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フミコフミオの検索結果321 - 360 件 / 886件

  • 「開運!なんでも鑑定団」は恐ろしいほど正しい。 - Everything you've ever Dreamed

    毎週、楽しみに観ている「開運!なんでも鑑定団」がパワハラ騒動に揺れていて悲しい。出演者の石坂浩二さんがチーフプロデューサーと揉め、発言をカットされるなどのパワハラまがいの仕打ちをされたうえで年度末に降板するとのこと。恐ろしいことだ。 しかし、勘違いしないでほしい。元々この番組は恐ろしいものだった。老人たちがピュアな思いで収集した骨董品を無慈悲に鑑定査定する恐ろしい番組、それが「なんでも鑑定団」。僕が鑑定団を愛してやまないのは、この恐ろしさゆえなのである。百万で買ったツボが千円査定され心臓が止まりそうになるご老体。自信過剰気味の鑑定眼を全否定されるご老体。そういう姿にゲスな僕は胸を焦がしてきたのだ。今回は査定対象がたまたま石坂浩二さんになっただけなのだから、方法は大いに間違っているが番組の方向性はまったくブレていないし正しい。「なんでも鑑定団」もとい、「パワハラ鑑定団」さすがなのである。 僕

      「開運!なんでも鑑定団」は恐ろしいほど正しい。 - Everything you've ever Dreamed
    • 私の異常なお見合い・武将風雲録 または私は如何にして戦国娘をたぶらかし母親との同居をなしえたか。 - Everything You’ve Ever Dreamed

      シノさんと同居しはじめた。シノさんは僕のお見合い相手で元・レイヤー現・戦国大好きっ娘西軍派、天使のブラ着用時はDカップである永遠の25才。愛称はノッピー☆。 同居といっても籍を入れたわけではないので、世間体から、しばしの間、つまり「正室として迎えるべきかどうか慎重によく考えろ。経済的に困窮しキャバクラに行けなくなっていいのか。困ったらお金を借りればいいよ車の免許で借りれるよ」とガイアとアコムが僕に囁いているうちは、週に何日かやってきて一緒に過ごすことになる。「親と女と同居とはださいぜ。ロックな僕としたことが」そんな自嘲をきいてくれるのはコケシのディルド君だけ。 祖父死去。叔父溝に落ちて顔面骨折。叔母転倒して右手小指骨折。そのような負の連鎖の只中にね、こんなご時世にね、浮かれてね、幸せにね、なってはね、ダメなのね、という我が意は汲まれず、催された両家合同劇場版戦国バサラ観賞会とその後の食事会

        私の異常なお見合い・武将風雲録 または私は如何にして戦国娘をたぶらかし母親との同居をなしえたか。 - Everything You’ve Ever Dreamed
      • 政治家は裏金つくってんのに、行儀よく確定申告なんて出来やしなかった。 - Everything you've ever Dreamed

        僕はフミコフミオ。先ほどからイータックス(https://www.e-tax.nta.go.jp/)で確定申告作業をはじめた小市民である。ところがhttps://www.e-tax.nta.go.jp/において「裏金」記入欄が見つからず作業が頓挫したため、気持ちを落ち着かせるために、こうしてブログを書いている。確定申告作業の進捗率は30%程度だろうか。道は長い。参考までにあげておくと、岸田フミオ内閣の最新支持率は14%である。岸田内閣の支持率14% 自民党の支持率も16%に下落 - 産経ニュース 確定申告のために税務署を訪れた人たちが「裏金政治家からきちんと税金を徴収しろ」「政治家から徴収するまで納税しない」と文句を言っているというニュースを見た。スタッフジャンパーを着ているアルバイトの若者へ、イオンで購入したジャンパーをパリっと着こなしたオジサンが文句を言う、いわば世代間ジャンパー対決だ

          政治家は裏金つくってんのに、行儀よく確定申告なんて出来やしなかった。 - Everything you've ever Dreamed
        • 続々・ブログが総務部長バレした課長がスーツを脱ぎ捨てて会社の暗部を告発するよ たびたび - Everything You’ve Ever Dreamed

          インタビュアー(以下 淫) みなさんこんにちは「蟹工船より愛をこめて」の時間です。今週も先週(id:Delete_All:20100505)に引きつづきフミコフミオさんをゲストにお招きしてお話をうかがっていきたいと思います。今週はどんな素敵なエピソードが聞けるのでしょうか。それでは自己紹介をお願いします。 フミコフミオ(以下フミコ) あ、ども。営業部で課長をやっている36才です。初めて買ったレコードはKISSの「ラヴ・ガン」です。 淫 子供のころからロックだったんですね。さて前回は… フミコ 前回は…(手帳をめくって)…総務部長から強要された不正を拒否したところまで話したんだ…。 淫 フミコさんの奮闘むなしく、総務部長とフミコさん直属の上司である営業部長が不正をしていたことが露見しました… フミコ そうそう。総務部長のごく個人的な、平成22年4月23日金曜日21時から23時にかけて藤沢市内

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          • ページが見つかりません | 挑戦する20代の転職サイト - キャリトレ

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            • ノートをなくしてしまいました。 - Everything You’ve Ever Dreamed

