並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 25 件 / 25件

新着順 人気順

文章論の検索結果1 - 25 件 / 25件

  • 「ちゃんと」「しっかり」はビジネスで使っちゃダメ? 日本語研究者の石黒圭さんに副詞の使いこなし方を聞いた - ミーツキャリアbyマイナビ転職

    「伝えることは具体的に」。これがビジネスコミュニケーションの鉄則です。 ところが、日々の仕事では、それは真逆の「抽象的」で「不明瞭」なやりとりが、そこかしこで展開されます。 上司から「『きちんと』やって」と指示されたり、「『ほとんど』できています」と報告して叱られたり。きっと皆さんも経験があることでしょう。 そして、こんな“言葉遣いで認識の齟齬が生まれる場面”に必ずと言っていいほど登場するのが「きちんと」「ほとんど」などの副詞です。 伝えることを曖昧(あいまい)にしてしまう副詞。でも、使わないわけにはいかない……。そんな状況があるなかで、私たちは副詞とどう付き合っていけばいいのでしょうか? 今回は『コミュ力は「副詞」で決まる』(光文社新書、2023年)を執筆された、日本語研究者の石黒圭さんとともに、ビジネスコミュニケーションと副詞の関係性を深掘りしました。 副詞を使いこなすとコミュニケーシ

      「ちゃんと」「しっかり」はビジネスで使っちゃダメ? 日本語研究者の石黒圭さんに副詞の使いこなし方を聞いた - ミーツキャリアbyマイナビ転職
    • なぜ、LINEで「。」を使わない人が多いのか

      国立国語研究所教授・共同利用推進センター長、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。 1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。 主な著書に『文章は接続詞で決まる』『語彙力を鍛える』(以上、光文社新書)、『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『よくわかる文章表現の技術Ⅰ~Ⅴ』(明治書院)、『文系研究者になる』(研究社)などがある。 ていねいな文章大全 文章が伝わらない最大の理由はなんでしょうか? ヘタだからではありません。「雑」だからです。 本書では、国立国語研究所の教授が、 「雑な文章」を「ていねいな文章」へ書き換える方法を 108課目、すべてbefore→after形式で徹底解説します。 Part① 「不正確な文章」を「正確な文章」へ。 Part② 「わかりにくい文

        なぜ、LINEで「。」を使わない人が多いのか
      • 「ら抜き言葉」は知ってても、「さ入れ言葉」をご存じか?

        国立国語研究所教授・共同利用推進センター長、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。 1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。 主な著書に『文章は接続詞で決まる』『語彙力を鍛える』(以上、光文社新書)、『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『よくわかる文章表現の技術Ⅰ~Ⅴ』(明治書院)、『文系研究者になる』(研究社)などがある。 ていねいな文章大全 文章が伝わらない最大の理由はなんでしょうか? ヘタだからではありません。「雑」だからです。 本書では、国立国語研究所の教授が、 「雑な文章」を「ていねいな文章」へ書き換える方法を 108課目、すべてbefore→after形式で徹底解説します。 Part① 「不正確な文章」を「正確な文章」へ。 Part② 「わかりにくい文

          「ら抜き言葉」は知ってても、「さ入れ言葉」をご存じか?
        • 「徹底して普通の物語、なのに感動させられるのは、彼が『位置』を書ける人だから」――2019年本屋大賞ノミネート作家・小野寺史宜の文章の魅力について、担当編集に聞いてみた。|ポプラ社一般書通信

          「徹底して普通の物語、なのに感動させられるのは、彼が『位置』を書ける人だから」――2019年本屋大賞ノミネート作家・小野寺史宜の文章の魅力について、担当編集に聞いてみた。 「ポプラ社一般書通信」を有志で始めることになったとき、いつか絶対にインタビューすることになるだろうな、と思っていたのが野村浩介という編集者だった。 一般書事業の創立期から本を編集し続けてきた最古参。200万部の大ベストセラー『グッドラック』を仕掛けたかと思えば、『百年文庫』『百年小説』『諸国物語』など、この人以外には作れないであろう歴史に残る本を、フィクション・ノンフィクション問わず、いくつも手掛けてきた。 野村さんが手掛けた本の一部。『あん』(ドリアン助川 著)は河瀬直美監督により映画化され、第68回カンヌ国際映画祭“ある視点部門”のオープニング作品に選出された。 そんな野村さんの担当した本が、この5月と6月に出版され

