平成から令和に至るまでのヤクザ社会の変遷を、家族という視点で描いた映画『ヤクザと家族 The Family』が上映中だ。 主演の綾野剛が演じる10代で暴力団に加入した若者は、組織内でのし上がり、対立抗争で敵対組織の幹部を殺害した罪で服役。14年後に刑期を終えて出所すると、暴力団をめぐる社会情勢が様変わりしていた――というストーリーだ。
論理的だが共感に欠けるインテリヤクザのようなダメ上司にはどう対処すれば良いのだろう? という悩みにお答えします。 怒鳴ったりする訳ではないけど『論理的だが共感に欠ける』と思うインテリヤクザのようなダメ上司はいませんか? このような人は人間的には問題なくても部下から見ると手ごわい上司です。ある部分で迷惑な事もあります。 本記事では 論理的だが共感に欠けるインテリヤクザのようなダメ上司の対処法 をお伝えします。 論理的だが共感に欠けるインテリヤクザのようなダメ上司に悩む人は多い 私は20-30代の人から転職の相談を受ける事があります。転職の理由の多くが人間関係です。上司や先輩と上手くいっていない場合が多いです。 40代の同世代で転職する同僚も『あの上司と上手く行かなかったんだろうな』と感じる事が多いです。 『論理的だが共感に欠けるインテリヤクザのようなダメ上司』かつ『無能な人』ならば即転職すれ
著名人が自ら、ヤクザの子であると明かすことは珍しい。まして、それが文学者となればなおさらだ。その証言をもとに父親の足跡を追った、暴力団取材の第一人者による渾身のレポートである。フリーライターの鈴木智彦氏がレポートする。(文中敬称略)【前後編の前編】 * * * SNSを通じ、詩人の伊藤比呂美から連絡があったのは令和3年8月だった。 「父のことを調べて『サカナとヤクザ』にたどりつきました。高橋寅松は伯父にあたります。父はその代貸であった伊藤一彦というものです」(DMより抜粋) 「高橋寅松」と「伊藤一彦」は、拙著『サカナとヤクザ』(小学館刊)の第四章『暴力の港・銚子の支配者、高寅』に登場する博徒の貸元と幹部である。代貸という役職は「貸元の代理」という意味で、博奕を開帳する貸元から全権委任される現場責任者だ。組織ではナンバー2で、現代暴力団でいう若頭や理事長に当たる。 日本有数の漁港である千葉県
このたび、「Colaboと仁藤夢乃さんを支える会」より、森康彦牧師の逮捕報道を受けて、公表済みの賛 同メッセージを削除した旨の連絡をいただきましたので、ホームページにて公表した賛同メッセージは、 現在は、森牧師のメッセージを削除したものに差し替えてあります。 Colaboでは、「私たちは『買われた』展」を、パネル貸し出しという形で全国で行っています。各地で開催 者として手をあげて下さった個人・団体にパネルを貸し出し、そこで開催して頂くという形です。 代表理事の仁藤が森牧師と知り合ったのは、2018年に神戸を訪問する機会があった際、知人から、現 地で虐待を受けた子どもを保護するNPO法人を運営しているとしてNPO法人ホザナハウスを紹介された のがきっかけです。同年9月にホザナハウスが「私たちは買われた」展を神戸で開催したので、その際に も森牧師にお会いしました。仁藤が森牧師とお会いしたのはこ
東京新聞の社会部記者が、厚生労働省を取材した際に机を叩いて怒鳴ったり、職員の資料を一時的に強奪したりなどの威圧的行為をしていたことが4日、明らかになり、あの望月衣塑子氏の同僚とあってネット上の話題をさらった。東京新聞が同日朝刊で明らかにしたもので、東京新聞側は厚労省に謝罪したとしている。 東京新聞が厚労省に謝罪 記者が取材で暴力的行為(10/4東京新聞) この件はすでに週刊新潮も把握していたようで、電子版のデイリー新潮は同日ただちに舞台裏を詳報。新潮によると、この記者は過労死問題などを精力的に取材してきた中澤誠記者だという。 机を叩き、怒鳴りつけ、資料を奪おうと……東京新聞記者の異常な取材方法に厚労省が激怒(デイリー新潮) ヤクザ紛いの取材態度を示す記者は、昭和の時代には珍しくなかったが、平成の30年を経て令和のいまになってもまだ“生存”していたことに驚いた人もいるかもしれない。しかし、私
