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林信行の検索結果1 - 40 件 / 84件

  • アニメはいかにレンズの効果を模倣してきたか - メディア芸術カレントコンテンツ

    描かれている絵/画自体に焦点があてられがちなアニメーションだが、ボケ、広角、魚眼などレンズを通して得られる効果が表現として取り入れられている。本稿ではなかでも日本の商業アニメーションにおけるそのような効果を、黎明期ともいえる1930年代から現代に至る作品より抜粋し、変遷をたどる。 広角レンズの一例、『君の名は。』より 早世した研究者ハンナ・フランクはかつて「元来、すべてのセル・アニメーションは写真である」(註1)と述べました。僕ら視聴者は忘れがちなことですが、撮影台上でセル画や背景を重ね合わせ、それらをコマ撮り撮影することによってつくられるセル・アニメーションはたしかに絵/画を撮影した写真であるとも言えます。 とは言え、こうした事実はあまり意識されることがありません。撮影台時代のディズニー・アニメーションのキャプチャー画を見たとき、多くの人はそれを写真ではなく絵だと認識するのではないでしょ

      アニメはいかにレンズの効果を模倣してきたか - メディア芸術カレントコンテンツ
    • 悲しみのスタパ齋藤

      スタパ齋藤が好きだった。あの病的な衝動買いと、普通の人が買わないようなガシェットを買って、ズギャアアアアアアとか言うのが好きだった。「最強に強まった」とか「ジョリーグッド」みたいな言葉遣いも好きだった。 しかし、ずっとスタパ斎藤を追っているが、彼も歳とってもうだめなのかなと思ったりもする。一時「ズギャアアア」みたいな文体を抑えて普通の文章を書くようになって、最近またもとに戻ったのだが、もうかつての勢いは感じられない。 レビューするガシェットも、iPhoneとかの誰もがフツーに買うようなどうでもいいメジャー製品と、その周辺アクセサリばかりになった。iPhoneやらApple製品信仰を見るならスタパじゃなくても良い。そこらにいる女子高生でも林信行でもいくらでも適当なのはいる。以前のスタパは「間違いなくいいもの」ではなく、「やたらとんがっててすごそうだけどどうなん?」なものを買って、異様なテンシ

        悲しみのスタパ齋藤
      • 新iPad Proの動画「Crush!」炎上、世界に広がる

        米Appleが5月7日の新iPad発表イベントで公開したプロモーションビデオ「Crush!」(記事末に転載)への批判が高まっている。 この動画は、AppleやNIKEなどの大手企業のグローバルキャンペーンを多く手掛けているICONOCLAST(因習打破主義者という意味)という企業が制作した。iPadには音楽やゲーム、写真などのための多数の道具を圧縮した機能が込められていることを表現したもののようだ。 公開直後は主に日本のユーザーの間で批判が高まっていたが、林信行氏が英語で「Apple Event中に新しいiPad Proを紹介するために表示されたこのビデオについてどう思いましたか? 文化的なものかもしれないが、職人技を尊重する日本人の間では不評となっているようだ。中にはひどく不快感や嫌悪感を抱く人もいた」とポストしたり、Appleのティム・クックCEOのポストに日本のアーティストなどが英語

          新iPad Proの動画「Crush!」炎上、世界に広がる
        • 25年前、日本のとある村だけで配られた幻のMac「FM-A71」の正体を追え!

          1996年、当時日本一インターネット普及率の高い村があった。このとき、住民に配布された端末の中に、Macファンの多くが知らないであろう専用機種があったという。おそらく相当マニアックなMacファンの間でも知られていないであろうこの謎の機種について迫ってみた。 Macなのに「FM」…? 事の発端は、Mac業界の重鎮・林信行氏による、6月30日のTwitterでの呟きだった。 今日26周年らしい。世界中で富山県山田村の人しか持ってないMac。まだ現存しててeBay出したらどれくらいの値がつくのだろう?私は当時のアップルCEOアメリオに提案メール書いたらすぐに検討すると返事きた。それと別に日本のアップルでも検討してた。 何かイベントやろうと @hokayan に言われてた pic.twitter.com/XwmwqCqCJf — Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) June 30,

