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  • 相手に動いてもらえないのは、一言目で“地雷”を踏んでいるから 仕事でも私生活でも役に立つ、人を動かす「伝え方」の極意

    本の学びを深めるオンライン講座「flier book camp」を運営する株式会社フライヤーが主催したイベントに、ゲストとして登場したのは、『無敗営業』シリーズ著者の高橋浩一氏。今回はファシリテーターにフライヤーアドバイザー荒木博行氏を招き、「言える・伝わる・あのひとが動く『伝え方の原則』」をテーマに対談します。高橋氏は、相手にうまく動いてもらえない時は“地雷”を踏んでいる場合が多いのだと語り、気持ちよく人を動かすための「伝え方」のポイントを解説しました。 相手にうまく動いてもらえない時は“地雷”を踏んでいる 荒木博行氏(以下、荒木):浩一さんはものすごく大量にいろんな人の営業トークやコミュニケーションの現場に立ち会われていて、ロールプレイもかなりやってらっしゃると思うし、そこでのフィードバックもけっこうされているわけですよね。 「やっぱりここでコミュニケーションが躓いちゃうのか」というも

      相手に動いてもらえないのは、一言目で“地雷”を踏んでいるから 仕事でも私生活でも役に立つ、人を動かす「伝え方」の極意
    • 「とりあえずやってみて」とか「まずは自分で考えて」が、今の若者に響かない理由。

      わたしはアルバイト時代、「とりあえずやってみて」「まずは自分で考えて」と言われるのが大嫌いだった。 とりあえずやっても、わからないことがたくさん出てきて途方に暮れるし、自分で考えたところで、それでいいかだれかにお墨付きをもらわないと行動に移しづらい。 どうすればいいのか知ってるんだから、教えてくれればいいじゃん。 とりあえずやってもどうせ失敗してやり直しだし、自分で考えてやっても上の人にいろいろなおされて結局相手の希望通りにさせられるなら、最初から教えてよ。 そう思う。 でもこの思考回路は、「最近の若者はすぐ答えを知りたがる」と、上の世代の人たちからはすこぶる評判が悪い。 「自分でやろうとせず他人に甘え、楽をしようとしている」と受け取られるからだ。 でも、「とりあえずやってみて」が若者に響かないのには、相応の理由があるんだよなぁ。 「無駄なく最短ルートで成長したい」若者たち 「世代論」につ

        「とりあえずやってみて」とか「まずは自分で考えて」が、今の若者に響かない理由。
      • ごめん、行動力は賞賛したいけど正直すげーイラついたし罵りたくなったわ

        全体的にバカじゃねーのかと思う。 1まずさあ、掲示板ってほっといても利用者と一緒に高齢化するんだわ。 掲示板が長続きするにはいかに新陳代謝を長く保つかが全てと言っていい。 新しい若い人(その掲示板歴的にも肉体年齢的にも)が来て高齢化やネタの堂々巡りを薄めてくれないともたない。 希少な若い人に来てくださいっていうしかないところで「最初からおっさんを集めます」ってなに? ズレてるよね。 なんかこいつズレてんなー。まさかそこからわかってないのか?って話をすると そもそも現代日本社会って中高年が多すぎるわけ。 若者の方が希少。 普通に掲示板作ればおっちゃんねるじゃん。 そしてお前みたいな中高年が知ってるサービスってのは猶更中高年の牙城なのよ。 若者は中高年を避けて新しいサービスに集まるもんだからね。 おめーらが好きなtwitterなんかももう異常なおっさんとおばさんがマジョリティの我が物顔で 30

          ごめん、行動力は賞賛したいけど正直すげーイラついたし罵りたくなったわ
        • 昔は薄給に耐えたのに、年を取ったら若手厚遇……納得がいきません

          悩み:昔は薄給に耐えたのに、年を取ったら若手厚遇…納得がいきません 上田さん、初めまして。私は現在59歳サラリーマンで、若く感じていた自分がいつの間にかこの年齢になっていました。今後の生き方や選択肢について相談したいと思っています。 最近、政府主導の企業改革や賃金上昇、人的資本への投資などの対策が進んでいますが、それにもかかわらず何かが足りないと感じます。若いころは薄給でしたが、「おまえもいつかは給料がぐんと上がる」と言われて、サービス残業や休日出勤も我慢してこなしてきました。そこそこの昇給はしましたが、50代以降の私はかつての先輩たちの境遇と比べるとはるかにレベルが低いです。 会社としては若い社員を厚遇し、新卒社員の初任給は毎年のようにどんどん上がります。まだ社会人になりたてで何もできない人に好条件を出す。一方、長く勤めてきた私に対して、心ない役員が「おまえは給料が高い」と言ってきました

            昔は薄給に耐えたのに、年を取ったら若手厚遇……納得がいきません
          • 【追悼】「関西最後の大物芸人」上岡龍太郎氏が58歳で芸能界引退した理由(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            元タレントの上岡龍太郎氏が、5月19日に大阪府内の病院で肺がんと間質性肺炎のため亡くなっていたことが発表された。81歳だった。 いま40代以上の一般的なテレビ視聴者であれば、上岡のことを知らない人はほとんどいないだろう。彼はかつて数多くの番組で司会を務めた人気芸人だった。 しかし、若い世代の中には彼のことをよく知らないという人もいるかもしれない。その理由は、上岡が2000年に引退を発表して、二度と表舞台に復帰することがなかったからだ。去り際があまりにも鮮やかだったため、下の世代の人にはその存在すら認知されていない可能性がある。 彼は人気絶頂期になぜ自ら引退を選んだのか。毀誉褒貶の激しい上岡龍太郎とはそもそもいかなる人物だったのか。その歩みを紐解いていきたい。 1942年、上岡龍太郎は京都府に生まれた。物心ついたときからラジオで流れてくる漫才や落語を熱心に聞いていた。中学生のときには時代劇に

