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東洋経済の検索結果1 - 11 件 / 11件

  • ファミレスが「時代遅れ」になってきてる深い理由

    『花束みたいな恋をした』は、ファミレスの物語だ。坂元裕二が脚本を書き、2021年に公開された同作は、主人公2人の甘く、苦いラブストーリー。それは、ファミレスでの告白からはじまり、ファミレスでの別れ話で終わる。 ちなみに筆者はこうした「ファミレスでだらだらするシーン」が出てくる物語を「ファミレス文学」と呼んでいるが、本作は「ファミレス文学」の代表格といえるだろう。 学生が社会人になっていくときの心の動き、そしてある種の「子どもだった自分たちへのノスタルジー」を多分に含んだ本作は、深夜のファミレスで過ごした時間が、どこか夢のような、幻のような空間だったことも表している。ファミレスで、恋人とだらだら話した時間は、もう戻ってこない。本作を見終えたあとに感じるのは、そんな気分だ。 そして、現実に、そんな「だらだらできたファミレス」は過去のものになっているのかもしれない。 苦境に立たされるファミレス

      ファミレスが「時代遅れ」になってきてる深い理由
    • 34年ぶりの円安をなんとか止める方法はないのか

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        34年ぶりの円安をなんとか止める方法はないのか
      • 「働かない国民」に悲鳴を上げるドイツ企業の末路

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          「働かない国民」に悲鳴を上げるドイツ企業の末路
        • 「低迷WOWOW」と「最高益スカパー」分かれた明暗

          「この厳しい環境下での社長就任に高揚感はない」――。 有料衛星放送のWOWOWで4月1日、9年ぶりの新社長が誕生した。1990年に入社した、山本均氏(59)だ。スカパーJSATや銀行出身者が歴代社長を務めてきた同社において、初のプロパー社長となる。 3月の定例記者会見に出席した山本氏は冒頭のように、言葉の端々に緊張感と危機感をにじませた。 それも無理はない。WOWOWは今、先の見えない苦しい戦いを強いられているからだ。 WOWOW・スカパーともに契約数は激減 コロナ禍も後押しし、ネットフリックスやU-NEXTなど動画配信サービスが普及する中、WOWOWやスカパー!などの有料放送の契約件数は減少が続く。 契約者の月額課金を主な収入源とする有料放送は、広告費を収益源とする地上波放送以上に、配信サービス台頭の煽りをもろに食らう。近年は有料放送から配信サービスへと会員が流出する事態が起きている。

            「低迷WOWOW」と「最高益スカパー」分かれた明暗
          • 日本を世界的に見て「異常な国」にした真犯人

            低金利がもたらしたのは収益性の低い投資 日本銀行は3月18日の政策決定会合で、金融正常化の開始を決定した。 これまでの金利政策は2016年に導入されたものであり、政策金利がマイナス0.1%に設定されていた。さらに、イールドカーブコントロール(YCC)によって、長期金利(10年債利回り)が0%程度に抑えられた。 今回の正常化決定によって、政策金利におけるマイナス金利を廃止して0.1%にする。また、YCCを停止する。これによって、金利が市場の実勢にしたがって上昇していくことが期待される。 これまでの金融政策は、日本経済の資源配分を大きく歪めてきた。特に問題なのが長期金利の抑制だ。正統的な中央銀行の金融政策は、政策金利だけをコントロールし、それ以外の金利については市場に委ねる。 しかし、イールドカーブコントロールは、直接的な介入によって長期金利もコントロールしようとするものだった。 したがって、

