●青葉真司被告は、2019年7月、京都市伏見区の「京都アニメーション」の第1スタジオに火をつけ、社員36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたなどとして殺人や放火などの罪に問われました。 ●判決で、京都地方裁判所の増田啓祐裁判長は、冒頭で結論にあたる主文を述べず判決の理由を先に読み上げました。 ●裁判長は犯行の動機や経緯について「被告は、孤立して生活が困窮していく状況の中で京都アニメーションが自分の小説を落選させたうえにアイデアの盗用を続けて利益を得ていると思い恨みを強め、どうしても許すことはできないと考えた。バケツ内のガソリンをかなりの勢いで従業員の体や周辺に浴びせかけ『死ね』とどなりながら火をつけて36人を殺害した」と述べました。 ●最大の争点となった被告の責任能力については「被告は犯行当時、妄想性障害で妄想が京アニを攻撃しなければならないという動機の形成には影響したが、過去にガソリンが
京都アニメーション放火殺人事件で36人を死亡させ、死刑判決が下った青葉真司被告(45)。青葉被告が刑事事件を引き起こすのは三度目で、放火殺人事件前は再犯防止施策の対象となり、手厚い支援を受けていた。にもかかわらず、なぜ事件は防げなかったのか。私たちはどんな教訓を引き出せるのか。再犯防止に詳しい立命館大の森久智江教授(犯罪学)に聞くと、コミュニケーションの困難を改善できない刑務所の問題が見えてきた。(共同通信=武田惇志、石井達也、遠藤加寿) ▽実社会とはあまりに違う刑務所の世界 ―なぜ青葉被告の再犯を防げなかったのでしょうか。 まず率直に言っておきますと、出所後の社会復帰支援には限界があります。犯罪は一つの結果でしかなく、犯罪に至る人の困難は、犯罪行為以前の生活の中に存在するからです。 青葉被告の場合、幼少時から精神疾患を抱え、児童虐待も受けていた。貧困の問題もあった。そして他者と信頼関係を
桝形商店街ホームページ制作記念 桝形商店街のホームページがリニューアルしたことを記念して、今年で10周年を迎えた TVアニメ「たまこまーけっと」シリーズのページを制作いたしました!!協力:うさぎ山商店街 たまこまーけっとの世界へ ©京都アニメーション/うさぎ山商店街 京都アニメーションが制作し、2013年1月~3月に放映されたアニメーション作品「たまこまーけっと」。 その舞台となるうさぎ山商店街は、出町桝形商店街をモデルにして制作されました。 商店街の真ん中にはたまこまーけっと作中でも登場するさばのオブジェが! 北白川たまこ役 たまこまーけっとの主人公である「北白川たまこ」役を演じた声優の洲崎綾さんに特別インタビュー! 桝形商店街についてやたまこまーけっとに関連した様々な質問にお答えいただきました。 ©株式会社アイムエンタープライズ I'm Enterprise Inc. 「たまこまーけっ
2人の重症熱傷患者の治療に追われた日々を振り返る松山重成さん。パソコン画面の赤丸は京アニ事件の被害女性の手術日、青丸は事件前から入院していた男性患者の手術日を表す=神戸市中央区脇浜海岸通1、兵庫県災害医療センター 1人の患者の死が、1人の患者を生かす。1人の患者の生が、別の患者の命を支える-。医療の現場ではしばしば人間の命が綾をなす。2019年7月18日、京都市伏見区で発生した京都アニメーション放火殺人事件では、全身の94%にやけど(熱傷)を負った30代女性が奇跡的に命をつないだ。生還の背景にはさまざまな偶然が重なり合っていた。(田中伸明) 兵庫県災害医療センター(HEMC)=神戸市中央区=に搬送されてきた女性は、胸と下腹部、足の裏を除き、全身に深いやけどを負っていた。推定救命率は5%以下。松山重成副センター長兼救急部長(58)は「その時点では被害の全体像が分からず、もし他に助かる可能性の