              横浜駅西口のドトールでノートをなくしてしまいました。見つけた方はメールでご連絡ください。A4サイズの大学ノートです。表紙には太字で「明るい人生計画12巻」と女性器を示すシンボルマークが書いてあります。裏表紙には醤油かラー油をこぼしたシミがあります。名前や連絡先は書いてありません。内容は創作・取材ノートです。詳細は省きますが、仕事のメモ、小説の構想、ネタ帳、本・映画の感想、街で見かけた女性の五つ星評価(イラスト有り)、エロ漫画、楽譜、将来実現カレンダー、悪口、回文、抱いた女リストなどが日付ごとに細かいフォントと流麗な文言一致体でぎっしりと書いてあります。レシート、処方箋が挟み込んであってかなりの厚さになってます。 今朝(9月12日)午前10時頃、JR横浜駅西口(相鉄線があるほう)近くのドトールでアイスコーヒーを飲みながらメモを書いていて忘れてきてしまいました。すぐに気付いて取りに戻ったのです

                ノートをなくしてしまいました。 - Everything You’ve Ever Dreamed
              • 真・エア社員がやってきた - Everything you've ever Dreamed

                慢性的な人不足に加え、それを解消しようと既存の社員より遥かに好条件の求人を広告やハロワに出していたことが社内掲示板への匿名社員のタレコミによって発覚したものだから「行くアテないから」「めんどくさい」なんつーポジティブな理由で退職金制度がなくても会社に残っていたボンクラ社員たちの間にも厭世的な気分が広がり退職する者があらわれはじめ人不足はいっそう悪化。採用計画を立てたのはハサミも使えないバカなのだろう。かくいう僕は昨年の段階で今の状況をほぼ完璧に予想しており、皆にはわりーけどつってうしろ髪を引かれることなど皆無な晴れ晴れな気分で既に転職活動をはじめていた。活動の結果が伴わず後発の同僚どもが先に辞めていくことになるとは予想できなかったけれども。転職活動で気づいてしまった現実は僕が汎用性のない人間ということだけ。きっつー。 そんな公私ともに地獄篇の僕のもとに人事総務の人がやってきたのは先週水曜日

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                • はてブの民度が低いとは思わない。 - Everything you've ever Dreamed

                  ヨッピーさんを震源地に、はてなブックマークの民度が話題になっていた。僕も、関連した記事で目にしたものは匿名ダイアリーも含めて読んだ。感想は特にない。個人の考えなので各々違いがあっていい(ヨッピーさんは大変だと思った)。僕個人としては「最近のはてなブックマークの民度は上がっている」という感覚をもっていたので、正直なところ、問題になること自体に少し驚いた。僕自身についていえば、はてブで酷い言葉をぶつけられた経験がほとんどない。というかその類の言葉についての感度が鈍いため、「はてブの民度がー!」という気持ちになったことがない。もう少し礼節をわきまえてもらえたらいいな、と数秒思うくらいだ(なお命の危険を覚えたものについては運営に報告している。そういう発言主とのバトルは時間の無駄なのでしない)。そもそも、客観的にみて僕はネットで有名といわれている人たちに比べて(知名度が低いこともあるが)、攻撃された

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                  • ミス・プリンセス細胞をみくびるな。 - Everything you've ever Dreamed

                    『プリンセス細胞』という言葉を知ったとき、その語感から僕は、ある一人の女性を記憶の中に呼び起こしていた。それからというもの、記憶の中にあらわれた彼女の丸顔は、真昼の月のようにひっそり、それでいて図々しく、僕を見下ろしている。 偶然立ち寄った街のファストフード店でその女性は働いていた。十数年ぶりの再会。僕は嫌みでも何でもなく、誇り高い彼女は自称実業家と結婚して、自ら経営する無国籍カフェで「創作という名目なら何をしても許される」という誤解に基づいたワンプレートランチ(無農薬野菜使用)を出したり、自己愛に満ち満ちたブログを書いてシンパからチヤホヤされているものとばかり思っていたので、意外だった。 彼女は悪くいえば苦手、よくいえば嫌いなタイプの女性だった。もっとも彼女が、僕の四十年という中途半端な長さの人生において、特別にイヤな人間であったわけではない。特別に凄くイヤな人間だったというだけだ。言い

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                    • 「甘え」の構造を明らかにしてみた。 - Everything you've ever Dreamed

                      体調を崩して一週間ほど会社を休んでしまった。症状としては不眠、めまい、胃痛、吐き気、頭痛。医者には過労とストレスといわれているが果たしてそうなのか。会社からは「その程度の過労やストレスは皆が感じている。それは甘えだ。医者はだいたいストレスと過労と言うもんだ」と言われてしまった。そう言われると確かに甘えかも…とモヤモヤしてしまう。そこで今現在僕が負荷を感じていることを列挙し、あー大したことないなー甘えだなーと確認することで心身の負荷を取り除いてみたいと思う。 前提)撤退戦/食品関係の営業部門で働いているけど、昨年から新規開発営業に加えて赤字の得意先からの撤退交渉も任されていた。重苦しい交渉が今も続いている。 1.撤退によって減少した売上を埋めるために設定された過度な営業ノルマ 2.仕事が超出来る部下の素行不良と当該部下に対する他部署からのクレーム。仕事が出来るだけに始末が悪い。 3.自宅にあ

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                      • クララが立ちました。 - Everything you've ever Dreamed

                        目が覚めると立っていた。平成30年1月31日、愛妻の日の朝、つまり今朝の出来事だ。薬に頼らないタッタッタは実に10年ぶり。ブリーフが引っ張られる、窮屈だが幸せな、あの感じ。忘れかけていたあの熱さ。男の帰還。僕にはまだ立たせるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない。たかが、と笑わないでほしい。ここ10年の僕の人生はEDとJDで構成されていたのだから。人類にとっては小さなインポだが、僕にとっては大きなインポなのだ。だが、僕が肩に触れようとすると、その旧友はしゅるしゅると萎んで消えてしまった。僕は逞しいタッタッタがあった空間に手を伸ばし、慈しむように掌を開いたり閉じたりした。あのタッタッタから1時間ほど経過している。今はあれは夢が幻だったように思える。いや、確実にあった。この手につかんではいないが。僕は今夜、一度きりの奇跡に終わらせないための戦いを始めようと思う。タッタッタをSTAP細胞には