            25年前、日本のとある村だけで配られた幻のMac「FM-A71」の正体を追え!
          • iPhoneの安心/安全はもはや国民が自ら意見を述べて守るしかない――「モバイル・エコシステムに関する競争評価」の最終報告を受けて

            iPhoneの安心/安全はもはや国民が自ら意見を述べて守るしかない――「モバイル・エコシステムに関する競争評価」の最終報告を受けて(1/4 ページ) 6月16日、官邸のWebサイトにデジタル市場競争会議で検討されていた「モバイル・エコシステムに関する競争評価」の最終報告(案)が掲載された。これを受けて日本政府は、iPhoneでApp Store以外の他社ストアからもアプリを入手できるように法律で義務付けることを法案化していく。 iPhoneの安全を脅かす法案 行動を起こす最後のチャンス これまで再三、指摘してきたiPhoneのセキュリティを著しく低下させる法案が、ついに立法に向けて本格的に動き出した。だが、まだ手遅れではない。 現在、政府は広く国民からの意見(パブリックコメント)を募集しており、その後で案を国会の審議にかける。 今の国会議員たちのITに関する知識や関心度に信頼を寄せていない

              iPhoneの安心/安全はもはや国民が自ら意見を述べて守るしかない――「モバイル・エコシステムに関する競争評価」の最終報告を受けて
            • 日本産のソフトの品質や使い勝手が著しく低い理由は?に関する、引用RT、リプライ、保存用まとめ

              Nobi Hayashi 林信行 @nobi 質問は改めてコンテクストも加えた上で再投稿します。 ただ、ここまででただの私への罵詈雑言以外にもいくつか重要な意見あったので、その辺りはtogetterで(誰かに)まとめてもらいたい... 中心軸(=問題ツイート)を削除すると引用ツイートとかは探しにくくなっちゃうのかな? 2023-12-21 10:44:39 Nobi Hayashi 林信行 @nobi 【再投稿:やはりUI設計無視できず、追加しました】 日本の大企業(や官庁)が提供するソフト・サービスは使い勝手が悪く、品質も低いものが少なくない。 最も改善に力をいれるべきはどの問題か? 1.能力: お金をかけてでも優秀なソフトウェアエンジニアを雇う 2.開発体制の問題: 開発体制を見直す。下請け・孫請けをやめる。しっかりと全体設計や使い勝手のことを考えるデザイナーを中心的役割として取り入れ

                日本産のソフトの品質や使い勝手が著しく低い理由は?に関する、引用RT、リプライ、保存用まとめ
              • 政府がアップルに対してアプリストアの開放を義務づけへ――果たして、誰がサイドローディングを実現したいのか

                読売新聞オンラインによれば、政府がアップルのアプリストアに対して、他社サービスも使えるようにアップルに義務づけるとの報道があった。政府のデジタル市場競争本部が、6月中にも最終報告をまとめ、新規則の方向性を打ち出す方針だという。 この記事について この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2022年6月3日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。 アップル以外のアプリストアを認めるという、いわゆる「サイドローディング」の議論は、本当にユーザーのニーズがあるか、甚だ疑問だ。 アプリの決済手数料が高いと言うが、アップルはアプリに対して審査を行い、世界で配信し、時にはアプリのプロモーションを展開している。アプリ開発者に聞いても「安いに越したことはないが、いまの手数料が著しく高

                  政府がアップルに対してアプリストアの開放を義務づけへ――果たして、誰がサイドローディングを実現したいのか
                • AIに創らせたという「アルプスの少女ハイジ」のオープニング映像がみごとなまでの恐怖映画に仕上がっていた「悪夢の世界?」「これがマッド・ハイジ?」

                  Nobi Hayashi 林信行 @nobi AIに創らせたという「アルプスの少女ハイジ」のオープニング映像。 みごとなまでの恐怖映画に仕上がっている。 twitter.com/karpi/status/1… 2023-07-11 14:49:54 Karpi @karpi I've asked an AI to generate a trailer for a HEIDI movie and now I can never sleep again pic.twitter.com/8M9t726hrI 2023-07-10 17:31:25

                    AIに創らせたという「アルプスの少女ハイジ」のオープニング映像がみごとなまでの恐怖映画に仕上がっていた「悪夢の世界?」「これがマッド・ハイジ?」
                  • 故・坂本龍一のラストロングインタビュー掲載『ONBEAT vol.18』アート好きには気になる記事多数

