皆さんは『三国志』の世界にどのようにして誘われたのでしょうか? おそらくほとんどの人たちが『三国志演義』をベースとする作品から『三国志』の世界への扉を開けたのでしょう。『三国志』を好きになると、『三国志』のことをもっと知りたい!と思いますよね。そんなあなたは『三国志』には正史とされる陳寿(ちんじゅ)の『三国志』と、それを元に作られた作者不明の『三国志演義』の2種類があることを知ります。ところが、さらに調べていくと、『三国志平話(さんごくしへいわ)』というものの存在に行き当たるでしょう。『三国志演義』の原典とされるこの『三国志平話』という作品は、一体どのような物語なのでしょうか? 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編