並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 54件

新着順 人気順

プチ鹿島の検索結果1 - 40 件 / 54件

  • スポーツ新聞が量産する「コタツ記事」書き手の正体は…? “本当の問題点”を考える | 文春オンライン

    今回は「こたつ記事」について考えてみたい。こたつ記事とはテレビ番組での芸能人やコメンテーターなどの発言をそのまま引用して伝える記事だ。中には著名人のSNSやブログからコピペしただけのように見えるものもある。取材をせず、こたつの中に入ったままで書けるから、そう呼ばれている。 最近の具体例をあげてみると、 『アンミカ 水原一平容疑者の「巧妙な手口を見るほど、計画性…より裏切られた気持ち」』(デイリースポーツオンライン4月12日) 『上沼恵美子 冠番組打ち切りに恨み節「どれだけオゴったか」「肉、ふぐ、エスカルゴ」』(東スポWEB 4月14日) 『吉瀬美智子「急なお誘い」で集合した4人に「素敵すぎる」「美女の大渋滞」の声』(日刊スポーツWEB 4月15日) 『アジャコング 本名イジリに激怒「書くな呼ぶな」「惨めでキモイだけ」事務所NGにしていると明かす』(スポニチWEB 4月15日) テレビ番組で

      スポーツ新聞が量産する「コタツ記事」書き手の正体は…? “本当の問題点”を考える | 文春オンライン
    • 自民党・二階元幹事長が「5000冊、1045万円分」も購入した“ウワサの本”を読んでみた。その内容とは…? | 文春オンライン

      政治家にとって都合の良い本ならたくさん購入してくれる素晴らしいシステムである。二階氏は「選挙区外の行政や議会関係者、その他、関連する政策を進める関係者」らに配布したという(毎日新聞2月14日より)。 ではあらためて購入本のリストを見てみよう。目を引いたのが『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』(大仲吉一 著)だ。この本をなんと5000冊、1045万円分も購入していた。突出している。どんな内容なのか興味を覚えた方もいるだろう。実は私の本棚にもあったのだが二階氏から配布されたのではなく「1冊、1900円」で自分で購入していた。なんだか悔しい。 というわけで噂の二階本『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』をあらためて読んでみた。第4章「二階俊博、その生い立ち」がすごい。冒頭に「二階みかん」について書かれている。 まるで「笠地蔵」 《二階俊博と親交のある人間は、「二階みかん」をよく知っている。挨拶回り

        自民党・二階元幹事長が「5000冊、1045万円分」も購入した“ウワサの本”を読んでみた。その内容とは…? | 文春オンライン
      • 石川県知事と地元紙の関係性に苦言を呈したら…北國新聞による「アンサー記事」に思ったこと | 文春オンライン

        「神は細部に宿る」と言いますが、ある新聞のコラムを読んで「なるほど、この新聞社らしいな」と感心したことが先週ありました。 まずおさらいします。2月13日に私(プチ鹿島)は石川県の北國新聞について書きました。能登半島地震をめぐる検証記事で、北國新聞は馳浩知事に対して厳しいことを書き始めていたからだ。知事の言動や情報発信について不満を持っていることが伝わってきた。 ただ、そんな馳知事の振る舞いには北國新聞も「加担」していなかったか? と当コラムで書いた。なぜなら震災前、馳知事は地元でマスコミに対してやりたい放題だったからだ。たとえば馳知事は自身らを登場させたドキュメンタリー映画『裸のムラ』(五百旗頭幸男監督)がよほど気に入らなかったのか、製作元の石川テレビに対して定例会見での社長出席を要求し、それができなければ定例会見はしないという態度を続けていた。気に入らないメディアへの圧力といっていい態度

          石川県知事と地元紙の関係性に苦言を呈したら…北國新聞による「アンサー記事」に思ったこと | 文春オンライン
        • 「揺れを共有していない知事」と馳浩を痛烈批判したが…忖度し続けてきた地元紙・北國新聞の“責任”《能登半島地震》 | 文春オンライン

          まず1月22日の『初動を検証する』(「1・1大震災 日本海側からのSOS」第2章(13))。 見出しで『揺れを共有していない知事』『怖さ語れぬ県民の代表』と書いてきた。 《元日の午後4時10分、「あの揺れ」を馳浩知事は少しも体験していない。休暇で東京の自宅にいたからだ。》(北國新聞) 専門家が問題視したこと このあと、震災の揺れを被災者と「共有」していない馳知事はどう被災地に寄り添い、震災対応の指揮を執ってきたのかと続く。翌日の記事では阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」のセンター長を務める河田惠昭氏に話を聞いている。河田氏は馳知事が元日の発災時に都内の自宅にいたことについて「今回は仕方なかった」と一定の理解を示したあと、むしろ別のことを問題視した。 それは石川県の「丸投げ」感だ(1月24日)。石川県が国に提出した能登半島地震の被災地支援に関する要望書を見ると、熊本地震の際に熊本県

            「揺れを共有していない知事」と馳浩を痛烈批判したが…忖度し続けてきた地元紙・北國新聞の“責任”《能登半島地震》 | 文春オンライン
          • 【プチ鹿島の本音】「撤回」してもダメ - スポーツ報知

            知っている内幕を自慢したら反響が大きすぎた。だから慌てて「撤回」した。しかし、その振る舞いによって最初の言葉の信ぴょう性が高くなってしまった。あ、馳浩氏のことです。 そして遂にはこうなった。「五輪招致巡る発言撤回、馳浩知事は一転『文科省からの指摘なかった』『私自身の判断』」(読売新聞オンライン12月2日)。 石川県の馳知事が東京五輪招致活動で国際オリンピック委員会(IOC)委員に官房機密費を使って贈答品を渡したと発言して「撤回」した件。撤回は文部科学省からの指摘があったためとしていたが、今回「指摘はなかった」と訂正した。つまりウソをついていたことになる。みっともない。 当時、馳氏は五輪の招致推進本部長だった。だから私は東京の講演での発言はその通りなのだろうと思った。失言とかバカ正直というより自分の力を誇示したかったのだろうと。馳氏は「メモを取らないで」「外で言ったら駄目」と言ったというが、

