政府関係者は6日、菅義偉首相が広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式でのあいさつの一部を読み飛ばした原因について、原稿を貼り合わせる際に使ったのりが予定外の場所に付着し、めくれない状態になっていたためだと明らかにした。「完全に事務方のミスだ」と釈明した。 原稿は複数枚の紙をつなぎ合わせ、蛇腹状にしていた。つなぎ目にはのりを使用しており、蛇腹にして持ち運ぶ際に一部がくっついたとみられ、めくることができない状態になっていたという。
菅首相、長崎式典遅刻を謝罪 「心からおわび」 2021年08月10日16時08分 平和祈念式典に入場する菅義偉首相(中央)=9日午前10時46分、長崎市の平和公園(代表撮影) 菅義偉首相は10日、長崎市での平和祈念式典に1分遅刻したことについて「結果的に時間管理上の問題で遅刻した。心からおわびしたい」と謝罪した。首相官邸で記者団の質問に答えた。 長崎原爆忌、1分遅刻 あいさつ読み飛ばさず―菅首相 政府は10日、首相の遅刻理由を「事務方による時間管理上の不手際」と説明した。式典は9日午前10時45分に始まったが、首相は遅れて同46分に着席した。 これに関し、加藤勝信官房長官は記者会見で、首相秘書官に直接注意したことを明らかにした。その上で「式典の重要性は十分承知している。真摯(しんし)に受け止め、二度と起こらないよう、しっかり対応したい」と強調した。 政治 コメントをする
長崎原爆忌、1分遅刻 あいさつ読み飛ばさず―菅首相 2021年08月09日18時35分 あいさつする菅義偉首相=9日午前、長崎市(代表撮影) 菅義偉首相は9日、長崎市で開かれた平和祈念式典に1分間遅刻した。開始のアナウンスは午前10時45分だったが、首相の着席は同46分だった。遅刻の理由について、政府関係者は「所用のため」と具体的な説明を避けた。 菅首相遅刻「事務方の不手際」 首相は6日、広島市の平和記念式典で「唯一の戦争被爆国」に触れた部分などを読み飛ばし、陳謝したばかり。一連の式典でミスが相次ぐ事態となった。 一方、長崎市の式典では、あいさつを原稿通りに読み終えた。 読み飛ばしの原因について、首相周辺は「(蛇腹状にたたんだ原稿が)のりでくっついていた」と釈明。「長崎ではないようにしたい」と再発防止を誓っていた。 政治 コメントをする
デモ隊に向けて「静かに」と書かれたカードを掲げて無言の抗議を行う「静かな8月6日を願う広島市民の会」のメンバーら=6日午前8時35分、広島市中区(矢田幸己撮影) 広島に原爆が投下されてから77回目の「原爆の日」を迎えた6日、広島市中区の平和記念公園では、反戦・反核を叫ぶ団体がデモ集会を開き、拡声器を使ってシュプレヒコールを上げた。慰霊の日にふさわしい環境とは言い難く、平和の希求に名を借りた一方的な政治的主張が繰り広げられた。 原爆ドーム前で午前6時ごろから始まった毎年恒例の集会には、若者から高齢者まで、幅広い年齢層の男女200人以上が参加。「人間の鎖」ともいえる人垣の中でマイクを手にした男性は、「安倍(晋三元首相)は殺されて当然だ!」と叫んだ。周囲には「国民の戦争動員への道 アベの国葬反対!」と書かれたカードを掲げる若者らの姿も見られた。 デモの主催者「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」は、
長崎市で9日に開かれた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席した安倍晋三首相のあいさつが、6日の広島市の平和記念式典でのあいさつとほぼ同じだという指摘がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で相次いでいる。実際に首相官邸のホームページで見比べてみると、確かに酷似している。調べてみると、文言がなんと約93%も一致していた。こうなるともう、「使い回し」か「コピペ」と言わざるをえない。被爆者団体などからは当然、「ばかにしている」「心に響かない」といった批判の声が上がった。【上東麻子/統合デジタル取材センター、今野悠貴/長崎支局】 官邸HPに全文が掲載 安倍首相のあいさつ全文は首相官邸のホームページ(HP)に掲載されている(広島、長崎)。両方を一読するだけで、よく似ているのが分かる。 冒頭はこ…