事件史の残るヤクザの抗争が生んだ『前橋スナック銃乱射事件』 小日向死刑囚の確定判決文によると、事件が起きたのは2003年1月25日午後11時25分ごろ、前橋市三俣町のスナックだった。指定暴力団住吉会幸平一家矢野睦会の幹部だった小日向死刑囚と、山田健一郎死刑囚が拳銃を乱射し、一般人の客3人を含む4人を殺害。犯行の指示を出したのは矢野睦会会長だった矢野治死刑囚(2020年1月に東京拘置所で自殺)だ。 対立していた稲川会系暴力団元幹部の殺害を狙った犯行だったが、元幹部は銃弾1発が命中し、重傷を負いながらも一命をとりとめた。小日向死刑囚は逃亡先のフィリピンなどに入国する際に偽造パスポートを使用したかどで逮捕され、警察の調べで銃乱射についても全面自供。その供述が山田死刑囚と矢野死刑囚の関与など、事件の真相究明に繋がった。 拳銃乱射事件があったスナック加津の現場検証をする群馬県警の捜査員 ©️共同通信
ブレグジットが来年1月末まで延期となった。英国のEU(欧州連合)離脱劇が世界で起こっている「文化衝突」の一端であると見ている日本人は少ないと思うが、隣国韓国で起こっていることも同様だと私は考えている。国際金融の住人にとって重要なのは素性を問わずにマネーを扱う金融の聖地「シティ」の行く末だ。白い金を扱う窓口は内定したが 、黒い金のメインバンクを巡っては「死」を伴う暗闘劇が繰り広げられている。欧州から帰国したばかりの元経済ヤクザの私が、その最前線をリポートしよう。 ブレグジット期限延長の経緯 10月28日に、EUは、ブレグジットの期限を2020年1月31日に延期することで合意した。まずはその流れを整理するところから始めよう。 2016年6月に国民投票が行われた結果、イギリスのEU離脱が決定した。そして翌17年3月29日に、EU離脱を規定するリスボン条約(欧州連合条約および欧州共同体設立条約を修
山口組きっての武闘派・柳川組を率いて、「殺しの柳川」として恐れられた柳川次郎(1991年没)は、堅気になった後、一転して日韓の橋渡しに奔走した。生前、柳川と交流した人物は、スポーツ選手から韓国大統領まで多士済々だ。なかでも異色の存在は作家・司馬遼太郎だった。ジャーナリスト竹中明洋氏が綴る。 * * * 司馬の代表作に国内外を訪ね歩いた『街道をゆく』がある。このなかに韓国を取り上げたものが2巻ある。1972年に単行本が出版された『韓のくに紀行』と、1986年に出版された『耽羅紀行』(たんらきこう)だ。耽羅とは、古代から中世にかけて済州島を支配した王国のことである。司馬は1985年に2回にわたってこの島を訪ねて取材した。 だが、実際には司馬はビザの取得に難儀していた。申請したがすんなり出なかったのだ。今でこそ日本人が韓国に行くのに、ビザの取得は不要だが、日韓が相互にビザを免除するようになったの
「5人ほど売り飛ばしましたよ」ヤクザが暗躍、公然と女性が街中で…三重に実在する“ヤバい島” から続く 【画像】実際の“売春島”の写真を全て見る(12枚) 今も公然と売春が行われ“売春島”と呼ばれている三重県の離島・渡鹿野島――。「ヤバい島」として長くタブー視されてきたこの島の実態に迫ったノンフィクションライター、高木瑞穂氏の著書『 売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ 』(彩図社)が、単行本、文庫版合わせて9万部を超えるベストセラーになっている。 現地を徹底取材し、夜ごと体を売る女性たち、裏で糸を引く暴力団関係者、往時のにぎわいを知る島民ら、数多の当事者を訪ね歩き、謎に満ちた「現代の桃源郷」の姿を浮かび上がらせたノンフィクションから、一部を抜粋して転載する。 (全3回の2回目。 #1 、 #3 を読む) ◆◆◆ 元暴力団組員が語った人身売買の実態 ここに、一人の男がいる。元暴力団組員の、X
