:ビデオゲームの外側「メタゲーミング」を知る
          • 航空事故とフォーク定理 - himaginary’s diary

            今回の羽田の航空事故を巡り、事故の刑事責任の追及が自動車事故などに比べて緩やかなのはやはり納得できない、という声と、今後の安全性のためにはそれが当然、という現在の慣行を支持する主張が改めて持ち上がり、議論になっている。現在の慣行については、その日米比較を行ったこちらの服部健吾氏の論文が参照されることが多いようだが、同論文では現在の慣行を支持する論拠として、「萎縮効果(chilling effect)」が一つのキーワードになっている*1。そこで「chilling effect accident criminalize」で検索を掛けてみたところ、Flight Safety Foundation*2のPresident兼CEOのHassan Shahidiが2019年5月17日に書いた「Criminalizing Accidents and Incidents Threatens Aviatio

              航空事故とフォーク定理 - himaginary’s diary
            • 「引き継ぎできない!」から始まった私のスクラム - 川口恭伸の「はじめてのアジャイル」 - Agile Journey

              Agile Journeyをご覧のみなさん、はじめまして。川口恭伸(@kawaguti)と申します。 私はアジャイル開発やスクラムに関する知識を提供し、モダンなソフトウェア開発の要素の研究、プロダクト開発の進め方やチームの目標設定など、さまざまな領域でのコンサルティングを手掛けています。 また、アギレルゴコンサルティング株式会社においてシニアアジャイルコーチとして活動しており、一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会と一般社団法人DevOpsDays Tokyoの代表理事も務めています。さらに、コミュニティ活動としては、毎週水曜日に品川アジャイルに参加しており、RSGT、スクラムフェス、DevOpsDaysといったカンファレンスでのスタッフワークも担当しています。 このように、ほぼ公私の境なくアジャイルやスクラムを基にした活動を長く行っていますが、本稿では、私がスクラムを始めるまでの

                「引き継ぎできない!」から始まった私のスクラム - 川口恭伸の「はじめてのアジャイル」 - Agile Journey
              • 言語の広がりや進化などを物理学者が力学的に分析する「言語物理学」とは?

                物理学は基本的には自然科学の分野ですが、物理学の手法とツールはさまざまに応用可能で、社会物理学や経済物理学などの分野が発展しています。同じように物理学の手法を言語の分析や分類などに応用した言語物理学について、世界最大の物理学会の1つであるInstitute of Physics(IOP)の会員誌であるPhysics Worldが、日本語における「悪口」の広まりなどを例に挙げて解説しています。 The physics of languages – Physics World https://physicsworld.com/a/the-physics-of-languages/ 物理学を他の分野に適用する手法はさまざまな分野で浸透していますが、社会物理学や経済物理学と比べて、言語学への物理学の応用はあまり浸透していません。言語は、生物種と同じように広がり、進化し、競争し、絶滅していく性質があ

                  言語の広がりや進化などを物理学者が力学的に分析する「言語物理学」とは?
                • Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく

                  オックスフォード大学出版会のVery Short Introductionという有名な入門書シリーズがある。短くて内容も平易なので、まずはこの1冊という感じで推薦されることも多いシリーズだ。 さて、このシリーズは当然ながら邦訳もたくさん出ているのだが、複数の出版社がそれぞれの形で刊行しているため、どれがVery Short Introductionの邦訳なのか分からないという問題がある。 ありがたいことにオックスフォード大学出版会が以下のページに邦訳の一覧をエクセルのファイルで貼ってくれているが、ちょっと見にくい。*1*2 Very Short Introductions - Oxford University Press www.oupjapan.co.jp ということで、このページではVery Short Introductionの邦訳を一覧の形でまとめてみた。無秩序に並べていくのもな

                    Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく
                  • 有意義な会話を成立させるための戦略「アフォーダンス」とは?

                    雑談や会話をしている時、話がうまくかみ合わなかったり話を切り上げたいタイミングがずれたりと、うまく会話が成立しないことがあります。素晴らしい会話や有意義なやりとりを生み出すために活用できる「アフォーダンス」の概念について、教育や心理学を専門とするライターのケビン・ディキンソン氏が複数の研究を要約する形で解説しています。 4 key strategies for great conversations - Big Think https://bigthink.com/the-learning-curve/4-key-strategies-for-great-conversations/ ディキンソン氏は会話がうまく成立しない状況のことを、アニメーターのフリッツ・フレラング氏の名前をとって「フレラングのドア」と表現しています。フレラング氏は主に1930年代から1960年代に活躍したカートゥーン

                      有意義な会話を成立させるための戦略「アフォーダンス」とは?
                    • NHK、ビットコイン開発者「サトシ・ナカモト」に迫る 新番組「市民X」初回