              【プチ鹿島の本音】「撤回」してもダメ - スポーツ報知
            • 「機密費でIOC委員に贈答品」とウッカリ発言から即撤回へ…馳浩が語っていた「五輪買収疑惑への弁明」とは? | 文春オンライン

              具体的な手口はこちら。 ・当時の安倍晋三首相から「必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もあるから」と告げられた。 ・当時100人余りのIOC委員に対し、それぞれの選手時代などの写真をまとめた1冊20万円のアルバムを全員分、作成。「それを持って世界中を歩き回った」と話し、陸上男子棒高跳びで活躍したセルゲイ・ブブカ氏(ウクライナ)らに渡した。 官房機密費ってすごい。このころ官房長官だった菅義偉さんにも聞かないと。まさにライドシェアである。それにしても贈り物の授受が事実ならIOCの倫理規定に触れてアウトでは? 本人に「五輪買収」に聞いてみると… そういえば私は2017年に「文春オンライン」で馳浩と対談していた。今回の件とは別に、ブラジル検察が東京五輪招致にはコンサルタント会社経由での「買収の意図があった」と結論を出したという報道があった。なので私は「五輪買収」について尋ねたのだ。馳氏の

                「機密費でIOC委員に贈答品」とウッカリ発言から即撤回へ…馳浩が語っていた「五輪買収疑惑への弁明」とは? | 文春オンライン
              • 731部隊、朝鮮人虐殺…不都合な歴史を「なかったことにしたい人たち」に感じた“怖さ” | 文春オンライン

                あったことを無かったことにしたい人たちがいる。そんな怖さを感じた記事がこの夏にいくつかありました。 まずは「731部隊」についての企画記事を紹介します。信濃毎日新聞の「戦後78年 731部隊の記憶」です(8月11日~17日)。 第1回の記事は『県内元少年隊員2人にネット上で中傷の声 命懸けの証言「嘘」呼ばわり』。 戦時中、満州で細菌兵器開発や人体実験などの残虐行為を実行した731部隊について元隊員が命懸けで証言したら、ネットで「このジジイ、嘘ついてやがる。か、実在しない人物だな」などの誹謗中傷が少なくなかったという。 国の姿勢に「まだ隠そうとするのか」と疑問 731部隊の「少年隊」に入隊した清水英男さん(93)は、人体実験で犠牲になった捕虜や、故郷から遠く離れた地で亡くなった仲間のために「命を懸けて証言している」と語る。 同じく元隊員の須永鬼久太さん(95)は部隊の撤退時に上官から「公職に

                  731部隊、朝鮮人虐殺…不都合な歴史を「なかったことにしたい人たち」に感じた“怖さ” | 文春オンライン
                • 「しょせん週刊誌レベルの話だろって」事務所への忖度ではない…新聞が「ジャニーズ性加害」を報じなかった理由とは | 文春オンライン

                  私の嫌いな言葉に「文春砲」がある。先日出演した番組でそんなコメントをしました。文春砲といちいち騒がれるのは他が報じていないという裏返しでもあると思うからです。 あと文春は別に正義の味方でもなんでもない。私は週刊誌は「猟犬」だと考えている。猟犬は政治ネタだろうが芸能人の不倫ネタだろうが目の前にあれば獲ってくるのが性(さが)。スキャンダリズムが得意で刺激と下世話にあふれる。 だから目の前に出されて問われるのは読み手側。そんなことを話しました。

                    「しょせん週刊誌レベルの話だろって」事務所への忖度ではない…新聞が「ジャニーズ性加害」を報じなかった理由とは | 文春オンライン
                  • (Media Times)長年報じず、新聞・テレビに批判 ジャニーズ性加害問題:朝日新聞デジタル

                    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                      (Media Times)長年報じず、新聞・テレビに批判 ジャニーズ性加害問題:朝日新聞デジタル
                    • 河野太郎デジタル相は「ヒューマンエラー」を強調するけれど…マイナカード問題「本当の失策」とは? | 文春オンライン

                      今年もあっという間に上半期が終わります。上半期に印象深かった言葉を振り返ると「あの問題」は今年の流行語としても有力かもしれない。たとえばこちら。 「マイナトラブル」 ポイントではなくトラブルがひもづけされてしまった。マイナンバーカードをめぐるさまざまなトラブルは現在も報道中。

                        河野太郎デジタル相は「ヒューマンエラー」を強調するけれど…マイナカード問題「本当の失策」とは? | 文春オンライン
                      • 岸田首相が期待、河野太郎の「突破力」の正体とは…マイナンバーカードをめぐる「ずさんの極み」 | 文春オンライン

                        『マイナ保険証、不信の連鎖 医療情報「私のじゃない」→対応たらい回し』(朝日新聞デジタル5月24日) 「私のじゃない」! 「私以外、私じゃないの」じゃない。 記事で紹介されている女性は4月中旬にマイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を使ったところ、画面に表示されたのは全くの別人の名前だったという。その後も酷い。どんな対応をされたか? ・マイナンバー制度を所管する総務省に電話すると「デジタル庁の番号を教えるのでそちらで」と一蹴された。 ・デジタル庁に電話をかけ、一から事情を説明し直すと「厚生労働省に確認します」と電話を転送された。 ・その後、厚労省所管の社会保険診療報酬支払基金が対応する流れになったが、結局、連絡が来たのは国民健康保険中央会からだった。 総務省→デジタル庁→厚労省による美しすぎるたらい回し。ゲスの極み。 騒動のきっかけは? そもそもマイナンバーカードがこん