パブリッシャーの IndieArkは8月18日、『Fading Afternoon』を9月14日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。時差の関係で、日本での配信は9月15日となるようだ。Steamストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応している。 『Fading Afternoon』は2Dアクションアドベンチャーゲームだ。主人公は出所したてのヤクザである丸山誠二。「牛頭鬼」の異名で知られる丸山誠二は、かつては組の重鎮だった。しかし久々にシャバに帰ってきた丸山は、ムショにいるあいだに多くの物事が変わってしまったことを知る。古いやり方にこだわるのか、新たな生き方を受け入れるのか。いま大切なことはなにか、丸山は悩むことになる。 ゲームは2Dドットの横スクロール視点で描かれる。舞台となる街は大阪がモデルとなっており、80枚以上の背景が用意されているという。昼
稼業の人間の専売特許になっていた 「Xさん、だから今日はその逮捕された経緯なども詳しく聞かせてほしいのです。その前に、まず、Xさんが島に入れた30人以上の女は、すべて一人で入れたのですか」 「ぜんぶ、俺。もちろん若い衆にも手伝わせたけど、スカウトとか紹介とかは一切使ってない。手口? 簡単に言えば、“色管理”かな。ナンパして、惚れさせて『俺のために働いてくれ』と諭して。 ほとんどは家出少女、というか家出をさせたコだね。まあハタチ超えてたら家を出させてもいいでしょう」 「あの島はヤクザが絡んでいるし、逃げたりしたら後処理ができないから基本、スカウトは関わらない、と聞いています」 “売春島”中心部の夜の様子(著者提供) 「そうだと思うわ。だから俺らのような稼業(ヤクザ)の人間の専売特許になっていたと思うわ。当時は島が潤っていたから、バンス(前借り金)を200万出して、たとえ逃げても問題にならなか
組員の離脱支援などに取り組む諸橋仁智弁護士=東京都台東区の弁護士事務所で2023年4月19日午後2時24分、安達恒太郎撮影 元暴力団組員という異色の経歴を持つ弁護士が、自身の経験を生かして暴力団からの離脱支援や薬物事件の刑事弁護に取り組んでいる。東京弁護士会の諸橋仁智弁護士(46)は留置場で一冊の本と出会ったのをきっかけに弁護士を志し、約7年かけて司法試験に合格した。「元ヤクザで薬物使用者だった私だからできることがある」。そんな思いで、組員の立ち直り支援に走り回っている。 大学を中退し組員に 福島県いわき市出身。大学進学を目指して都内の予備校に通っていた時、友人の勧めで覚醒剤に手を出し、密売にも関わるようになった。マージャン店で知り合った暴力団組員の「兄貴」と行動を共にするようになり、21歳で大学を中退して組織に入った。組長のかばん持ちを任され、肩で風を切って街を歩いた。「この道で生きてい
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2018年の初めごろから、メディアが盛んに報じるようになった優生保護法(1948~1996年)による「障害者」への強制不妊手術。日本では、おぞましい優生思想が戦後も生き残り、約2万5000人(「同意を得た」とされているものも含む)が子どもを作れない体にされてきた。 この問題は、私が所属するジャーナリズムNGOワセダクロニクルの探査報道が口火となり、報道が拡大した。取材を進めるうちに、強制不妊の被害は精神障害や知的障害がない人にまで及ぶことがわかってきた。 「面倒なやつ」 そのような周囲の評価だけで「精神疾患」というレッテルを貼られ、精神科病院に拉致・監禁されて不妊手術を強制された人たちがいたのだ。 診察なしで「精神分裂病」と決めつけ その一人が、札幌市で暮らす元タクシー運転手の小島喜久夫さん(78)。「18歳の時、北区の中江病院(注・現在の心優会中江病院とは経営や診療内容が異なる)に強制入
新型コロナウイルスの影響による小学校等の臨時休校で、子供の世話を理由に仕事ができなかったフリーランスの子育て世代に対する支援金の支給対象から、反社会的勢力である「暴力団員」と「破壊活動を行った、または行う恐れのある団体に属している者」が排除されていることに沖縄タイムスの阿部岳記者が「差別」と噛みついている。 日額4100円のフリーランス休業助成は、風俗営業関係者を排除している。 そこに生身の人間がいるという事実に向き合わない差別。 ヤクザ、破防法関係者も除外。 安倍首相は「国民一人一人の協力」を求めたのではなかったか。 今は、善悪の価値判断を持ち出す時ではない。一律だ。 https://t.co/dScqtaurPJ — 阿部岳 / ABE Takashi (@ABETakashiOki) April 2, 2020 非合法活動を支援するわけなし もう本性を隠す気もないらしい。 今回の支援