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                        • 天皇陛下のカレーライス - Everything you've ever Dreamed

                          平成になったころ、私は学習院大学に勤めており、皇太子殿下は大学院生であった。学生の間では「あのまずい学食のカレーを、ご飯だけは一粒たりとも残さず召し上がるお方」として有名であられた。 帝王学とはそういうものだろうというのが、それ以来、先入観になっている。 — 玉井克哉(Katsuya TAMAI) (@tamai1961) April 30, 2019 こんなツイートが話題になっていた。話題になったのは、陛下の食に対するスタンスに感銘を受けたから、そして「どれだけ不味いカレーライスなのか」「そこまでカレーが不味くなるのか」という不味いカレーライスに対する興味からだろう。はっきりいってカレーは、素人でも不味く作るほうが難しい。普通に作れば、そこそこのものが出来る。プロの調理師のいる学食ならなおさらである。さいわい、僕も学生のときに食べられないレベルのカレーライスには出会ったことはない。ただ、

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                          • 私の異常な結婚生活 または私は如何にして家族の秘密を守るために妻をあざむくようになったか- Everything You’ve Ever Dreamed

                            父の自殺を秘密にしている。あのとき。申し合わせたように僕ら家族は父の自殺を「事故」とした。誰も、何も、何一つ悪いことはしていないのに、気付かれないように、悟られないように、隠さなきゃ隠さなきゃ隠さなきゃ、何かから追い立てられるように隠した。僕らを追い立てたものの正体。それは自殺という行為に対する偏見と、「まさか身内が…」という衝撃、「僕ら家族が追い詰めてしまったかもしれない」「なぜ気づいてあげられなかったのだろう」という罪の意識、そして何より「偏見で見られることを避けたい」「罰を受けたくない」という我が身かわいさが産み出した化け物だった。もしかすると純粋に父の死を悲しめなかった僕は隠すことによって代理で純粋に父の為に涙を流してくれる人を捜していたのかもしれない。安全な場所で自分の傷が癒えるのを待ちながら。以来、化け物は暴力をふるうことなく静かに僕ら家族の闇に棲んでいる。眼光は依然鋭い。妻に

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                            • 「大して儲からないブログ」を16年も続けるワケ 「わかってくれる人に届けばいい」

                              YouTubeなどネットでの情報発信でお金を稼ぐ人が増えている。その一方、お金儲けを意識せず、ただ文章を発表するだけのブロガーもいる。月間100万PVを誇る人気の会社員ブロガー、フミコフミオもその一人だ。なぜブログでお金儲けをしようとしないのか――。 「ブログはオワコンなのか?」議論に終止符を打つ 最近、ブログを読んでくれる人が増えたこともあって 「なぜ、ブログを書き始めたのか」 「なぜ、ブログを書き続けているのか」 と質問される機会がふえた。 僕は「はてなブログ」を主戦場に、長いことブログを書き続けている。 「ブログなんてオワコン」とおっしゃる人も見かけるように、noteやYouTubeのようなホットで、マネーにつながるメディアもあるなかで、僕がお金にならないブログを主戦場にして文章を書き続けているのが不思議でならない人がいるらしい。 あらためて、そのような指摘に考えをめぐらせてみると、

                                「大して儲からないブログ」を16年も続けるワケ 「わかってくれる人に届けばいい」
                              • 妻が出て行った。2015冬 - Everything you've ever Dreamed

                                「オナネタにされたら女子はわかります」 思春期にそのような誤った知恵を刷り込まれて以来、三十年ものあいだ、毎朝、ビクビクしながら往来を歩いている。まったくのデタラメというわけでもないからタチが悪い。昨夜、ネタにした女性が、翌朝、目の前に現れたら挙動がおかしくなるのは目に見えているからだ。 知人をネタにするとバレてしまう。新垣結衣様をはじめとする有名人はリアル感に欠ける。追い立てられるように、リアルと非リアルの狭間の存在を相手にするしかない。具体的にはコスプレイヤー様。インターネットにセクシーな画像をアップしていただいているコスプレイヤーの皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げたい。ありがとう。皆様のおかげで僕は今日まで人生をサバイブしてこられた。本当にありがとう。 もっとも、中学生時代に誤った知識を僕に教授し、僕の人生のいくぶんかを味気ないものにした女性、後輩の矢鳴さんを僕は、今まで一度とし

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                                • ドローンを所有している立場から一連のドローン問題について - Everything you've ever Dreamed

                                  ドローンを所有している一人の人間として、おバカな人がドローンを飛ばしちゃいけない場所で飛ばす騒ぎを起こしてしまったのは悲しく、そして迷惑な話だ。一連の問題でドローンへの規制が議論されている。もしこのままドローンが徒花のように散ってしまったら大きな損失だと思う。 ドローンは本当に便利なツールで、たとえば、人材不足に嘆く農業分野なら農薬の散布や種蒔きに活用できるだろうし、福祉医療の分野なら高齢化した過疎地への医療物資や食料の配送や、泌尿器科の医師でさえ出来ることなら触れたくないものをアップダウンさせるなどED治療にも役に立つだろう。 僕個人としても僕が留守をしているあいだの妻の追跡や、こっぴどく僕を振っておいてSNSで幸せを振りまいている過去の女性への望まれないお届け物など、ドローンの活躍するステージはいくらでもある。一部のおバカな人たちのせいでドローン普及のスピードが鈍化したら、それは悲しむ