                          岸田首相が期待、河野太郎の「突破力」の正体とは…マイナンバーカードをめぐる「ずさんの極み」 | 文春オンライン
                        • 「辞めろ」「辞めない」の応酬で泥沼に…高市早苗の「放送法文書」騒動で、見落とされている“問題の本質” | 文春オンライン

                          その「議題」自体はとても重要なのに登場人物のおかげで吹き飛んでしまうことがある。 放送法の「政治的公平」の解釈変更をめぐる総務省の行政文書の件がそれだ。当時、総務相だった高市早苗氏の参院予算委員会での答弁ぶりには自民党からでさえ冷たい視線が注がれたという。参院自民党幹事長・世耕弘成氏は「彼女には愛想が尽きた。私はかばってきたんですが…」と述べた(四国新聞4月2日、田崎史郎氏のコラム)。

                            「辞めろ」「辞めない」の応酬で泥沼に…高市早苗の「放送法文書」騒動で、見落とされている“問題の本質” | 文春オンライン
                          • 伯父は安倍晋三、世襲批判も何のその…岸信千世の「家系図アピール」から感じた“本当のヤバさ”とは | 文春オンライン

                            信千世は岸信夫前防衛相の長男として生まれた。フジテレビ記者を経て、父の秘書を務めていた。しかし信夫が病気のために議員辞職することを発表すると、信千世が後継を目指すことを表明したのである。 信千世が表明した「志」は… ドラマなら大事な見せ場であり、視聴者の心をつかまなければいけない。さっそく信千世は2月から政治活動のためにHPを立ち上げた。そこで高らかに表明した志とは何か。トップページに出てきたのは「家系図」だった。 信夫の祖父「岸信介」元首相の名が目立つ場所にデンとあり、その横に「佐藤栄作」元首相(岸信介の弟)、さらに信夫の兄の安倍晋三元首相、その父の晋太郎元外相、晋三の祖父で衆院議員だった寛の名があった。国会議員6人が並ぶ家系図を掲載し、それらの人物に連なるのが自分(信千世)であるというアピールをかましたのであった。 これが『どうする信千世』の初回放送である。タイトルは「わしの家」。奇し

                              伯父は安倍晋三、世襲批判も何のその…岸信千世の「家系図アピール」から感じた“本当のヤバさ”とは | 文春オンライン
                            • 菅前首相が“あの男”を異例の批判…「菅さんの不満と焦り」があらわれた提言が「感動モノのブーメラン」なワケ | 文春オンライン

                              これが冒頭の言葉から感動モノなので紹介したい。 《皆さんの中には、国民の声が政治に届きにくいと感じている方も多いと思います。》(by菅義偉) 素晴らしい! その通り! 首相当時あれだけ説明不足と言われた人が1年ちょっとでこんなことを言うのだから感動です。菅氏と言えば「19年9月に就任した菅義偉前首相は、新型コロナウイルス対応や東京五輪開催を巡る説明軽視の姿勢に批判が集まり、1年で退陣に追い込まれた」(東京新聞2022年12月26日)という“実績”がある。それだけではない。日本学術会議の任命拒否6名の理由についても未だ説明していない。「お答えを差し控える」という言葉が大好きだった菅さん。そんな方が岸田首相の説明不足を指摘するなんてやっぱり感動です。 菅氏は国民の声が政治に届きにくい理由の1つの要因に派閥の存在があると指摘している。岸田首相は派閥とうまく付き合いながら人事を決めていたりしている

                                菅前首相が“あの男”を異例の批判…「菅さんの不満と焦り」があらわれた提言が「感動モノのブーメラン」なワケ | 文春オンライン
                              • 「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生」と…野田佳彦が「追悼演説」で見せた“プロレス愛”がすごすぎた | 文春オンライン

                                10月25日、野田佳彦元首相による安倍晋三元首相への追悼演説がありました。新聞各紙でも大きく取り上げられ「賛辞集める野田氏の追悼演説」(夕刊フジ10月27日付)と評価も高かった。 あの追悼演説に関しては識者の論評をきちんと読んでもらうとして、私はまったく違う視点から述べてみたいと思います。 それは「野田氏のプロレス好き」という点からです。 「かませ犬」発言にピンときた 野田氏は以前からプロレスファンであることで知られる。先日はアントニオ猪木さんのお通夜に出席されたという。 野田氏は追悼演説に白羽の矢が立ったときに「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生です。『かませ犬』みたいです」とブログに書いた(10月17日)。 そのまま読むと自虐的ですが、この発言を知ったときにプロレスファンの私はピンときたのです。「かませ犬」という言葉はかつて長州力がライバルに「俺はお前のかませ犬ではない」と言

                                  「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生」と…野田佳彦が「追悼演説」で見せた“プロレス愛”がすごすぎた | 文春オンライン
                                • 高里鈴代さん

                                  DEMO VIDEOS Get to know everything Vimeo can do for your business. Watch now

                                    高里鈴代さん
                                  • 「森さんは産経も早稲田も試験を受けずに入ったわけね」五輪汚職だけじゃない…森喜朗85歳の“黒すぎる功績”とは? | 文春オンライン

                                    『角川の競合を排除「私は絶対認めない」森喜朗「天の声」音声』(週刊文春 9月15日号) 《組織委員会の会長だった森喜朗氏(85)が、KADOKAWAの競合相手だった講談社について「絶対認めない」などと発言していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。取材に応じた音声データが残っていた。》(週刊文春スクープ速報9月7日) 読んでみたら想像以上。自分のことを「週刊現代」「FRIDAY」などであれこれ書く講談社の五輪スポンサー入りは「絶対認めない」と確かに発言していた。「『俺はこんなものを認めるなら辞めようと思う』と言ったら、みんなビックリして」とも。 森喜朗の「功績」とは? 完全に森喜朗の私怨ではないか。こういう権力の使い方ってアウトなんじゃないの? とも思うが、一方ではこんなニュースも。 『森喜朗氏胸像建立で募金集め 橋本聖子氏ら発起人「偉大な功績顕彰」』(朝日新聞デジタル9月7日) 森喜朗

