陸上短距離走なんかは圧倒的に男性の方が早いのと同じように、子育て分野では女性の方が圧倒的に優れていると思うけどなぁ。個人差もあるが、全体的に見たらそうだよね?ってはなし。
◆シンポジウム関連資料 *2021年7月18日に開催された「今、ジェンダー論争をふりかえる」のシンポジウムをきっかけに、ジェンダー論争で交わされた一次資料の文章を、著作者や関係者の許可を得て掲載します。快く応じてくださった関係者のみなさまに感謝申し上げます。今後も他の資料の掲載許可が取れ次第、随時追加して公開していく予定です。 *無断転載は固くお断りします。お問い合わせは、I&G事務局まで。 佐藤紀鈴「「ジェンダー論争」のおおまかな流れ」三田晴夫「状況考(3)借り物の思想・知・主題をめぐって」『LR 美術批評/展覧会批評誌〈エル・アール〉』3号、1997年8月、pp.22-23光田由里「平日の昼間の公園ー『女性の肖像ー日本現代美術の顔』展の反省ー」、『構造』第12号、1997年10月、pp.26-36稲賀繁美「『今、日本美術史学をふりかえる』を聞いて」、月刊『あいだEXTRA』25号、19
もう元には戻れない――。コロナ禍を受けて、働く側も、企業も、そして自治体や自治体も模索が続く。過去の延長線上に、新たな社会は構築できない。社会を再構築するにあたって求められる重要な視点のひとつが、ジェンダー目線である。 政治の世界においては、女性活躍推進といいながらも、働く女性の「ケア労働」に対するフォローが欠けていたことが、今回のコロナ禍で明らかになった。働く女性は職場の仕事に加えて家事育児・介護といったケア労働を担い、ダブルワーク、トリプルワークになっている。日本はOECD諸国のなかで最も、有償労働は男性に偏り、無償労働は女性に偏っている。日本人女性の有償労働、無償労働を足し合わせた総労働時間は日本人男性よりも長く、OECD諸国のなかで最長である。付言するなら、日本人女性の睡眠時間は最も短い。女性が輝く社会というキャッチフレーズの裏には、女性が睡眠時間を削って無償労働を担う姿がある。
米国から広まった性暴力を告発する「#MeToo運動」。日本では2019年に性犯罪の刑事裁判で無罪判決が立て続けに4件出るなどして、性暴力に抗議する「フラワーデモ」が全国に広がった=福岡市中央区で2020年3月11日、矢頭智剛撮影 今月初めに発表された「2021ユーキャン新語・流行語大賞」でトップテン入りした「ジェンダー平等」。10月の衆院選では、選択的夫婦別姓や同性婚の制度導入などジェンダー政策が争点の一つになり、テレビのニュースでは連日のように「ジェンダー」の言葉を耳にした。衆院選中の全国紙など7媒体で、「ジェンダー」の言葉が登場する記事を調べてみると、2017年の前回衆院選の約43倍に。この4年で何が起きたのか。過去の報道はなぜ少なかったのか。「ジェンダー」とメディアを巡り、識者2人と考えた。【菅野蘭/デジタル報道センター】 衆院選のジェンダー関連の報道は、データベース会社「ジー・サー
以前、このブログでご報告しましたように、私は国際日本文化研究センター(日文研)の指示でジェンダー・フェミニズムに関するカウンセリングを受講いたしました。私は人間文化研究機構・日文研の一連の処分は不当と考えておりますが、このカウンセリングを受講させていただいたことには感謝しております(処分前に受講させてほしかったとは思いますが)。 カウンセリングの先生は最初に「自分は更生という言葉は好きではない。Narrative based recovery、すなわち対話を通じて、自身の中にある主観的な思い込みに気づいてもらう手助けをするだけである」と語って下さいました。そもそもツイッターでの事件発生以来、この問題に関して話す相手が家族ぐらいしかおりませんでしたので、説教調ではなく私の話を真摯に聞いて下さった先生の態度にとても感謝しております。先生のおかげで私の偏見がどこから来たのか、なぜフェミニズムを揶
ソフィアンズコンテスト(以下ソフィコン)に関する先の声明文には、 「現状のミス・ミスターコンが孕む外見主義的な判断基準という問題や、『ミス=女らしさ』『ミスター=男らしさ』という性の画一的な価値観の押し付けを助長するようなコンテスト名からしても、LGBTQや多様性という観点で批判を受けることは然るべきことであり」 とあります。 この声明からは、ルッキズム(「外見主義」)、「女らしさ/男らしさ」という「性の画一的な価値観の押し付け」、「LGBTQや多様性という観点」という3つの論点を、運営側が意識していることがわかります。 ミス/ミスターの枠をなくすという今回の制度改革は、ジェンダー論の観点からどのように捉えることができるのでしょうか。ここでは、上記の3つの論点をめぐって考えていこうと思います。 ルッキズムとは何か ミスコンが批判される際、最も頻繁に用いられる言葉の一つに「ルッキズム(外見主