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                                  • ソーサリアンの思い出/1987年僕らの情景 - Everything you've ever Dreamed

                                    www.youtube.com 本日12月20日はアクションロールプレイングゲーム「ソーサリアン」発売30年のアニバーサリーで、1987年(昭和62年)中学2年から今に至るまで、「ソーサリアン」は僕にとって憧れの存在であり続けている。その地位は変わらないだろう。 実のところ僕はソーサリアンをやりこんでいない。ほとんど眺めていただけだ。ウインドーズ95前夜。パソコンは今でこそ一家に一台だが当時はまだまだ高級で贅沢品だったのだ。PC-8801mkIISR(ハチハチ)をはじめとしたパソコンのある環境を持ち、ソーサリアンをプレイできるだけで選ばれし者だったのだ。ソーサリアンは画期的なゲームではあった。自由さ。一生遊べるとボンクラ間では信じられていた追加シナリオ・システム。膨大な魔法。老衰。派手なエフェクト。カラフルな画面。めちゃくちゃかっこいい音楽。エトセトラ。だがそういった要素の前に、ソーサリア

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                                    • 試用期間中の僕にもたらされた非情な通告に戦慄しています。 - Everything you've ever Dreamed

                                      新しい職場で働きはじめてから3週間、おかげさまで充実した時間を過ごせている。とはいえ絶賛試用期間中。8ヶ月に及んだ苦しかった失業期間。一族郎党からの冷たい視線。減っていく一方の預金残高。書きっぱなしで放置した履歴書。あんなツラい思いをするのは二度とごめんだ。そんな強い悔恨と大きな反省から、僕はこの試用期間を無事にやり過ごすことだけに集中している。「自分ならこれくらいは出来ます。費用対効果を見てください」つって自分を売り込んで決めた手前、一層の慎重さが求められている。元ロッテ・オリオンズの愛甲選手が執筆された名著「球界の野良犬」で学習した《エサは貰っても尻尾は振らねえ》精神を表に出さないよう、常に上役の目を気にしながら仕事に当たっている。ミスしませんように。輪を乱さないように。丁寧な仕事を心がけるように。そう、毎日、祈るような気持ちで出勤している。40代半ばに差し掛かった僕には次はあるかどう

                                        試用期間中の僕にもたらされた非情な通告に戦慄しています。 - Everything you've ever Dreamed
                                      • 僕に愛想を尽かした妻が軍事行動を開始しました。 - Everything you've ever Dreamed

                                        「立場が人を変える」とは本来、どんなボンクラでもそれなりの役職に就けばそれに伴う責任感や重圧によってそれなりの仕事をするようになる、というポジティブな意味を持つフレーズだが、部長職を捨てて会社を辞めた僕の周りにいる人たちの、おぞましいばかりの変貌を目の当たりにしてしまうと、とても、とても、そういうポジティブな意味を持っているフレーズには思えない。たとえば在職中は絶対に僕のことを「部長」と呼ぶことのなかった年上の同僚。彼は僕が辞めてからブチョ~、ブチョ~と呼ぶようになった。ふざけてんのか。立場が変わったらこうである。奴は、心の底から性根が腐った人間なので、素人童貞のまま小汚い万年床で孤独死してもらいたい。家族に目を向けてみると、妻は専業主婦時代に、プロ市民にでもそそのかされたのだろうね、主婦の家事は年収換算すると1,200万円になるという異説を持ち出し「君は1,200万円を稼ぐ私をただ働きさ

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                                        • 新興宗教の勧誘を別の神を擁立して丁寧に退けました。 - Everything you've ever Dreamed

                                          新型コロナ感染拡大にビビッて3連休を自宅で過ごしていたら新興宗教の勧誘を受けた。ウチのベルを鳴らしたのは中年女性2人組である。モニター越しでも「ああ、あの人たちね」とわかる雰囲気。相手にとって不足はない。だが、僕は妻から新興宗教にかぎらず、新聞、ケーブルテレビ、健康飲料、マンション等々各種勧誘を受けないよう、きつく言い渡されている。しかし、今、彼女は、メイク中であるため、玄関に出てこられない。ふたたびベルが鳴った。緊急事態である。 なぜ僕が勧誘の対応を禁じられているのか。それは僕が断るまで相手をその気にさせてしまうからである。駆け出しの営業マン時代を重ねて、ついつい相手の話を聞いてしまうのだ。「で、おたくの神様はどうやって僕の幸福を最大化してくれるの?」「クーリングオフは可能?」という調子で、玄関先で長話をはじめる僕に「あ~もう!」と妻の苛立ちが爆発、特に厄介な宗教の勧誘には彼女が対応する

                                            新興宗教の勧誘を別の神を擁立して丁寧に退けました。 - Everything you've ever Dreamed
                                          • 年150万はキャバクラに突っ込む男がガチで薦める、アフターで使っていたお店 - Everything you've ever Dreamed

                                            男家庭に育ったおかげで、女性に目覚めてから毎週のようにキャバクラに通い詰め、VIP席に通されるようにまでなってしまった。そこで今は結婚して通えなくなってしまったけれど、かつて愛用したキャバクラ嬢とのアフターに使えるお店を紹介したい。月に5万~10万をキャバクラ本体に突っ込みたい老若男女におすすめだ。僕はとことん外見重視なのでトークが面白いママと遊びたい方はどーぞ場末のスナックへでも行ってください。 実のところアフターで使う店は二択しかないと言っていい。 焼肉か、お寿司だと思う。 事前に深夜営業をしているお店を調べて誘うといいかもしれない。ポイントは出来る限り間接照明のお店にすることだろうか。夜の蝶を明るいLED照明の光の下で見ると夢が醒めてしまうからだ。各自適当に頑張ってもらいたい。 聡明な人はすでにお気づきだろう。「だと思う」「かもしれない」などと気弱な言い回しからわかるように、お恥ずか

