月刊「文藝春秋」で連載中のタイタン社長・太田光代氏の手記「お笑い社長繫盛記」。4月10日発売号に掲載された最新号では、光代氏が「宗教2世」として育てられた過去について、告白している。爆笑問題を日本屈指の売れっ子芸人にした陰の立役者・光代氏だが、「母と新興宗教」について明かすのは初めてだ。
「これがこの女の限界か」 と、冷めた気持ちでスマホの画面を眺める。画面の先にあるのは、私が10年余り観察を続けているスピリチュアル教祖のブログだ。 彼女は、かつて「子宮委員長はる」という活動名で、スピリチュアル界に「子宮系スピリチュアル」という新ジャンルを打ち立て、業界を席巻した人気ブロガーだった。 その人気の絶頂期には、テレビのバラエティ番組にもゲストで出演している。 ブログを更新するたびに2000以上の「いいね」を獲得していた絶頂期から早10年。 かつては絶大な人気を誇ったブログも、圧倒的だった求心力も、今では見る影もなく、すっかり「終わったコンテンツ」と成り果てている。 近頃は金集めにも人集めにも苦労しているらしく、春にオープンする予定のカフェの厨房には、スタッフを雇わず自らが立って料理を提供するそうだ。 ブログにアップされる試作メニューの数々は、お世辞にも「おいしそう」とは言えない
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20年ほど地方紙で記者をし、その間に取材したこと、目にした事象のひとつひとつの背景に、私は目を凝らしていただろうか。発表されたもの、見聞きしたことの表層を書いていたのではないか。 「宗教右派とフェミニズム」(山口智美/斉藤正美 著)を読み進めながら、何度も自問した。 本書は、ネット発の独立型報道番組「ポリタスTV」で2022年に公開された「宗教右派と自民党の関係――ジェンダーと宗教」(前篇・後篇)をもとに書き下ろしている。1990年代に始まったバックラッシュ(フェミニズムへの反対運動)、安倍政権以後の家族や女性、LGBTQ+をめぐる政策と右派・宗教との関係を、フェミニズムの視点から解き明かし、問題提起している。 「宗教右派とフェミニズム」 本書が取り上げるさまざまな事象を、自分自身の取材経験に当てはめてみる。 秋田県内自治体の「男女共同参画課・室」が、いつの間にか「女性活躍推進課・室」に塗
【れいわ信者】 元れいわ新選組ボランティア 「山本太郎を支持する止めた。あれは宗教」 1 名前:あ(東京都) [DZ]:2024/03/21(木) 12:53:44.03 ID:CDqOaqRB0.net 真面目な話、もうれいわ新選組は応援していませんので。 それに2年間ボランティアをした事に後悔しています。 その時間を英語の勉強や洋楽の勉強に費やせば良かったと後悔しています。— Masahiro Makimoto (@Masahiro_0008) March 20, 2024 https://i.imgur.com/ そーす https://i.imgur.com/5LoZtbI.jpg https://i.imgur.com/0GbLUwD.jpg 3: 名無しさん@涙目です。(ジパング) [KR] 2024/03/21(木) 12:55:35.68 ID:8VLivsSm0 気付くの
政治資金パーティーをめぐる裏金の問題で、政治の世界は大きく揺れている。岸田政権は、何をやってもうまくいかず、支持率は低迷してきたが、ついにこの問題で10パーセント台まで落ち込んでしまった。深刻なのは、支持率を回復させる手立てがまったく見当たらないことだ。 なぜここまで自民党はダメになってしまったのだろうか。それにははっきりとした理由があるはずだが、ここでは、公明党と連立を組んだことにその原因を求めてみたい。創価学会という巨大な宗教教団の組織票をあてにするようになったことが、結局は今日の事態を生んだように思えるのだ。 1999年、謝罪してまで連立を組んだ意味 自民党が公明党と連立政権を組んだのは、1999年10月のことである。当時の自民党は、小沢一郎率いる自由党と連立を組んでいた。そこに公明党が加わる形で3党による連立政権が生まれた。ただし、その後、自由党が連立から離脱したので、自公政権の形