                                      「森さんは産経も早稲田も試験を受けずに入ったわけね」五輪汚職だけじゃない…森喜朗85歳の“黒すぎる功績”とは? | 文春オンライン
                                    • 「君はアベノミクスを批判するのか?」と怒りの電話 “反論する安倍さん”が沈黙した「不都合な出来事」とは | 文春オンライン

                                      この「反論する安倍さん」の数日後に出た朝日新聞と読売新聞の記事が面白かったのだ。まず朝日。 『「アベノミクス批判するのか」安倍氏怒りの電話 許せなかった言葉』(朝日新聞デジタル6月2日) 《5月19日、自民の財政再建派を中心とする財政健全化推進本部の会合後、安倍氏(67)は、自らの派閥に属する越智隆雄・元内閣府副大臣(58)の電話を鳴らした。「君はアベノミクスを批判するのか?」。声は怒気をはらんでいた。》 越智氏は「批判はしていません」と言ったが、安倍氏は「周りはアベノミクスの批判だと言っているぞ」と迫ったという。 さらに読売ではこんな記事が。 『政権占う「安倍・麻生・菅」…政策・人事 影響力健在』(6月5日) 《「私と麻生さんがやってきたことを否定するんですか」 5月23日、元首相の安倍晋三(67)は議員会館の自室に呼んだ元財務相の額賀福志郎(78)に険しい表情でこう迫った。》 今度は額

                                        「君はアベノミクスを批判するのか?」と怒りの電話 “反論する安倍さん”が沈黙した「不都合な出来事」とは | 文春オンライン
                                      • 〈懲戒処分〉「朝日新聞こそが社会正義を…」自称・安倍元首相の「顧問」記者が見せた“大朝日のおじさん精神”とは? | 文春オンライン

                                        ん? なんで朝日の記者と安倍元首相が連携しているの? なんで他社の記事に口出ししようとしたの? もう一度じっくり読む。すると朝日記者(峯村健司氏)が他誌に対して公表前の記事(ゲラ)を見せろと要求したのだという。その理由は……。 「安倍(元)総理がインタビューの中身を心配されている。私が全ての顧問を引き受けている」 エ―――! 朝日は“高級な背広を着たプライド高めのおじさん” 峯村記者は「とりあえず、ゲラ(誌面)を見せてください」「ゴーサインは私が決める」などと語ったという。ああ、他媒体への振る舞いがエラそうですごすぎる。ワクワクしちゃう。 ここまで興奮するのは理由がある。私は以前から新聞の読み方として「新聞の擬人化」を提案していた。ときに小難しく思える新聞もわかりやすくなって楽しくなるからだ。

                                          〈懲戒処分〉「朝日新聞こそが社会正義を…」自称・安倍元首相の「顧問」記者が見せた“大朝日のおじさん精神”とは? | 文春オンライン
                                        • 『プーチン愛人とぎっくり腰』 現実が「東スポ化」する異常事態…ウクライナ侵攻を東京スポーツはどう報じたか | 文春オンライン

                                          オウムは自分の組織に「外務省」とか「大蔵省」などと省庁の名前を付けていた。子供じみていた。しかし、ひとたび凶悪なテロ事件を起こすと『オウム科学技術省がサリン製造か』という見出しが朝日や読売にも掲載されたのだ。衝撃だった。事件を起こしたことで、まぬけに思えたネーミングもふつうに報じられ始めた。東スポがおどろおどろしく書いていたものが一般紙も同じように報じざるを得なくなってしまった。ただただ深刻さを感じたのである。オウム科学技術省って何だよ……。 東スポが報じなければ「まだ安心」 逆パターンもある。一般紙では深刻な見出しが続くときでも東スポが全然違うネタを報じているときは「まだ安心」と思える時がある。一種の自由さのバロメーターでもある。 たとえば今回のロシア報道はどうか。2月末にプーチンがウクライナ侵攻をすると、一般紙だけでなくタブロイド紙(日刊ゲンダイや夕刊フジ)も騒然となった。キオスクでの

                                            『プーチン愛人とぎっくり腰』 現実が「東スポ化」する異常事態…ウクライナ侵攻を東京スポーツはどう報じたか | 文春オンライン
                                          • 「ウラジーミル」「シンゾー」と呼び合う仲 プーチンにあてた“すごいポエム”に見る「外交の安倍」の本質とは…? | 文春オンライン

                                            《そこで期待したいのが、元首相・安倍晋三だ。北方領土問題では結果こそ出せなかったが、27回もロシアのプーチン大統領と会談。「シンゾー」「ウラジミール」と呼び合う仲までになった。(略)無論これほどの関係でもゼロ回答となった日ロ会談の経緯から見たら、無意味だという向きもあるかもしれない。》(2月16日) それでも付き合いがあるなら「外交の安倍の行動力に期待したい」とコラムを締めていた。ゲンダイも政界地獄耳もいじわる! 「外交の安倍」とはなんだったのか もちろん本気で安倍元首相の外交力に期待する人だっているだろう。では「外交の安倍」とはなんだったのか。あらためて過去記事を振り返ったら面白いのではないか? それが今回のテーマである。 毎日新聞は2019年に『「安倍外交」ここがすごい? “応援団”に聞く』(6月3日)という特集をやっていた。斬新な切り口だ。 というのも当時アメリカのトランプ大統領が来

                                              「ウラジーミル」「シンゾー」と呼び合う仲 プーチンにあてた“すごいポエム”に見る「外交の安倍」の本質とは…? | 文春オンライン
                                            • 「アベノマスク廃棄」発表で“英断”のような雰囲気に…主体性はないのに支持率は上昇、岸田文雄は“あの男”に似ている | 文春オンライン