                    今年3月末に逝去した音楽家・坂本龍一が、同月中旬、生前最期に語ったロングインタビューを収録した、完全和英併記の美術情報誌『ONBEAT vol.18』が発売する。坂本がその半世紀近くにわたるキャリアを振り返っている。またその坂本もプロジェクトメンバーとして参加したダムタイプの創作の歴史を、結成以来の中心メンバーである高谷史郎が、長谷川祐子を聞き手に語る。 【写真】坂本龍一の貴重な生前インタビューなど、豪華誌面を見る そのほか大巻伸嗣や、KYOTOGRAPHIEなどを独占インタビューで紹介。連載は落合陽一や現代アートコレクター高橋龍太郎など。保存版と呼べる充実の内容で5月5日(金)発売。 https://onbeat.co.jp/backnumber/onbeat-vol-18/ 【インタビュー】DUMB TYPE 日本のアートコレクティブの先駆け的存在である「ダムタイプ」。その結成から、第

                      故・坂本龍一のラストロングインタビュー掲載『ONBEAT vol.18』アート好きには気になる記事多数
                    • Macの性能を新次元に 新Mac Proの魅力とデザインに迫る

                      数々の話題が盛り込まれたAppleの世界開発者会議「WWDC 2019」だが、そこで発表されたモンスターPC「Mac Pro」を林信行氏とクリエイターの真鍋大度氏が読み解く。そこから見えてきたものは―― 「WWDC 2019」が開催された。本来は真っ先に全体を俯瞰(ふかん)した速報記事を書くべきところだが、今年は例年以上にあまりにも発表内容が多く、全体をまとめて記事を書くのに時間がかかりそうだ。そこで、まずは注目の新製品、Mac Proから取り上げたい。 圧倒的高性能を追求したモデルにクリエイターから歓喜の声 「Mac Pro」は、製品名の「Pro」が指し示す通り、個人ユーザーが家で使うためのPCではない。どちらかというと映像制作や音楽制作のプロフェッショナル、ゲームクリエイターやAR/VRなどのコンテンツを制作する人達が使う業務用のコンピューターだ。言い換えれば、良い作品を作るためにはお

                        Macの性能を新次元に 新Mac Proの魅力とデザインに迫る
                      • 自由競争をうたって無法地帯を広げるIT企業に、政府はどのような後方支援をすべきか

                        2021年、ウクライナ侵攻直前のロシアから安価な密造酒で人々が死んだというニュースが度々伝わってきた。同年8月以降、安価な密造ウォッカが広まり、正規のお酒を買うお金のない人たちが飲んでいたが、メタノールが混入した有害なものも多く少なくとも70人以上が死亡したという。 幸い日本では、このようなことが起きる心配は少ない。日本ではお酒の取り扱いは国税庁が厳しく一元管理している。梅酒作りなどのわずかな例外を除けば、原則、酒税法に則ってきちんと審査されたお酒しか売買できない。最近、ブームのクラフトビールやクラフトジンなども、実は裏でちゃんとこれらの手続きを取っている。 節度のない自由が招く混乱 薬に関しても同様で、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)で厳しく管理している。このコロナ禍で、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス用の飲み薬のために、通常手続きを省き短時

                          自由競争をうたって無法地帯を広げるIT企業に、政府はどのような後方支援をすべきか
                        • Appleのサイドローディング問題、独占制限の新法は誰のための法案か

                          クリスマスが明けた12月26日、日本経済新聞に「Apple・Googleの独占制限へ新法 アプリや決済で」という見出しが踊った。2024年に政府で審議が始まる、AppleやGoogleによるアプリの流通や決済方法を規制する新法が議論されるという話題だ。 「独占」と書かれると確かに悪いことのように聞こえるし、それを制限する規制は良い印象がある。果たして本当にそうなのだろうか。 いよいよ動き始める代替アプリストア強制法の議論 2023年に起きたニュースの中で忘れてはならないのが、多くの反対意見があるにもかかわらず、iPhoneにApp Store以外のアプリストアの採用を強要する「モバイル・エコシステムに関する競争評価 最終報告」があっさりと通ってしまった問題だ(同法案には他にも論点があるが、この記事では十分過ぎるほど議論の余地があるアプリストアの議論に焦点を絞りたい)。 “アプリストア解放”

