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主人公なのに饅頭(まんじゅう)のような丸顔が特徴的な『戦闘メカ ザブングル(以下、ザブングル)』の主人公ジロン・アモス。前作となる『伝説巨神イデオン(以下、イデオン)』から一変したキャラクターデザインと、本来描きたかった『ザブングル』ならではのギャグについて、キャラクターデザインおよびチーフ作画監督を務めた湖川友謙(こがわとものり)氏に聞いた。 ――2022年は『ザブングル』が放送されてから40周年となる記念の年ですが、もともとは『エクスプロイター』という別の企画だったそうですね。この企画のスタート段階の事情についてお聞きしたいのですが。 湖川 吉川惣司さんとの初顔合わせで『イデオン』のシリーズ中盤で考えていたキャラを持参したんだけど、吉川さんは『イデオン』のキャラを想像していたらしく、「こんなキャラデザインで他はどうするの?」と聞いてきた。で、俺が「世界観はできているので、他は右手が勝手
「暗い夜のシーンは色情報が少なく、視覚的に目を引く画面作りが難しくなります。しかし『鬼滅の刃』では、戦闘が始まると鮮やかに発光する“全集中の呼吸”のエフェクトによって青い波や黄色い雷などの色彩が一気に溢れ出てくるんです。 あのエフェクトは作画・撮影・3DCGを複雑に組み合わせて表現してあり、単体でも目を引きます。しかしそれ以上に、視覚刺激の緩急のうまさが、見る人に大きなインパクトを与えた理由の1つだと思います」 作品の中でもとりわけファンが多い「炎」の表現 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開中PVより 非・戦闘シーンの気合いの入り方 また沓名氏は、派手なアクションだけでなく、何気ないシーンにもしばしば目を奪われたという。 「劇場版の冒頭の墓地のシーンでは、“撮影”の気合いの入り方に驚かされました。木漏れ日の表現を“作画”によってではなく、“撮影”の工程だけであそこまで繊細に表現できている
終始芝居が良かった11話。中でも特に気になったカット、シーンについて。まずはAパート頭のお風呂のシーンですが、瞬間瞬間でドキッとするような端正な顔立ちが描かれていたのがとても良いなと思いました。元々のデザインが可愛らしく良い意味で情報量が多くない*1感じなので、話の方向に従って絵の印象を大きく変えられるのかなとは感じます。主人公のさらさの性格も相まってか、コミカルなシーン/芝居もあったり、真面目な話をしだすとこういうキリッとした表情になったり。それも含めて彼女たちが紅華歌劇音楽学校の生徒である所以と思えるのも面白いというか。日常生活が舞台であり、演劇。そんな風に思えたりするのも尚、拍車を掛けて良いです。 当のさらさがこういった感情の乗った表情をするとグッとくるというのも、ようは同じことなのだと思います。表情がコロコロ変わるのも彼女の良さであり、それが主人公 (舞台の主役) 足る所以。彼女の
WebNewtype > レポート > 庵野さんが喜んでくれることに、全力を賭けていた――「シン・エヴァンゲリオン劇場版」総作画監督、キャラクターデザイン・錦織敦史インタビュー 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は好評公開中(C)カラー 公開中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。完結編となる本作について、そして「エヴァンゲリオン」シリーズについて総作画監督を務め、そしてキャラクターデザインのひとりである錦織敦史さんにお話を伺いました。 ――今回、錦織さんは「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で総作画監督を担当されています。錦織さんと「エヴァ」の出会いをあらためて聞かせてください。 錦織 高校生のころ、地元では「新世紀エヴァンゲリオン」は放送されてなくて。アニメ好きの友達と一緒ケーブルテレビで録画したものを集まって観ては盛り上がってたんです。そのときは漠然と、大学に進学しようと思っていて、絵を描く
第19回でも取りあげた(https://anime.eiga.com/news/column/hikawa_rekishi/109350/ )富野由悠季監督の「劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター」が公開された。11月29日からの限定上映に加え、配信でもレンタル・購入が可能となった。劇場では「すごく気になったこと」があったため、予約したパッケージ到着を待たず、すぐ確認できる状況となって大変助かった。「気になったこと」とは物語内容ではない。カットとカットをつなぐ「編集点」の特徴だ。それと「フルアニメーション」と「リミテッドアニメーション」という古典的な分類に、大きな関係があるのでは、と思ったのだ。 さっそく「劇場版Gレコ」を自宅のゆったりした環境で再生し、映像の流れを検証してみた。やはり思ったとおりだった。それは「カットが切り替わる編集点で、新しいカットの1コマ目、
劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公開を記念して、1990年代に放送されたTVアニメ「美少女戦士セーラームーン」「美少女戦士セーラームーンR」「美少女戦士セーラームーンS」の3シリーズがYouTube上で期間限定で無料公開されています。これに合わせてか、5月頃から「美少女戦士セーラームーンS」第36話のワンシーンを自分の絵柄で描く「#セーラームーンチャレンジ(#sailormoonredraw)」なるハッシュタグがSNS上で人気を博しています。 これまで海外で自分の絵柄でセーラームーンを描くというチャレンジに使用されてきた「#sailormoonredraw」というハッシュタグが、日本で「#セーラームーンチャレンジ」というハッシュタグとなって人気を集めています。「#セーラームーンチャレンジ」では、1994年から放送された「美少女戦士セーラームーンS」の第36話のワンシーンを自
数日前にジャンプ+で公開中のこちらのルポ漫画でUnreal Engineを漫画で使う!というツイートがバズりました。 「長谷川智広の帰ってきたデジタル作画奮闘記〜アンリアルエンジン編〜」が、ジャンプ+で短期連載開始! 3D?アンリアル?何それ?美味しいの?清々しいほどの丸腰で挑む、伝説の体当たりルポ漫画、ふたたび!こちらから読めます→ https://t.co/BzWenzYoIG pic.twitter.com/BgoUQYZkDd— 少年ジャンプ漫画賞 (@jump_mangasho) 2022年8月22日 今年の2月に開催した、UE4 Manga Anime Illustration Dive Onlineの影響もあり、Unreal Engineの漫画需要は更に上がりつつありますね。 www.unrealengine.com そのおかげで線画抽出のポストプロセスマテリアル、PPLin
TOP 特集 TVアニメ『映像研には手を出すな!』×Adobe Animateを活用したサイエンスSARU流アニメ制作術 日本でもいち早くFlash(現:Adobe Animate)を用いたアニメーション制作を導入してきた、湯浅政明氏率いるサイエンスSARU。今回は、NHK総合テレビで2020年1月5日(日)から放送が開始されるTVアニメ『映像研には手を出すな!』におけるデジタル作画事例を紹介する。また現在、同作とアドビ システムズとのスペシャルコラボコンテストも開催中だ。コンテストの詳細はこちら。 ※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 257(2020年1月号)からの転載となります。 TEXT_野澤 慧 EDIT_斉藤美絵 / Mie Saito(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada(CGWORLD) PHOTO_弘田 充 / M
その人の願いは「子どもたちが夢を持てるアニメーションを作ること」。京都アニメーションが生み出した数々の名作を支え、その礎を築いてきた木上益治さん。「木上に描けないものはない」とまで言われた圧倒的な画力を持ち、業界では“天才アニメーター”と評されてきました。若手の育成にも尽力し、多くの人たちに慕われてきた実像とその思いを追いました。 (田中雄一ディレクター 加川直央 記者) “天才アニメーター”の原点は 木上さんが20代のときに働いていた制作会社 西東京市の田無駅から歩いて15分。少し路地に入ると、その一角に、かつて若き日の木上さんがつとめていたアニメ制作会社はありました。出迎えてくれたのは真っ白な長髪にあごひげを伸ばしたアニメーターの本多敏行さん。「ドラえもん」や「怪物くん」の作画監督を務め、先輩として木上さんと共にアニメーションを制作してきました。当時在籍していた「シンエイ動画」に木上さ
〈前編はこちら〉 “アニメを作る自分”を見つめ直す事件が起きた 京都アニメーション放火事件で亡くなられた不世出のアニメーター木上益治さんの絵本『小さなジャムとゴブリンのオップ』が35年の時を経てアニメ化される。 前編に引き続き、アニメ制作を手掛けたエクラアニマルで作画監督を務める本多敏行さんに、社会に大きな衝撃を与えた“2つの事件”を経て“再始動”したアニメ化企画、そして木上さんとの思い出をたっぷりうかがった。 ◆ まつもと 前編では、木上さんたちと駆け抜けた青春の日々を語っていただきました。今回は絵本完成後に木上さんが故郷に戻ってからのエピソード、そして数十年ぶりに再始動したアニメ化についてうかがいたいと思います。 本多 第1話にあたる絵本が完成した後、知り合いを通じてテレビ局に話を持って行ったものの、「お話は良いけれど、今の流行りじゃないから温めておいて」と丁寧にお断りされてしまいまし
