公明党のインスタグラムより 「政治に対する信頼を取り戻し、与党の議席を守りたい」 驚きの決定だった。公明党の斉藤鉄夫副代表が、次期衆院選で広島3区から出馬すると表明。11月19日、広島市内のホテルで記者会見し、こう語った。 衆院広島3区は、公職選挙法違反の罪で公判中の河井克行元法相の地元。河井被告が自民党を離党したため、与党の候補者が“空白”となっていたところに、公明党は自民党広島県連との調整がつかないまま斉藤氏の公認を強行したのだ。斉藤氏はこれまで比例中国ブロック単独出馬で当選してきた。幹事長や政調会長を歴任してきた68歳の大ベテランが、小選挙区へ鞍替えするという捨て身の戦略に打って出たのである。 公明党が広島3区に自ら候補者を立てる決断の背景には、「現職議員がスキャンダルで逮捕された自民党を次の選挙では応援できない」という支持者の心情に配慮した、ともいわれる。実際、創価学会婦人部では自