後編の動画はこちら→https://youtu.be/AtxBuQrdKrw 宮台真司 X→Twitter→https://twitter.com/miyadai?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor 人生インタビュー動画→https://youtu.be/3GpS7xdOK3A 上祐史浩 YouTube→https://www.youtube.com/user/HIKARINOWAMOVIE X→https://twitter.com/joyu_fumihiro?s=21 人生インタビュー動画→https://youtu.be/tyGmGZKJ_Tg?si=rwc09jIgrGfR-sd9 オウム真理教×幸福の科学×創価学会対談→https://youtu.be/bjXkaEbFdd4 オウム真理教特集→ht
米国はキリスト教主体の宗教国家の一面を持つ。人工妊娠中絶や同性婚が大統領選の重要な争点になるのも、子供は神からの授かり物というキリスト教の考え方が根底にある。半面、無宗教の人が増えており、調査機関によれば、宗派で分けると国民の28%を占め最大のグループになった。中絶や同性婚を容認するなど社会が多様化する中、保守的な政治と宗教の一体化が敬遠されている。(共同通信ワシントン支局長 堀越豊裕) ▽すがすがしい朝 ワシントン近郊バージニア州アーリントンのファースト・プレスビテリアン教会。日本では長老派と呼ばれる宗派の中の一つのグループに当たる。信者は保守派もリベラル派もいるが、全体としてはややリベラル寄りという調査がある。3月中旬の日曜礼拝には約50人が集った。子供もいれば、お年寄りもいる。世代別では10~20代が比較的少なく見えた。 「全てを学び終え、全ての答えを得たと想像した瞬間のわれわれをお
1995年12月に解散命令が確定したオウム真理教の麻原彰晃・元代表(本名・松本智津夫)の娘で、かつて「アーチャリー」と呼ばれた松本麗華(りか)さん(40)が毎日新聞のインタビューに応じた。彼女の目に、「宗教2世」を巡る実情はどう映るのか。(3回に分けて報じます)【聞き手・坂根真理】 【写真】信者らが食べていた「オウム食」 ◇「特定の宗教を攻撃する口実」 取材をお受けするかどうかは迷いました。私が「宗教2世」であるという前提での取材依頼をいただいたため、その立場でインタビューにお応えするのは難しいと感じたからです。 現在、「宗教2世」という言葉が独り歩きし、社会からの差別やレッテル貼り、信仰に対する圧力、家族間の不和など、さまざまな問題を引き起こしています。 中には「確かに宗教が原因かもしれない」と思うものもありますが、社会や差別する側の問題、親や家族間の問題が、「宗教2世」という言葉でひと
書評あり 宗教右派とフェミニズム 社会一般 ポリタスTV(編) / 山口 智美(著) / 斉藤 正美(著) / 津田 大介(解説) A5判 224ページ 並製 定価 1800円+税 ISBN978-4-7872-3525-1 C0036 在庫あり 書店発売日 2023年08月18日 登録日 2023年07月03日 紹介1990年代から2000年代初頭のバックラッシュから、安倍晋三政権以後の家族や女性、LGBTQ+をめぐる政策と右派・宗教との関係までを、具体的な政策や運動、テーマにフォーカスして解説し、フェミニズムの立場・視点から問題点を検証して論点を提起する。 解説2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件。 これを受けて企画・配信された『ポリタスTV』の「宗教右派と自民党の関係――ジェンダーと宗教」(前篇・後篇)は、5日間限定の無料公開で10万回以上再生され、大きな反響を巻き
巨大宗教 連鎖没落 宗教界に炎上の火種が投下されようとしている。政府が検討に入った、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令請求である。裁判所に認められれば、宗教法人が初めて民法の不法行為のみで法人格を剥奪されることになる。ダイヤモンド編集部は、信者数の多さや社会的認知度の高さなどを総合的に判断し「主要10教団」を選定。解散命令の影響や没落の危機にひんする巨大宗教の今を追う。 バックナンバー一覧 2世信者の多くが、結婚相手選びで悩みを抱える。そんな中、創価学会員たちはマッチングアプリ内の「学会員専用グループ」でパートナーを見つけているという。今回ダイヤモンド編集部は、このコミュニティに潜入。特集『巨大宗教 連鎖没落』(全20回)の#15では、「学会員専用グループ」の実情を明らかにするとともに、学会員に人気のグループ名を公開する。(ダイヤモンド編集部特別取材班) 結婚相手選びに悩む