                      謎の天才「サトシ・ナカモト」は何者か?――NHKは、正体も動機も不明の謎の存在「市民X」が社会を揺り動かした出来事の真相に迫る新ドキュメンタリーシリーズ「市民X」の初回を、NHK総合で11月13日午後10時から放送する。 取り上げるのは、ブロックチェーンを開発し、ビットコインを生みだした「サトシ・ナカモト」だ。「“現代社会、最大のミステリー”とされる謎めいた存在の光と影、功罪に迫る」という。 放送は13日午後10時から44分間。26日午後9時からは、地上波放送に盛り込めなかった99分間の「完全版」(前編・後編)をBS1で放送する。 関連記事 「マイニングはゲーム理論」「ブロックチェーンの源流、27年前に」――ビットコインが受け継ぐ“DNA”、MIT研究員が語る 米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの研究者が、ビットコインが受け継ぐ技術とその長所・短所を語った。 今更聞けない「ブ

                        NHK、ビットコイン開発者「サトシ・ナカモト」に迫る 新番組「市民X」初回
                      • 技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎|Hayakawa Books & Magazines(β)

                        技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎 生産性が向上し、労働者は貧しくなった? 農法改良、産業革命から人工知能(AI)の進化まで。人類のイノヴェーションの功罪を緻密に分析する話題の新刊『技術革新と不平等の1000年史』(ダロン・アセモグル&サイモン・ジョンソン、鬼澤忍・塩原通緒訳、早川書房)。 本書は世界的ベストセラー『国家はなぜ衰退するのか』のアセモグルが長年の共同研究者と放つ決定的著作。圧倒的な考究により「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する一冊です。 本書の解説は、アセモグルの既刊『国家はなぜ衰退するのか』、『自由の命運』に引き続き稲葉振一郎(明治学院大学社会学部教授)さんにご執筆をいただきました。本記事では、そのご解説を特別公開いたします。 『技術革新と不平等の1000年

                          技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎|Hayakawa Books & Magazines(β)
                        • 第3回 「教授」以前の彼(その2)|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま

                          比類なき輝きを放つ作品群を遺すとともに、「脱原発」など社会運動にも積極的に取り組んだ無二の音楽家、坂本龍一。その多面的な軌跡を「時代精神」とともに描き出す佐々木敦さんの好評連載、第3回の公開です! 1 4週間続いた新宿高校でのストライキ 新宿高校時代の有名なエピソードに、坂本龍一が中心となって行なった「ストライキ」がある。 3年生の秋ごろ、新宿高校でストライキをやりました。69年の秋ですから、当時としては遅い方なんですが、安保条約とかベトナム戦争とか、そういう一般的な問題ではなくて、ローカルな、学校の個別課題に関しての運動でした。たしか具体的な要求を7項目、学校に突きつけました。制服制帽の廃止、すべての試験の廃止、通信簿の廃止、等々。(『音楽は自由にする』) このときのことは、「3バカトリオ」の塩崎恭久と馬場憲治の対談「革命同志・坂本龍一を偲ぶ」(『文藝春秋』2023年6月号)でも語られて

                            第3回 「教授」以前の彼(その2)|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま
                          • ノア・スミス「アメリカは台湾有事の備えができてない」(2023年10月15日)|経済学101

                            Photo by Breno Machado on Unsplash台湾をめぐる戦争の可能性は現実味を帯びている.そして,アメリカは備えができていない.「このあたりは,子供時代に見知っていたイングランドのまんまだった:線路沿いの野の花,赤いバス,青い警官たち――イングランドのなにもかもが,深い眠りにおちている.ときどき,不安を覚える――いつかこの眠りから私を覚ますものは,炸裂する爆弾の轟音なのではあるまいか.」――ジョージ・オーウェル,1938年 まるで,長い封印がすっかり解かれたかのようだ.2022年には,核兵器を持つ大国が隣国に侵攻して征服を試みる事態をぼくらは目の当たりにした.いまや,イランがイスラエルとの戦争に突入する脅しをかけている.アメリカは,その事態を抑止するために空母打撃群を同地域に派遣している.一方,アゼルバイジャンはアルメニアに侵攻する準備を整えつつあるおそれがあるし,

                              ノア・スミス「アメリカは台湾有事の備えができてない」(2023年10月15日)|経済学101
                            • 山口周氏が語る「どんどん不幸になっていく人」の特徴 不確実性の高い社会を生きるために大切なこととは

                              「どんどん不幸になっていく人」の特徴 山口周氏(以下、山口):二宮金次郎は幼名が金次郎で、大人になってからは二宮尊徳になったけど、『二宮翁夜話』というものがあって。その中にある、ものすごくシンプルなアドバイスなんですが、「損得の一念に徹せよ」と書いてあるんです。損なことをするな、得のあることをしろと。ここで言う得は「徳が高い」とかじゃなくて、要するにお金で言う損得だけですね。 僕、気がついたんですが、どんどん不幸になっていく人は損になることばっかりやっているんですよ。詐欺がよく来たり、投資詐欺をからかうためにわざと引っかかったようなふりをして連絡するって、何の得もないでしょう? 三浦宗一郎氏(以下、三浦):そうですね。もうちょっとおもしろい遊び方がありそうですよね。 山口:そう。子どもの頭をなでてあげるとか、奥さんと話をするとか、本を読むとか、いくらでも得になる時間の使い方があるんだけど、