本当に信仰に目覚め、追求し、真面目に暮らしてる元組員はいると思う。でも俺が会った中には、キリスト教というより、教会という組織に目を付け、商売替えしただけに思える人もいた。若い衆から上納金をとるのではなく、信者から寄付を集めるシステムにスライドしただけ。みんな牧師になりたがるし。— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) December 9, 2022 キリスト教は言うに及ばず多くの宗教で「間違いをし続けてきた私が、だからこそ大きな力におすがりし、信仰に目覚めた」として、それまでのどちらかというと?非道徳的、反社会的な生活が、逆に”売り”になることはままある。 キリスト教で言えばルカ福音書の「放蕩息子の帰還」というやつだ。 レンブラント 放蕩息子の帰還 息子は言った。『お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格
1980年代の東京・山谷。混沌としたこの街で、今では共に絶滅危惧種となった「暴力の権化」ヤクザと過激派が激突したことがあった。近刊『ヤクザと過激派が棲む街』で、この「戦争」とさえ呼べる激しい衝突を取材したフリージャーナリストの牧村康正氏が、当時の様子を活写する。 ヤクザの街宣車を燃やす活動家たち 「ヤクザ」と「過激派」がまともにぶつかったら、どちらが勝つか。 ——この問いに、あたかも異種格闘技を観るような興味をかきたてられても不思議ではない。両者は思想信条においては右と左の対極に位置しながら、ともに暴力を最大限に肯定する集団と見られているからだ。 いまから40年ほど前の1980年代初頭、日本国粋会金町(かなまち)一家と山谷(さんや)争議団が、日雇い労働者の街・山谷(東京都台東区)で本格的な抗争を起こした。 金町一家は博徒の老舗組織として名高いが、あらたな利権を求め、寄せ場(日雇い労働市場)
八百長を持ち掛けられた場末のロートルボクサーと、彼を取り巻く裏社会の有象無象、妻との新生活を描いたロバート・ライアン主演『罠』(監督・ロバート・ワイズ/1949年作)や、ひょんなことからボクサーになった男が、苦難に悩まされながら奮励努力するカーク・ダグラス主演『チャンピオン』(監督・マーク・ロブソン/1949年)などである。 ついには、結婚前の典子夫人との初デートも横浜でのボクシング観戦だったという。ボクシングが活況を呈していた時代のこととはいえ、相当な傾倒ぶりに驚く。 一橋大1年生にとっての「日本人初の世界王者」 また、「太陽の季節」にはこんな一文もある。 《未だ朝靄のかかった海岸で、赤い上下のトレーニング姿に、白いタオルを巻いて、走りながら時折シャドウしている男を見たのだ。それはハワイから来日していたある級の世界選手権を持つ選手であった。峠を越した言わば老年選手の彼が、一週間後のタイト
映画「ヤクザと家族 The Family」 ◎『ヤクザと家族 The Family』は、 監督:藤井道人・主演:綾野剛の社会派ヒューマンストーリー作品。 ◎2021年1月29日公開。 ◎主演:綾野剛 映画「ヤクザと家族 The Family」の【あらすじ&映画感想】を紹介します!! 映画「ヤクザと家族 The Family」 映画「ヤクザと家族 The Family」のあらすじ 映画「ヤクザと家族 The Family」の映画情報:キャスト 《キャスト》 《スタッフ》 映画「ヤクザと家族 The Family」の感想 ①綾野剛さんが最高でした。 ②主人公が浦島太郎状態。時代の流れが空しく、そして悲しい。 ③翼の成長した役は磯村勇斗さん 映画「ヤクザと家族 The Family」の感想まとめ 映画「ヤクザと家族 The Family」のあらすじ 時代は1999年。 主人公の山本賢治(綾野剛)