              日本を世界的に見て「異常な国」にした真犯人
            • facebookで「詐欺広告」が放置され続ける真因

              メタプラットフォームズの柱である広告事業の信頼が揺らいでいる。 起業家の前澤友作氏がfacebookを運営するメタを提訴する意向を示し、大きな話題となった、著名人の画像を不正使用して投資などを呼びかける詐欺広告。連日、大手メディアなどで取り上げられているが、この問題は日本だけにとどまるものではない。 オーストラリアでは当局がメタを告発しており、著名人の写真などを勝手に利用したネット広告に関して裁判で争われている。アメリカでも訴訟をめぐる動きが出るなど、世界各地で同じような問題が起きているのだ。 無断で肖像を使われている著名人はもちろん、広告によって詐欺に遭った被害者にとっても大きな問題だが、メタ自身にも、今後の事業を考えていくうえで極めて大きな影響を与えかねない。 直近決算は広告収入の伸びで絶好調 メタが2月に発表した2023年12月期決算では、“ターゲット広告王”とも言える同社の復活が鮮

                facebookで「詐欺広告」が放置され続ける真因
              • 「ガチャで借金200万円」唯一の居場所とその代償

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                  「ガチャで借金200万円」唯一の居場所とその代償
                • 日本の選択「年収の壁の廃止」か「移民に参政権」か

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                    日本の選択「年収の壁の廃止」か「移民に参政権」か
                  • 心理的安全性を説く100年前のアドラーの教え

                    「チームの仲間のために自分はどうすべきか」 アドラー心理学の本質には、「人間とは何か?」という問いがあります。 人間は、個体で考えると弱い生き物です。弱いからこそ群れをつくり、協力し合い、道具を扱うようになったことから生き延びたという人類の種の歴史があります。 ゾウやトラ、クマより弱い人間が万物の霊長になれたのは、集団をつくり、協力し合ってきたからなのです。 そうやって生き延びた人間だからこそ、集団・社会・共同体というものの存在は重要です。 集団・社会・共同体なくして人間はない。それがアドラー心理学の基本にあるのです。 アドラー心理学で一番大事にしている考え方に「共同体感覚」というものがあります。 「共同体感覚」という言葉に耳慣れないものをもつ人もいるでしょう。また、アドラー心理学に関わる本を読んだことがある人なら、「あー、あれだ」と思う人もいるかもしれません。 アドラー心理学では「共同体

                      心理的安全性を説く100年前のアドラーの教え
                    • 推しブームに表れる「どこかに所属したい」欲求

                      ──推し活を考えるに当たって、ファンコミュニティーへの参加や、そこでの仲間意識に注目している点が新鮮です。 近年、サブカルチャーの世界には、「萌(も)え」から「推し」へという大きな変化がありました。 特定の対象に熱中する点は両者に共通しますが、気持ちの表現の仕方はずいぶん違います。萌えの時代に重要だったのは、好きなキャラクターから褒められたい、自分を認めてほしいという「承認欲求」でした。またキャラクターとの1対1の関係性を、それぞれが思い描いていたのも当時の特徴です。 一方、推し活をする人はしばしば「推しが尊い」と言います。遠く高いところにいる存在を、仰ぎ見るような感覚で応援しているのです。「このすばらしい存在を皆で一緒に盛り立てていこう」という共通認識の下、SNSやイベントを通じて推す。そこには明らかに、集団性があります。 息を吹き返した所属欲求 ──「萌え」が自己完結的であるのに対し、

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                      • 「アップル<マイクロソフト」と判断する大間違い

                        ソフトウェアを企業価値の中心に据えたマイクロソフトと、優れたハードウェアとそれを支えるソフトやサービスで事業を組み立ててきたアップルは、言うまでもなく企業そのものの構造がまったく異なる。 それでも比較されることが多いのは、1980年代からのパソコン黎明期において、この2社がライバルのように扱われていたからだろうか。過去10年間、間違った経営判断をしていないという共通点もある。結果、両社とも極めて強固な事業基盤を誇り、近年も高い業績水準を維持している。 MSとアップル市場からの「見られ方」 しかしながら、先行投資してきたAI事業がさらなる基盤強化につながると見られるマイクロソフトに対し、アップルは屋台骨のハード事業が成熟し、新しい付加価値を生み出せずにいると一般的には見られている。 マイクロソフトが久々に時価総額でアップルを逆転したが、積極的に事業の形を変え、現代のテクノロジー産業に適応した

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