「ALWAYS三丁目の夕日」や「永遠の0」、「海賊とよばれた男」など、ヒット映画を連発する山崎貴監督。その成功の裏には監督という立場を超えたチームとの繋がりがあるという――。 やまざき・たかし:1964年生まれ。阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業後、映像制作会社「白組」入社。2000年に「ジュブナイル」で映画監督デビュー。日本映画界におけるCGを駆使したVFX(視覚効果)の第一人者。05年に「ALWAYS三丁目の夕日」が第29回日本アカデミー賞の12部門で最優秀賞を受賞。そのほか「STAND BY ME ドラえもん」「永遠の0」「寄生獣」「海賊とよばれた男」などヒット作を手がける。(写真・さとうわたる) 幼い頃、「未知との遭遇」、「スター・ウォーズ」という映画を目にしてから、VFX(視覚効果)技術に大きな興味を抱くようになりました。VFXは今でこそ日本の映画で観ることも多くなりましたが、僕が学生の