                                              年150万はキャバクラに突っ込む男がガチで薦める、アフターで使っていたお店 - Everything you've ever Dreamed
                                            • クロコダイルの強姦試みた3人の男が死亡、南アフリカーマスコミ

                                              ZW Newsが伝えたところによると、南アフリカ共和国のリンポポ州に住む3人の兄弟がクロコダイルの雌を強姦しようとして死亡した。兄弟たちはインポテンスに悩んでおり、地元魔法使いが「民間」療法を勧めた。兄弟はクロコダイルを捕まえることに成功したものの、その瞬間に他のクロコダイルが襲ってきた。 2016年12月23日, Sputnik 日本

                                                クロコダイルの強姦試みた3人の男が死亡、南アフリカーマスコミ
                                              • 真っ暗闇 - Everything you've ever Dreamed

                                                リストラ、残務処理。部長になってから嫌なことばかりさせられていて体調が優れない。ドンストップ血便。白血球減少中。ただ、心身を犠牲にしてリストラマシーンになりきったおかげで会社はまだ潰れていない。頑張ってくれている従業員の皆には本当に感謝しかない。感謝しかない、と言っているのは、文字通りピュアに感謝しかないという意味だ。具体的に申し上げると、従業員の苦労に対してお支払い出来るものが感謝の気持ちしかないということ。軽々しく感謝などと言わなきゃ良かったと今は反省している。というのも業績から考えて冬の賞与を支払う余裕がないのは誰もがわかっているのに、相当数の従業員が僕の言った「感謝」を金銭的な報酬と都合よく解釈して賞与を支払わなければ辞めると結託し、人手不足で事業が回らなくなるぞと恐喝、その圧力に負けたボス一味が見栄を張って賞与支給を決定、「なんとかしろ」と僕にクリア不可能な無理ゲーのプレイを押し

                                                  真っ暗闇 - Everything you've ever Dreamed
                                                • 私の異常なお見合い・急 または私は如何にしてお見合いを断った挙句に大事なところをおかされたか - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                  時折、部屋が別の顔をしていることがある。出張や旅行などで何日か部屋を離れて戻ってきたとき、別の顔に出くわすことがある。まったく違う部屋というわけではなく、ちょっとした違和感、ズレがノイズのように視覚、聴覚、嗅覚のうえを走るのだ。或る風景を眺めてみる。両の目で。右目で。左目で。一の風景が三の相を持って現れる、そういうズレだ。今日、部屋に戻ると部屋が別の顔を持っていた。いつもより整理が行き届いているような気がした。僕はほぼ二日ぶりに、冬にお見合いをしたシノさんの実家から帰ってきた。怪我をして行動不能に陥った僕はシノさんの実家に泊めてもらったのだ。シノさんはスザンヌ似の25歳、戦国時代好き西軍派、趣味コスプレ。コスプレ時はシノ改めノッピー☆。 遡って夕方。回転寿司屋。隣にいた騒々しい大家族がイカ以外の魚介類を奪ってしまうせいで、我々の席にはきゅうりやツナを巻いた海苔巻き、ケーキ、スイートポテトが

                                                    私の異常なお見合い・急 または私は如何にしてお見合いを断った挙句に大事なところをおかされたか - Everything You’ve Ever Dreamed
                                                  • 参戦したコンペが史上最悪だった。 - Everything you've ever Dreamed

                                                    病院や福祉施設を運営する法人が開催するコンペに参加した。案件は某病院の外来向けレストラン。担当によれば、コンペのきっかけは、理事長の「業者を変えよう」という鶴の一声である。昨年の初夏から書類審査、プレゼンと順調に勝ち進み、最終選考まで勝ち残った。 最終選考は試食。理事長の「実際に提供される状態の食事で判断したい」という意向を受け、法人本部から車で10分ほどの距離にあるレンタルキッチンをおさえ、そこで試食することに決まった。 準備万端。試食会を明日に控えた前日夕方。法人担当者から「理事長と院長が多忙のため外に出られなくなった。キャンセルしたい」と一方的に告げられた。準備はすべてパーである。担当者は「すみません。理事長がわがままで」と謝罪した。雇われ人間の弱さは痛いほどわかるので「大変ですね」と慰めておいた。 試食会は病院内にある法人本部で幹部会議のあとに行われることになった。昼過ぎに会議が終

                                                      参戦したコンペが史上最悪だった。 - Everything you've ever Dreamed
                                                    • 21世紀枠での採用が決まりました。 - Everything you've ever Dreamed

                                                      「希望の仕事が見つかるまでの繋ぎでいいや」という春らしい浮ついた気持ち。求職活動をしているという家族へのアッピール。暇つぶしに冷やかし。酒代。そういう諸々の理由からアルバイトの面接を受けてきた。時給1,000円+歩合給の新規開発営業の仕事の面接である。平時においては他人様から忌避されるような業種、大人の事情でここではSS業と表記させていただくが、そこで薄給のために死神や悪魔やカラスのごとく人の死の周りをクンクンと嗅ぎまわる仕事である。面接会場の本社社屋はSS業らしくモノトーンとストーンな感じで統一され、墓地や寺院のような辛気臭い空気に満ちていて、会社を怨念退職してからの、暗く、つらいことばかりの3ヵ月を僕に思い出させた。通夜のような静かな廊下で面接の順番を待っていると、部屋の中から若者らしい張りのある声が聞こえてきた。「御社の企業理念と可能性に共感し、自分自身のチカラを試したいと思い志望し