                                              以前に私は岸田氏が安倍&菅政権を反面教師にするだけで斬新なイメージがつくことを“岸田マジック”と呼んだ。その効果はまだ続いているようだ。首相周辺は「安倍、菅両内閣の失敗から学んだことは、批判を恐れて後手に回ってはならないことだ」と強調する(読売新聞2021年12月29日)。 ゆらゆらと上昇する、まるで風船おじさん 安倍・菅政権の記憶が濃厚なうちは朝令暮改といわれようが「スピード重視」を前面に出せば評価される。先日はアベノマスクの廃棄を発表しただけで英断のような雰囲気になった。とくに自分では何もしていないのにゆらゆらとアガっていくこの感じ。まるで風船おじさんである。

                                                「アベノマスク廃棄」発表で“英断”のような雰囲気に…主体性はないのに支持率は上昇、岸田文雄は“あの男”に似ている | 文春オンライン
                                              • 「ルールを守ってください」と取材中、いら立ちをあらわに…菅義偉前首相に怒られた記者の“まっとう過ぎる言い分” | 文春オンライン

                                                『首相、記者団の取材にいら立ち 立て続け質問、注意促す』(7月21日共同通信) 《菅義偉首相は21日、官邸で記者団の取材に応じた際、社名を名乗らず立て続けに質問しようとした記者を「ルールを守ってください」と遮り、後方で控えていた小野日子内閣広報官らに「はっきり言ってください」と注意を促すなど、いら立ちをあらわにした。》 菅氏の激おこは続いたようで、《首相は取材を終えて官邸を出る際、秘書官に向かって叱責するなど怒りが収まらない様子だった。》 すごい剣幕です。 では菅氏を怒らせた記者はそんなに非礼な態度だったのか。当事者である澤田大樹記者(TBSラジオ)は最近出版した著作の中で振り返っている。 TBSラジオ記者の“言い分” 当日は東京のコロナ感染者数が1832人。これだけ感染者が増える中で五輪・パラリンピックを開催することで国民の生命を本当に守れるのかと質問をした。引き続き名前を名乗って「バブ

                                                  「ルールを守ってください」と取材中、いら立ちをあらわに…菅義偉前首相に怒られた記者の“まっとう過ぎる言い分” | 文春オンライン
                                                • 「野党は批判ばかり」というイメージを広めたのは誰? 安倍晋三「虚偽答弁118回」をスルーした菅義偉の“ご都合主義” | 文春オンライン

                                                  この光景を保守派はどう見た? 記事の最後は「論戦は盛り上がらず、空回りに終わった」とある。では、保守派からはこの光景はどう見えたのだろう。産経新聞を見ると面白かった。予算委員会デビューの岸田首相についてこんな評価をしていた。 『「聞く力」で野党かわす』(12月16日) パワーワード「聞く力でかわす」。それって聞いてるふりだけじゃん! と思うのだが、首相が余裕でスルーしている様子がわかる。そして産経師匠も野党は「迫力不足は否めない」と余裕しゃくしゃく。どうやらこれが「批判より提案」の現実っぽい。 そもそも「野党は批判ばかり」なのだろうか。辻元清美氏(立憲前職)は次のように証言している。 《私が国対委員長のときに関わった法案のうち、8割は賛成でまとめています。でも、野党の賛成はニュースにならず、対立法案はニュースになる。だから、有権者は『野党は反対ばかり』というイメージを抱きがちなのだと思いま

                                                    「野党は批判ばかり」というイメージを広めたのは誰? 安倍晋三「虚偽答弁118回」をスルーした菅義偉の“ご都合主義” | 文春オンライン
                                                  • なぜ君は「本人」を取材せず批判記事を書くのか…平井卓也の弟が社長「四国新聞」に聞いてみた《香川1区ルポ》 | 文春オンライン

                                                    四国新聞は小川氏本人を取材せず 平井氏のライバルである小川淳也氏(立憲民主党)に対しては隙あらば刺してやろうと狙っている感じ。最近では選挙前の10月12日の記事が度肝を抜いた。2面に大きく『維新新人に出馬断念迫る 香川1区、立民・小川氏』(10月12日)と報じた。 香川1区は平井氏と小川氏による一騎打ちとみられていたが、新人の町川順子氏が維新の公認候補に決まった。そのあと小川氏が出馬断念を迫ったという。 町川順子氏に出馬断念を迫った小川淳也氏(右) ©プチ鹿島 《町川氏によると、公認発表後、小川氏本人から電話があり「出られたら困る」などと言われたという。小川氏は町川氏の実家の家族のところまで訪れ、出馬断念を求めた。》(四国新聞) これ、もっと真相が知りたい。ところが不思議なのは四国新聞は記事の主役である小川氏のコメントをまったく載せていないのだ。小川氏本人に取材しないままデカデカと載せてい

                                                      なぜ君は「本人」を取材せず批判記事を書くのか…平井卓也の弟が社長「四国新聞」に聞いてみた《香川1区ルポ》 | 文春オンライン
                                                    • 甘利明の“絶叫演説”、平井卓也の“孤独なパレード”、そのとき小川淳也は…「香川1区」に潜入!《衆院選ルポ》 | 文春オンライン

                                                      これは読売新聞オンラインが10月29日に報じたものだが、翌日に発売されたタブロイド紙「日刊ゲンダイ」はさらに詳しい演説内容を報じていた。 演説中に「ほとんど錯乱状態」 甘利氏は経済安全保障に話が及ぶと《「私は未来を見通せる」と言いだし、「その私がいなくなれば大変なことになる」「未来は変わっちゃう」と訴えた。最後は「私の手の中には日本の未来が入っている」「私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫。》 ゲンダイは「ほとんど錯乱状態だ」と書く。ただそこまで訴えているのに「足を止める人はいなかった」とも。神奈川13区の皆さんは一体何をしているんだ! 日本がどうなってもいいのか! 10月31日、遂に審判が下された。現役の自民党幹事長落選という衝撃。甘利氏の予告によれば、日本が大変なことになる。翌朝、恐る恐る目を覚ます。とくに異変はなかった。甘利氏が「比例