            「徹底して普通の物語、なのに感動させられるのは、彼が『位置』を書ける人だから」――2019年本屋大賞ノミネート作家・小野寺史宜の文章の魅力について、担当編集に聞いてみた。|ポプラ社一般書通信
          • 「速く・上手く」原稿を書くために必要なこと。|村井 弦|文藝春秋

            先輩編集者の「5つの教え」 文章を書くことを仕事にしている人にとって、大切なスキルのひとつが「速く書く」ことだ。じっくり時間をかけて大作を書き上げる仕事にも、もちろん意義はあるが、僕も含む「組織ライター」にとって、そういう仕事は稀である。というか、ほとんどない。なぜならば、大抵の書き仕事の場合、僕ら自身のクリエイティビティなど求められていないからだ。 当たり前だが、創作性よりも、締め切りや納期のほうが優先だ。その他の仕事も山積しているし。さらに言えば、土日はちゃんと休みたい。 だから、僕たちは限られた時間で、それなりの原稿を仕上げなければならない。 とはいえ、僕らの会社の編集者がみんな「速く・上手く」原稿を仕上げられるというわけではない。むしろ、ほとんどの人が遅い(気がする)。「書けなくなると、何週間も放置する」という編集者がいたが、皆、そんなもんである。 ところが、例外的に「速く・上手く

              「速く・上手く」原稿を書くために必要なこと。|村井 弦|文藝春秋
            • あなたの文章はなぜ読まれないのか?【”戦場の文章”の厳しいルール】 - ぷれぜん仙人のブログ

              ぷれぜん仙人です、 今日は「文章の難しさ」について 書いてみようと思います! 「ビジネスで文章を書いている人」 は必ず意識するべきポイントです! 本日、こういうツイートをしました。 【”文章”が難しい理由】 私たちは子供の頃から会社員になっても、”相手側”に(くそつまらなくても)読む義務があり、(訳わからなくても)理解する義務がある、ぬるま湯環境で育っている。まず、その前提が全く通用しないことを意識しているか?が大前提であり、読まれない文章を書かない出発点。— ぷれぜん仙人@プロモーション・クリエイター (@presen_sen_nin) 2020年8月4日 手厳しいこと書いてますが。笑 今日は、ここを深掘りして 解説しようと思います! 文章って、本当に難しいですよね。 何が難しいって・・・ 読み始めてくれない! 読み続けてくれない! 読み終えてくれない! ・・・ということ。 ブログやSN

                あなたの文章はなぜ読まれないのか?【”戦場の文章”の厳しいルール】 - ぷれぜん仙人のブログ
              • 「笑ッテ答エズ」陶淵明、李白、杜甫、白楽天、谷崎潤一郎 - はっぴーをパワーあっぷするブログ

                私の頭に埋蔵?している中国文学や中国哲学の知識の根っこはどこにあるのか…。 自問してみると、予備校時代の漢文の先生に到達します。 東北大学教養部で教鞭を執り名誉教授になった後、仙台にある文理予備校で校長自ら漢文の授業を受け持たれていました。 毎回迫力ある授業を展開し、その内容に強く惹きつけられたことを覚えています。 そこから私は、漢文学や中国の思想に関心を持ち、様々な書籍に目を通すようになりました。 しかし、どんなにたくさんの書を読んでも、私の口から出てくる知識のルーツは、やっぱり佐川修先生にたどり着くようです。 そんなことを考えながら書棚を整理していると、30年以上前に書かれた佐川先生の文章を発見するという幸運を得ました。 私にとって宝物といえる素晴らしい文章なので、ここでご紹介したいと思います。 視点『笑ッテ答エズ』含蓄の美学 中国の詩人・陶淵明は 「東の垣根に菊を折り取っていると、ふ