                                                        21世紀枠での採用が決まりました。 - Everything you've ever Dreamed
                                                      • 鎌倉で生まれ育った僕が、鎌倉に「住みやすさ」を感じるワケ|文・フミコフミオ - SUUMOタウン

                                                        こんにちは。僕は、フミコフミオ。1974年、鎌倉生まれの48歳、中間管理職だ。由比ヶ浜の産院で生まれ、鎌倉の街で育ち、今はもう鎌倉を離れているものの、ずっと湘南エリアで暮らし続けている。 鎌倉と僕(の家族)との縁が生まれた時期は今から100年前にさかのぼる。 というのも、母方の祖父が市内の鎌倉ヒロ病院で100歳で亡くなるまで、ずっと鎌倉で暮らしていたのだ。 つまり、祖父以前の家族史は不明だが、鎌倉と僕の(家族との)縁は少なくとも100年を超えていることになる。今でも僕の母は、由比ヶ浜にある祖父の家で暮らしている。ちなみに僕が生まれた矢内原医院は、由比ヶ浜にはもうない(2013年に大船に移転した)。 そんな鎌倉生まれ、鎌倉育ち、現在も湘南在住かつ湘南勤務の僕が「暮らす街」という視点でリアルな鎌倉の魅力(主に、僕が育った鎌倉駅周辺について)を語り尽くしてみるというのが、今回の企画の趣旨である。

                                                          鎌倉で生まれ育った僕が、鎌倉に「住みやすさ」を感じるワケ|文・フミコフミオ - SUUMOタウン
                                                        • 結婚に何かを求めるのが間違っている。 - Everything you've ever Dreamed

                                                          誰が言ったか知らないが、長い年月を共にした夫婦に言葉はいらないって、アレ、本当だね。そのフレーズを証明するように、7年という気の遠くなるような時間を過ごした僕と妻の間でも会話がなくなっている。セックスレスに加えて会話レス。いわばサイレント・プロレス。会話こそないが、これ、それ、あれ、どれ、こそあど言葉の多用と筆談メモとアイコンタクトで過不足ないコミュニケーションが取れている。静謐で、きわめて快適な生活空間。心優しく無責任な外野の方々からは、こういう状態を指して、すぐ離婚しろ、結婚奴隷め、向いていない、などと温かい助言をいただくが、少々落ち着いていただきたい。当の本人である僕が現状に少しも絶望していないのだ。というよりもともと結婚に対して過度の期待や希望をもっていないので、こんなもんだろという感想しかないのだ。コブクロとか歌っちゃうような大袈裟な式で、永久の愛を誓って数年後に別れた夫婦を何人

                                                            結婚に何かを求めるのが間違っている。 - Everything you've ever Dreamed
                                                          • 私の異常なお見合い・発動篇 または私は如何にして謎の教団からの執拗かつ性的な勧誘を退けたか - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                            いいことなのか、それとも、悪いことなのか、わからない。でも、多くの人間がそうであるように、僕もまた、ギャルと激しい恋がしたかった。町を行き交うギャルは、何よりも素晴らしく、美しい。でも、三十路を迎えて五年、ギャルとはお近づきになれそうもないってことを経験が教えてくれた。だから、血迷ってお見合いをした――。 鼻で笑えなくなった。これは悪いことだ。たぶん。謎教団の《虎シャツ》おばさんが別れ際に「あなたにはピラミッド生命磁場のズレが顕著に見られるわ。近いうちに地球自身のアセンション干渉によって災いが降りかかるだろう」と言ったのを、ワケのわからないことを言っておる、ふふん鼻で笑って過ごしているうち、右側に運転席が設置されている国産車の暴力のような仕様のせいで左側への注意が散漫となり、バック・オーライ!駐車する際に車の左側面を壁で擦ってしまったり、秋葉原の裏で「コノウラビデオ凄イヨゥ!流石ニホンジン

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                                                            • 保育園がコワイ(>_<) - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                              食品会社に勤めている。今年の冬、新商品として保育園向けの食事を開拓することになり、勉強のため、ある老舗保育園(認可私立保育園)を紹介してもらい見学することになった。僕は久々に本気モード。「保育園=短大卒業したての保母さん」「保母さん=子供相手ばかりで出会いを求めている」という認識が僕を突き動かしていた。いわば保母さんは港、僕は愛のナンパ専。その保育園の理事長は熱心な教育者だと聞かされていた。 現地につくなり、僕の熱視線を放射された保母さんから警戒されたらしく「ウチは若い男性職員もたくさんいます」といわれて三秒死にました。「男性が多いと仕事に張りが出るんじゃないですかぁ。僕は男性がいてもいなくても仕事ぶりは変わりませんが」蘇生するなりのジョークは流された。嫌われちゃったかな。小声で呟いてみた。とんとんとんとん。聞こえてくる「こぶじいさん」の歌がこんなに悲しく聞こえるなんて。奇妙なことに保母さ