                                                        甘利明の“絶叫演説”、平井卓也の“孤独なパレード”、そのとき小川淳也は…「香川1区」に潜入!《衆院選ルポ》 | 文春オンライン
                                                      • なぜ君は総理大臣になったのか…「感動レベル」でひどかった! 菅首相、辞意表明までの“動き” | 文春オンライン

                                                        まず、これまでフニャフニャして勝負弱かった岸田文雄さんが「(総裁になったら)二階幹事長を再任しない」という先制パンチを放ちました。すると党内や世論に予想以上にウケて菅さんはいきなりぐらついた。岸田さんもうっかり当たって驚いていた様子。 岸田案をパクって争点潰しに成功 しかしここで負けるような菅氏ではない。すぐさま岸田案をパクって「二階外し」を決断し、争点潰しに成功。そのあと下村博文を呼びつけて出馬断念に追い込み、仕上げは総裁選を先送りして9月中に解散という「意向」を放つ。その夜、毎日新聞がWEBで速報を出した。 『首相、9月中旬解散意向 党役員人事・内閣改造後』(8月31日22:26) 《複数の政権幹部が31日、明らかにした。》 コロナ対応ではボンヤリしていた菅さんですが権力闘争となったらがぜん動きが素早くなったのだ。さすが喧嘩師です。※参考『喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書』(読売新

                                                          なぜ君は総理大臣になったのか…「感動レベル」でひどかった! 菅首相、辞意表明までの“動き” | 文春オンライン
                                                        • 取材2分で打ち切った首相は出オチ プチ鹿島さん「この1年が凝縮」:朝日新聞デジタル

                                                          ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                            取材2分で打ち切った首相は出オチ プチ鹿島さん「この1年が凝縮」:朝日新聞デジタル
                                                          • 安倍晋三前首相が「1年延期」にこだわった理由をしれっと改ざん 東京五輪関係者が“責任逃れのラストスパート”をかけ始めた! | 文春オンライン

                                                            読売新聞8月13日の紙面 膨らんだなぁ。コンパクト五輪とは何だったのか。 五輪経費問題を「RIZAP」のCMで見せたら そういえば「文春オンライン」の取材で、首相のブレーンでオリパラ事務局の最高責任者である内閣官房参与・平田竹男氏が「RIZAP GOLF」でゴルフレッスンを無料で受けていたことが判明。その金額は推定457万3800円。 RIZAPは平田氏が事務局長を務めるオリパラ事務局が主導する「beyond2020マイベストプログラム」の認定を受けていた。つまり平田氏とRIZAPは利害関係にある。 RIZAPと仲良くするなら、五輪経費問題もあのCMで見せたらわかりやすいのではないか? 最初はスリムだったけどブクブクに膨らんだ東京五輪師匠。その逆バージョンは衝撃に違いない。

                                                              安倍晋三前首相が「1年延期」にこだわった理由をしれっと改ざん 東京五輪関係者が“責任逃れのラストスパート”をかけ始めた! | 文春オンライン
                                                            • “森案件”の市川海老蔵、小池の“火消しと木遣り”…東京五輪の開会式は「政治利用」の答え合わせがたまらなかった! | 文春オンライン

                                                              《現場で1つの演目のストーリーと出演者を固めた後、組織委や都の有力な関係者やJOC(日本オリンピック委員会)サイドから、唐突に有名人などの出演依頼が下りてくる。部内では有力者ごとに「○○案件」とささやかれた。》(東京新聞・同) つまりエライ人達から「○○を開会式に使え」という現場介入が多かったという。すいません、やっぱり「五輪の闇」でした。政治利用の祭典でした。 小池百合子の“口利き”演出 この件に関しては「週刊文春」が4月8日号で『森・菅・小池の五輪開会式“口利きリスト”』として既にすっぱ抜いていた。 たとえば小池百合子都知事が「火消しと木遣りを演出に入れて。絶対よ」と組織委側に要望を伝えていたという。 火消し団体の総元締めである『江戸消防記念会』はもともと自民系の団体だったが、2016年の都知事選で江戸消防会の一支部が小池を支援した。小池氏からすればこのときの「恩返し」であると。これが

                                                                “森案件”の市川海老蔵、小池の“火消しと木遣り”…東京五輪の開会式は「政治利用」の答え合わせがたまらなかった! | 文春オンライン
                                                              • 辞任&解任ドミノの続く東京五輪“開会式オンエアバトル” ラーメンズもびっくりの「シュールなオチ」とは…? | 文春オンライン

                                                                「ここまで来たら引き返せない。もう飛び込むしかない」(毎日新聞・5月29日) どちらも小山田&小林問題以前の記事である。大会運営の酷さは、たとえば開会式の演出チームをみてもメンバーの変遷が激しすぎた。 小林賢太郎氏は、「女性タレントの容姿を侮辱するメッセージを演出チームのLINEに送ったとして辞任した統括プロデューサー佐々木宏氏のもとで演出を担当」していた(朝日新聞デジタル・7月22日)。 辞任した佐々木宏氏 ©時事通信社 リオ五輪閉会式での「安倍マリオ」 真の狙いは…? ここらへんにポイントがありそう。過去記事を振り返ってみると、私が五輪関係の記事で初めて「佐々木宏」が気になったのはこれ。 『安倍マリオ 当初候補はアスリート 3週間前に急きょ』(日刊スポーツ・2016年9月10日) 《演出を手がけたクリエーティブディレクター佐々木宏氏が都内で会見し、明かした》 リオ五輪の閉会式に出てきた

                                                                  辞任&解任ドミノの続く東京五輪“開会式オンエアバトル” ラーメンズもびっくりの「シュールなオチ」とは…? | 文春オンライン
                                                                • “いじめ自慢”小山田圭吾を抜擢したオリパラ組織委 東京五輪開催の“意義”は「お・も・て・な・し」に尽きる…? | 文春オンライン