滋賀県立文化産業交流会館(滋賀県米原市)で12月22日に予定されていたライブイベント「アニロカFES in滋賀」の実行委員会は13日、何者かから出演者らへの脅迫メールが届いたことを受け、イベント開催を中止すると発表した。 同イベントは、「ラブライブ!」など人気アニメの楽曲を多数手がけている県内在住の作曲家・山田高弘さん(40)が中心となって企画。声優やアーティストら15組が出演し、ライブやトークショーを行う予定だった。 実行委によると、メールは今月上旬に関係機関に届き、「近隣の駅で学生を刺殺する。会場内にガソリンを撒(ま)いて放火する。周辺の来場者を皆殺しにする。特定のキャストを射殺する」といった内容が記されていたという。 また、同様の内容を記したブログが開設されていることも確認されており、「京アニ放火を真似(まね)して大勢の来場者を死傷させます」といった犯行予告や、会場に爆発物を送るよう
「なんだか5人が動きたがっているような気がする」そのキャラクターは、亡くなった京アニの監督が残したものでした。再び動き出した物語に込められた思いとは。 (京都放送局 記者 福原健) 「もう1人の作者」の存在 去年11月に京都アニメーションから出版された小説「MOON FIGHTERS!」。宇宙旅行ができるようになった未来、月面で救助隊として働く5人のキャラクターがトラブルに立ち向かいながら絆を深める物語です。 執筆した作家、賀東招二さんは、これまで小説「フルメタル・パニック!」などの数々のヒット作を手がけてきました。その賀東さんが、小説のあとがきのほとんどを使って明らかにしたのが、「もう1人の作者」、京都アニメーションの人気監督だった武本康弘さんの存在です。 武本監督“よりよいものを” 事件で亡くなった武本さんは、賀東さんと15年以上にわたってタッグを組んできました。武本さんが監督としてア
青葉真司被告(45)は、4年前の2019年7月、京都市伏見区の「京都アニメーション」の第1スタジオで、ガソリンをまいて火をつけ、社員36人を死亡させ、32人に重軽傷を負わせたなどとして殺人や放火などの罪に問われています。 京都地方裁判所で開かれた7日の裁判で、検察は、「京アニに筋違いの恨みを持った復しゅうで、日本刑事裁判史上、突出して多い被害者の人数と言える。強固な殺意に基づき計画的に事件を起こし、ガソリンを使った放火の危険性は十分に認識していた。被害者が逃げても猛スピードで煙などが追ってきて、まさに地獄のような恐怖や無念さは察するにあまりある」と主張しました。 そのうえで、「京アニに作品を盗用されたという妄想が動機の形成に影響したが、限定的で極刑を免れる要素にはならない。遺族や被害者の苦しみや悲しみはあまりに深く処罰感情もしゅん烈だ」と述べ被告には事件当時、完全な責任能力があったとして死
裁判員裁判は、午前10時半すぎに始まりました。 裁判の「冒頭手続」で、青葉被告は裁判長から名前や職業などを尋ねられました。これに対し、被告は小声で答えました。 青葉被告は、起訴された内容について「間違いありません。当時はこうするしかないと思っていた。こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらず、やりすぎた」と述べ、起訴された内容を認めました。 一方、被告の弁護士は「被告は精神障害により、よいことと悪いことを区別して犯行をとどまる責任能力がなかった」などとして、無罪を主張しました。 検察は、冒頭陳述でこの裁判の主な争点は責任能力だとしたうえで、「被告には完全責任能力があった。被告は、京都アニメーション側に小説のアイデアを盗まれたと一方的に思い込んだ。筋違いの恨みによる復しゅうだ」と述べました。 犯行に至ったいきさつについては、「被告は、京アニが制作したアニメに感銘を受けたことをきっかけに小
「京都アニメーション」のスタジオに放火し、社員36人を殺害したなどとして死刑判決が言い渡された青葉真司被告の弁護士が26日、判決を不服として控訴しました。 青葉真司被告(45)は、5年前の2019年7月、京都市伏見区の「京都アニメーション」の第1スタジオに火をつけ、社員36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたなどとして殺人や放火などの罪に問われました。 25日の判決で京都地方裁判所は、被告には事件当時、物事の善悪を判断する責任能力があったと認めたうえで「36人もの尊い命が奪われたことはあまりにも重大で悲惨だ」などとして、検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。 裁判所によりますと、26日、弁護士が判決を不服として控訴したということです。 被告の弁護士はこれまでのところ取材に応じていませんが、裁判では、被告は重い精神障害により責任能力はなかったとして無罪を主張していました。 京都アニメーション