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                          • Apple専門記者「新型Mac Proを『おろし金』と言う人は前頭葉が衰えてる」 : 痛いニュース(ノ∀`)

                            Apple専門記者「新型Mac Proを『おろし金』と言う人は前頭葉が衰えてる」 1 名前:名無しさん@涙目です。(家) [ニダ]:2019/06/06(木) 11:40:38.56 ID:vx11RlO10 実はG5よりも前モデル似? ユニークな外観の裏側に潜む理由 新型Mac Proと言えば、ネットではその外観を“チーズおろし”などと比較する人が多い(人間は50歳くらいを超えると理性を司る「前頭葉」の活動が衰え始め、連想したことを口に出す行動に歯止めが効かなくなり、これがオヤジギャグの原因の1つといわれている。同じ原理だと筆者は推察している)。 (全文はソース) [林信行,ITmedia] https://image.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1906/05/ht0605_ha02.jpg https://www.itmedia.co.jp/pcus

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                            • 林信行が見てきた「Twitter」の美学と信念 この十数年を振り返って

                              2006年にスタートしたTwitterは、iPodやiPhoneと並ぶ“シンプルでよくできたデザイン”という第一印象にほれて、伸びると直感したサービスだった。 サービスの利用を始めた直後に、多くのシリコンバレー企業に出入りする外村仁さんの案内で、日本人ジャーナリストとして初めてTwitter本社を訪れる機会があった。しかも、その2週間後にはGoogle創業者のラリー・ペイジらも参加した米O'Reillyのイベントで、Twitter創業者のジャック・ドーシー氏や当時CEOだったエヴァン・ウィリアムズ氏らと一緒になった。 彼らと話していく中で、「あえて作り込みすぎない」というミニマルなデザインの良さを彼らが理解しており、美学と信念を持ってサービスを設計していることを知った。ますますTwitterの将来に希望を感じた。 ただ、Twitterはずっとビジネスとしてはうまくいっていなかった。コロナ禍

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                              • ITジャーナリスト・林信行とAppleのノートパソコン史を振り返る。|Pen Online

                                5月に発表されたMacBook Pro最新モデル。13インチの液晶と打ちやすさを重視したMagic KeyboardがMacBookシリーズ2020年モデルの共通仕様になっている。 2020年5月4日、Appleから新型のMacBook Pro 13インチのリリースが発表された。昨年秋にはMacBook Proの16インチが、そしてこの3月にはMacBook Airが一新されているため、今回のMacBook Pro 13インチがリリースされたことでMacBookの最新モデルが出揃うこととなった。 MacBook Pro 13インチ2020モデルの実機レビューは、すでに多くのメディアで報告されているためそちらをご覧いただきたい。今回、私が紹介したいのはスペックではなく、デザイン。それも、Apple歴代のノートパソコンをデザイン的な観点で振り返り、その歴史を紐解いていきたい。 機能を全搭載した

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                                • 【デザイン担当副社長 アラン・ダイ 独占インタビュー】Apple Watchの文字盤に潜む、底知れない創意工夫。|Pen Online

                                  2020年9月に発表されたApple WachのSeries 6。さらなる進化の裏側にある数々の仕掛けや試みをジャーナリスト林 信行が、Appleのデザイン担当副社長、アラン・ダイ氏に聞いた。 コロナ禍、人々の健康志向が高まったことで、Apple Watchがますます注目を集めている。そんな中、アップルは9月に、より手頃なApple Watch SEと血中酸素など最新の健康指標が測れるSeries 6を発表。腕時計の概念を変える新しいバンド、ソロループも同時発表し、その人気をますます強固なものにしている。だが、Apple Watchの魅力は健康に配慮した機能だけではない。 製品がもつ、そもそもの操作性の良さ、そして使う人が自分好みのものを選んでカスタマイズできる多彩な文字盤も大きな魅力の一つだ。今回、その文字盤などを含む画面デザイン全体を監修するヒューマン・インターフェース・デザイン担当の