                                                                  東京五輪の開催意義をおさらいしておきます。 菅義偉首相は「コロナに打ち勝った証し」を最近言わなくなりましたが、その代わりにお気に入りなのが「心のバリアフリー」です。 「このコロナの厳しい中で障害のある人もない人も、また、お年寄りも若い人もともに助け合うという共生社会。その実現に向けてまさに“心のバリアフリー”を世界に発信することは極めて大事だと思っている」(7月8日の会見) “心のバリアフリー”は会見中2度使い、強調していた(デイリースポーツ7月8日)。 東京五輪にも意義や意味はあるはず… そんななか、かつて雑誌で障害者いじめを嬉々として語っていた小山田圭吾氏を、大会組織委員会が開会式作曲担当として嬉々として発表する流れ(*1)。よりによってオリパラで。五輪に関わるエライ人たちってやっぱり「何も見えてない」ことがわかる。もしくは「そんなことどうでもいい」のだろう。このマインドってサブカルど

                                                                    “いじめ自慢”小山田圭吾を抜擢したオリパラ組織委 東京五輪開催の“意義”は「お・も・て・な・し」に尽きる…? | 文春オンライン
                                                                  • 東京五輪「無観客も辞さない」「異例の開催」と言うけれど…菅首相の“やらかし発言”が面白すぎる | 文春オンライン

                                                                    「無観客も辞さない」のカッコ悪い使い方 ふつうの使い方を想像してみよう。世論やマスコミが「五輪は観客入れてバンバンやろうぜー、ウェーイ」と興奮している。そんななか菅首相がこう言うのです。 「待て待てお前ら、興奮しすぎではないでしょうかー。私はリーダーとして冷静に考えた。コロナ禍なので無観客も辞さない」 これが「無観客も辞さない」の本来の使い方です。カッコいいです。 ところが観客を入れてバンバンやろうぜーと言っていたのは菅首相自身なのである。読売新聞には『有観客 最後まで模索』(7月9日)とふつうに書かれていた。 「読売新聞」7月9日朝刊より 『首相裏目 宣言下の五輪 「ワクチンで抑制」崩れたシナリオ』(朝日7月9日)では、 《この夏、コロナの感染拡大を抑え込んで、安心・安全な五輪を実現して衆院解散・総選挙になだれ込み、勝利したい考えだった。だが、その方程式は崩れつつある。東京に押し寄せる感

                                                                      東京五輪「無観客も辞さない」「異例の開催」と言うけれど…菅首相の“やらかし発言”が面白すぎる | 文春オンライン
                                                                    • “菅首相=ギャンブラー説”再び 「五輪が始まれば国民は盛り上がる」に単勝1点賭けの危うさ | 文春オンライン

                                                                      「この状況を考えれば、中止も仕方ありません」 「中止で支持率はマイナスになりません」 だが、そうした声はみな退けられた。『閣僚「五輪中止を」拒む首相』という一面記事である(朝日新聞6月25日)。五輪の成功を背に衆院解散・総選挙に臨んで長期政権の足場を築くシナリオにかたくなにこだわっているという。 6月25日付 朝日新聞の実際の見出し 「勝負師」「ケンカ師」というより「ギャンブラー」 菅首相はいまや令和おじさんではなくオリンピックおじさんなのである。首相は五輪に賭けたのだ。以前に私は「菅首相=ギャンブラー説」を書いたことがあるがやっぱり今回も賭けていた。カジノおじさんなのかもしれない。 ちょっと説明すると、これまで菅首相は「勝負師」とか「ケンカ師」と称されることが多かった。たとえば読売新聞政治部が昨年末に書いた本のタイトルは『喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書』(新潮社)である。 「やるな

                                                                        “菅首相=ギャンブラー説”再び 「五輪が始まれば国民は盛り上がる」に単勝1点賭けの危うさ | 文春オンライン
                                                                      • 平井デジタル相の親族企業・四国新聞はなぜ共同記事を“足し引き”したのか? 「ワニ新聞」の持つ思惑やいかに | 文春オンライン

                                                                        『5日後に文春砲も食らうワニ』 そして文春。 『【新音声入手】親密企業の参入を指示 平井卓也デジタル相に官製談合防止法違反の疑い』(「週刊文春」) 平井大臣が同じ会議の場でデジタル庁が発注予定の事業に、自身と近い関係にあるベンチャー企業を参加させるよう求める発言をしていたと報じた。文春は「発注機関の責任者である大臣のこの発言は、官製談合防止法に違反する疑いがある」と指摘。 この記事は文春オンラインで6月16日に公開された。朝日のスクープから間隔が短い。『100日後に死ぬワニ』というか『5日後に文春砲も食らうワニ』である。ワニ大臣、大ピンチ。 私は前回、朝日スクープを平井先生の一族経営の四国新聞はどう報じたのだろう?と気になっちゃって東京支社で購入し、その結果をコラムに書いた。

                                                                          平井デジタル相の親族企業・四国新聞はなぜ共同記事を“足し引き”したのか? 「ワニ新聞」の持つ思惑やいかに | 文春オンライン
                                                                        • 過去記事からわかった東京五輪「本当の理念」 招致の原点にあったのは“あの一家”の気まぐれだった! | 文春オンライン

                                                                          では東京五輪の開催理念ってそもそもなんだろう。東日本大震災からの「復興五輪」? だとしたら最初に言ったのは誰なのだろう。 というわけで過去の記事を調べてみました。 石原慎太郎が東京五輪をやりたかった理由 2019年3月13日の毎日新聞(大阪朝刊)に「復興五輪の実像」という記事が見つかった。 「復興五輪」は元をたどると2011年6月17日、東京都の石原慎太郎知事の所信表明演説に行き着く。 この日、「大震災から立ち直った9年後の日本の姿を披歴すれば、世界中から寄せられた友情や励ましへの返礼となるに違いない」と五輪招致への意欲を示した。 驚くのはここからだ。 8年経って毎日新聞が取材すると石原は「俺が言い出したんじゃない」と否定。「俺は五輪を復興に結びつけたいとは思わなかった。役人のレトリック(巧みな言い回し)だろ」と。 石原慎太郎元都知事 ©文藝春秋 じゃあ石原慎太郎がもう一度東京五輪をやりた