さまざまな宗教2世による団体「宗教2世問題ネットワーク」は22日、キリスト教系新宗教「エホバの証人」が4月以降に大会を開く32自治体に要望書を送付した。宗教2世の児童を大会に強制参加させないことなどを求めた。 国の指針は、児童に対して就学や日常生活に支障が出るまでの宗教活動を強いることをネグレクト(育児放棄)とし、年齢に見合わない性的な表現を含んだ資料を見せることは性的虐待にあたるとしている。 エホバの証人は信者を一堂に集めて教義を伝える大規模な大会を定期的に開催。ネットワークによると、2023年度は1カ所3日間の日程で全国42カ所で実施された。教団は事前に「3日間全てに出席できるよう、先生や雇い主に大会の日付を十分前もって知らせておくとよい」とした文書を信者向けに送信していた。 教団は4月以降についても信者に同様の文書を送信しており、ネットワークは「信者である保護者の求めを拒むことは非常
4月14日、ソウル龍山区の戦争記念館前で開催された「大統領の面談と公式謝罪を求める10・29梨泰院惨事4教団祈祷会」で、各教団の宗教家たちが立場を発表している=キム・ヘユン記者 カトリック、プロテスタント、仏教、円仏教の4大宗教団体が、福島第一原発の汚染水投棄の撤回、中止を求める。 大韓仏教曹渓宗社会労働委員会(委員長:チモン僧侶)、カトリック創造保全連帯(常任代表:ヤン・ギソク神父)、韓国キリスト教教会協議会生命文化委員会(委員長:イン・ヨンナム牧師)、円仏教環境連帯(常任代表:オ・グァンソン教務)の4大宗教団体は7月3日午前11時、ソウルの日本大使館前で記者会見を行い、韓日両国政府に対する要求事項を発表する。 彼らは事前配布した記者会見文で「日本政府は地球を危険にさらす福島第一原発の汚染水の海洋投棄計画を撤回せよ」、「十分な時間をかけて汚染水投棄が地球生態系に及ぼす影響について、そして
13日の金曜日という日付は、欧米では不吉な日として恐れられています。この迷信の由来には、キリスト教や古代ローマの歴史、13という数字の性質など、様々な説があります。しかし、どれも確かな証拠や根拠に基づくものではなく、一般人の噂や気持ちの問題によるものです。この記事では、13日の金曜日が不吉とされる理由や由来について、宗教的、数学的、歴史的な諸説を検討してみます。 宗教的な由来:最後の晩餐とユダの裏切り もっとも有名な由来は、キリスト教に関するものです。レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた「最後の晩餐」という絵をご覧になったことがあるでしょうか。この絵は、イエス・キリストが十字架にはり付けられる前夜に、12人の弟子である使徒とともに行った晩餐の様子を描いた宗教画です。キリストを含めて数えた13番目の使徒であるユダが「裏切り者」として描かれています。そのことから、13が不吉な数字として嫌わ
昨年11月から7回に渡り旧統一教会への質問権を行使してきた文科省。そのうちの100項目以上について教団側が回答を拒否したことを受け、同省は旧統一教会へ過料を求める決定を下しました。当然ながら教団サイドは猛反発していますが、「くつがえすのは難しい」とするのは、かつて旧統一教会の信者だったジャーナリストの多田文明さん。多田さんは自身のメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』でその理由を解説するとともに、声を上げた被害者に対する誹謗中傷を重ねた挙げ句、彼らの反論を「宗教ヘイト」として被害者ぶる旧統一教会の姿勢を強く批判しています。 旧統一教会に対する「過料」という行政罰から思うこと 宗教法人法第81条の解散命令に該当する疑いがあるということで、文化庁はこれまで7回にわたる質問権を行使してきましたが、そのうち2割にあたる100項目以上に回答して