                  「笑ッテ答エズ」陶淵明、李白、杜甫、白楽天、谷崎潤一郎 - はっぴーをパワーあっぷするブログ
                • 眠るダメ人間・体調が悪い - カラーひよこのブログ

                  今朝も7時過ぎに起床後、冷蔵庫のビール(ニセ)を飲んでしまった。 おはようございます 🌤🐤 冷蔵庫に淡麗が1本・・飲んでまた寝ます 🍺 今日も一日 — カラーひよこ 🍥「しょぼいセミリタイア」 (@colorhiyokoma) May 13, 2020 昨夜は3時頃の就寝、その後わりと早い時間に一度目覚めてビールから二度寝、というダメ人間サイクルであった。この行為それ自体は別に良いんだけど、一日中酒が抜けなかったり体調悪かったりして外出できなくなるのがダメ。 夕方に再び目覚めて日没直前に 15 分ほど散歩。今日は夏日だったのだろうか。今は暑くも寒くもなく気持ちいい。予定していたサウナへ行く気力も失せてブログも日記に逃げる。 そういえば先日「元・日本一有名なニート」こと pha さんの文章論?が目に止まった。この人の書く日記は面白い。日記文学なんてジャンルも日本にはあるし。 この「休

                    眠るダメ人間・体調が悪い - カラーひよこのブログ
                  • SNS時代にも通じる文章読本『書けるひとになる!』をライター人生のバイブルにしたい - ぐるりみち。

                    物書きは人生を二度経験する。 いつだったか、こんな一言と出会った。そのへんに転がっている泡沫ライターに過ぎない自分が「物書き」を自称するのはおこがましい気もするけれど、それでも、この一言には強い共感を覚えずにはいられなかった。 もしかしたら、今このブログを読んでいるあなたも、この一言に感じるものがあるかもしれない。 自分でもブログを運営していたり、日常的に書き物をしていたり、重度のツイ廃だったり。実際に調べたわけではないのでわからないけれど、このブログの読者さんにはそんな人が多い気がしている。ネット上で「書く」ことや「言葉にする」ことに刺激や楽しさを感じている──そんな人たち。だって、僕自身がそうだから。 “物書きは人生を二度経験する”。たとえ「物書き」を仕事にしているわけではなくても、日常的にブログやTwitterと接している人であれば少なからず共感できそうな一言。この言葉が収録されてい

                      SNS時代にも通じる文章読本『書けるひとになる!』をライター人生のバイブルにしたい - ぐるりみち。
                    • ビジネスメールは、ライトで短くていい――「目的」と「読む相手」を意識すること - リクナビNEXTジャーナル

                      ビジネス文章で、こんな悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。 「どうやって書いていいかわからない」「とにかく時間がかかる」「文章を書くのが辛い」「最初の一行が出てこない」「長文が困る」「上司に何度も差し戻しをされる」 そうなるのは、当たり前だ、と語るのは、著書『ビジネスにうまい文章はいらない』の著者で、年間12冊の本を書き上げるブックライターの上阪徹さん。ビジネス文章の基本的心得からビジネスメール、日報、感想文、SNSや長文まで、「書き方のマインド」が変わる全5回です。 プロフィール ブックライター 上阪徹さん 上阪徹事務所代表。「上阪徹のブックライター塾」塾長。担当した書籍は100冊超。携わった書籍の累計売り上げは200万部を超える。23年間1度も〆切に遅れることなく、「1カ月15万字」書き続ける超速筆ライター。 1966年産まれ。89年、早稲田大学商学部卒。ワールド、リク