              【追悼】「関西最後の大物芸人」上岡龍太郎氏が58歳で芸能界引退した理由(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 【青森県立美術館】富野由悠季インタビュー「新作をやらなければいけないと感じた」

              青森県立美術館で現在開催中の「富野由悠季(とみのよしゆき)の世界:ロボットアニメの変革者」は全国6カ所で行われた企画展である。「機動戦士ガンダム」や「伝説巨神イデオン」などの社会現象となったロボットアニメで知られる富野由悠季さんをテーマに、絵コンテやシナリオなどの約3000点もの資料を展示。青森会場を内覧した富野さんに話を聞いた。 目次 1.「富野展」を富野由悠季はどう感じたか? 2.富野由悠季80歳の心境 3.地方から始まった「ガンダム」 4.ロボットアニメがあったから犯罪者にならなかった 5.編集後記 1.「富野展」を富野由悠季はどう感じたか? ――青森会場をご覧になっていかがでしたか? この企画展は福岡、兵庫、島根、静岡、富山、青森の6館目。それぞれの展覧会には学芸員の個性や美術館の特性があり、びっくりしました。うまく説明はできないけど、青森会場は作品ごとに区分けをしたものの、スタッ

                【青森県立美術館】富野由悠季インタビュー「新作をやらなければいけないと感じた」
              • 自転車法改正の「環境を整えはしないが法的に締め付ける」は氷河期世代が食らった自己責任論そのものだろ

                まさかこれを称賛している氷河期世代とか……いねえよなぁ?! マジメな話、これに対してはちゃんと「NO!ふざけるな日本史根!」をぶつけていくべきだと思います。 今回の法改正によって下手をすれば無理な車道の走行によって路肩の段差でコケて死ぬパターンの自転車死亡事故の件数が増加します。 もしもそうなったとき、この法改正を肯定する論法はどうあっても「そもそも車道を走るのに値しない自転車にに乗っていたのが悪い」へと収束するでしょう。 なにせ氷河期世代論がそれに類似した自己責任論を突き進み、その再生が日本で何度も繰り返されているのですから、国家の風土的にそうなのです。 つまりそれは、「半端に遅いママチャリとか未だに使ってるやつが反社なだけじゃん」という結論になります。 自分が自転車を使わず、家族に自転車を使う子供などもおらず、自転車業界と何の関係もない人はこれに何の問題もないと思うかも知れないですし、

                  自転車法改正の「環境を整えはしないが法的に締め付ける」は氷河期世代が食らった自己責任論そのものだろ
                • 2019年のお笑い界のトレンドは「優しさ」だった(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  12月22日に放送された漫才日本一を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)を見ていて、印象に残った場面がある。6組目に登場した見取り図の2人が、お互いの見た目をけなし合うくだりに入ったときのこと。盛山晋太郎がリリーに対してこう言った。 「お前さっきから黙って聞いてたら、女のスッピンみたいな顔しやがって。お前な、なでしこJAPANでボランチおらんかった?」 この言葉が発せられた直後、一瞬だけ会場は水を打ったように静まり返った。『M-1』の決勝では厳しい予選を勝ち抜いた実力派の漫才師がネタを披露するため、そもそもスベるということが少ない。多少スベったとしても、客席の笑い声がゼロになるということはめったにない。 でも、このときにはそれがあった。盛山の発言は明らかに笑わせることを意図していたものだが、彼の思いとは裏腹に会場は一瞬だけ時が止まったように無反応になった。これは「スベった」というより

                    2019年のお笑い界のトレンドは「優しさ」だった(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 【完全版】なぜ組織は衰退していくのか?(7500文字)|Momentor坂井風太

                    2023年12月は、『TBS NEWS DIG』や『PIVOT』なので動画が立て続けに出るのですが、動画だけでは話しきれなかった部分があるので、今年1年間で考えてきたテーマについて、本記事で書いていきます。 問いとしては、下記の5つを網羅したものとなります。 ① なぜ働かない社員が生まれるのか?(静かな退職/逃げ切り社員問題) ②「多様性」を推進しても、逆に亀裂が生じるのはなぜか?(フォールトライン問題) ③ メガベンチャーやブランド化した企業はなぜ衰退するのか?(◯◯Wayの絶対視) ④ 自社愛が強い人ほど、企業を滅ぼしてしまうのはなぜか?(盲目的自社愛) ⑤ メディアで持て囃されている企業から衰退していくのはなぜか?(メディアトラップ) そして、結論というか総括として、下記の画像に集約される現象が発生し、組織が硬直化していくという話をします。 8000文字くらいあるので、10分くらいは

                      【完全版】なぜ組織は衰退していくのか?(7500文字)|Momentor坂井風太
                    • 「テレビ離れ」が急加速する時代、多くの人が意外と知らない「若者の価値観」(ラリー遠田,原田 曜平) @gendai_biz

                      お笑い評論家のラリー遠田の新刊『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)が発売された。この本では第一世代から第七世代までの世代ごとの芸人たちの特徴がまとめられている。 その本の発売を記念して、著者である私、ラリー遠田とマーケティングアナリストの原田曜平氏との対談が行われた。原田氏は『Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?』(光文社新書)などの著書があり、若者研究の第一人者でもある。原田氏はラリーの著書をどう読み解いたのだろうか。 この5年で大きな変化が起きている ラリー:この度は、私の著書に素晴らしい帯文を書いていただきまして、本当にありがとうございました。本の中身の方でも、原田さんが書かれた『世代論の教科書』(阪本節郎・原田曜平著、東洋経済新報社)という本を参考にさせていただいてまして。全面的にお世話になっていたので、直接お会いする機会があったらお礼を申し上