                                山口周氏が語る「どんどん不幸になっていく人」の特徴 不確実性の高い社会を生きるために大切なこととは
                              • 現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - HONZ

                                アナニヨ・バッタチャリヤ (原著), 松井信彦 (翻訳) 出版社: みすず書房 発売日: 2023/9/21 この『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』はその名の通りジョン・フォン・ノイマンの伝記である。1903年生まれの1957年没。数学からはじまって、物理学、計算機科学、ゲーム理論、気象学など幅広い分野で革新的な成果をあげつづけ、史上最高の天才など、彼を称える言葉に際限はない。彼と同時代を生きた人物に、クルト・ゲーデルやアルベルト・アインシュタインなどそうそうたる人物が揃っているが、その三人すべてを知る人物も、フォン・ノイマンが飛び抜けて鋭い知性の持ち主だと思っていたと語る。 実際、それが誇張表現ではないぐらい彼が一人で成し遂げたことは凄まじかった。たとえば子どもの頃、フォン・ノイマンは古代ギリシャ語やラテン語をマスターし、母語のハンガリー語だけでなくフランス語、ドイツ語、英語も

                                  現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - HONZ
                                • 羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな

                                  『番号を創る権力』の羅芝賢と『市民を雇わない国家』の前田健太郎による政治学の教科書。普段は教科書的な本はあまり読まないのですが、2010年代の社会科学においても屈指の面白さの本を書いた2人の共著となれば、これは読みたくなりますね。 morningrain.hatenablog.com morningrain.hatenablog.com で、読んだ感想ですが、かなりユニークな本であり教科書としての使い勝手などはわかりませんが、面白い内容であることは確かです。 本書の、最近の教科書にしてはユニークな点は、序章の次の部分からも明らかでしょう。 この教科書ではマルクスを正面から取り上げることにしました。それは、マルクスの思想が正しいと考えるからではなく、それを生み出した西洋社会を理解することが、日本をよりよく知ることにつながると考えたからです。 20世紀以後の日本の政治学は、欧米の政治学の影響を

                                    羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな
                                  • ベイズ最適化(実験点提案)アプリをStreamlitで構築するぜ! - Qiita

                                    はじめに Streamlitって気づいたら神アプデしてますよね。もっと大々的に宣伝してほしいものです(←自分で情報取りに行け)。 さて、化学メーカーに勤めている"自称"データサイエンティストとしてはやはりベイズ最適化したい衝動に駆られます。Notebook上では実装できていたのですが、もっと簡単に使いたいし、周囲に広めるためにもアプリの方が便利だなぁと思いました。 世の中にはそんなアプリがあるけど、ダウンロードが必要だったり(社内申請めんどくさい)、お金がかかったり・・・そうだ!自作しよう! ということで、Streamlitでベイズ最適化による実験点提案アプリを自作しました。 ひとまず必要最低限の機能だけ実装したので、今後アップデートしていきます。 メインライブラリ streamlit==1.30.0 scikit-learn==1.4.0 ガウス過程回帰、ベイズ最適化 ・scikit-l

                                      ベイズ最適化(実験点提案)アプリをStreamlitで構築するぜ! - Qiita
                                    • サイバー攻撃被害に係る情報の意図しない開示がもたらす情報共有活動への影響について - JPCERT/CC Eyes

                                      はじめに 先日、JPCERT/CCが事務局として参加した、専門組織同士の情報共有活動の活性化に向けた「サイバー攻撃による被害に関する情報共有の促進に向けた検討会」の報告書が公開され、関連成果物のパブリックコメントが始まりました。 経済産業省 サイバー攻撃による被害に関する情報共有の促進に向けた検討会 https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/sangyo_cyber/cyber_attack/index.html JPCERT/CCはこれまでに下記の取り組みを通じて、情報共有活動の促進に向けたルール整備に取り組んできました。 令和2年度総務省「サイバー攻撃の被害に関する情報の望ましい外部への提供のあり方に係る調査・検討の請負」の調査報告(2021年7月公開)[1] 「サイバー攻撃被害に係る情報の共有・公表ガイダンス」(2023年3

                                        サイバー攻撃被害に係る情報の意図しない開示がもたらす情報共有活動への影響について - JPCERT/CC Eyes
                                      • じつは「ボードゲームの勝ち方」は「ゲーム理論」で分析できる…その「具体的な内容」(野田 俊也)

