東京 千代田区が発注した工事の入札をめぐる官製談合事件で、元区議会議員が入札情報を漏らした見返りに業者から商品券などを受け取っていたとして、あっせん収賄の疑いで再逮捕されました。 嶋崎元議員は2020年5月に行われた区立小学校と幼稚園の改築工事の入札をめぐり、入札に参加する業者の数などを事前に2つの業者に伝えたとして官製談合防止法違反の疑いで逮捕・起訴されていました。 入札ではこの2つの業者を含むJV・共同企業体が落札していて警視庁が詳しい経緯を捜査していました。 その結果、区の職員を通じて入札情報を聞き出すよう依頼を受けて便宜を図った見返りに、2020年6月から9月にかけて業者から▽商品券10万円分を受け取ったり、▽料亭での飲食代およそ6万円や▽自宅の改修工事代金およそ17万円を負担させたりしていたとして、あっせん収賄の疑いで9日、再逮捕しました。 業者側の贈賄罪については時効が成立して