                        「テレビ離れ」が急加速する時代、多くの人が意外と知らない「若者の価値観」(ラリー遠田,原田 曜平) @gendai_biz
                      • 先輩芸人にもNO忖度! 最強コメンテーター芸人・カズレーザーの魅力(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        5年前、金髪に全身真っ赤の服装という異様ないでたちでテレビの世界に颯爽と現れたメイプル超合金のカズレーザー。その見た目からは想像もつかない知性と教養を備え、コメンテーターとしても忖度なしの直言をすることで知られている。 5月3日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)ではナインティナインの岡村隆史の失言騒動が取り上げられていた。岡村のラジオ番組に相方の矢部浩之が飛び入りで参加して岡村に厳しく説教をしたことについて、カズレーザーはこう述べていた。 「あの発言に不快感なり思うことがある方は署名活動をするべきだと思うし、もっとそれは集めた方がいいと思います。そういう活動は絶対発信するべきなんで。(中略)その署名が来たっていうのをどう捉えるかっていうのは岡村さん次第だと思います。 ただ、矢部さんがすごいいろいろメッセージされたじゃないですか。すごいすばらしいことだと思うんですけど、その外部に対して

                        • 『君たちはどう生きるか』あるいは「少年とサギ」レビュー 宮崎駿監督の創作の源流に触れることができる一作

                          ※本稿は映画『君たちはどう生きるか』のレビューです。物語の内容に触れる記述があるため、作品鑑賞後の閲覧をおすすめします。 “たとえば積み木の王国。積み木の王国という名称はすでになく、それらを作り上げていった幼いころの記憶は、あなたの中に、もうどこにもない。覚えていないし、わたしからこうやって聞いても、思い出せない。それはあなたの中の、想像が織りなす世界で、大切な外壁、支柱、外装などの一つとなって、他のことと複雑に折り重なり、編み込まれているから。それが、残像です。逆に言うと、あなたの想像の世界を支える大切なパーツになってしまったから、記憶は完全に消えたのです。形や姿を変えたのではなく、一部になったんです” 村上龍『MISSING 失われているもの』より。以下、本稿の太字引用部分はすべて同作から。 映画が開幕しておよそ5分。たったそれだけの時間を観ただけで、これまで自分が書いてきた他のアニメ

                            『君たちはどう生きるか』あるいは「少年とサギ」レビュー 宮崎駿監督の創作の源流に触れることができる一作
                          • 最近の新人・若手を「白けさせる」3つの「呪いの言葉」とは何か? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

                            ミレニアル世代を「白けさせる」3つの「呪いの言葉」とは何か? ・ ・ ・ 大学院ゼミでは、今年、バーチャルチーム研究のレビュー論文からひもとき、さまざまな文献を大学院生の皆さんと読み解いています。 ここでバーチャルチームとは、「時空間をへだてて、インターネットなどをもちいながら、組織化されている職場」のこと。 そうしたネット空間において、チームはいかに動くのか。そこにリーダーシップはいかに駆動するのか。その成果は、メンバー構成によっていかに変わるのかを探究している分野が、バーチャルチーム研究です。 せんだっては、中原研博士課程の辻和洋さんが、「ミレニアル世代 × バーチャルチーム」にまつわる研究をレビューしてくれました(Hershatter and Epstein 2017)。 文献におけるミレニアル世代とは「1981年以降にうまれ、2000年以降に成人を迎えた世代」のことをさし、いわゆる

                              最近の新人・若手を「白けさせる」3つの「呪いの言葉」とは何か? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
                            • 1カ月2万1000円の“こづかい制”でやりくりする作者の悲哀描いた『こづかい万歳』が共感集める 作者に聞いた「小さな幸せ」を見つけるコツ

                              ※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 1カ月を2万1000円のおこづかいで乗り切る夫を、ドキュメンタリー風に描いたマンガ『定額制夫の「こづかい万歳」 ~月額2万千円の金欠ライフ~』に、読者から絶望や共感の声があがっています。かたや「マジで好き」「いい旦那さんだ」といった声もみられる一方で、「結婚したくなくなってきた」とおこづかい制に悲観する声も……。作者で、作品の主人公でもある吉本浩二さん(@yoshimotokoji)は、おこづかい生活をどうとらえているのでしょう? 話を聞いてみました。 (C)吉本浩二/講談社 『こづかい万歳』は『週刊モーニング』(講談社)で月1ペースの連載中。第1話と一部のエピソードはコミックDAYSで読むこともできます。作者の吉本さんは、これまで『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~』(双葉社)、『ブラック・ジャック創作秘話』(秋田書店)、

                                1カ月2万1000円の“こづかい制”でやりくりする作者の悲哀描いた『こづかい万歳』が共感集める 作者に聞いた「小さな幸せ」を見つけるコツ
                              • 志村けんとの間に噂された確執…『全員集合』の快進撃を支え続けた盟友いかりや長介の知られざる“本音” | 文春オンライン

                                少し前までのお笑い界は高齢化が叫ばれていて、若い芸人はなかなか世に出てこられない状態が続いていた。だが、第七世代ブームによってその状況は一変。いまや第七世代がバラエティ界における1つの勢力となっている。 そんなお笑い界における第一世代として必ず名が挙がる芸人といえば「ザ・ドリフターズ」ではないだろうか。彼らが残した功績、そしてメンバーの入れ替わりで新たに加入した志村けんに伝えられたものとは……。お笑い評論家のラリー遠田氏の新刊『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社)を引用し、ドリフがお笑い界に与えた影響について紹介する。(全2回の1回目/後編を読む) ◆◆◆ 5人のキャラが確立された ドリフがポスト・クレージーキャッツと呼ばれながらも、クレージーキャッツとは違う形の笑いを確立する最初のきっかけになったのは荒井注だった。 いかりや長介が寄せ集めたメンバーの1人だった荒井は、ピアニ