                                        ゲーム理論は、直面した状況の構造を見抜くのに役に立つ学問だ。まさに万人にとって役立つ思考法といっていいだろう。そして、その名前から直感するとおり、ゲーム理論は「ゲーム」を通して学ぶのが手っ取り早く、なにより楽しい。 著名なボードゲームを題材に、ゲーム理論のキモを学んでいこう。 (本稿は『ゲーム理論の〈裏口〉入門』の内容を再編集したものです) 「ゲーム」の名を冠した学問 「ゲーム理論」という名前のついた学問がある。 そして、筆者はボードゲームを趣味とし、ゲーム理論とその応用を経済学部で研究する大学教員である。こう述べると、ゲーム理論はボードゲームを研究する(だけの)学問なのかと思われる読者もいるかもしれないが、実際にはそんなことはない。 ゲーム理論はボードゲームのような遊びの解析に特化しているわけではなく、現実社会の問題の解決に有用な知見をもたらしてくれる、非常に実践的な学問である。 万人に

                                          じつは「ボードゲームの勝ち方」は「ゲーム理論」で分析できる…その「具体的な内容」(野田 俊也)
                                        • イーロン・マスク、原爆、AI… 天才たちが勝手に作り出す「危険な未来」を前に、 2024年の私たちがひとまずできること|FINDERS

                                          BUSINESS | 2024/01/03 イーロン・マスク、原爆、AI… 天才たちが勝手に作り出す「危険な未来」を前に、 2024年の私たちがひとまずできること 【連載】幻想と創造の大国、アメリカ(36) 渡辺由佳里 Yukari Watanabe Scott 渡辺由佳里 Yukari Watanabe Scott エッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家、マーケティング・ストラテジー会社共同経営者 兵庫県生まれ。多くの職を体験し、東京で外資系医療用装具会社勤務後、香港を経て1995年よりアメリカに移住。2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。翌年『神たちの誤算』(共に新潮社刊)を発表。『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社)など著書多数。翻訳書には糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日

                                            イーロン・マスク、原爆、AI… 天才たちが勝手に作り出す「危険な未来」を前に、 2024年の私たちがひとまずできること|FINDERS
                                          • 生成系AIの次は「ALIFE(人工生命)」へ――「生命とは何か」を探る研究の最先端レポート:フォーサイト編集部 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                                            AIの次に注目を集める「ALIFE(人工生命)」。哲学、物理、工学など学問領域を横断しながら「生命とは何か?」を探るこの研究分野で、日本はヨーロッパと並ぶ一大拠点になっている。7月に札幌で開催された人工生命国際会議「ALIFE2023」の様子をレポート。 *** 人工生命(artificial life、ALIFE)の研究が、日本でいま熱い。 ChatGPTで話題が集まるAI(人工知能)と混同されがちだが、人工生命は「ALIFE」。「ディープラーニング(深層学習)」という機械学習の技術が世間に広がり、注目度が一躍高くなった人工知能に対して、ALIFEは「beyond AI」(AIを超えていく)とも言われ、生命的な自律性を持たせる点でAIと表裏一体でありつつも、大きく異なる。進化から意識まで、さまざまな形での「ありえたかもしれない生命」を研究対象とし、「生命とは何か?」を探る分野だ。 人工生

                                              生成系AIの次は「ALIFE(人工生命)」へ――「生命とは何か」を探る研究の最先端レポート:フォーサイト編集部 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                                            • ジョージア工科大学でコンピュータサイエンスを学び始める話 - Qiita

                                              目次 はじめに 何故出願したか 何故ジョージア工科大学か どうやって準備したか おわりに はじめに 既に先人たちが書かれている記事も多々ありますが、2023年3月にジョージア工科大学のコンピュータサイエンス修士過程に出願して合格しました。8月から授業が始まるので忘れない内に何故出願したのか、どのように出願準備したのかについてまとめようと思います。働きながら米国のコンピュータサイエンス大学院進学を考えている方々の参考になりますと幸いです。 Acceptance Letter ー 合格証 何故大学院に出願したか ジョージア工科大学に出願した理由をざっくりまとめると、下記の3点です。 「Data&AI周辺への理解を深めて顧客からの技術的信頼度を上げたい」 「学問を続けられる環境に身を置きたい。加えて学位が欲しい」 「世界中どこでも働けるポータブルスキルを持った人材になりたい」 詳細は下記にプロフ

                                                ジョージア工科大学でコンピュータサイエンスを学び始める話 - Qiita
                                              • ノア・スミス「アメリカは台湾有事の備えができてない」(2023年10月15日)

                                                Photo by Breno Machado on Unsplash 台湾をめぐる戦争の可能性は現実味を帯びている.そして,アメリカは備えができていない. 「このあたりは,子供時代に見知っていたイングランドのまんまだった:線路沿いの野の花,赤いバス,青い警官たち――イングランドのなにもかもが,深い眠りにおちている.ときどき,不安を覚える――いつかこの眠りから私を覚ますものは,炸裂する爆弾の轟音なのではあるまいか.」――ジョージ・オーウェル,1938年 まるで,長い封印がすっかり解かれたかのようだ.2022年には,核兵器を持つ大国が隣国に侵攻して征服を試みる事態をぼくらは目の当たりにした.いまや,イランがイスラエルとの戦争に突入する脅しをかけている.アメリカは,その事態を抑止するために空母打撃群を同地域に派遣している.一方,アゼルバイジャンはアルメニアに侵攻する準備を整えつつあるおそれがある