創価学会の池田大作名誉会長が死去した。95歳だった。 池田氏は、昭和35年に創価学会第3代会長に就任して以降、拡大路線を推し進め、学会を公称827万世帯まで信者を増やし、日本有数の巨大宗教団体に育て上げた。 それだけでなく、公明党を結成して政界に大きな影響を与え、日中友好に尽力するなど昭和・平成を代表する人物の一人だったのは間違いない。 一方、教団の拡大期には、「折伏(しゃくぶく)」と呼ばれた行き過ぎた信者獲得や、批判的な本を政治力を使って差し止めようとした「言論出版妨害事件」が社会問題となった。公明を通じて学会が「国立戒壇」を設立しようとしているのは、憲法が定める「政教分離」に反している、との強い批判も出た。 このため池田氏は、昭和45年に学会と公明を組織として切り離す「政教分離」を宣言し「国立戒壇」の創設も否定した。 野党から出発した公明は、平成5年に発足した細川護熙政権で、初めて政権
――江原氏のような存在がブームになったのは、日本人の宗教観から見て、どう解釈できますか。 国語辞典や英語圏の辞書を見る限り、宗教とは超越的な存在や力を前提とする信念と実践ということになります。占いなどもこれに当てはまりますが、日本人の間では、個人的な信念や実践は宗教とは呼ばれません。個人と社会の間の拘束力が強い中間団体が、とくに「宗教」と呼ばれる傾向があります。 各種の宗教意識調査を総合すると、「宗教」を信仰する人は20%台であり、大学生に至っては1割に満たない。ところが、霊魂やあの世の存在への肯定回答率は過半数を超えることがあります。つまり、現代日本においては「霊を信じるが無宗教」という層が広まっている可能性があります。 江原氏のように「宗教」と批判的距離を置きながら、「霊」への関心を満たしてくれるようなカリスマ的存在が受け入れられる背景には、このような宗教意識の土壌があるのです。 もう
アメリカ、イギリス、イタリア、イスラエル、そして日本など、 複数の国で運用されている第5世代ジェット戦闘機F-35。 米国以外では日本とイタリアに最終組立・検査施設が設置され、 日本では2017年6月に初めてその姿が関係者に披露されています。 その際には神主さんによって神事が執り行われているのですが、 その光景が非常にサイバーパンク的であるとして、 最近になって9gagやXなどで取り上げられ、大きな話題になっています。 日本ならではの光景に、外国人も大興奮。 多くの反応が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。 「日本は科学と神話が共存してるのか」 天皇陛下が行なった儀式にアラブ社会が衝撃 翻訳元■■■■ ■ 美しく、そして神聖さを感じる光景だ! +10 ■ 自分は宗教とかにはほぼ興味がないけど、 それでもこの写真はかなりクールだと思った。 ■ これはもう、とにかくカッコ良すぎるっ
英チャールズ国王の次男で’20年に王室を離脱したヘンリー王子が、8月9日に東京で開かれたスポーツ関連の慈善イベント『ISPS・スポーツの力 特別サミット』に参加した。 ヘンリー王子は、‘19年のラグビーワールドカップ日本大会決勝でイングランドチームの応援のために訪れて以来、4年ぶりに来日。そんな中、ヘンリー王子以上にネット上などで注目が集まっているのが、このイベントの主催である『ISPS(国際スポーツ振興協会)』という、あまり馴染みのない団体だ。 そこで、この団体のHPを見てみると、 《Q:国際スポーツ振興協会(ISPS)は、宗教と関係あるのですか? 当協会の半田晴久会長は、宗教法人ワールドメイトの代表役員も務めています》 と書かれている。 『宗教法人ワールドメイト』の教祖は深見東州(本名・半田晴久)氏で、ISPS会長と同一人物。太い眉毛がトレードマークの深見氏のことを、新聞広告や電車内の
こんにちは。 今回は「宗教」や「宗教性」などについての質問です。 今まで内田先生と釈先生の共著で書かれた「霊性」や「宗教」や「宗教性」についてのご著作はぜんぶ読んできたような気がします。 『聖地巡礼シリーズ』をはじめ『日本霊性論』『現代霊性論』や『 はじめたばかりの浄土真宗』 『いきなりはじめる仏教入門』から『日本宗教のクセ』までどれも面白くて非常に勉強になりました。 このご著作通読してみて、いまのところ、僕の言葉ではまだうまく言えないのですが、なんとなく「真に知性的であろうとすれば、人間はどうしても宗教的にならざるをえない」というような感じがしてしまいました。 で、一番目の質問ですが、内田先生にとって「知性的」と「宗教的」の間の関係性の理路というか、ダイナミックスはなんなのかぜひ聞かせて頂けば幸いです。 僕はいちおう「無神論者」ですので、信仰をもっている人と話していると、次第にいらいらし