                                  志村けんとの間に噂された確執…『全員集合』の快進撃を支え続けた盟友いかりや長介の知られざる“本音” | 文春オンライン
                                • 前世代の先輩たちがいつの間にか姿を消していった──氷河期世代と世代論

                                  <急速な世代交代により、長い間「若手」を担ってきた「氷河期世代」も社会の中核となりつつある。「ただ世代交代だけが新しい思想をもたらす」と池内恵・東京大学教授は述べる。論壇誌「アステイオン」94号は「再び『今、何が問題か』」特集。同特集の論考「歴史としての中東問題」を2回に分けて全文転載する(本記事は第2回)> ※第1回:複合的な周年期である2021年と、「中東中心史観」の現代史 より続く 「ヴィジョナリー」から「ヒストリアン」へ このような平凡な「昔話」による「自分語り」は、できれば避けたかったのだが、しかしやむを得ない。それはここのところ急速な世代交代を、身近なところで感じるからである。「昔話」に含まれるごく当たり前の事実を事実と認識できない世代が育っている。 それと共に、「1973年のオイルショックの年に生まれました」「1979年のソ連のアフガニスタン侵攻の時は小学1年生でした」と申告

                                    前世代の先輩たちがいつの間にか姿を消していった──氷河期世代と世代論
                                  • コロナと風俗嬢発言の岡村 公開説教までして矢部がぶちまけた話の重み | AERA dot. (アエラドット)

                                    ナインティナインの矢部と岡村(C)朝日新聞社 4月23日深夜放送の『岡村隆史のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)でナインティナインの岡村隆史が不適切な発言をしたことが大問題に発展している。岡村の所属事務所である吉本興業は本人の名前で謝罪文を発表した。 【写真】独身芸人「アローン会」メンバー、岡村と他には誰? 翌週の4月30日深夜の放送回では、岡村がこの問題について何を語るのか注目が集まっていた。いざ蓋を開けてみれば、そこには誰も予想していなかった意外な展開が待ち受けていた。 冒頭から岡村は重々しい口調で謝罪と反省の言葉を繰り返した。ひとつひとつ言葉を選んで慎重になっているため、「えー」「んー」などの間投詞がやたらと目立つ。プロの芸人が人前でこんな話し方をすることはめったにない。間投詞を挟まないというのはしゃべりの基本である。そんな基本フォームすら完全に崩れてしまうほど、岡村は狼狽し、

                                      コロナと風俗嬢発言の岡村 公開説教までして矢部がぶちまけた話の重み | AERA dot. (アエラドット)
                                    • 世代論が嫌いなんですよ。アマチュアですか、と。 - 笑顔を創りたいWebディレクターの日常

                                      こんばんちは、スーパー太っちょWebディレクターです。 スーパーは太っちょにかかります。 こんな記事を見ましてね。*1 news.yahoo.co.jp 僕はこういう「世代でくくって評価する」というのが嫌いなんですよね。そのひと本人を見ようとしてないから。みんな、一人一人ぜんぜん違うのに。 先日受けたインタビューでも同じような話をしてるんですけどね。 会社員は組織でどう立ち回れば良いか―――プロのサラリーマン、toksatoさんに聞く。 | Agend(アジェンド) よく「氷河期世代はこうだ」とか、「Z世代はこういう人」とかパターンやフレームワークにあてはめる話をする人がいますが、ああいうのは好きじゃないんですよ。 パターンや世代を見るのではなく、ひとりひとりに対してちゃんと向き合わないといけないはずじゃないですか。 というふうに。 そういうわけで今日は「人を決めつけるのやめようぜ」ってい

                                        世代論が嫌いなんですよ。アマチュアですか、と。 - 笑顔を創りたいWebディレクターの日常
                                      • 黒電話と『1973年に生まれて』とらくらくホン

                                        黒電話と『1973年に生まれて』とらくらくホン 2023.08.08 Updated by yomoyomo on August 8, 2023, 15:34 pm JST 「どうも、納得がいきません」 「何がでしょう」 「一生というものが短かすぎます。私などはやっと今、プロローグの段階が終って、これから仕事でも遊びでも本格的にと思ったら、もう残された時間がすくなくて、何をするにも時間制限が気になります」 「わかりますがね、しかし、贅沢(ぜいたく)をいっていらっしゃる」 (色川武大「暴飲暴食」) 以下、敬称略。 前回帰省した際に、実家でこなすべきミッションが一つありました。誰も使用しなくなって久しい固定電話の解約です。以前、NTTに問い合わせたところ、黒電話を返却する必要があると言われ、実家にそれが残っていないか確かめる必要がありました。少し探してみましたが、黒電話は見つかりません。捨てた

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                                        • かつての杉井光VS橋本紡騒動の経緯

                                          前提として、杉井光はプロデビュー前からコテハンとして活動していた重度の2ちゃんねらーだった。デビュー後も変わらず2chに出入りしており、匿名で杉井光スレに書き込んでいることはファンには周知の事実だった。「このスレの書き込みはすべて杉井が書いている」というネタで杉井光スレ住人の呼称が「杉井」になるほどだった。 あるとき、Twitterで橋本紡が「30代前半の作家」を引き合いにして世代論を展開した。 https://togetter.com/li/46758 杉井光がそれに反応して「(30代前半の作家というのは)これ僕じゃん」「ところどころ僕が喋ってないことも書いてある」と指摘。 https://togetter.com/li/54836 さらに橋本紡が「先日の世代論のあと何人かのプロ作家が『2chでスレを立てて自作自演で橋本紡を叩こう』と工作していたようだ」と主張した。杉井光は支倉凍砂らと共