                                                  ノア・スミス「アメリカは台湾有事の備えができてない」(2023年10月15日)
                                                • 【読書ノート】『制度とは何か』1~4章 - 亀の名前を考え中。

                                                  制度とは何か──社会科学のための制度論 作者:フランチェスコ・グァラ,Francesco Guala慶應義塾大学出版会Amazon 「制度」というのは一見、地味なテーマだ。 「制度って、ようするに法律とかルールとかの話なんじゃないの?」。そういう風に受け取る人はたぶん多いと思う。だけど、実は制度は社会の至るところに現れる。というか、社会そのものが制度の集合体みたいなものだ。 たとえばこうしてここに書いている「言葉」だって制度だ。言葉には文法があるし、適切な言葉遣いもある。そうした文法や言葉遣いの適切さを無視して、「うえぽいjらいだじおpふぁうろい@」と突然書き出したら言葉は言葉として機能しない。「言葉はこう使わなければならない」というルールが明文化されているわけではない。辞書や文法書はあるけれど、普通の人はそんなものなくても言葉を使うことができる。制度とは、必ずしも法律のように明文化されて

                                                    【読書ノート】『制度とは何か』1~4章 - 亀の名前を考え中。
                                                  • Twitterが「終わる」とどうなるのか « SOUL for SALE

                                                    Twitterがいよいよヤバいらしい、という話が、再び話題になっている。イーロン・マスクが経営権を握って以降、似たような話は何度も囁かれていたが、今度こそは本物だ、ということのようだ。 ことの発端は日本時間の7月1日から2日にかけて、Twitterが全ユーザーに対して1日あたりの閲覧数を制限したことだ。上限の投稿数についてはたびたび変更が繰り返されたものの、春に行われたAPIの有料化に続いて大きなインパクトを持つ出来事だといえよう。 背景にあるのは、Twitterに対するスクレイピングがサーバーにもたらす過負荷らしい。ただこのスクレイピングも、そもそもAPIの有料化によってデータを取得できなくなったユーザーが代替策として行っているものである可能性が高い。さらに、Twitter内部のバグによってセルフDDos状態になっているとの指摘もある。単純に技術的な問題というよりは、経営の判断ミスがネガ

                                                      Twitterが「終わる」とどうなるのか « SOUL for SALE
                                                    • NVIDIAの新アーキテクチャ「Blackwell」は生成AI特化、汎用人型ロボットにも適用

                                                      NVIDIAの新アーキテクチャ「Blackwell」は生成AI特化、汎用人型ロボットにも適用:人工知能ニュース(1/2 ページ) NVIDIAは「GTC 2024」において、新たなGPUアーキテクチャ「Blackwell」を発表。AI処理性能で前世代アーキテクチャ「Hopper」の5倍となる20PFLOPSを達成。生成AIの処理性能向上にも注力しており、Hopperと比べて学習で4倍、推論実行で30倍、消費電力当たりの処理性能で25倍となっている。 NVIDIAは2024年3月18日(現地時間)、米国サンノゼで開催中のユーザーイベント「GTC(GPU Technology Conference) 2024」(開催期間:同年3月17~21日)の基調講演において、新たなGPUアーキテクチャ「Blackwell」を発表した。浮動小数点演算ベースのAI(人工知能)処理性能で、2022年3月発表の前

                                                        NVIDIAの新アーキテクチャ「Blackwell」は生成AI特化、汎用人型ロボットにも適用
                                                      • 【追悼:山本弘さん】ぼくが世界でいちばん好きでいちばん嫌いな作家、山本弘とは何者だったのか。(第二回:小説作品編前編)|海燕(ライター)

                                                        すでに人類が滅亡しかけた近未来から物語を始め、七つの短編を通して人類衰退の由縁を探っていく「箱物語」的に卓抜な構成、全編にただよう人間と人類に対するアイロニカルな視点、いずれも山本弘らしさ全開だ。 しかし、このAmazonでも非常に評価が高い『アイの物語』、あまり指摘されないのだが、非常に問題含みの作品でもある。 面白く読めることは間違いないものの、内容的に、そしてまた思想的に、どうにも受け入れがたいものがあるのである。 特に山本弘作品を続けて読んでいると、そこにあまりにも赤裸々に作者の思想が開陳されていることがわかって辟易させられる一面がある。 そう思っていたのはぼくだけではないらしく、きのう読んだやはり山本さんへの追悼の記事が、その『アイの物語』を取り上げてかなり手きびしく批判していた。 ぼくはここまで辛辣にいい切ってしまうつもりはないが、この記事に書かれてあることにはほぼ全面的に賛成