                                                                保育園がコワイ(>_<) - Everything You’ve Ever Dreamed
                                                              • ブログ塾を受講してウケるブログを目指すぞー。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                下ネタを言うことこそが個性と勘違いした結果、完全にどん詰まって明日が見えない状態の底辺ブロガーである僕に、ブログ勉強会という一筋の光が差し込んだ。ブログ勉強会。ブログ塾。ブログセミナー。名称はいろいろあるが皆それらを有効に活用して僕の知らぬところで楽しくやっているらしい。くっそー。知らなかったー。 著名ブロガーの人がウケるブログの書き方を伝授してくれるらしい。彼らがどの界隈で著名なのかわからないのは、僕の著しく低い民度のせいだろう。ウン万円程度の安価な参加費でウケる技術をご教授していただけるのも驚いたが、弟子を取ったり、著名ブロガー様が直々にレンタル出張する形式のものまであるのには驚愕した。どこの馬の骨だかわからぬ人にマンツーマンで会う。なんてリスキーで、出会い系なのだろうか。勇気がない底辺ブロガーの僕には無理だ。くっそー。自分がスターダムに乗れない理由を突きつけられたようで絶望する。 個

                                                                  ブログ塾を受講してウケるブログを目指すぞー。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                • 【W杯】細かすぎて伝わらない日本対ギリシャ - Everything you've ever Dreamed

                                                                  サッカーをまったく知らない、興味もない妻が、仕事で試合を観られない僕のためにLINEで試合を中継してくれた。手がはなせないので休憩時間にまとめて見るしか出来なかったけれど、本当にありがたい。今日はこの幸せを皆さんにも届けたいと思う。(ルールについては家を出るときにボールがゴールラインを越えたら得点とだけ教えておいた) ◾︎試合開始 「ピーッ。」 「ゴールラインを越えた!まず一点」 ※早々に点が入ったらしい 「日本がカードゲット!(^^)」 「イエローがギリシャ人を一人斃した!」※録画しておいた戦隊ものを観はじめたようである。 「あちらこちらでズザーッ!」 「日本代表11対10でギリシャに勝ってるよ(^^)」  ※勝っているらしい。大味な試合だ。 「前半終了。ピー!」 ◾︎前半終了 「今のうちにウンチ(*ノω・*)」 ◾︎後半開始 「蹴りあい」 「ギリシャはヒゲがすごい」 友人(@Gehei

                                                                    【W杯】細かすぎて伝わらない日本対ギリシャ - Everything you've ever Dreamed
                                                                  • 今さら「エッセンシャルワーカー」と言われても「やりがい搾取」としか思えないよ。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                    最近エッセンシャルワーカーという言葉をよく聞くようになった。医療従事者や介護職や公共交通機関のような社会を回すために必要な仕事に従事している人を指している言葉だ。「エッセンシャルワーカーの皆さんに感謝!」「エッセンシャルワーカーがいなければ社会が回らない。とても大切」という言葉を聞くたびに欺瞞に満ちているなーと思ってしまう。現実問題として看護職や介護職の人たちの給料は低く抑えられていたのだから。感謝!社会に不可欠!というのなら相応の賃金を払ったり、待遇を保障するなりしないと、ひと昔前に流行った「やりがい搾取」と同じだろう。「あなたたちの仕事は大事です。やりがいのある、意義のある仕事です。社会を支える仕事です。だから低賃金でも頑張って」をひとことでまとめたものが「エッセンシャルワーカー」という言葉で、つまり、やりがい搾取そのものだ。医療従事者に感謝をこめてブルーインパルスを飛ばしても現場にい

                                                                      今さら「エッセンシャルワーカー」と言われても「やりがい搾取」としか思えないよ。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                    • 妻と別居中にイジりすぎて病気になりました。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                      「ちょっとーイジりすぎですよ。子供じゃないんですから」病院でお医者様に笑われてしまった。一昨日の朝、体の中心部に発生した痛みは、昨夜から耐え難いものになっていた。新年早々、病院に駆け込む羽目になるとは。初詣で引いたおみくじは大吉だったはずだ。はじめての大吉。《願望/叶う 待人/来る》。神は死んだかもしれない。イジリすぎは否めない。猫と犬どちらが可愛いかで紛糾したのを発端に勃発した第6次夫婦戦争の影響で、妻と別居していた年末年始数日間、彼女がいないことをいいことに自分自身をイジリまくっていたからだ。僕は、女子大生が、好きだ。僕にとって、風呂上がりにおっ始めた冷凍ピザを銀盆に見立てたアキラ100%の真似事に飽きてしまうと、秘密裏に購入してあった《女子大生がタオル1枚で男湯に入る》というあらすじの映像作品を視聴するのは、ごくごく自然の流れに沿ったものだった。 プレイヤーをオンにしてから、ソファー

                                                                        妻と別居中にイジりすぎて病気になりました。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                      • 部下をかばった。- Everything You’ve Ever Dreamed

                                                                        僕は小さな食品会社の営業課長。先月、ある朝突然に、隣の部署の人間が三人退職した。弊社は沈没船から逃げる鼠よろしく、人材の流出が止まらない状況。人手不足。おかげで彼らの仕事が引き継ぎもなく僕に回ってきた。事業所の管理。マネージメント。それ以来、本業の営業に加えて、慣れない業務に追われる日々だ。 すぐにある事業所の数字がおかしいことに気づいた。小さな飲食店。前々月末の数字と前月頭の在庫があわない。追っていくと半年ほど前から数字がおかしい。売上はほぼ横ばいなのに労務費や光熱費が上がっているのも不自然だ。前任者の怠慢。それから横領。不正のにおいを感じた。監査部に報告するか迷ったが、先ずは現状を把握しようと当該事業所に赴いた。 営業の僕はその事業所のスタッフに顔を知られていないのを利用し、客として店に入りチェックした。食材を過度に使用していないか、オペレーションの無駄はないか、云々。適正だった。客席