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                                          • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』 評論(ネタバレ注意) - #AQM

                                            『エヴァ』を創る2年前の庵野秀明によって1993年に同人誌として発行された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の評論インタビュー集が、30年ぶりに復刻されて1月末に手元に届いて初読しました。 aqm.hatenablog.jp 主にアニメ業界の著名人へのインタビュー集なんですが、比較対象というか当時の「若手・中堅が超えられない双璧」として、富野と並んでやたらと宮崎の名前が頻出するので、 「富野と庵野の話を読んだら、宮崎の話も読みたいな」 と思っていたところに、宮崎の代表作に対する評論インタビュー集が、鴨が葱しょって飛んでくるように2月2日に発売されたので、読んでみました。 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』 作者:赤坂憲雄,杏,稲葉振一郎,大木毅,大澤真幸,大童澄瞳,叶精二,川上弘美,小泉悠,河野真太郎,佐藤雄亮,杉本バウエンス・ジェシカ,鈴木涼美,鈴木敏夫,竹宮惠子,長沼毅,福岡伸一

                                              危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』 評論(ネタバレ注意) - #AQM
                                            • テレビの現状にも前向き! デーブ・スペクターがテレビに出続ける理由(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                              新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が延長され、日本中が終わりの見えない不安の中にある。そんな状況下で人々に癒やしをもたらすのは、いつも通りの日常を感じさせてくれるような他愛のないものだったりする。その1つがデーブ・スペクターのツイートである。 ピリピリしたムードで政権批判や政策論争が交わされているツイッター上で、デーブだけが今までと変わらず淡々としたペースでダジャレのツイートを連発している。本校執筆時点で最新のツイートは「南こうせつが今のテレビ事情を歌う→リモートよ~」(5月7日)だった。 デーブは、見る人を楽しませるためのツイートしかしないというのが信条なのだが、不意にダジャレ以外の中身のあるメッセージを発信することもある。5月5日にはこんなことを書いていた。 いまのテレビを見ていると、ドラマの再放送や、バラエティの総集編が、なかなか楽しい。きっといまは、楽しいことを復習する時

                                              • 現代美術界の性差の原因と、これからの美術館について。藪前知子インタビュー シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(3)

                                                現代美術界の性差の原因と、これからの美術館について。藪前知子インタビュー シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(3)世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。第3回では、東京都現代美術館学芸員の藪前知子に現代美術を取り巻くジェンダーバランスについて話を聞いた。 構成=杉原環樹 「おとなもこどもも考える ここはだ

                                                  現代美術界の性差の原因と、これからの美術館について。藪前知子インタビュー シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(3)
                                                • 【対談・東野幸治×佐久間宣行】素晴らしき芸人の世界を語る(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                  2月27日、東野幸治の著書『この素晴らしき世界』(新潮社)の出版を記念して、八重洲ブックセンター本店でトークショーが開催された。ゲストはテレビ東京のプロデューサーの佐久間宣行。お笑いやテレビについて彼らがじっくり語り合った。 藤井健太郎と佐久間宣行の演出の違い東野:芸人を仕事で使う上で、(オードリーの)春日(俊彰)くんとか大西ライオンとか、興味があってイジりたい人を使うタイプかどうかって分かれるやないですか。 佐久間:僕だったら例えば、麒麟の川島(明)さんとか、ちゃんとできる人がいたら、(そうではない人も)1人いた方がいいだろうなというので入れるんですけど。だいたい結果はそんなに出ないですね(笑)。 東野:ひどい! でも、TBSの藤井健太郎(『水曜日のダウンタウン』演出)だったら、川島を入れずに大西ライオンと春日を入れるでしょ。 佐久間:入れますね。 東野:そこはまた演出の仕方が違うんです

                                                    【対談・東野幸治×佐久間宣行】素晴らしき芸人の世界を語る(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                  • #05「反・資本主義・リアリズム」── 左翼とリベラルとサブカルチャーの不愉快な三角関係・後編|GUEST|花咲政之輔 from 太陽肛門スパパーン

                                                    石丸元章 『危ない平成史』 #05「反・資本主義・リアリズム」── 左翼とリベラルとサブカルチャーの不愉快な三角関係・後編|GUEST|花咲政之輔 from 太陽肛門スパパーン GONZO作家・石丸元章が異形の客人と共に平成の「危ない」歴史を語り合う。今回のテーマは平成の“イデオロギーとカルチャー”。ゲストは今年結成30年を迎えたバンド「太陽肛門スパパーン」のバンマスにして、ノンセクト左翼活動家である花咲政之輔。前後編の後編。 <<「反資本主義リアリズム」左翼とリベラルとサブカルチャーの不愉快な関係・前編を読む マクロンかルペンか、困難な二者択一 石丸 カルチャーの世界ではいわゆる正統派本格左翼の流れはかなり後退してしまったという話でしたが、一方で、左翼活動家は平成になって以降も存在していましたよね。 花咲 まあ、中核派も革マルも、日本共産党の地方でがんばっている人々もまだ沢山いますからね

                                                      #05「反・資本主義・リアリズム」── 左翼とリベラルとサブカルチャーの不愉快な三角関係・後編|GUEST|花咲政之輔 from 太陽肛門スパパーン
                                                    • #水星の魔女 と富野由悠季と田中圭一とマスクと - 玖足手帖-アニメブログ-