                                                          【追悼:山本弘さん】ぼくが世界でいちばん好きでいちばん嫌いな作家、山本弘とは何者だったのか。(第二回:小説作品編前編)|海燕(ライター)
                                                        • ゲームで学ぶ - JuniperBerry’s diary

                                                          Q2L(Quest to learn)という学校が アメリカにあるそうで https://www.q2l.org その学校はなんと (お馴染みの) 機械的な詰め込み式の 暗記と練習ではなく ゲーム理論を用いた クエスト方式の 学習方法を用いているそうな 現代の生活に欠かせない アプリやSNSなどは 利用者が依存するように デザインされていて 一度ハマったら そこから抜け出すなんて 至難の業 ちなみに ゲームやスマホに 依存することを 行動嗜癖と言うらしいのだけど なぜハマるかといえば そこには ある一定の特徴があって 1.魅力的なゴール 2.ランダムに与えられる報酬 3.ランクアップ 4.続けるに従って増す難易度 5.緊張感 6.グループ内の社会的なつながり これらの内 最低一つは 備えているらしい それなら これらの特徴を使って 生徒を 勉強に没頭させる =ハマらせることはできないか と

                                                            ゲームで学ぶ - JuniperBerry’s diary
                                                          • なめらかな社会は近づいているか | 【公式】攻殻機動隊グローバルサイト

                                                            『なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』(勁草書房、2013年)を上梓した鈴木健と、本特集の監修者であり情報社会論にも通暁する法哲学者・大屋雄裕の対談をお届けする。 『なめらかな社会とその敵』は、生命システムから社会システムまでを論じ、「二項対立のない社会」を構想する特異な思想書。人文系の研究者だけではなく、エンジニアやクリエイターにも幅広く読まれる同書のインパクトは、出版から10年経ったいまも変わらない。それどころか、近年ではWeb3周辺のコミュニティでも予言の書のように参照されるなど、さらに影響力を増している。 本対談では、そんな「なめらかな社会」のアイデアを改めて検討しながら、同書刊行後の社会変化や技術進化について語り合う。民主主義の危機やガバナンスシステムの劣化に目を背けず、同時にブロックチェーンやAIといった技術の進展を眺望する議論は、現実を踏まえつ

                                                              なめらかな社会は近づいているか | 【公式】攻殻機動隊グローバルサイト
                                                            • Xカードは本当に最終安全装置なのか|lizardfolk

                                                              要約TRPGデザイナーの小太刀右京さんがX(旧Twitter)でXカードの設計思想について呟いた内容は、事実関係に大きな錯誤がある。Xカードのデザイナー、John Stavropoulos氏の想定しているXカードの利用法と、小太刀さんの伝えるXカードの設計思想は明白に異なっており、この誤解が拡散されるとXカードを使ってセッション運営を行っているコミュニティがダメージを受けるかもしれない。 はじめに「Xカード」とは、TRPGにおいて、セッション中に避けてほしい表現があったときに提示されるカードだ。このカードが出された場合は、参加者はその表現をぼかすか、避けることを求められる。セッションゼロ(注:セッション前にプレイヤーと話し合い、好き嫌いを探すこと)と共にXカードを使えば、より参加者すべてを楽しませるセッションができるだろう(事実、Xカードの作者はこれをセッションゼロと併用することを前提とし

                                                                Xカードは本当に最終安全装置なのか|lizardfolk
                                                              • 「追求主義」という人生哲学を、AIと共同開発した話|深津 貴之 (fladdict)

                                                                自分の人生哲学を言語化したいとき、AIとの対話はとても有効です。AIと対話をしながら、自分哲学論を作るはとても楽しく、オススメできる体験です。 自分の場合は、「追求主義(Pursuitism)」とでもいう理論が生まれました。 ※注。この「追求主義」はストイックな哲学なので、精神的に不安定な状態の人には推奨できません。一方で心が健康な人々にとっては、これは逆に精神の安定を強化する道具になるでしょう。 追求主義とは?追求主義とは、一言でいうと「今、この瞬間」を最大限に活かすことに特化した哲学です。この思想は、各瞬間での最善を追求し、それを積み上げ続けることを「人間の理想的な生き方」と定義します。 失敗と成功について追求主義では、成功も失敗も価値の基準にはなりません。なぜなら、これらの結果は多くの外部要因や偶然性によって左右されるからです。追求主義が重視するのは、それぞれの瞬間で最善を尽くす行動

                                                                  「追求主義」という人生哲学を、AIと共同開発した話|深津 貴之 (fladdict)
                                                                • ナッシュ均衡とは?