                                                                            過去記事からわかった東京五輪「本当の理念」 招致の原点にあったのは“あの一家”の気まぐれだった! | 文春オンライン
                                                                          • 「夏の世界的スポーツイベント」求人広告“多発”の怪 新聞各社はなぜハッキリ口を出さないのか? | 文春オンライン

                                                                            今、ネットに次のような求人広告があふれているという。 「【激レア求人】夏の一大スポーツイベント運営staff」 「経験・スキル・知識不問 大量募集の今がチャンス!」 「大規模スポーツ大会★歴史を作る仕事をしよう」 「とにかく超大量募集です」 このアルバイト、共通しているのは「7~9月」の「世界的スポーツイベント」。なのにどの広告にも「五輪」とは書かれていないという。記者が募集している会社に聞いても口は重い。 では働く場所はどこか? 「国立競技場」。 明らかに東京五輪ではないか。 ミルクボーイも真っ青な東京五輪の求人広告 この感じ、どこかで見たなと思ったらミルクボーイの漫才だ。 「うちのオカンがね、アルバイトの名前を忘れたらしくてね」 「どんな特徴か教えてみてよ」 「7~9月におこなわれる世界的スポーツイベントやいうねん」 「東京五輪やないかい。その特徴はもう完全に東京オリパラやがな」 「オ

                                                                              「夏の世界的スポーツイベント」求人広告“多発”の怪 新聞各社はなぜハッキリ口を出さないのか? | 文春オンライン
                                                                            • 朝日新聞が広告掲載を「拒否」した『さよなら朝日』を読んでみた いまこそ記者個人に求められる“新しいきれいごと”とは? | 文春オンライン

                                                                              『さよなら朝日』という本を買ってみた。現役の朝日新聞記者である石川智也氏が書いたという。まずタイトルから面白そうではないか。 するとこんな展開に。 『さよなら朝日』広告掲載を断念、柏書房がツイート 「通常の3.3倍の出稿料を提示された」(弁護士ドットコムニュース3月31日) 版元である柏書房のツイートによれば、本の広告を朝日新聞に掲載しようとしたところ、通常の3.3倍という高い出稿料を提示されて取り下げざるを得なかったという。 えええ! 版元は「出版活動を萎縮させるような今回の対応は大いに疑問」 朝日新聞は『さよなら朝日』の広告を読者に見せたくなかったのだろうか。 《自らの弱点を見つめ直すことからリベラルを再生しようという真面目な動機に基づいた本です(著者自身この程度の内容と書いています)。にも拘らず出版活動を萎縮させるような今回の対応は大いに疑問ですし、この対応は結果的に自社の記者の言論

                                                                                朝日新聞が広告掲載を「拒否」した『さよなら朝日』を読んでみた いまこそ記者個人に求められる“新しいきれいごと”とは? | 文春オンライン
                                                                              • 「下世話」が「王道」を超えてしまう“強烈な違和感” 本当の正論はどこにあるのか? | 文春オンライン

                                                                                最近つくづく思うのですが、下世話が王道を上回ってないだろうか? こんなんでいいのかと思う。 下世話の象徴=週刊誌によるツッコミ 例をあげていきます。 まず週刊誌。下世話さの象徴です。これに対しての王道は新聞やテレビが浮かびます。 私は、週刊誌は猟犬だと思っている。獲物をとってくるけど、猟犬自身には「良い獲物」も「悪い獲物」もない。社会派ネタだろうが芸能人の不倫だろうが目の前にあれば獲る。スキャンダリズムが大事。なのでやたら過大評価するものでもない。 このところ「週刊文春」という猟犬は、“東京五輪の開閉会式の演出”を口にくわえてどんどん獲ってきてます。下世話です。 これに対して五輪組織委員会は「掲載誌回収」「文春オンライン記事の削除」を求めた。すると文春は「税金が投入されている公共性の高い組織のあり方として、異常なもの」と指摘。返り討ちでその闇体質をツッコんでいた。 回収要求なんてしたら逆に

                                                                                  「下世話」が「王道」を超えてしまう“強烈な違和感” 本当の正論はどこにあるのか? | 文春オンライン
                                                                                • 東京五輪を“擬人化”して見えてきた「問題の本質」 なぜメディアは現実を伝えないのか? | 文春オンライン

                                                                                  『また東京五輪』。 スポーツ紙の見出しである。ぜんぶ読むと『また東京五輪大混乱 女性侮辱騒動』(サンスポ3月18日)。 なんかすごい。東京五輪が暴れん坊にみえてきた。「また(横山)やすし」とか「力道山また暴れる」みたいな。もう同じカテゴリーで考えたほうがいいんじゃないか? 私はトラブルが続くこのキャラを「東京五輪師匠」と呼びたい。擬人化すると見えてくることがあるのだ。 どんな不祥事をやらかしても大切にされる「東京五輪師匠」 たとえば2021年の今、漫才師・横山やすしが当時のままいたらどうだろう? 個人的にはワクワクしてしまうがテレビで見ることができるだろうか? コンプライアンスという言葉を聞きなれない30年以上も前に横山やすしはまさにコンプライアンスを問われていた。メディアはやすしを登場させないだろう。 ではと思う。 やすしと同じくらい東京五輪師匠は不祥事やトラブルが続いている。なのになぜ

                                                                                    東京五輪を“擬人化”して見えてきた「問題の本質」 なぜメディアは現実を伝えないのか? | 文春オンライン