ペットによる火災事故の注意喚起を目的に作成された動画の一部(動画内の製品とペットは実際の事故と関係ありません)=NITE提供 ペットの「もふもふプッシュ」に注意――。独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」は28日、室内で飼っている猫や犬などが起こした火災事故は2022年度までの10年間で54件発生したと発表した。ペットがコンロのスイッチを押してしまう行為を「もふもふプッシュ」と名付け、注意を呼びかけている。 NITEによると、最も多いのはガスやIHなどのコンロのスイッチを押したことによる火災で25件。このうち、原因となったペットは猫が18件、犬6件、子ヤギ1件で、猫が多かった。担当者は「猫が高い位置にある製品に飛び乗って火災を発生させる傾向がある」と指摘する。 犬が前脚をガスコンロのスイッチに乗せたり、猫がIHコンロの上に飛び乗り、操作パネルのボタンを歩いて押したりして火災になる