                                                      ふざけているので、マスクは関係ない。 というわけで、昨晩書いた記事が燃えた。 nuryouguda.hatenablog.com まあ、アンチの意見は自分では見えない角度からの意見で参考になるので、僕の母親が自殺した時に揶揄してきたような悪意のあるアカウントはミュートしているけど、ある程度は目を通している。 それで、どうもブックマークコメントを見ると、SF的設定面や舞台背景のわかりにくさはGレコと水星の魔女は同程度にわかりにくいが、水星の魔女はキャラクターの行動原理が、少なくともそのキャラクターにスポットが当たっているときは分かりやすく、逆にGのレコンギスタはキャラクターの行動原理がわかりにくいし共感しにくいという意見が多かった。 まあ、感情移入しやすい作風と、感情移入しにくい作風と、両方に違った利点がある。 感情移入しやすい作風はどうしても視聴者の予測の範囲内に収まってしまうが、感情移入

                                                        #水星の魔女 と富野由悠季と田中圭一とマスクと - 玖足手帖-アニメブログ-
                                                      • キリンの「内部資料」が物語る氷河期世代の惨状…“バブルとゆとりの板挟み”鮮明

                                                        どの世代が損をしたか?氷河期部長&課長の憂鬱 出世・給料・役職定年 団塊、バブル、就職氷河期、ゆとり――。どの世代が恵まれていて、どの世代が割を食っているのか?現在、課長や部長として企業を支えるのは、就職難の憂き目に遭った氷河期世代。上のバブル入社組にはポストの多くを牛耳られ、下の世代に対してはハラスメントや働き方改革の面で細心の注意を払わなければならない。一方、団塊世代は「勝ち逃げ」とやゆされることが多いが、実際にはどうだろうか。内情が分かりにくい役職定年にも切り込みつつ、実額&実年齢の独自データと徹底取材で実態に迫った。 バックナンバー一覧 『「上級国民/下級国民」はどの世代?橘玲氏に聞く団塊、バブル、氷河期、ゆとり…割を食うのは誰だ』に続き、ベストセラー作家の橘玲氏が、日本の社会が直面している世代間格差の問題点について指摘する。特集『どの世代が損をしたか?氷河期部長&課長の憂鬱 出世

                                                          キリンの「内部資料」が物語る氷河期世代の惨状…“バブルとゆとりの板挟み”鮮明
                                                        • 『鼓動』刊行記念対談<葉真中顕×速水健朗>「90年代の呪い――なぜ、僕たちは世代論を語ってしまうのか」ロスジェネ世代の二人が90年代と今を考察する | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-

                                                          葉真中 私は一般に社会派ミステリーを書く人間だと思われていて、自分でもある程度はその意識でやっているんだけど、小説のネタとして社会問題を掘り起こすというスタンスだと、いまいちうまく書けないんですよ。どこか「自分事」として引きつけないと、筆が乗ってくれない。『鼓動』でも自分の過去をさらけ出すみたいな書き方をしています。犯人のロスジェネ世代の男性、草鹿(くさか)は自分の実体験をベースに書いていて、だからオタク寄りの文化系男子という設定なんですよ。それこそ「小説家になれなかった俺」ぐらいの勢いで書いているんです。速水さんが『1973年に生まれて』を書かれた時はどうでしたか。 速水 僕は葉真中さんと逆で、自分のことを書きたくなかったんです。『鼓動』と『1973年に生まれて』って扱われている項目はかなり重なっているじゃないですか。ある意味、双子みたいな本といっていい。 葉真中 そうですよね。『鼓動』

                                                            『鼓動』刊行記念対談<葉真中顕×速水健朗>「90年代の呪い――なぜ、僕たちは世代論を語ってしまうのか」ロスジェネ世代の二人が90年代と今を考察する | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-
                                                          • バズる増田の書き方と、ブルマー増田のまとめ

                                                            導入本記事では、自分が今までまとめてきた服飾史についての記事のリンクをまとめる。また、それぞれの記事のブックマーク数を、各々の記事の内容や傾向、投稿時刻などと比較し、どのような記事が増田ではよりバズりやすいかについて考察する。 方法導入で述べたように、ブルマーに関する記事についての傾向を調べる。また、項目の一つとして、どの程度IMRAD形式に従っていたかについても調査する。 IMRADとは論文を書くときの基本的な文章の構成方法だ。Introduction, Methods, Results And Discussionの略称で、おおよそ次なような構成に従っている。 文章全体の要約導入(Introduction) これから何について論じるか研究の歴史的な位置づけ、過去の研究との関連などについて研究手法(Methods) 実験の手順、試薬、装置についてあるいは、調査の対象や手法結果(Resul

                                                              バズる増田の書き方と、ブルマー増田のまとめ
                                                            • 太田光、ラジオで岡村発言に持論「リスナーを勇気づけたかった」 さまざまな立場の背景を推察【コメント要旨掲載】

                                                              お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、5日深夜放送のTBSラジオ『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜 深1:00)に出演。先月23日の自身のラジオでの“風俗嬢”発言で炎上したナインティナイン・岡村隆史について、約45分にわたって持論を展開した。 この日のラジオで、太田は若年層の貧困問題、風俗業界とフェミニスト団体の関係性、深夜ラジオとリスナーの信頼感など、テレビでは語りきれなかった自身の持論をたっぷり語った。太田の思いは放送を聴くことによって伝わるものだが、ここでは太田が指摘したポイントを補足としてまとめていく。 ・矢部も相当つらかった 岡村が冒頭でひとり謝罪を繰り返していた様子を聞いて「胸が痛かった」という太田は、矢部が“公開説教”したところについても「矢部は(岡村の)一番近くにいるし、コンビ間でしかわからないけど、(ラジオを)聞いていて、矢部も相当つらかったんだな」と慮った。「先

                                                                太田光、ラジオで岡村発言に持論「リスナーを勇気づけたかった」 さまざまな立場の背景を推察【コメント要旨掲載】
                                                              • きれいさっぱり引退 「ブルゾンちえみ」とはいったい何だったのか? | AERA dot. (アエラドット)

