LayerX代表取締役(CEO)の福島良典氏 シリーズAラウンドで102億円の資金調達をクローズさせたLayerX、代表取締役の福島良典さんのインタビュー後半をお届けします。前半ではここ数年、キーワードとして挙がっている「コンパウンド」の戦略をなぜ必要としたのか、その考え方についてお聞きしました。後半では、バクラクを中心にLayerXがどこまで拡大するのか、その要因となりうるAI、地域戦略、開発計画についてお答えいただいています。(太字の質問は全て筆者。回答は福島さん) コンパウンドの考え方でLayerXのプロダクトラインアップを考えた場合、法人の支払い、つまり企業の血流でもあるお金の流れがひとつポイントになるかなと思ってます。ただ、これは言ってみればすべての部門に関係があるわけで、どのような粒度でサービスを開発していくのか、その判断基準が気になります。 福島:この部分はシンプルでユーザー