                        ビジネスメールは、ライトで短くていい――「目的」と「読む相手」を意識すること - リクナビNEXTジャーナル
                      • 説明すれば理解は深まる。説明下手な人にもおすすめ「勉強に使える説明の型」2選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                        頑張って勉強したのに、なぜか理解が浅い気がする 勉強して覚えたはずの内容を、いつの間にか忘れてしまっている そんなあなたには「勉強した内容を自分の言葉で『説明』する」という勉強法がおすすめ。じつは、誰かに口頭で教える、文章としてまとめるといった「説明」のプロセスを経ることで、知識は頭のなかで整理され、長期記憶として定着しやすくなるのです。 とはいえ口下手だったり、文章を書くのが苦手だったりすると、学んだことをどう言葉にすればいいのかわからないものですよね。そこで今回は、 “説明勉強法” を行なうときに使える2種類の「説明の型」をご紹介します。 「説明できれば理解が深まる」と言える理由 勉強に使える説明の型1「PREP法」 勉強に使える説明の型2「時系列法」 「説明できれば理解が深まる」と言える理由 現役東大生で株式会社カルペ・ディエム代表の西岡壱誠氏は、勉強した内容を「説明」することの重要

                          説明すれば理解は深まる。説明下手な人にもおすすめ「勉強に使える説明の型」2選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                        • 「文章は思ったままを、書けばいい。」…100年語り継がれる「伝説の文章論」(内村 鑑三) @moneygendai

                          日本を代表する思想家、内村鑑三が明治27年(1894年)に行なった「伝説の講義」をまとめた名著『後世への最大遺物』。経営者から学者まで、多くの人々に影響を与えた本作を、読みやすく現代語にし復刊したのが『人生、何を成したかよりどう生きるか』だ。この中で内村鑑三は、「本当に良い文章とは何か」について語っている。現代を生きる私たちも大いに参考になる、内村鑑三の「文章論」を一部抜粋してお届けしよう。 本当に良い文章とは? 今ここに丹羽先生(丹羽清次郎、東京キリスト教青年会主事)はいないので、悪口を言います(笑)。みなさん、言いつけないで下さい(笑)。 先日、丹羽先生が青年会で『基督教青年』という雑誌を発行し、私にも送ってくれました。その後、東京で丹羽先生に会ったとき、「どうですか」と感想を聞かれたので、本当のことを言いました。 「失礼ですが、いただいた雑誌はトイレットペーパーとして使っています」

                            「文章は思ったままを、書けばいい。」…100年語り継がれる「伝説の文章論」(内村 鑑三) @moneygendai
                          • 伝えたいことは決まっているのになかなか書き出せない そんなときはどうすればいいのか - こうへいブログ  京都案内 そして スラスラと流れるような文章が書けるようになりたくて

                            パラグラフとトピックセンテンス 文章教本としては、異例のロングセラーとなった木下是雄著「理科系の作文技術」。 物理学者の木下氏が、理科系の若手研究者や学生を対象として、論文、調査報告者といったレポート作成のための最も効果的な表現法を具体的にまとめ上げた一冊となっています。 エッセイや小説とは違って、理科系の仕事の文章というのは、そこに心情的要素を差し込む余地はありません。 実験研究をもとにした事実や状況と、それに伴う、判断や予測といった研究者の意見だけを、ただひたすらに淡々と現実の情報として、わかりやすく読者に伝達することを目的とする文章です。 そこで木下氏は、理科系の文章を書く心得として、「パラグラフ」の概念をもう一度、きちんと取り入れることを改革のひとつとして提唱されています。 パラグラフという言葉を日本語に言い換えるならば、長い文章のなかの一区切り(段落)という意味と同じ概念を持つも

                              伝えたいことは決まっているのになかなか書き出せない そんなときはどうすればいいのか - こうへいブログ  京都案内 そして スラスラと流れるような文章が書けるようになりたくて
                            • たった1つの「、」の位置で文の意味はこれだけ変わる

                              国立国語研究所教授・共同利用推進センター長、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。 1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。 主な著書に『文章は接続詞で決まる』『語彙力を鍛える』(以上、光文社新書)、『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『よくわかる文章表現の技術Ⅰ~Ⅴ』(明治書院)、『文系研究者になる』(研究社)などがある。 ていねいな文章大全 文章が伝わらない最大の理由はなんでしょうか? ヘタだからではありません。「雑」だからです。 本書では、国立国語研究所の教授が、 「雑な文章」を「ていねいな文章」へ書き換える方法を 108課目、すべてbefore→after形式で徹底解説します。 Part① 「不正確な文章」を「正確な文章」へ。 Part② 「わかりにくい文