「京都アニメーション」のスタジオが放火され社員36人が亡くなった事件は、18日で発生から4年となります。 殺人や放火などの罪で起訴された青葉真司被告の裁判はことし9月から始まる予定で、遺族の1人は「命の尊さを訴えかけられるような裁判になってほしい」と話しています。 4年前の7月18日、京都市伏見区にある「京都アニメーション」の第1スタジオが放火され、社員36人が亡くなり、32人が重軽傷を負いました。 この事件で、殺人や放火などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判は、ことし9月5日に初公判が開かれ、来年1月25日に判決が言い渡される予定です。 裁判では被告の刑事責任能力について争われる見通しで、被告人質問で事件を起こした動機なども問われることになります。 事件で亡くなったアニメーターの遺族は「事件から4年がたっても、悔しさや悲しさは深まる一方です。同じような事件で犯罪者、被害者が
「京都アニメーション」のスタジオが放火され、社員36人が死亡した事件は、7月で発生から4年となり、裁判がことし9月から始まります。 これを前に15日、亡くなったアニメーターの遺族が京都市内で講演し、「今も娘のことが頭に浮かぶ」と心境を語りました。 「京都アニメーション」のスタジオが放火され、社員36人が死亡した事件は、7月で発生から4年となり、殺人などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判は、ことし9月から始まります。 これを前に、事件で亡くなったアニメーター、渡邊美希子さん(当時35歳)の母親の達子さん(72)と兄の勇さん(44)の2人が15日、京都市内で講演しました。 警察や行政、それに犯罪被害者支援団体の担当者など、およそ170人が参加し、達子さんは、「子どもがいなくなるというのは、ここまでしんどいのかと思う。何かに集中している時以外は真っ先に娘のことが頭に浮かぶ、そんな4
アニメ業界で生き残るには 監督・演出家の山本さん 浜松で専門学生らに講演 「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」「らき☆すた」など、数々の人気アニメを手がけるアニメーション監督で演出家の山本寛さん(49)を招いた特別講座がこのほど、浜松市中区の市福祉交流センターで開かれた。長年業界で活躍する山本さんがクリエーティブな世界で生き残るためのヒントを伝えた。 アニメ業界で生き残る方法をテーマに講演する山本さん=浜松市中区の市福祉交流センター 山本さんは、業界で働き続けるために必要な「悩み方」を伝授。自らの才能を見抜いて目標を設定し、努力することの重要性を強調した。自身が京都アニメーションに入社した当時、監督を希望していなかったことに触れ「得意分野が何かを知り戦略を立てる。プロになってもその繰り返し」と述べた。仕事を続ける上で夢を持つことの大切さも語りかけた。学校法人笹田学園(同区)が開催し、アニメーシ
東海道新幹線 京都駅八条口改札きっぷうりば横に京都アニメーション製作のオリジナルグッズ専門店 オープン!! 京都駅八条口の商業施設「ASTY京都」を運営するジェイアール東海関西開発㈱(代表取締役社長:山本雅弘)では、東海道新幹線京都駅1階「新幹線八条口改札」きっぷうりばの横の区画で、「京都アニメーション製作のオリジナルグッズ」だけを販売する店舗を期間限定でオープンします。 店名はこちらです。 京都アニメーション製作のオリジナルグッズだけを取り扱うショップとしては日本最大級の品揃えで、京都アニメーションの原点である作品「MUNTO(ムント)」シリーズから今夏最新作が劇場公開予定の「響け!ユーフォニアム」シリーズまで幅広い作品のグッズを取り揃えます。この機会にぜひお買い求めください。 1.店舗概要 店 名:京都駅 ASTY京都 京アニグッズストア 開業期間:2023年8月4日(金)~2024
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