週刊少年サンデーで絶賛連載中の漫画作品『葬送のフリーレン』。山田鐘人先生が原作を執筆し、アベツカサ先生が作画を担当している作品で、2023年にはアニメ化され、より多くの人たちが『葬送のフリーレン』を知ることとなった。 70万再生を突破するほどの注目『葬送のフリーレン』カラー原稿 そんな『葬送のフリーレン』のカラー原稿を0の状態から完成まで描く動画がYouTubeで絶賛されており、現時点で70万再生を突破するほどの注目度となっている。動画には描いている人物の姿は手しか映らないが「作画協力: アベツカサ」と表示されていることから、アベツカサ先生がみずから描いたものと思われる。たぶん。 このカラー原稿は、週刊少年サンデーの表紙用に描いたもののようである。 今年も本当にありがとうございました!アニメが放送されたり、とても特別な1年でした。読者さん、視聴者さん、そして「葬送のフリーレン」に関わってく
磯光雄監督の「地球外少年少女」がNetflixで配信され、前半1~3話が劇場で上映された。今月11日には後編(4~6話)が劇場で上映されるが、映画館で見る価値を高めているのが、今どき珍しいぐらい念入りで温かみのある手描きの作画だ。 この「地球外少年少女」のメインアニメーターは、「AKIRA」(1988年)や「MEMORIES」(1995年)などの大友克洋作品をはじめ、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(1995年)、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(2021年)、その他、今敏作品やスタジオジブリ作品など、エポックとなったアニメ大作にあまねく参加しつづけているベテラン、井上俊之さんだ。90~00年代に一世を風靡した“リアル系作画”の代表的なアニメーターである井上さんだが、「地球外少年少女」に参加するには“脱リアル系”という明確な意思があったという。 「電脳コイル」では、
そもそもアニメーションとは、絵を動いているように見せ、映像をつくる技法だ。対象にカメラを向けて撮影する実写映像とは異なり、たまたま映り込んでしまうような偶然が入りにくい特性を持つ。作画ないしCGという手法によって、制作者が何らかの意図を持って産み出した画が動く。それがアニメーションという表現技法の特徴だ。 つまり、画面に映っているものは、たとえそれが小さなアイテムであっても、「何故そこにそのアイテムを置いたのか? 持たせたのか?」と、制作者の意図を考えることが、アニメを理解する視点のひとつになるだろう。 2022年10月クールのTVアニメは、まさにそんな視点で楽しめる作品が多い。例えば『チェンソーマン』は藤本タツキの鮮烈な原作漫画を、実写的な画面構成でリライト。『ぼっち・ざ・ろっく!』は、人見知り少女がバンド活動を経て成長していく様子を、意欲的な演出と繊細な作画で表現している。それ以外にも
山下明彦が語る『君たちはどう生きるか』- ロングインタビュー by Matteo Watzky | Nov 24, 2023 | インタビュー | 0 comments この20年間のスタジオジブリの画風に最も影響を与えた一人のアニメーターは山下明彦かもしれない。最初は『千と千尋の神隠し』の一人の原画家でしたが、その後『ハウルの動く城』で作画監督となり、その後ジブリのほとんどの作品でアニメーターまたは作画監督を務めました。 当然のことながら、山下氏は宮崎監督の最新作『君たちはどう生きるか』の作画スタッフの一員です。同僚のアニメーターである井上俊之が話してくれたように、山下はこの映画の中心的なアニメーターで、最も多くのカットを担当していた。だからこそ、山下に伺うことに非常に興味がありました。彼は勤勉で才能のあるアーティストだけでなく、自分の芸術に対する愛情にも溢れています。 英語版: htt
WebNewtype > レポート > 子どものころから「エヴァ」が絵を描く原動力だった――「シン・エヴァンゲリオン劇場版」作画監督・井関修一インタビュー 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は好評公開中(C)カラー 公開中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。完結編となる本作について、そして「エヴァンゲリオン」シリーズについて作画監督のひとり・アバンとAパートを手がけた井関修一さんにお話を伺いました。 ――井関さんは今日(取材日)、「エヴァ」のシャツを着ていらっしゃいますね。 井関 会社(スタジオカラー)の中ではけっこう着てますね。もちろん、「エヴァ」が好きだからというのもあるんですけど。 ――完成した「シン・」の初号試写をご覧になったときはどんなお気持ちでしたか。 井関 ひとことでいうと感無量です。僕は小さいころから絵を描くのが好きだったんですが、その原動力のひとつが「エヴァ」だったので。