                                たった1つの「、」の位置で文の意味はこれだけ変わる
                              • 文章論――言葉と音についての覚書|耳でブログを書く女の世迷言 - 珈琲三杯|思索のための思索

                                想像力が足りない 日記やエッセイもどきであれば比較的サラサラと量産出来るのだが、小説、詩、短歌、俳句、そういったものの創作はてんでお手上げだ。自分の頭のどこを絞れば架空のマチや架空のヒトが生まれてくるのかさっぱり分からない。自分の頭のどこを揺すればあの流れ星のような言葉たちが落ちてくるのかさっぱり分からない。もう無から有をひり出すとかいうレベルじゃない。むつかしい論文を読んでそれに対するお前の意見を何万字で書けとか言われた方がまだ筆が進むと思う。「物書き」という点では共通していても、それぞれの分野で大いに向き不向きがある。とにかく、私の頭は物語や詩歌を書くのに向いてない。 ぐだぐだ とはいえ、書いてみたいという意欲はあるのだ。意欲だけは。例えば短い物語を書くとして……まず舞台。私は家の中とコンビニとスーパーくらいしか知らないので、このうちのどこかになるだろう。次に登場人物。書くとしたらやっ

                                  文章論――言葉と音についての覚書|耳でブログを書く女の世迷言 - 珈琲三杯|思索のための思索
                                • 「マネージャー」と「マネジャー」はどう違う?

                                  国立国語研究所教授・共同利用推進センター長、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。 1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。 主な著書に『文章は接続詞で決まる』『語彙力を鍛える』(以上、光文社新書)、『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『よくわかる文章表現の技術Ⅰ~Ⅴ』(明治書院)、『文系研究者になる』(研究社)などがある。 ていねいな文章大全 文章が伝わらない最大の理由はなんでしょうか? ヘタだからではありません。「雑」だからです。 本書では、国立国語研究所の教授が、 「雑な文章」を「ていねいな文章」へ書き換える方法を 108課目、すべてbefore→after形式で徹底解説します。 Part① 「不正確な文章」を「正確な文章」へ。 Part② 「わかりにくい文

                                    「マネージャー」と「マネジャー」はどう違う?
                                  • [魏皇帝・曹丕]有能なのに「イマイチ」な評価の理由とは?

                                    三国志(さんごくし)の登場人物の書いた文章の中には、現代にも残っているものがいくつかあります。諸葛孔明(しょかつこうめい)の『出師の表(すいしのひょう )』がダントツで有名ですが、曹操(そうそう)と曹植(そうしょく)が残した詩も忘れがたい。そして曹丕の書いた『典論(てんろん)』も忘れてはいけません。 典論は現代でいえば「文章論」です。・・・ということまでは知っていたのですが、私も最近になるまで、中身を読んだことはありませんでした。 ところがこれを電子書籍で取り寄せて読んでみると、めちゃくちゃ面白かった。現在残っているのは、全体の中のごく一部なので、これだけで曹丕の「文章論」の全体を追えるわけではないのですが、読んでみた内容としては、文章の技巧の話というよりも、「ライターたるものの心得」を扱ったものでした。これがなかなか面白いので、ふと気になってきたこと。 曹丕って、「曹操の子」ということで

                                      [魏皇帝・曹丕]有能なのに「イマイチ」な評価の理由とは?
                                    • あの文豪の文章力を身につける。作家の「文章読本」4選|P+D MAGAZINE

                                      作家が自ら文章の書き方や読み方、上達法について記した文章指南本である『文章読本』。谷崎潤一郎を始め、川端康成や三島由紀夫といったさまざまな文豪がこの『文章読本』を発表しています。今回は、そんな作家の『文章読本』のなかから特におすすめの4冊をご紹介します。 2020/10/13 文章の書き方や読み方について記した文章指南本である、『文章読本』をご存じでしょうか。谷崎潤一郎が1930年代に発表した同名の随筆を皮切りに、川端康成や三島由紀夫、菊池寛といったさまざまな文豪が、谷崎に続いてそれぞれの文章論を記した『文章読本』を発表しました。 『文章読本』は、それぞれの作家の文章に対する美学を知ることができるとともに、文章力を上げたい・文章を書くための表現力を身につけたいという人にとって、非常に実践的な実用書と言えます。今回は、谷崎潤一郎の同書をはじめ、特におすすめの作家による『文章読本』を4冊ご紹介

