パナソニックはIoT(モノのインターネット)対応の電動アシスト自転車を、10月内に市場投入する。運転免許証を返納した高齢者向け移動手段としてニーズが高まっているため、当初予定より約1年前倒しした。まずは地域での貸し出しを計画する地方自治体に納入する。一般消費者向け販売は未定。 子会社のパナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)で、IoT対応の電動アシスト自転車を開発した。クラウド連携により、利用者の位置把握や本人認証による自動解錠などを実現できる。シェアリングなどのサブスクリプション(定額制)サービス実現のため、課金システムの運用についても実証中。 10月中旬に地方自治体向けに初めて納入する計画。全地球測位システム(GPS)搭載とすることで、利用状況の把握が可能。納入数は35台程度。同地方自治体は位置把握機能を生かし、電動アシスト自転車の普及促進施策に生かす見込み。さらに2020年度内に複