                                                                藤原史織(ブルゾンちえみ)(c)朝日新聞社 3月末に事務所を退所した藤原史織(ブルゾンちえみ)が、4月12日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)でブルゾンちえみとして最後のテレビ出演を果たした。エンディングでは涙を浮かべながら「また会える日を楽しみにしています。ありがとうございました」と言い残した。将来の目標を尋ねられて「世界中の男を集めたショーをやりたい」と答えていた。 【写真】ブルゾンちえみの幼少期の貴重な姿 ブルゾンちえみという名前の芸人がこの世から消えてしまった今、あえて問いたいことがある。「ブルゾンちえみ」とは何だったのか? 私の見解では、それは多くの人が携わる一大プロジェクトだった。本人、事務所スタッフ、テレビ制作者などが一丸となって「ブルゾンちえみ」というプロジェクトに携わってきた。そして、それが2020年3月31日に終了を迎えたのだ。 2017年に『ぐるナイおも

                                                                  きれいさっぱり引退 「ブルゾンちえみ」とはいったい何だったのか? | AERA dot. (アエラドット)
                                                                • 常見陽平「やっと昭和が壊れてくれた」 Z世代と意識高い系の間にある、大きな違い:朝日新聞GLOBE+

                                                                  ――「Z世代」と呼ばれる若い世代を、どのように見ていますか? 最初に気をつけたいのは、メディアにとりあげられる「尖った」Z世代の人たちと、ふだん私たちが接している若者がイコールなのか、ということです。 それぞれの世代ごとに特徴はあるし、そこにフォーカスすることは間違っていないのですが、特異な部分だけを切り出していないでしょうか? 特異点をとらえて世代論を語ると、どんどんずれていってしまう。世代の最も尖った部分に、メディアや私たちが引きずられる傾向はあると思うのです。 私は「世代の違い」というよりも、それぞれの世代を象徴する「フロントランナーの違い」だと捉えるべきじゃないかと思っています。 こうした注意点をふまえたうえで言いますと、「Z世代」と呼ばれる若い人たちを見ていて思うのは「自分のことじゃなく、むしろ社会のことに関心があるのだな」ということです。 ――「自分より社会のことに関心がある」

                                                                    常見陽平「やっと昭和が壊れてくれた」 Z世代と意識高い系の間にある、大きな違い:朝日新聞GLOBE+
                                                                  • 2013~23年 新書200選 - 60歳からの自分いじり

                                                                    社会学部でメディアとかポピュラー・カルチャーに関して興味持ってる新入生に向けて、2013~2023年刊行の新書200選、ということです(現在200冊だと思いますが、年内適宜追加していきます)。 稲増一憲『マスメディアとは何か:「影響力」の正体』中公新書、2022年 稲田豊史『映画を早送りで観る人たち:ファスト映画・ネタバレーーコンテンツ消費の現在形』光文社新書、2022年 瀬地山角『炎上CMでよみとくジェンダー論』光文社新書、2020年 金成玟『K-POP:新感覚のメディア』岩波新書、2018年 高野光平『発掘!歴史に埋もれたテレビCM:見たことのない昭和30年代』光文社新書、2019年 貞包英之『消費社会を問いなおす』ちくま新書、2023年 天野彬『SNS変遷史:「いいね!」でつながる社会のゆくえ』イースト新書、2019年 鈴木涼美『JJとその時代:女のコは雑誌に何を夢見たのか』光文社

                                                                      2013~23年 新書200選 - 60歳からの自分いじり
                                                                    • ruin20のブックマーク - はてなブックマーク

                                                                      前提として、杉井光はプロデビュー前からコテハンとして活動していた重度の2ちゃんねらーだった。デビュー後も変わらず2chに出入りしており、匿名で杉井光スレに書き込んでいることはファンには周知の事実だった。「このスレの書き込みはすべて杉井が書いている」というネタで杉井光スレ住人の呼称が「杉井」になるほどだった。 あるとき、Twitterで橋本紡が「30代前半の作家」を引き合いにして世代論を展開した。 https://togetter.com/li/46758 杉井光がそれに反応して「(30代前半の作家というのは)これ僕じゃん」「ところどころ僕が喋ってないことも書いてある」と指摘。 https://togetter.com/li/54836 さらに橋本紡が「先日の世代論のあと何人かのプロ作家が『2chでスレを立てて自作自演で橋本紡を叩こう』と工作していたようだ」と主張した。杉井光は支倉凍砂らと共

                                                                      • 安倍能成をダシにして日本における保守とかリベラルとかを考えてみる/高田里惠子 - SYNODOS

                                                                        安倍能成という名前を題に入れてしまいましたが、いまの若い世代にはほとんどなじみがない人だと思います。明治16(1883)年に生まれて、昭和41(1966)年に亡くなった方です。あ、安倍晋三の親戚ではありません。でも、アベにはいろいろな漢字があって迷うところを晋三サンのおかげで、このアベがメジャーになったような気もします。安倍能成によりますと、「アンバイ」と書く安倍、と説明するそうですが、これは夏目漱石の妻、鏡子の発案によるものです。漱石の「修善寺の大患」(1910)のおり、師の危篤を聞きつけて最初に修善寺に到着したのが安倍で、鏡子は、これで大丈夫だ、縁起がいい、「あんばい(塩梅)よ(能)く成る」だ、と喜んだとか。この逸話からわかりますように、安倍能成は、小宮豊隆、鈴木三重吉、森田草平と並んで、漱石門下の四天王と呼ばれました。 もう一つの呼び方は「セカンド・アベ」です。これは、安倍が東京帝国

                                                                          安倍能成をダシにして日本における保守とかリベラルとかを考えてみる/高田里惠子 - SYNODOS
                                                                        • インターネットと『デイリーポータルZ』と「老い」について - いつか電池がきれるまで