                                    【デザイン担当副社長 アラン・ダイ 独占インタビュー】Apple Watchの文字盤に潜む、底知れない創意工夫。|Pen Online
                                  • “アプリストア解放”法案に識者2人が警告 縦割り行政による偏った立法が子供たちを危険にさらす理由

                                    「マイナンバーの議論にしてもそうですが、消費者が置いてけぼり。デジタル化の推進のために、とりあえず強行突破で進めてしまっている」 「(消費者には)後から追いついてもらうしかないという議論をよく耳にします。でも、後から追いつくも何も勝手にやってしまうのだからみんなは知らない。その上、説明もしないから理解もできない。そんな状況で物事を進めている間は、日本はたぶん『デジタル後進国』を抜け出せないと思います」 語気を強めてこう指摘するのは、ネット教育アナリストの尾花紀子氏だ。これまで内閣府や内閣官房、文部科学省などのさまざまな委員会に参画、健全な青少年インターネットの環境の整備に尽力し「青少年保護 by design」を提唱し続けている。最近ではこども家庭庁の検討委員を務めたり、2022年度総務省調査研究「青少年のインターネット利用におけるトラブル事例等に関する調査研究」の監修も行っていたりする。

                                      “アプリストア解放”法案に識者2人が警告 縦割り行政による偏った立法が子供たちを危険にさらす理由
                                    • Microsoftのイベントと「AI PC」で一気に上昇する要求スペック 大きく変化するAI PC時代のPC選び

                                      Microsoftのイベントと「AI PC」で一気に上昇する要求スペック 大きく変化するAI PC時代のPC選び:Windowsフロントライン(1/4 ページ) Microsoftは5月20日の午前10時(米国太平洋標準時)にスペシャルイベントを開催する(日本時間では5月21日午前2時)。イベントは米ワシントン州シアトルにあるMicrosoftの拠点で行われることになるが、この模様は例年のごとく一般公開はされず、イベント終了時間にあたる現地時間の午前11時(日本時間で21日午前3時)に情報解禁が行われ、各種プレスリリースやメディアによる解禁を受けての報道が一斉に出ることになる。イベントそのものの模様も、解禁後の少し後のタイミングで動画として公開されるとみられる。 イベントで発表されるとみられる内容は以前のレポートでも報じた通りだが、「AI PC」と呼ばれる同社やパートナーが描く次世代のPC

                                        Microsoftのイベントと「AI PC」で一気に上昇する要求スペック 大きく変化するAI PC時代のPC選び
                                      • ディスプレイの代わりにプロジェクターを内蔵するノートPC「MOZI」 コンセプトデザインをLenovo子会社が披露

                                        中国Lenovo傘下で、PC関連の研究開発や製造を手掛けるLCFC(Hefei)Information Technologyが、ディスプレイを搭載せず、代わりにプロジェクターで投影を行うノートPC「MOZI」のコンセプトデザインを発表した。プロダクトデザインのメジャーな賞である「Red Dot Design Award」を受賞しており、同Webサイトで公開されている。 MOZIは、ディスプレイの代わりにブルーライト比率を抑えたプロジェクターを内蔵したスマートノートPCだ。キーボードはスライド式になっており、使用しない場合は本体に収納できる作りとなっている。 審査員からは、ディスプレイを持たないことで、省資源を実現しノートPCの実用性を高めていると評価されている。なお、MOZIはあくまでもコンセプトデザインなので、詳細なスペックなどはなく、製品化されるかも不明だ。 関連記事 未来のVRヘッド

                                          ディスプレイの代わりにプロジェクターを内蔵するノートPC「MOZI」 コンセプトデザインをLenovo子会社が披露
                                        • WWDCに見る、Appleがプライバシー戦略で攻める理由

                                          WWDCに見る、Appleがプライバシー戦略で攻める理由:他社にも盗んでほしい(1/5 ページ) 2020年秋に正式リリース予定のMac OS Big SurのSafariには、こんな機能が追加されている。 表示しているWebページに仕込まれたトラッカー、つまりユーザーに隠れて利用動向を監視している他サーバに制限をかけるのだ。ツールバーの「Privacy Report」というアイコンをクリックすると、どれだけ多くのトラッカーをブロックしたかを誇らしげに一覧表示する。Appleが2017年から始めたSafariの抗トラッキング機能、「Intelligent Tracking Prevention」(ITP)の最新進化形だ。 いち早く開発者向けβ版を試した人たちからは、アクセス解析の定番、Google Analyticsまでブロック対象になったと話題になり、米国の一部ニュースでも大きく取り上げ