                                                                  ナッシュ均衡は、ゲーム理論の中心的な概念であり、ジョン・フォン・ノイマンとジョン・ナッシュによって独立して発展しました。ナッシュ均衡は、ゲーム内で各プレイヤーが自己利益を追求する戦略を選んだ場合、他のプレイヤーの戦略に関係なく、戦略の変更が得策でない状況を指します。 プレイヤーと戦略 ゲーム理論において、ゲームは1つ以上のプレイヤーとそれぞれのプレイヤーが取ることができる戦略から成り立っています。プレイヤーは自己利益を最大化しようとし、そのために最適な戦略を選択します。 ナッシュ均衡の定義 ナッシュ均衡は、以下の条件を満たす戦略プロファイル(各プレイヤーの戦略の組み合わせ)です。 各プレイヤーが自分の戦略を選択した場合、他のプレイヤーが戦略を変更しても、自分の戦略を変更しない。 つまり、各プレイヤーにとって、自己利益を最大化するために他のプレイヤーの行動を変更する動機がない状況です。 ナッ

                                                                    ナッシュ均衡とは?
                                                                  • 人生における「絶対優位の戦略」を考える|山口周

                                                                    絶対優位の戦略=どうなろうと「やった方が得」なこと絶対優位の戦略とは、ゲーム理論におけるコンセプトの一つで、端的にいえば どうなろうと、やった方が得な選択 のことです。 ゲーム理論は、経営やスポーツや社会など、自分以外のプレイヤーが関わる複雑な状況下で最適な意思決定を行うための数学の理論です。 本項では「人生の経営戦略=ライフ・マネジメント・ストラテジー」への適用という観点から、特にゲーム理論における「絶対優位の戦略」について説明します。 ゲーム理論では、相手や周辺環境の変化に応じて変化する自分の選択肢のリターンを分析しますが、相手がどう出てこようと、周辺環境がどう変わろうと、自分の持っている選択肢の中で一番リターンが大きい選択肢のことを「絶対優位の戦略」と呼びます。 これはよく勘違いされていて、相手がどう出てこようと、周辺環境がどう変わろうと「相手に対して優位に立てる戦略」のことを「絶対

                                                                      人生における「絶対優位の戦略」を考える|山口周
                                                                    • 「無名とか下っ端とかどうでもいいや」コンプレックスを抱えた女性経済学者がたどり着いた新境地 | AERA dot. (アエラドット)

                                                                      小林佳世子さん 愛知県名古屋市にある南山大学経済学部准教授の小林佳世子さんは、2021年に初めての単著『最後通牒ゲームの謎』(日本評論社)を出した。「人間はどう行動するはずか」「行動すべきか」をベースに考えるのが伝統的な「経済学」で、実験などで調べたものをベースに実際の行動を議論するのが「行動経済学」である。両者はときに食い違う。その食い違いを徹底的に深掘りし、進化心理学や脳科学の最新成果も取り入れて「人間はなぜそう行動するのか」を論じたこの本は、その年の日経・経済図書文化賞を受けた。 執筆にとりかかったのは3人目の子が生まれてから。子どもたちから「ママ、お仕事しすぎ!」としかられながら、大量の文献を読破して書き上げた。第一稿は「自分の考え」は入れないようにしていた。しかし、恩師の叱咤激励を受け、完成稿は様変わりしたのだという。(聞き手・構成/科学ジャーナリスト・高橋真理子) * * *

                                                                        「無名とか下っ端とかどうでもいいや」コンプレックスを抱えた女性経済学者がたどり着いた新境地 | AERA dot. (アエラドット)
                                                                      • AIだってブラフを張れる 不完全情報に対処する強化学習 - ABEJA Tech Blog

                                                                        はじめに ABEJAアドベントカレンダー2023の11日目の記事です。この記事では不完全情報ゲームを解くための手法であるDeepNashについて紹介します。DeepNashはMastering the game of Stratego with model-free multiagent reinforcement learning(arXiv: Mastering the Game of Stratego with Model-Free Multiagent Reinforcement Learning)で提案されたモデルフリー強化学習をベースとした手法です。通常、強化学習を用いる場合エージェントが対戦相手に勝つことを目的として学習を行います。一方でDeepNashでは相手に勝つことを直接目指すのではなく、ナッシュ均衡を目指します。ナッシュ均衡を目指すことで相手がどんな手を打ったとしても

                                                                          AIだってブラフを張れる 不完全情報に対処する強化学習 - ABEJA Tech Blog
                                                                        • 大学展&株Berryセミナー参加 - 経バナCafe

                                                                          昨日は大学展に行っていました。 息子は、昨日(補習&部活)も今日(1日部活)も学校ですわ~😅 部活が忙しすぎて、塾に行きたくても行けない状況のため、情報戦位は私が担当しておこうかなぁと。 過保護ですかね❓ 要は株の研究みたいにすればいいのよね。 ●事前準備はこんなカンジ ・去年の秋にもらったパンフを一通り見て要所をメモ。 ・経済や経営学部は、何をやっているか大枠理解したかったので図書館で経済と経営の本を借りて読む。 ・各論で行動経済学&ゲーム理論は個人的におもしろかったので、本を読む。 (これらは自身の株式投資にも役立ちます) ・講義スケジュールや内容を詳しくみる。 ・興味ありそうな分野を研究している教授がいるか、その教授がゼミを持っているか確認。 この程度ですね。 株式投資と比較すれば浅いですが、まぁこんな位で。。。 4校面談予約をして行きましたが、1校20分の持ち時間だったため、事前