木上益治さんの絵本をアニメ化した制作スタジオ、エクラアニマルの作画監督・本多敏行さんにさまざまなエピソードをお聞きした 〈後編はこちら〉 幻の絵本が30数年の時を経てアニメ化 2019年に起きた京都アニメーション放火事件で惜しくも帰らぬ人となったアニメーターの木上益治さん。1979年にシンエイ動画で活動をスタートし、その後あにまる屋に所属しながら『ドラえもん』の映画シリーズをはじめ、『AKIRA』『火垂るの墓』といった名作アニメに参加。 1990年代以降は京都アニメーションの諸作品で腕を振るい、2000年代からの快進撃を支える。同社の取締役になった後も第一線で活躍するかたわら、若手の育成にも努めた。 そんな木上さんが唯一描いた絵本『小さなジャムとゴブリンのオップ』が数十年の時を経てアニメ化する。制作はかつての仲間、本多敏行さんが所属するアニメスタジオ・エクラアニマル。 今回は本多さんにアニ
■話題作のキャラクターをデザイン 2020年に『ラブライブ!スーパースター!!』のキャラクターデザイナーを担当し、数々のかわいらしいキャラクターを手掛け、その人気を牽引するアニメーターになった斎藤敦史。『ラブライブ!スーパースター!!』は今年10月から、第3期の放映が決まっている。 斎藤は、女児向けアニメの金字塔『プリキュア』シリーズの第20作目として放送された『ひろがるスカイ!プリキュア』でもキャラクターデザインを手がけ、話題を席巻した。そして、今年7月に放送されるアニメ『小市民シリーズ』でも、キャラクターデザインを手掛けることになっている。 まさに、今もっとも旬なアニメーターの一人といえる斎藤に独占インタビュー。新卒で入社した京都アニメーション時代のエピソードから、人気作品のキャラクターデザインの方法論まで、濃密に話を聞いた。 斎藤敦史がキャラクターデザインを手がけた、『ひろがるスカイ
今週のお便りコーナー 東京都にお住いのペンネーム「現場はもう限界、かかってこいやMAPPA」さん32歳からのお便りです。 シンゴジラやシンエヴァのメイキング見て、3Dでプリヴィズ組んで画面構成する手法を俺もやりてえ!と思ってて 今回の仕事が駅構内という閉鎖空間にキャラ二人だけという限定されたシチュエーションであることから 3Dで全てを作り込んでライティング含め徹底的にコントロールすることがおそらく可能だろうという勝算があり ゴッソ監督にオススメされたstoryboardProでムービー形式でコンテを切っていく手法にまず挑戦したのが一点。 終電で渋谷に行ってカラオケで5時間粘って始発で駅が開くとダッシュでロケハン。 みそ五十嵐すなこと俺で穿血ごっこして動画と写真を撮りまくり、プリヴィズに組み込む実写素材をストック。 これをコンテの進捗度に応じて都合3回行い、あらかたのアクションは全部自分たち
ダッチアングルや広角レイアウトなど凝った画面が多く印象に残った1話。平凡な日常の一コマでも角度をつけ、位置関係、奥行きに拘ればそれだけで “何か” が受け手に伝わっていくことを知らしめるようなフィルムになっていたと思います。もちろん、どれだけの意図が含まれていたのかは図りかねるところですが、平坦なレイアウトではなくその世界に在るものを広く見せることで没入感を与える効果、現在がどういう状況にあるシーンなのかということを明瞭として伝える意味などはやはり大きかったはずです。 くわえて、ロングショットを頻繁に挟むことで、一人一人の物語へ焦点を絞っていくような質感がより今話の良さを引き立てていたと思います。ナメを使った画面の効果もあり、どこか覗き見るような、遠巻きに登場人物たちの行動や心の内を見透かしていくようなレイアウト・構図が情感を生み出していました。このシーンにおいては劇伴含め前者をドラマチッ
音楽と映像は切っても切り離せない関係にある。音楽にとっても映像は、今やプロモーション以上の意味を持つし、映画にとっては歴史の初期から欠かせないものだった。 日本のアニメ作品にも音楽は欠かせない。近年も、『ONE PIECE FILM RED』に『ぼっち・ざ・ろっく!』、そして現在劇場公開中で絶賛が相次いでいる『BLUE GIANT』など、音楽をフィーチャーしたアニメ作品の話題が尽きない。 日本アニメはメディアミックスを事業の柱とする関係上、音楽はビジネス的にも重要だが、作中の演奏シーン描写にも磨きをかけ続けてきた。 そんなアニメの演奏描写はどう発展してきたのか、そして『BLUE GIANT』の演奏シーンは何を達成したのかを考えてみたい。 なお、本稿では楽器を用いた演奏シーンのみに言及する。アイドルアニメなどのダンスパートにも言及すべき点は多々あるのだが、原稿が長大になりすぎるので、それらは