ひとりの老人の凶行によって、白昼の街が恐怖に包まれた。 10月31日午後2時すぎ、埼玉県蕨市の郵便局で無職の鈴木常雄容疑者(86)が20代と30代の女性職員を人質にとって籠城。容疑者はおよそ8時間にわたって立てこもりを続けた末、人質強要処罰法違反の疑いで逮捕された。立てこもりの現場には多くのメディアが集まり、緊迫した様子がテレビを通じて全国に放映された。 【写真】「アンタ、生涯後悔するぞ!」と裁判長を恫喝…!「工藤会」トップ野村悟総裁の「戦慄の素顔」写真 「鈴木容疑者が立てこもり事件を起こす1時間前には、容疑者の自宅である戸田市のアパートで火災が発生。火災の15分後には戸田中央総合病院で発砲事件が発生し、40代の男性医師と60代の男性患者が頭部を負傷しています。容疑者は警察の取り調べに対し、放火と発砲についても関与を認めているようです」(全国紙社会部記者) たった1日で立て続けに悪質な犯行
◆◆◆ 『新聞記者』チームで制作 ――原作ものが中心の日本の映画界にあって、『ヤクザと家族 The Family』は、藤井監督のオリジナル脚本の作品です。『新聞記者』の制作チームで今回、なぜヤクザ映画を撮ろうと思ったのでしょうか? 藤井 『新聞記者』を作ったあと、プロデューサーの河村光庸さんと次はなにをやろうという話になって、2人で「こういうものをやりたい」と企画を出し合ったんです。河村さんも僕も、「オリジナル脚本でなにができるだろうか」と常に考えているんですけれども、そのとき、お互いの興味が重なり合ったのがヤクザでした。 それで、ヤクザ同士の抗争を描く従来のヤクザ映画ではなく、暴排条例以降の、追い詰められたヤクザの姿を描く映画を撮ったら面白いんじゃないかとなって、企画を進めることになりました。 ――この映画では1999年(第1章)、2005年(第2章)、2019年(第3章)、それぞれのヤ
ヤクザ映画とかで小指を詰めるシーンがあったりするが なぜ小指なのか? 割りとペナルティとしては重い気がするけど どういう意味があるのだろうか? 指が1本なくなるというのはとんでもないハンデだと思うけど それなら親指とか人差し指でもいい気がする なぜ小指なのだろうか? なぜヤクザは指を切るのか? なぜ、ヤクザが指を切るのかというとケジメという意味が大きい 不祥事や不始末があった際のケジメとして行われるのが「指詰め」 指を切るという行為が始まったのは明治時代くらいかららしい 元々は断指は花柳界で流行った風習というか 起請文きしょうもん (証書)の代わりに指をプレゼントする風習があった。 起請文とは神仏に誓いを立てて、その誓いが嘘だったら神仏の罰を受けますという誓約 それを相手にも伝える事を言います。 「心中立て」なんて称してそういう事をしていたそうです。 江戸時代の遊女は相手に指や爪、髪の毛な
映画「ヤクザと家族 The Family」の試写を見てきました。 作品を見る前は、仁義なき戦いやアウトレイジのような任侠映画をイメージすしていたけれれど実際は違ったで、日本のヤクザ映画を継承しつつも、時代を反映した作品になっていました。 映画「ヤクザと家族 The Family」予告動画 父親を覚せい剤で失った主人公山本賢治(綾野剛)が、柴咲組組長(舘ひろし)の危機を救うい父子の契りを結ぶところから始まり、1999年、2005年、2019年の3つの時代を通して時代に取り残されていく“ヤクザ”と“家族”の姿が描かれています。 綾野剛のすごさ 映画・ドラマとたくさんの作品で見ている綾野剛ですが、本作でまたいっそう好きになりました。 1999年、2005年、2019年の3つの時代で構成されており、それそれの時代で生きる山本賢治(綾野剛)を見事に演じています。 1999年、原付きにまがたり街を疾走