「自分は本来この体で生まれるべきでは無かった」と自分の体に強い違和感を持ってる人がトランスジェンダー 「自分の性別は男とか女とか片方に決まっていない」と自分の性自認を固定していない人がXジェンダー くらいのふわふわした認識を自分は持っているんだけど この、「トランスジェンダー」や「Xジェンダー」という分類に対して自分は「あれ?」と思う事が前からあった。 N=1という訳でもないのだけど…この、性自認が肉体と逆・性別が迷子と自称している人達の精神的性別が、自分には本人達が言うほど迷子になっているようには思えなかった。 この人達「自分は女じゃない、どちらかと言えば性自認は男寄りだ」と言ってるけど 嗜好している物も言動も行動もまんま女性のそれじゃん、と思う事ばかりだった。 そういう人達がLGBTQとして性的少数者を名乗り「マイノリティ」として「マジョリティ」に配慮を求め愚痴を吐き出す光景を目にする
衆院は9日、全衆院議員465人を対象にしたジェンダー格差に関する初めての意識調査の結果を公表した。女性議員の数が少ないという認識はほぼ共有されているものの、具体的に増やす方策について、女性が積極的な考えを示したのに対して、男性は後ろ向き。女性の政治参画に対する男性議員の意識の低さが浮かび上がる。(柚木まり、我那覇圭) 国会議員に占める女性の数について「不十分」「どちらかといえば不十分」と答えたのは、男性が81.3%、女性が92.3%で、ともに高い割合だった。ただ、選挙の候補者に一定数の女性を割り当てるように政党に義務付ける「クオータ制(人数割当制)などの支援制度」が「必要」「どちらかといえば必要」と答えたのは、女性が71.8%だったが、男性は47.0%にとどまった。 議員数や待遇などの男女間格差是正を促す機関の設置を「必要」「どちらかといえば必要」と答えたのは女性が71.8%、男性は4
ディズニーの悪役たちを再キャラ化 まず目を引くのは、正式タイトルに「ディズニー」を冠しており、ディズニーの公式ゲームであることだろう。具体的には、『ツイステ』は、『ふしぎの国のアリス』『ライオン・キング』『リトル・マーメイド』『アラジン』などのディズニー作品をモチーフとしつつ、それらの作品のヴィラン(悪役)たちをキャラクター化しているのだ。 元々キャラクターであるヴィランたちをキャラクター化するというのは奇妙に聞こえるかもしれない。だが『ツイステ』が行っているのはまさにそれなのだ。 ゲームの舞台はナイトレイブンカレッジという魔法学校。この魔法学校は、上記のディズニー作品をモチーフとする7つの学寮で構成されている。そして、それぞれの寮で学ぶ学生たちが、それぞれのディズニー作品のヴィランたちをモチーフにしたキャラクターになっているのだ。例えば「オクタヴィネル寮」の寮長アズールとその手下の双子は
ジェンダー格差-実証経済学は何を語るか (中公新書 2768) 作者:牧野 百恵 中央公論新社 Amazon 「ジェンダー格差」と「実証経済学」の組み合わせに惹かれたこと、そして中公新書というレーベルの信頼度から、発売日直後に購入。 他にも読んでいる本はあるんだけれど発売直後の本は早いとこ書評を書いたほうが宣伝にもなるものなので、読み終わった直後であるが簡単に感想を書いておく。 本書はまさに副題通りの「経済学」の本であり、著者も序章で「私はジェンダーの専門家ではありません」と明言している(p.ⅳ)。また、経済学は価値判断を下す学問ではなく、あくまで現実を分析して事実を明らかにするためのツールであるということが本書では繰り返し指摘されている。これらの点は、本書の長所であると同時に弱点にもなっているように思えた。 本書の長所としては、近年の人文学的なジェンダー論者やフェミニストが「資本主義的」
文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 コーナートップへ 第一回「コンピューティング」の歴史学 前山和喜 ▶︎コンピューティング史 ≠ コンピュータ史 一般的な「コンピュータの歴史」は、チャールズ・バベッジ、ジョン・フォン・ノイマン、アラン・チューリ
秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまが日本のガールスカウト100周年の記念イベントにオンラインで参加されました。 佳子さま:「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、それがあたりまえの社会になることを切に願います」 佳子さまは日本のガールスカウト100周年に際し企画されたイベントにビデオメッセージを寄せられました。 宮内庁によりますと、佳子さまはお住まいの赤坂御用地で熱心にご覧になり、メモを取ったり、拍手を送られていたということです。 このイベントは、女性の声を広く社会に届けることなどを目的に行われました。