                                            WWDCに見る、Appleがプライバシー戦略で攻める理由
                                          • 5つの視点で振り返る「Apple Watch」のすごさ

                                            5つの視点で振り返る「Apple Watch」のすごさ:林信行が読み解くApple Watch5周年(1/5 ページ) 今から5年前の2015年4月24日、Apple Watchが世界同時で発売となった。故スティーブ・ジョブズCEOの没後、初めてつくられた新カテゴリーの商品だけに大きな注目を集めたこの製品。登場直後には(それまでの新カテゴリー製品同様に)懐疑的な声を出す人も多かったが、瞬く間に世界で最も売れている時計の座を奪ってしまった。 これは「Appleファンが多いから」といった言葉で片付けられる実績ではない。この製品の一体どこに、それほどの魅力があるのか、5つの視点、5つのパートで振り返ってみたい。 かなり長めの内容になったが、コロナ禍で外出自粛の週末に、じっくり楽しんでもらえればと思う。なお、5つのページのそれぞれで2015年からの5年の進化をSeriesごとに写真でも紹介してみた

                                              5つの視点で振り返る「Apple Watch」のすごさ
                                            • 九州大学やAtCoderらが手がける課題解決人材を育てる「アルゴリズム思考」教育とは何か?

                                              九州大学やAtCoderらが手がける課題解決人材を育てる「アルゴリズム思考」教育とは何か?:講義をDX、地域課題も解決し人材育成も(1/3 ページ) 昨今のコロナ禍で、台湾のIT大臣ことオードリー・タン(唐鳳)政務委員の活躍が世界的に大きな注目を集めた。今はあらゆる社会課題の解決で当たり前にITが活用される時代だ。 そんな時代に必要なのが、課題をきちんと認識し、要件を定義し、解決の道筋を立てる能力だろう。残念ながら今の日本の教育には、こういった能力の開発に役立っている印象が弱い。後から次々と問題が露呈する政府や大企業のIT施策はその証左といえよう。 九州大学が、そんな状況を変えるべく立ち上がった。21世紀人に必要な新しい素養「アルゴリズム思考」を定着させようという取り組みだ。ただ「アルゴリズム思考」を教えるだけでなく、教え方を進化し続ける形にデジタルトランスフォーメーション(DX)し、さら

                                                九州大学やAtCoderらが手がける課題解決人材を育てる「アルゴリズム思考」教育とは何か?
                                              • アップルの「HomePod」はシンプルであることの魅力を再認識させてくれる製品だった

                                                アップルの「HomePod」はシンプルであることの魅力を再認識させてくれる製品だった:純正AirPlayスピーカーがついに上陸(1/4 ページ) アップル純正のスマートスピーカー「HomePod」が、ついに日本でも発売される。使って試した「HomePod」から、林信行氏が感じたものは何か。

                                                  アップルの「HomePod」はシンプルであることの魅力を再認識させてくれる製品だった
                                                • 【特別対談】世界を変えた工業デザイン ジョナサン・アイブ × 深澤直人 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア

                                                  アップルのチーフ・デザイン・オフィサー、ジョナサン・アイブが2018年11月に来日した。短い滞在期間の合間をぬって実現したのが、アイブが最も敬愛する日本人デザイナー、深澤直人との対談だ。この20年、工業デザインを牽引してきたふたりのデザイナーが、デザインの進化について語り合う。 >> English Text スパルタカスでの共創 2018年夏、アップルは世界で初めて時価総額1兆ドルを超える企業となった。上場企業の頂点がデザイン主導で成功した会社という事実は、デザイン業界にとって福音だ。そのアップルのデザイン主導の転換を先導したのが創業者の故スティーブ・ジョブズと最高デザイン責任者のジョナサン・アイブだ。1992年に入社するやデザイン部門の中心的存在となるが、やがてアップルは財政危機に陥り、不遇の時代を迎える。 だが、96年、ジョブズがアップルに復活。アイブと出会ったことで同社の未来に希望