                                                                          kaigo.homes.co.jp webtan.impress.co.jp dailyportalz.jp 『デイリーポータルZ』の林雄司編集長へのインタビュー記事が、相次いで出ていて、これは上場でもするのだろうか、と思ったのですが、さすがにそんなことはないですよね。『デイリーポータルZ』に関する、なんらかの「テコ入れ」の一環なのだろうか。 この2つのインタビュー、似たようなことを林さんが話している部分もあるのですが、前者は「ネットでコンテンツを提供しつづけることを『老い』」が大きなテーマで、後者は「組織に所属しつづけることのメリット、デメリット」みたいなことが重点的に語られています。 「老い」っていうけど、林さん、僕と同世代なんだよなあ…… もちろん、ネットのなかではずっと殿上人だった林さんを、テキストサイト時代から眺めてきたのですが、インターネット黎明期に、ただ、「誰かに読んでもらい

                                                                            インターネットと『デイリーポータルZ』と「老い」について - いつか電池がきれるまで
                                                                          • 『エイス・グレード』はSNS時代の『ライ麦畑でつかまえて』? 作品に宿る普遍的なメッセージとは

                                                                            作品の送り手はピッチャーであり、受け手はバッターであるという比喩がある。社会に向けて作品を送り出す作家は球種を選び、コースを狙い澄ます。ストレートかカーブか。インハイで観客の胸元をつくのか、批評家の手の届かないアウトローに決めに行くのか。アメリカ映画界がメジャーリーグだとしたら、あらゆる映画監督がピッチャーとして観客の意表をつき、批評家のバットに空を切らせ、ストライクアウトを取るためにしのぎを削っている。 撮影当時28歳のボー・バーナムはこの『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』が初の監督作品になる。まったくのルーキー、新人投手がアメリカ映画という世界最大のメジャーリーグのマウンドに上がったわけだ。アメリカの観客は新人にやさしくはない。最大の映画批評サイト「ロッテントマト」は、つまらない作品に投げつける腐ったトマトという意味である。少しでも甘く入ればたちまち批評家のバットがうなり

                                                                              『エイス・グレード』はSNS時代の『ライ麦畑でつかまえて』? 作品に宿る普遍的なメッセージとは
                                                                            • 「嫌いな女性芸能人」1位! 和田アキ子はなぜ嫌われる?(ラリー遠田) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                              『週刊女性』2020年5月12・19日合併号(主婦と生活社)で「嫌いな女性芸能人」のアンケート調査の結果が発表された。10~70代の女性1433名が回答したこの調査で、ぶっちぎりで1位に輝いたのは和田アキ子だった。古希を迎えた今も歌手・タレントとして活躍する彼女が、そのパワハラ的な言動で批判を浴びている。 世間が職場などでのパワハラに対して厳しくなってきたこともあり、和田がバラエティ番組の中で傍若無人な振る舞いをするのがやり玉に挙がる機会が年々増えてきている。 2016年には『NHK紅白歌合戦』の選考にも漏れて、連続出場記録がストップしてしまった。好感度は下がりっぱなしで、歌手としての地位も危うくなり、和田は逆境に立たされている。 しかし、歌手としてもバラエティタレントとしても何十年もトップに君臨してきた彼女を甘く見てはいけない。ここまで生き残ってきたのにはそれなりの理由があるのだ。彼女の

                                                                              • Z世代は「意識高い」のではなく「問題解決できない大人に絶望してる」だけ?若者世代の本音と企業に期待したいこと|FINDERS

                                                                                EVENT | 2021/10/29 Z世代は「意識高い」のではなく「問題解決できない大人に絶望してる」だけ?若者世代の本音と企業に期待したいこと 聞き手:神保勇揮・松坂俊(マッキャンマレーシア) 文・構成・写真:神保勇揮 グローバル広告会社のマッキャン・ワールドグ... 聞き手:神保勇揮・松坂俊(マッキャンマレーシア) 文・構成・写真:神保勇揮 グローバル広告会社のマッキャン・ワールドグループ ホールディングスは、独自調査レポート「TRUTH ABOUT GENZ IN JAPAN~日本のZ世代の真実~」を発表した。 同調査は日本、中国、韓国、アメリカ、イギリス、ロシア、南アフリカ、ブラジルなど26カ国で実施しているグローバルリサーチの一貫として行われ、日本版では国内13〜25歳の若者に対する追加インタビューも実施し作成している。 調査のサマリーでは、 ・「急速で」「嘘がなくリアルで」「

                                                                                  Z世代は「意識高い」のではなく「問題解決できない大人に絶望してる」だけ?若者世代の本音と企業に期待したいこと|FINDERS
                                                                                • 差別論争の思い出、あるいは禁煙ファシズムについて - メロンダウト

                                                                                  最近の差別論争を見ているとミイラ取りがミイラになってる感を強く持ってしまう。 anond.hatelabo.jp 男と女、世代論ばかりで社会問題を語りすぎなのはその通りだけど、それ以外の異物を排除していった論法がそのまま返ってきているだけなのでは、と思えてならない。 誰かにたいしてやったことがそのまま自分達に返ってきて自縄自縛になっている。相対化と言っても良いけれど、なんにせよ僕達の社会は差別を肯定してきたという側面がある。 代表的なのがタバコであるが、公共空間や街中からタバコを排除していっていまやタバコを吸うのは喫煙所だけとなった。あるいはニュータウンなどをつくり「民度」をゾーニングして快適な空間をつくることに躍起になってきた。他にも排除アートや非正規雇用といったものも差別の一種だと言えるだろう。 いまやこうしたものが差別問題として語られることはない。喫煙所以外でタバコを吸っている人は狂

                                                                                    差別論争の思い出、あるいは禁煙ファシズムについて - メロンダウト