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美術館連絡協議会(以下、美連協)と読売新聞オンラインによる新企画「美術館女子」が、開始早々SNS上で大きな批判に晒されている。 本企画は、「読売新聞で『月刊チーム8』を連載中のAKB48 チーム8のメンバーが各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」(公式サイトより)というもの。その第1弾では、小栗有以が東京都現代美術館を訪れる様子を画像メインで伝えている。 この企画に対し、6月12日の公開後の週末、SNS上では批判の声が相次いだ。指摘されている主な問題は、「〇〇女子」という言葉に含まれるジェンダーバランスへの意識の欠如と、美術館がいわゆる「映え」のみの場所としてとらえられかねない見せ方をした点にある。 違うやり方できたはず 美術手帖で「統計データから見る日本美術界のジェンダーアンバランス 」を執筆した社会学者の竹田恵子は、美術館の楽しみ方は多様であることが前提としつつ、
Published 2024/01/24 15:47 (JST) Updated 2024/01/24 16:00 (JST) 法務省が、刑務所などの刑事施設にいる受刑者が購入したり外部から差し入れを受けたりして入手できる物品を定めた訓令を改め、これまで女性受刑者にしか認めていなかった化粧水、リンス、バスタオルの3点を男性受刑者にも認めることが24日、同省への取材で分かった。社会でのジェンダー平等意識の高まりに対応した措置で、2月1日から運用を始める。 法務省によると、訓令は2005年の刑事収容施設法成立を機にまとめられ、見直しを重ねてきた。化粧水などは「一般的に女性が使う」との考えが維持されてきたとみられるが、「女性に限定する合理的な理由はない」と判断し、今月訓令を改正した。
「女子力が高い」は本当に褒め言葉なのか 少し前まで「女子力」という言葉をよく聞きました。「女子力が高いね」というのは料理上手やおしゃれ上手といった意味で使われており、いわゆる褒ほめ言葉でした。 でも、「女子力が高い」と言われて素直に喜んでよいものなのか――そんな疑問をいつも感じていました。ドイツ語や英語には「女子力が高い」という褒ほめ方はありません。「女子力が高いという言葉の裏側にあるものは何なのだろう?」とやっぱり気になっていたのです。 「女子力が高い」が褒ほめ言葉として使われているのは確かですが、その裏に女性に対する思い込み、期待、決めつけがあることが少なくありません。 「女子力」は男性の願望から作られる 男性側から見て「女性にはこうあってほしい」という期待、たとえば「女性にはきれいであってほしい」「家の中の家事を全部きちんとこなしてほしい」「仕事ではやっぱり女性の職員にお茶出しをして
高橋幸『フェミニズムはもういらない、と彼女は言うけれど—ポストフェミニズムと「女らしさ」のゆくえ』 @Schnee05 「青識がフェミニストを煽ったせいで、本気のフェミニストが参加しちゃって、広告表現におけるセクシズムの自主規制の実装化とか言い始めちゃったよ」な記事を書きました。 どうか、経産省と内閣府男女共同参画局の担当者に届きますように…ytakahashi0505.hatenablog.com/entry/2020/11/… 2020-11-25 17:49:51 高橋幸『フェミニズムはもういらない、と彼女は言うけれど—ポストフェミニズムと「女らしさ」のゆくえ』 @Schnee05 東京大学総合文化研究科→國學院/武蔵/明治/明治学院/日本女子/成城/成蹊/関東学院大学の非常勤講師→石巻専修大学。専門はジェンダー理論、社会学理論。リサーチマップ: researchmap.jp/y_t
男女平等やジェンダー論に強い関心があるわけではないんだけど、 男あるいは女はこうあるべき論がもう少し緩くならんかなとは思っている。 うちの夫は甘いものが好きで、お菓子作りも好きで、エスニックも好きで、サンリオが好きで、 風俗に興味が無くて、酒が飲めなくて、煙草も吸わなくて、ギャンブルもしなくて、時計にも車にもこだわりが無い。 彼は男性が好きと言われるものがあまり好きじゃないし、女性が好むものが割と好きだ。 私と居ると好きなものを好きなように楽しめると嬉しそうに言うけれど、 本当なら一人でだって気兼ねなく好きな事を楽しめないとおかしい。 気兼ねしているのは百歩譲って夫自身の問題だとしても、 人が好きなものに対して「女みたい」って笑うのも、「男ならこういうものを好きになれ」って言われるのは絶対おかしい。 そんな事言われる筋合い無い。 男だってキティちゃんが好きでもいいじゃないか。女の尻おっかけ