                                                                            大学展&株Berryセミナー参加 - 経バナCafe
                                                                          • 書評 「善と悪の生物学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                            善と悪の生物学(上) 何がヒトを動かしているのか 作者:ロバート・M・サポルスキーNHK出版Amazon善と悪の生物学(下) 何がヒトを動かしているのか 作者:ロバート・M・サポルスキーNHK出版Amazon 本書は,ストレスについての神経生理と行動の研究者で,アフリカで長年ヒヒの観察をしたことで知られるロバート・サポルスキーによるヒトの行動(特に暴力と攻撃と競争)についての一冊.進化生物学,脳神経科学,心理学の至近要因,究極要因の両方を含む広範な知見が簡潔に紹介され,著者自身の様々な考察が述べられている重厚な一般向け啓蒙書だ.サポルスキーは2001年に自伝的な回想録「A Primate's Memoir: A Neuroscientist's Unconventional Life Among the Baboons」を出しており(邦訳書は「サルなりに思い出すことなど」で2014年刊行)

                                                                              書評 「善と悪の生物学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                            • ゲーム理論の本をなんとか読みました - 経バナCafe

                                                                              やっとゲーム理論の本を読み終えました。 ゲーム理論というのは、経済学の中でもミクロ経済学を中心として、経済現象を解明するための有益な分析ツール として用いられています。 息子の志望学部に経済学部がありまして、どんなことするんかな~と図書館に経済の本を探しに行く。 →ゲーム理論の本めっちゃあるなー、なんかかっこいいじゃん、借りてみる。 →面白いケド難しいので、なかなか読み進めるの大変っす💦 →わかった❕コレ読むまでかんちさんの本は買えません❕ →頑張って読めました、今ここ このような流れでなんとか読みました。 お恥ずかしながら私、数学とかグラフは得意でなく、プレイヤー・戦略・利得をまとめた表と期待値計算で止まってしまい。。。 わからないながら読み進む→だんだん理解できてきたかも❓な感じになりました。 ゲーム理論の考え方は、知っておくと結構活かせそうな内容で、取っ付き易い本を何冊かチャレンジ

                                                                                ゲーム理論の本をなんとか読みました - 経バナCafe
                                                                              • 岡田斗司夫さんの名言と介護を含むゲームのような人生 - 猫山の日記 統合失調症と闘いながら日常を描くブログ

                                                                                *このブログはGoogle Adsenseの広告を使用しております。 こんにちは。今日も出かけています。時間を見つけてWebデザインのコースをやっています。 目次 岡田斗司夫さん ポートフォリオ ゲーム理論 私の人生もゲームみたいなもん 仲間は楽しい カリフォルニアの娘 岡田斗司夫さん たまに「紆余曲折なしでずっとデザインの仕事をしていたらどうなっていたかな?」とか思うけど、今が最高ならいいじゃないか!と自分の人生に満足しています。ちなみに私の小学校の卒業文集の将来の夢は「フランスに留学してデザイナー」です。 自分の「好き」に気づくことは才能だって、岡田斗司夫さんが言ってました。気づかない人もいますからね。小学校から気づいていたのかもしれないけど、今、戻って来れてよかったです。 職業訓練の段階ですが、充実した毎日を送れていることに感謝です。デザインが楽しいです。 ポートフォリオ この年末年

                                                                                  岡田斗司夫さんの名言と介護を含むゲームのような人生 - 猫山の日記 統合失調症と闘いながら日常を描くブログ
                                                                                • 最近読んだ本を大紹介!(日本アニメの革新、反逆の神話、近代美学入門) - 曇りなき眼で見定めブログ

                                                                                  またいろいろ本を読んだので紹介しまっせ。 氷川竜介『日本アニメの革新』 ジョセフ・ヒース&アンドルー・ポター、栗原百代訳『反逆の神話』 井奥陽子『近代美学入門』 氷川竜介『日本アニメの革新』 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 (角川新書) 作者:氷川 竜介 KADOKAWA Amazon 日本を代表するアニメ(と特撮)研究家・評論家の氷川竜介先生のアニメ史解説本。 アニメ史の新書としては津堅信之『日本アニメ史』も良い。 日本アニメ史-手塚治虫、宮崎駿、庵野秀明、新海誠らの100年 (中公新書 2694) 作者:津堅 信之 中央公論新社 Amazon cut-elimination.hatenablog.com 同書と比べて氷川先生の本書は、メインで取り上げる作品を絞り、歴史のストーリーに重きを置いている。なので読み物として読みやすい。また作画や撮影機材など技術面の解説も

                                                                                    最近読んだ本を大紹介!(日本アニメの革新、反逆の神話、近代美学入門) - 曇りなき眼で見定めブログ