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて聖教新聞の報道、また現場の活動家から聞くと、創価学会は座談会の充実に力を入れていまして、例えば手品やマジックの披露、手話を取り入れた合唱、未来部のコーナー等、さまざまな工夫が見られます。 日蓮正宗の信徒は、現在ほぼ9割近くが「元創価学会信者」「元顕正会信者」ですので、彼らも創価学会の真似事をすることも多いです。大石寺の鼓笛隊などその好例でしょう。 問題なのは教義の研鑽や宗教活動の充実よりも、むしろコミュニティとしての教団下部組織の充実を訴えている点です。 つまりもはや創価学会は、教学の研鑽よりも、かつての創価学会に存在した地域のセーフティーネット的な役割を強調して強めることがプライオリティになっていて、それ以外に教団の魅力を外に発信することが難しくなってしまったのかと思います。 「存在意義の終焉」 https://watabeshinjun.ha
「利己的遺伝子」のスター科学者、ドーキンスが到達した「日本人みたいな宗教観」 原理主義化する「新無神論」 ジャーナリストであるヒッチンズは、イギリスのテレビ番組『ヘルズ・エンジェル(地獄の天使)』に脚本兼MCとして登場し、大々的にマザー・テレサ批判を展開した。 テレサの信仰が貧困を引き寄せた ヒッチンズによれば、マザー・テレサを一躍メディアスターにしたのが、ドキュメンタリー映画『神に捧げる美しきもの』(1969年)である。この映画は、コルカタを実際以上に貧しい地獄のように描き、それと対照させてスラム街を歩くマザー・テレサを尊く演出した。 テレサが設立した施設「死を待つ人の家」はホスピスとしてはあまりに粗末で、医療知識のない修道女やボランティアが患者を看ており、薬の投与も十分ではなく、これでは治る人も治らない。世界中から寄せられた莫大な献金は、有効に使えばインド全土に病院を建てられたはずだが
胚の研究利用について、カトリックをはじめとする宗教界からの反対意見が多かったことが背景にあるのですが、委員会の帰りの駅のホームで、「どうして人は神を信じることができるのでしょうか」と質問しました。私は正月には初詣に行き、クリスマスはお祝いし、葬式は仏教といったごく一般的な日本人ですから、一神教、なぜ唯一神を信じることができるのかがよくわからなかった。今思うと、稚拙な問いかけだったように思います。その時に島薗先生が一言、「楽になるからだといいますね」とおっしゃいました。 そして、私のように無神論者と言われる一般的な日本人であっても、例えば床に本がおいてあれば、その本をまたぐことに抵抗がある。「それもひとつの信仰心と言えるのではないですか?」と。 『証し』ではクリスチャンの方に6年間取材をしましたが、この2つの言葉が、ずっと私の根底に流れていたように思います。本当に神を信じれば楽になるんだろう
イスラエルとハマスの衝突の根幹にあるパレスチナ問題。これは「イスラム教徒とユダヤ教徒の宗教対立」ではありません。中東情勢の複雑な過去、背景をわかりやすく解説する話題の書籍『なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル』より、一部を抜粋してお届けします。 パレスチナ問題の発端は、パレスチナに既に生活していた「パレスチナ人」とヨーロッパから移住した「ユダヤ人」との紛争パレスチナという土地はあるが、パレスチナという国はない。そこにあるのは、イスラエルという国とガザ地区と、ヨルダン川西岸地区である。なぜ地名はあるのに、その地名の国がないのか、本章ではそのいきさつを語ろう。 「2000年にわたるイスラム教徒とユダヤ教徒の宗教対立」、そうした言葉で語られることの多いパレスチナ問題。しかし、この説明は間違いである。なぜならば、イスラム教が成立したのは600年代である。つまり、7世紀であり、その歴史
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