エンジェリックバスターの指 今日の韓国社会を貫くキーワードを挙げるとすれば、「嫌悪(ヘイト)」は欠かせない。韓国人自らが「大嫌悪時代」と自嘲する韓国社会では、「南北対立」よりも「南南対立」が深刻になって久しい。 進歩vs保守、男性vs女性、会社vs労組、正規職vs非正規職、老人vs青年などなど、韓国社会全般を分断と対立に追い込む「嫌悪」は、匿名性が担保されるインターネット空間を中心に広がり、社会的共存を脅かしている。 そんな中でも、最近勃発した、オンラインゲーム会社「NEXON korea」をめぐる男性嫌悪vs女性嫌悪の議論は、韓国の若い世代の深刻なジェンダー対立を象徴的に示している。 NEXONは、ソウル大学でコンピューター工学を専攻した故・金正宙(キム・ジョンジュ)氏によって1994年に設立されたオンラインゲーム会社だ。2011年、韓国ではなく日本の東京証券取引所で上場に成功したが、持
戸籍上は男性でも女性だと自認しているトランスジェンダーの生徒を巡り、産経新聞が首都圏と近畿圏にある私立女子中学校・高校を対象に行ったアンケートで制服について尋ねたところ、7割超の学校が制服にスカートだけでなく、ズボン(スラックス)も選べると回答した。導入を検討しているケースもあり、ジェンダー(性差)に対する配慮は服装にも表れていることが分かった。 制服にズボンもあると回答した学校は46校(74%)。約7年前に導入したという捜真女学校中学部・高等学部(神奈川)は「適度にスカートと併用している生徒が多数」(校長)と説明し、ニーズがあることがうかがえる。 ズボンがない13校(21%)のうち7校は導入を検討中。1校が製作中で、4校は個別対応できるとした。戸籍上は男性でも女性だと自認するトランスジェンダー生徒の受け入れを「検討中」とした松蔭中学校・高校(兵庫)は「性自認が理由の場合、これにより登校で
アンパンマンやドラえもんは古いジェンダーロールやいじめを植え付けるので害悪 というツイートを見たんだけど、 ドラえもんはともかく、アンパンマンってジェンダーに関してはあまり縛られてない気がしてた。 ヒーローは男女ともにいて、 ロールパンナは女の子だけどカッコよくて強いし、クリームパンダは男の子だけど怖がりで弱い。 個々のキャラクターが「僕は男の子なんだからやらなきゃ!」「私は女の子だから働かないもん!」 みたいなことを言うことはあるけど、後から本人がその考えは間違っていたと気付くパターンも多いし。 そもそも男か女か微妙なキャラクターもいる。 料理が出来る男キャラなんかいっぱいいるし(焼きそばパンマン、どんぶりまんトリオ…etc.) 強い女キャラもいっぱいいる。(ロールパンナ、鉄火のマキちゃん、サラダ姫…etc.) カラーリングも、アンパンマン→赤、メロンパンナ→緑、ロールパンナ→紺、だしな
※この文章はSF小説『三体』の抽象度の高いネタバレを一部含み、その二次創作的位置づけの『三体X 観想之宙』についてはほぼネタバレは含まないと思います。ご承知おきください。※ SF小説が無性に読みたくなるのはだいたい疲れている時だ。で、先週末はとても疲れていたので、頑張った私へのご褒美として『三体』の二次創作的作品を読んでみることにした。 三体X 観想之宙 作者:宝樹早川書房Amazon この『三体』の二次創作は、二次創作とはいっても後にプロとして活躍する作家さんの手によるもので、版元が原作と同じところであることからも、厚遇された二次創作であることがわかる。 で、ネタバレをできるだけ避けて書くと、これもとても面白かった。現在のインターネットでは、こうした作品のネタバレにセンシティブな風潮があるので、ここでそのSFっぽい面白さを詳らかにすることはできない。 しいて書くなら、原作がなにかと「物理
職場における賃上げ、労働環境の向上など、共通の目標を達成することを目指す労働組合。だが労働者として社会を支える日本女性たちの声はこれまで蔑ろにされてきた。職場だけでなく、労働組合そのもののなかにも性差別があるからだ。 ジェンダーギャップ指数120位のこの国における現状を、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が取材した。 労働組合ではびこる性差別 日本の女性たちはこれまで、労働組合で居心地の悪さを味わってきた。性差別が根強いからだ。賃金格差や職場でのセクシュアルハラスメントといった問題は、しばしば見逃されてきた。多くの女性たちは声もあげられないまま、労働運動に見切りをつけてきたのだ。 だからこそ、昨年の10月、日本最大の労働組合総連合会(通称「連合」)で初の女性会長が就任した際、昂ぶる気持ちは重苦しい疑念によって鎮められた。 新会長の芳野友子は、こうした雰囲気をよく心得ていた。労働運動に関わり始め
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