                                                                          部下をかばった。- Everything You’ve Ever Dreamed
                                                                        • 1ヵ月経った。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                          事件から1ヵ月経った。事件については、被害者と距離が近いこともあって、まだ消化できてはいないけれども、距離の取り方、僕なりの付き合い方は何となくわかってきたので書いてみたい。いろいろな人が背景や原因について語ったり、分析している。だが、「加害者はこう考えて、あの行動を起こしたのではないか」とこちら側の考えた物語に安易に落とし込んでいいものなのだろうか? というのも、加害者はすでにこちら側の想定、物語を超えているからだ。《あれくらいで人を襲うのか》《会ったこともない人を…》そう考えるのが平均的な考え(「常識的」ではない)と思われるが、それを超えているところにいる者をこちらの尺度ではかることなど到底無理だと思うのだ。もちろん、事件の背景や原因について皆で考え、分析し、再発を防ぐことが必要なのはいうまでもない。だが、それは同時に、超えてしまっている者に対しては後手に回らざるをえないことの証明でも

                                                                            1ヵ月経った。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                          • 2度目の緊急事態宣言で明らかになったこと - Everything you've ever Dreamed

                                                                            2021年1月8日僕の暮らしている神奈川県に緊急事態宣言が出された。昨日、緊急事態宣言への対応を社長以下部門長レベルで話し合った。対応といっても、昨年春の緊急事態宣言の際に業務効率化の推進とテレワークの導入を完了しており、さらに宣言解除後に東京にあった営業拠点の廃止と、地方での事業展開を進めるための協力会社との業務提携契約締結(この二つは僕が前職のコネを使ってまとめた)を次の緊急事態宣言に備えて終えているので、「あれは問題ないよね」という社長に「問題ありません」と返すだけの確認作業であった。食品会社なので、売上の減少や現場でのさらなる感染対策といった問題はあるけれども、基本的にはこれまでの取り組みを継続すればいい。会議はあっという間に終わる。はずだった。 なぜ終わらなかったのかというと高齢化著しい上層部が「本社をカラにするわけにはいかない」とか言い出したから。残り少ない命を燃やしているのだ

                                                                              2度目の緊急事態宣言で明らかになったこと - Everything you've ever Dreamed
                                                                            • 結婚二年、初めて妻がしてくれた。- Everything You’ve Ever Dreamed

                                                                              過日。新宿で友人と酒、がぶがぶ飲んで、我が家に帰ってくると妻の姿がない。午前零時。外出する時間ではない。風呂場の灯りが点いたままになっていた。お湯も張ったままだ。カゴには脱いだままの下着。不穏な状況に触発されて頭に《意味深なシャワー》《間男》《元モー娘。矢口》…次々と不吉な言葉が浮かぶ。どこだ?僕の不安をよそに、あっけなく妻は見つかった。妻はトイレにいた。 我が家のトイレのドアは立て付けが悪く、時々、開かなくなる。妻もまた、入ったはいいもののドアが開かなくなり、トイレにとじこめられていた。「今、すぐに開けるから」外から開けるのはたやすい。ドアの隙間に薄いカードのようなものを差し入れ引っ掛けるようにして押せばいい。なのに妻「開けなくていいです」。声に悲壮感すら漂わせて。怪しい。やはり間男を匿っているのか。「いや、もうこんな時間だし、飲酒してきたのでトイレが閉店していると都合悪いからさ」「裸な

                                                                                結婚二年、初めて妻がしてくれた。- Everything You’ve Ever Dreamed
                                                                              • 私はあなたのトロフィーワイフじゃない。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                                妻と冷戦状態に入ってから数週間が経った。最低限のコミュニケーションは筆談夫婦と揶揄されそうなメモのやり取りと「ウゥッ」「アァ」というヤンキーめいた意味のある奇声で取ってきたが、さすがに疲れてきた。妻とはいったい何回目の戦争だろうか?はっきりとはわからないが、たぶん中東戦争と同じくらいの数、4回か5回目、そんなところだろう。多くの夫婦間で勃発するおびただしい数の冷戦がそうであるように原因をひとつに特定するのはひどく難しい。イビキ。暴飲暴食。無許可ガンプラ大量購入。クレジットカードの明細チェック。深夜の恋ダンス。それらが人間の臓器のように複雑に入り組み集合し原因をなしているからだ。ただ、今回がこれまでの夫婦冷戦と少し様子が違うのは、きっかけが明確であることだ。僕の不徳の致すところなのだが、妻がとある結婚相談サービスとコンタクトを取っているのが発覚したのだ。数週間前の週末。夕方の食卓。妻が「結婚

                                                                                  私はあなたのトロフィーワイフじゃない。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                                • 「専門性」という名のブラックボックスを開けてはならぬ。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                                  仕事における「専門性」はブラックボックスだ。そんなふうに思ったのは、僕が専門性の極北、《職人》に苦悩しているからだ。妻の実家が由緒ある箱職人の家で、跡取りのいない義父、会社員生活に絶望した僕、お互いの利害が僅かに一致した結果、僕は今、週末ハコ職人(見習い)をしているのだ。 10月24日土曜日。午前11時。ハコ職人の朝は早い。僕はこの日、職人の厳しい仕事ぶりを目の当たりにして絶望することになる。「段取りが全て」「基本は整理整頓」「仕事は見て覚えるように」口癖のように仰る義父の一挙一動を僕は見逃さない。網膜に焼き付けるように。目を皿のようにして。義父がキキララの座布団に鎮座すると、さすが職人、場の空気が引き締まった。 張り詰めた空気に義父の「あれ?」と素っ頓狂な声が響くやいなや、義父は工房中を捜索しはじめた。道具が見当たらないらしい。道具を見つけたときには正午になっていて、職人らしくきっちり昼

                                                                                    「専門性」という名のブラックボックスを開けてはならぬ。 - Everything you've ever Dreamed