東京都の休業要請が緩和されていく段階で起こった、不測の事態だった。東洋一の繁華街、新宿・歌舞伎町で、「闇の住人」同士による、きわめて深刻な暴力事件が発生していたのだ。 「おいコラ、コラァッ!」 ドスの効いた声が威嚇する方向にスマホのカメラが向けられると、体格のいい4、5人の男が、1人の男性を取り囲んでいた。すでに小突き回されていたのだろう、どうにかして逃れようと体をよじるが、その刹那、「バチィッ!」という大きな音とともに、男性の左側頭部に拳が命中。そしてすぐさま、反対側にいた別の男から右肩付近にさらなる一撃が。被害男性は顔を伏せ、よろけるようにカメラからフレームアウトしていった。 これは6月に入った最初の週末に、アウトローたちの間で一気に拡散した動画である。歌舞伎町のアンダーグラウンドに詳しいライターが解説する。 「事件が起きたのは6日の金曜日から、翌土曜日にかけての深夜帯のことでした。あ
ヤクザと歯並びの切っても切れない関係 中国発の新型コロナウイルスの影響で、不安な時間が増えた。暗い気持ちは暗い夢しか与えないが、たとえ自宅でも心の豊かさをつくり出すことができる。こんなときこそ日常の中に「発見」を求める機会だと捉えるべきだ。 自宅待機となっても食事はするが、その入り口となるのが「口」だ。歯の役割は噛むだけではなく、脳に「発火」と呼ばれる刺激を与え、活性化することがわかっている。 発見の思考法を伝える意味で、「白い歯」にまつわる「黒い話」をしよう。欧米では「歯並びの良さ」がステータスとされ、幼い頃から歯科矯正を行う人が多い。日本のヤクザの中でも立場が上の人には異常に歯が綺麗な人が多いのだが、これには理由がある。 暴力団から「暴力」を引いたら、ただの「団」しか残らない。渡世の世界は「暴力」で充満している。新米の頃に遅刻をすれば「ヤキ」という教育が入り、出世レースでも他組織との勢
内容紹介 【巻頭特集】●「ヤクザと家族 The Family」 ◇インタビュー ・綾野剛 ・舘ひろし ・藤井道人[監督・脚本] ・河村光庸[企画・製作/エグゼクティブプロデューサー] ◇「ヤクザと憲法」土方宏史監督はどう見たか。 関連記事はこちらから 『MIU404』りょうのBABYMETALパフォーマンスに絶賛の声 公式のダンス指導もベビメタファンも歓喜 - 記事詳細|Infoseekニュース 映画の記事一覧 面白動画ランキング にほんブログ村 まずは31日間無料トライアル U-NEXT ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━┓ 高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』 ───────────────────────────────── ・月額900円(税抜)から、大容量200GBからの高コストパフォーマンス ・安定のサーバー稼働率99.
親分が子分を食わすのが博徒で、子分が親分を食わすのがテキヤ…と言われてたので、元来、ヤクザはベーシックインカムです。今も自分で稼げる親分は、組織にかなりの会費を納め、お付きの若い衆に金を渡してる。じゃなきゃ付きっきりでボディガードできないよ。2000年頃、住吉会の某組織もそうしてた。— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) January 31, 2022 子分をシノギにして、上納金を吸い上げるシステムが広く普及したのは最近で、四代目の頃までは山口組の上納金も安かった。最近はこんな無理を続けてたら若い衆がやめていくし、組織がもたないのでどうにかしようってなってて、ヤクザ志願の若い人が夢を持てるような記事を書いてくれと言われる。— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) 2022年1月31日 そもそも山口組のそれはずっと安いと言わ
そのことわざは、暴力団からのクレームに関してならほぼ正しい。ギャンギャン吠えられても、訂正文以上の落とし前を求められたら断るしか方法はない。 訂正文を出さないことを名誉と考える同業者もいるようだが、それは単に突っ込んだことを書いていないだけではないか? 人間は完璧ではない。プロの校正を付けても誤植はなくならない。組織の体質や親密度にもよるが、親分、組長、幹部の名前を1文字間違っただけで、すぐ訂正文である。ただ、誤植が深刻なトラブルに発展することはまれである。悪意がないのは明白だから、大方のケースは訂正文で納得してくれる。問題なのは、記述全体がヤクザの名誉を傷つけている場合で、私の初体験はこれにあたる。落としどころは訂正文しかないにせよ、どうやって書いたらいいのか問題になる。なにしろ事実無根のことを書き飛ばしたわけではない。行為は実際にあったのだ。 この1本に命を懸けた、というなら別だろうが