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菅義偉首相は6日、「原爆の日」を迎えた広島市中区の平和記念公園であった平和記念式典のあいさつで「核兵器のない世界の実現に向けて力を尽くします」などと誓う部分を読み飛ばした。 【76回目の原爆の日】 被爆者7団体の一つ、広島被爆者団体連絡会議事務局長の田中聡司さん(77)は「不勉強かつ不誠実。菅首相の基本的な姿勢が表れたのだと思う」と批判した。式典後にあった「被爆者代表から要望を聞く会」にも出席した田中さんは、核兵器禁止条約への参加に関する回答にも「正面から向き合って答えようという気持ちが感じられなかった」といい、「間違いや失敗は誰にでもあるが、あいさつはスローガンを並べているだけのように感じた。一生懸命考えて話そうという意識が抜けているのではないか」と指摘した。【小山美砂】
平和記念式典であいさつする菅義偉首相=広島市中区の平和記念公園で2021年8月6日午前8時31分、猪飼健史撮影 菅義偉首相は6日、「原爆の日」を迎えた広島市中区の平和記念公園であった平和記念式典のあいさつで「核兵器のない世界の実現に向けて力を尽くします」などと誓う部分を読み飛ばした。その結果、本来予定していた「核兵器の非人道性」「唯一の戦争被爆国」などのキーワードが現地での読み上げから欠落した。 首相はあいさつで「私の総理就任から間もなく開催された国連総会の場で『ヒロシマ、ナガサキが繰り返されてはならない。この決意を胸に、日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない……』」と読み上げた後、国連で発言した誓いの…
広島と長崎に原爆が投下されてから75年となるのに合わせて、アメリカの大統領として初めて被爆地・広島を訪問したオバマ前大統領が声明を発表し「原爆による破壊の規模と広島の奇跡の復興を理解するにはその場所に立たなければならない」と述べ、現地を訪問することの大切さを強調しました。 アメリカの大統領として4年前に初めて被爆地・広島を訪問したオバマ前大統領は6日、声明を発表し「大統領として広島を訪問できたことはとても光栄なことだった。あの日の記憶を抱え続けるヒバクシャと会ったことを忘れない。彼らは平和を希求し、科学の奇跡が破壊ではなく創造に使われるようになることを、諦めずに求める続けるべきだと私たちに呼びかけている」と指摘しました。 そのうえで「原爆による破壊の規模と広島の奇跡の復興をきちんと理解するには、爆弾が落ちたその場所に立たなければならない」と現地を訪問することの大切さを強調しました。 そして
長崎市松山町の平和公園で開かれている9日の平和祈念式典に参列した菅義偉首相は、あいさつで「核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の努力を着実に前に進める」と述べた。一方、国が被爆認定していない「被爆体験者」の救済には言及しなかった。今年1月に発効したものの日本が署名・批准していない核兵器禁止条約についても昨年まで参列した安倍晋三前首相と同様、触れなかった。 【早朝ミサで祈りをささげる人たち】 広島や長崎では原爆投下後まもなく放射性物質を含む「黒い雨」や灰が広域で降ったとされ、一帯にいた人たちが体調不良などを訴えている。しかし、国が定める被爆地域の外にいた場合は被爆認定されず、長年の問題になっている。 広島では住民84人が起こした「黒い雨訴訟」で、広島高裁が今年7月14日、原告全員を被爆者と認める判決を言い渡し、国側が上告を断念。国は加藤勝信官房長官が「具体的な審査認定については、広島県、広
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