コロナガスの第1波は、11日の午前1時半ごろに地球周辺に到来。地球周辺で大規模な磁気嵐と電離圏嵐が発生し、世界各地でオーロラが観測された。また国土地理院の速報によると、11日から12日にかけてGNSS測位の誤差が大きくなる時間帯があったという。 X5.8フレアに伴って放出された最後のコロナガスは、12日の午後6時ごろに地球周辺を通過。磁気嵐は14日の午後1時ごろに収まった。 ただし、未だ太陽の活動は活発だ。NICTは「16日ごろまでは、この非常に活発な黒点群による同規模の太陽フレアと関連現象の発生の可能性がある」としている。 関連記事 太陽フレアを頻発してオーロラの原因となった黒点は「地球が横に30個並ぶ大きさ」──「ひので」観測に成功 JAXAは13日、太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)が撮影した太陽黒点の画像4点を公開した。ここ数日の間に“Xクラス”の太陽フレアが発生し、世界各地