                                        あの文豪の文章力を身につける。作家の「文章読本」4選|P+D MAGAZINE
                                      • 文章が単調だったりわかりにくかったりする場合は接続詞を見直す - ウェブ1丁目図書館

                                        文章を読んでいると、「そして」や「しかし」といった接続詞が登場するもの。もしも、文章に全く接続詞が使われていなかったら、どうでしょうか。文章の意味は読み取れるでしょうが、何となく読みにくかったり、文章の流れが悪く感じたりすると思います。 また、接続詞は、文章の見栄えをよくしているようにも思えます。読者が、詰まることなく文章を読めるのは、接続詞が絶妙な位置に配置されているからかもしれません。 ところで、接続詞は、文章の中でどのような役割をしているのでしょうか。単なる装飾といった意味だけなら、接続詞は不要と言えます。 接続詞の役割 文章論を専門とする石黒圭さんの著書『文章は接続詞で決まる』は、接続詞の役割や機能をわかりやすく解説しています。英語の授業で接続詞について習ったことはあるでしょうが、国語の授業で接続詞を深く学んだ記憶はないと思います。文章に頻繫に登場する接続詞ですが、意外とその使い方

                                          文章が単調だったりわかりにくかったりする場合は接続詞を見直す - ウェブ1丁目図書館
                                        • 陳述・モダリティ論争について - 鶏肋断想

                                          第22回國學院大學日本語教育研究会 発表資料 2017年7月15日(土) 陳述・モダリティ論争と日本語教育 國學院大學兼任講師 大東文化大学非常勤講師 岡田 誠 はじめに 言語学・日本語学・日本語教育において、文の成立に関わる重要な概念として、「モダリティ」という概念がある。しかし、その捉え方には研究者によって捉え方が異なり、諸説ある。英語の場合には、must・may・canなどの法助動詞の表す意味をモダリティとするが、日本語の場合には規定が定まっていない。そのため、諸家によって用語の定義が異なるだけではなく、陳述・ムード・モダリティを区別しないこともある。日本語文法史からみると、文の成立をめぐって陳述論争があり、陳述論争の終息のあと、ムードやモダリティ論争が行われ、陳述論争が再び形を変えたポスト陳述論争であるとされ、近藤泰弘(1989)は、「日本語研究における『陳述論』とは、定動詞の定義

                                            陳述・モダリティ論争について - 鶏肋断想
                                          • Imaginary Dictionary -未来を編む辞書|朝日新聞社 メディア研究開発センター

                                            はじめに こんにちは、メディア研究開発センターの浦川です。 この記事では、本日12月21日から東京・六本木にあります21_21 DESIGN SIGHTで開催される「2121年 Futures In-Sight」展にて展示中の作品「Imaginary Dictionary -未来を編む辞書」についてご紹介します。 この作品は、デジタル技術を生かしたアート作品の制作などを行うQosmo, Incとの共作による「未来を編む=未来に存在している(かもしれない)語の収められた辞書をつくる」といったプロジェクトです。 はたして、どういった過程を経て「未来を編む辞書」がつくられているのか。今回はその裏側についてお話ししてまいります。 作品について 作品(撮影:Qosmo, Inc.)作品(撮影:Qosmo, Inc.)展示風景(撮影:吉村昌也) この作品は、未来に存在しているかもしれない新しい言葉や、

                                              Imaginary Dictionary -未来を編む辞書|朝日新聞社 メディア研究開発センター
                                            • 誤解される「漢字の変換ミス」15例