「オイこらっ!」ヤクザ100人が街中で殴る蹴る【新宿スカウト狩り】発端は美人女性をめぐる”掟破り”《警視庁は捜査本部設置》 から続く 【画像】女性トラブルで山口組系幹部の男が銃殺事件を起こした事件現場 新宿・歌舞伎町で働く女性をスカウトする男性たちが、暴力団関係者に襲われる「スカウト狩り」が問題になっている。 その背景には、暴力団業界の「女はカネになる」という認識がある。ヤクザと女をめぐっては、スカウト業だけでなく、恐喝、売春、美人局など話題は尽きない。 交際相手の秋葉原のメイドカフェに勤める女性店員をめぐって、同店の男性オーナー(29)から現金200万円を脅し取ろうとした指定暴力団稲川会系幹部の男(44)が6月上旬、警視庁に恐喝未遂の疑いで逮捕された。 組幹部の男は2019年11月、この女性店員をめぐってオーナーとトラブルになっており、「ヤクザの女に手を出したら分かっているのだろうな」と
事件現場の写真 近年増えているヤクザを辞めた人による事件。先日も、元ヤクザとみられる男性が拳銃を持って郵便局に立てこもり、逮捕される事件が起きた。なぜ、ヤクザを辞めたのに逮捕されるような事件を起こすのだろうか。 自身も元ヤクザで、3回刑務所に入っており、現在はバーチャルユーチューバー(VTuber)として活動している「懲役太郎」が引退したヤクザを待ち受ける環境について話す。 「基本的に一度ヤクザになれば死ぬまでヤクザなので、所属している組から破門か絶縁のどちらかを宣告されなければ、辞めることができません。ヤクザへの締め付けが厳しくなり、どんどんヤクザの世界からお金が無くなっていることに加えて、銀行や不動産会社の多くはヤクザを辞めてから5年以上経たないと一切の取引をしないので、まともに生活するのも難しい人が多いんです」 そういった事情があるため、ヤクザを辞めた後、多くの人はわざと逮捕されて刑
昨年秋に上梓した『沢村忠に真空を飛ばせた男/昭和のプロモーター・野口修評伝』(新潮社)の取材過程において、筆者は主人公野口修の口から、多くの人物の知られざる一面を聞いた。父親の野口進や“戦後最大の黒幕”児玉誉士夫。“ゴッドハンド”大山倍達。“キックの鬼”沢村忠や“国民的歌手”五木ひろしの前半生も興味深いものがあった。 その中において、責了後なおも筆者の関心を惹いて止まなかったのが、野口修が少年時代に出会った嘉納健治である。 射撃の名手「ピス健」=嘉納健治とは何者か? 大正から昭和前期にかけての神戸の大物やくざにして「ピス健」と呼ばれた射撃の名手。野口修の父・野口進も所属した大日本拳闘会の会長。前稿でも詳述したように、日本に拳闘(ボクシング)興行を根付かせた功労者の一人でもある。
「教養」がブームになってひさしい。2010年代の前半から『教養としての○○』というタイトルの本も数えきれないほど発売されている。そんな中、『教養としてのヤクザ』というタイトルの本を書店で目にして、つい手に取ってしまった。完全にタイトル勝ちである。ヤクザの話がいったい教養になるのかどうか?はなはだ疑問ではあるが、著者の名前を見て、これは買いだと確信した。 なぜなら本書は『サカナとヤクザ』で一躍有名になった鈴木智彦氏と、日本最強の組織犯罪ジャーナリストである溝口敦氏の対話をまとめた1冊だったからだ。両氏の著作はHONZでもたびたび紹介されているので、HONZの読者にはおなじみだろう。 HONZで紹介されたレビューを以下に羅列してみる。 鈴木智彦氏→『ヤクザと原発』(東えりかの新刊超速レビュー、内藤順のレビュー)、映画にもなった『全員死刑』(栗下直也のレビュー)、『サカナとヤクザ』(内藤順のレビ
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