5月、札幌市で山菜のギョウジャニンニクとよく似た有毒な植物、イヌサフランを食べて2人が死亡していたことがわかり、市は食用と確実に判断できない植物は食べないよう注意を呼びかけています。 札幌市によりますと、警察から「5月上旬、札幌市内で2人が死亡し、イヌサフランを間違って食べた可能性が高い」などと連絡がありました。 市の保健所が詳しく調査したところ、いずれも自宅の家庭菜園でイヌサフランを栽培していたことなどから、山菜のギョウジャニンニクとよく似た有毒な植物、イヌサフランを間違って食べたことによる食中毒と断定しました。 市によりますと山菜のギョウジャニンニクは根元が赤紫色でニンニクの臭いが強い一方、見た目がよく似ているイヌサフランは根元が緑色で臭いはほとんどないということです。 北海道では2015年から去年までにイヌサフランを原因とする食中毒で17人が症状を訴え、このうち7人が亡くなっていて、