                                              国立国語研究所教授・共同利用推進センター長、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。 1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。 主な著書に『文章は接続詞で決まる』『語彙力を鍛える』(以上、光文社新書)、『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『よくわかる文章表現の技術Ⅰ~Ⅴ』(明治書院)、『文系研究者になる』(研究社)などがある。 ていねいな文章大全 文章が伝わらない最大の理由はなんでしょうか? ヘタだからではありません。「雑」だからです。 本書では、国立国語研究所の教授が、 「雑な文章」を「ていねいな文章」へ書き換える方法を 108課目、すべてbefore→after形式で徹底解説します。 Part① 「不正確な文章」を「正確な文章」へ。 Part② 「わかりにくい文

                                                誤解される「漢字の変換ミス」15例
                                              • 文章の問題地図 ~「で、どこから変える?」伝わらない、時間ばかりかかる書き方

                                                2020年12月7日紙版発売 2020年12月1日電子版発売 上阪徹 著 四六判/176ページ 定価1,628円(本体1,480円+税10%) ISBN 978-4-297-11722-1 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo honto 本書のサポートページサンプルファイルのダウンロードや正誤表など この本の概要 累計25万部突破の問題地図シリーズ最新作! 「スラスラ書けない,時間がかかってしょうがない」 「何を書いていいかわからない」 「支離滅裂だと叱られる」 「長い文章が恐怖でしかない」 「書き直しを何度も命じられて,いつまでも終わらない」 「読みづらいといわれる」 「うまく伝わらない,おもしろがってもらえない」 「Slackのやりとりで

                                                  文章の問題地図 ~「で、どこから変える?」伝わらない、時間ばかりかかる書き方
                                                • 「知のデパート」梅棹忠夫、週一で開いた学生とのサロン 今、同じ「場」は作れるか :朝日新聞GLOBE+

                                                  学生たちのたまり場だった旧梅棹邸。次男で陶芸家のマヤオさんは「くつろいで展示を含めた空間を楽しんでほしい」という=京都市左京区、楠本涼撮影 ■京大探検部長との対談を機に 梅棹氏の業績について改めて考えたきっかけは、生誕100年記念事業実行委員会事務局から依頼を受け、1月24日にオンライン講座に登壇したことであった。立命館大学探検部OBの私は現在、同部の顧問を引き受けており、オンライン講座では、京都大学探検部OBで同部部長の重田眞義・京大教授と「大学探検部・山岳部の未来を考える」をテーマに対談した。対談を前に博物館の特別展に足を運び、学生時代に読んだ『文明の生態史観』を久々に読み直し、梅棹氏にまつわるいくつかの資料に目を通した。 1956年版『経済白書』に「もはや戦後ではない」という有名な一文が記された。その年の3月2日、京大探検部は日本最古の大学探検部として発足し、梅棹氏は初代顧問の1人に

                                                    「知のデパート」梅棹忠夫、週一で開いた学生とのサロン 今、同じ「場」は作れるか :朝日新聞GLOBE+
                                                  • 文章論の「秘伝のタレ」レシピを公開して、みんなの共有財産にしたかった

                                                    古賀史健(以下、古賀) なんと。 ――私たちライターが文章を学ぶ本かと思いきや、それだけじゃない。もっと大きな視点で、書くこと、伝えることの根本的な意味を解き明かしていて、発見の連続でした。興奮しながら読んだ後、生き方まで変える一冊だと感じました。一体どうやって、こんなにすごい本がつくられたんでしょう。 古賀 ありがとうございます。僕はずっと前から、ライター向けに文章論の本をつくりたいと思っていました。そこには、僕が感じてきたコンプレックスが関係しています。 ライターに限らず、クリエイターの世界って、徒弟制度に近い。若い人に対して「ここから先は教えられない」「見て盗め」という、鰻屋さんの秘伝のタレみたいなところがあるじゃないですか。 古賀史健(こが・ふみたけ) ライター 1973年福岡県生まれ。九州産業大学芸術学部卒。メガネ店勤務、出版社勤務を経て1998年にライターとして独立。著書に、3

                                                      文章論の「秘伝のタレ」レシピを公開して、みんなの共有財産にしたかった
                                                    1