2011年、これまでの“魔法少女”のイメージをくつがえしたアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』が放映された。かわいらしいキャラクターからは想像がつかないダークなストーリー展開が大きな話題を呼んだ。 その後、『まどか☆マギカ』シリーズでは、2017年にリリースされたスマートフォンゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(以下、マギレコ)』が発売され、2020年1月には、マギレコのテレビアニメの放映が始まった。本作は原作の世界観を取り入れつつ、新しい舞台、そして新しいキャラクターたちが物語をつむいでいく。 【動画】TVアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」第2弾PV 原作と比較すると多くのキャラクターが登場する『マギレコ』。キャラクター一人ひとりの魅力が重要な要素になる。そのキャラクターたちを手がけるのが、キャラクターデザインと総作画監督を務めるアニメーターの谷口淳一郎さん
今年もこの企画に参加させて頂きます。放映季順、他順不同、他意はありません。敬称略含む。視聴した作品からのみの選出で、選出基準はいつもと同様 「とにかく好きなOP」 です。 私に天使が舞い降りた! / 気ままな天使たち 観ているとこちらまで踊りたくなってしまうような、本当に可愛らしくて楽しいオープニング。クラップの心地良さと歌詞・音ハメもさることながら、遊び心満載なテロップ芸*1にも心躍らされます。オープニングセレモニー的な楽曲も素敵。可愛らしい女の子たちの可愛い仕草がたくさん観れるのがとにかく幸せで、大好きでした。 ぱすてるメモリーズ / Believe in Sky 白を基調としたフィルムコントロール。テロップが載ることでカッチリと嵌る大胆な空間の使い方や、白一色のBGだからこそより活きる彩度の高い配色・色トレス処理など多くの要素がクールに決まっています。楽曲の爽快さと、アクションパート
本誌SWITCH 2021年8月号では、最新作『竜とそばかすの姫』について主に「歌」や「音楽」の面から訊いた細田守監督インタビューを掲載したが、ここでは、その本誌には収録しきれなかった、主に「映像表現」の面についてのインタビューを、4つのトピックに分けて紹介する。 Vol. 2 日本絵画と西洋絵画の対立 ――――本作では、キャラクターの作画において、現実世界のパートは従来どおりの手描きアニメーションが採用されている一方で、<U>の世界はすべてCGアニメーションで描かれている、というのが大きな特徴です。しかもその<U>の世界の作画監督を、『劇場版デジモンアドベンチャー』(1999)以来、主に作画監督としてずっと一緒に作品を作り続けてきた山下高明さんが担当しています。山下さんは、細田監督にとっては東映動画(現・東映アニメーション)時代のアニメーターの先輩であり、いわば手描きアニメーションの伝統
『ヒカルの碁』『黒執事』など多くのアニメ作品で作画監督やキャラクターデザインを手がけたアニメーターの芝美奈子さんが亡くなったことがわかった。16日、アニメ制作会社のぴえろ、P.A.WORKSなどが公式アカウントで訃報を伝えた。 ぴえろの公式ツイッターでは「弊社作品では『ヒカルの碁』『テガミバチ』などでキャラクターデザインを務められた芝美奈子さんが亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼。P.A.WORKSのツイッターでも「芝美奈子さんの御逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。『RDG レッドデータガール』ではキャラクターデザイン・総作画監督を務められ、これまで多くの弊社作品において多大なご尽力を賜りました。ご冥福をお祈り申し上げると共に、ご遺族の方には心よりお悔やみを申し上げます」と伝えている。
この度の京都アニメーションにおける放火事件の犠牲となりお亡くなりになった皆様に、心より哀悼の意を表します。 被害に遭われた方々におかれましては、一日も早いご回復をお祈りいたします。 アニメ『タッチ』や『銀河鉄道の夜』で知られる巨匠、杉井ギサブロー監督の連載コーナー「杉井ギサブローのアニメでお茶を」。2005年2月号では、当時放送されていた、京アニこと、京都アニメーション制作のTVシリーズ『AIR』を取りあげている。地方の制作会社が全力でアニメーションに取り組む誠実さに、杉井監督も一目置いていた。その内容を通して、改めて京都アニメーションの重要さを知っていただけるよう、当時の記事を公開する(記事内容は紙面掲載時での状況に基づいています)。 ギサブローのアニメでお茶を「制作スタジオの挑戦と未来」 『AIR』という作品、最初は“美少女もの”だと思って「僕に面白さがわかるかな」と不安でした(笑)。
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