                                                    【特別対談】世界を変えた工業デザイン ジョナサン・アイブ × 深澤直人 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア
                                                  • M3搭載新型「MacBook Air」は“1世代分以上”の価値をもたらす 実機を試して分かったこと

                                                    ※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています AppleからM3搭載の「MacBook Air」が発売された。新MacBook Airは、Appleシリコン登場以後、筆者が持っていたいくつかの仮説を裏付ける発表となった。それらを実機に触れながら述べていきたい。 Appleが新型M3ファミリーを発表!  M3 MaxはM1 Max比で最大80%高速化 Macのノート型として最も価格が手頃で、それだけに人気のMacBook Air。 多くのPCメーカーでは、値段を優先すべくCPUやディスプレイ回りのスペックやメモリ/SSD容量を必要最低限にするなどして、手頃なモデルを用意しがちだが、自社の「ブランド」の価値を大事に考えるAppleは常に「Macの最新ラインアップが備えるべき品質」に一定の基準を設けている。 つまり、最新MacBook Airは基準以下の品質の安価なPCではなく、最

                                                      M3搭載新型「MacBook Air」は“1世代分以上”の価値をもたらす 実機を試して分かったこと
                                                    • AppleとGoogleがタッグを組んだ“接触確認アプリ”とはなにか、ITジャーナリスト林信行が解説する。|Pen Online

                                                      世界的に経済活動が再開されたものの、COVID-19の脅威はいまだ我々の身の回りに存在している。illustration by emmanema(photo AC) コロナ禍による緊急事態宣言の発令でテレワークを余儀なくされた我々だが、そのおかげでZOOMやSkypeなどを利用したリモート会議やテレカンファレンスが一気に世界中に広まった。 このようにステイホーム期間中の経済活動を支えてくれたIT技術だが、今度は緊急事態宣言解除後の経済活動を支えてくれるIT技術が登場を控え、注目を集めている。 そのひとつが「接触確認」という技術で、IT業界の両雄、AppleとGoogleが手を組んで実現したという点でも注目を集めている。 未知のウイルスを相手に、AppleとGoogleがタッグを組んだ。 4月10日、AppleとGoogleから「新型コロナウィルス対策として、濃厚接触の可能性を検出する技術で

                                                        AppleとGoogleがタッグを組んだ“接触確認アプリ”とはなにか、ITジャーナリスト林信行が解説する。|Pen Online
                                                      • App Store、公正取引委員会の調査結果を受けリーダーアプリから外部リンクが可能に

                                                        日本の公正取引委員会は、2016年10月以来、App Storeのガイドラインが、アプリ開発者のビジネス機会を奪っていないかの調査を続けていた。今回、Appleが最終的な争点になっていたリーダー(Reader)系と呼ばれるアプリに関する規約を変更することで両者が合意し、長年にわたる調査が終結したことを発表した。 なお、今回の決定は日本だけでなく世界中の開発者に適用される。 リーダーアプリから外部リンクが可能に App Store Review Guidelineの定義によれば、Reader系アプリとは、コンテンツ単独あるいは定期購読の形で購入済みのコンテンツにアクセスするためのアプリのことで、電子雑誌、電子新聞、電子書籍、オーディオコンテンツ、音楽コンテンツ、そして動画コンテンツを表示/再生するアプリのこと。 これまでも開発者は、Appleが提供するアプリ内課金を使ってコンテンツの販売/定

                                                          App Store、公正取引委員会の調査結果を受けリーダーアプリから外部リンクが可能に
                                                        • 【独占インタビュー】新MacBook Airに見る、これからの時代のものづくり。

                                                          小型軽量化、スピーカー設計、カラーセレクト…。あらゆる細部における機能的な要請に従い、そのうえでかくも美しく誕生した、M2チップ搭載新MacBook Air。ITジャーナリストの林信行による、Appleの開発担当者3名へのロングインタビューを通して、デザインの必然性、そしてAppleが描くものづくりの未来を読み解きます。 アップル社によればMacBook Airは、世界で最も売れているノートパソコンだという。2020年末、アップルが独自に開発したプロセッサ、Appleシリコン「M1」の搭載が始まってからMacはかつてないほど人気が急上昇している。その中でも、美しい薄型軽量ボディを持ちながら、価格も最も手頃な同製品が人気なのは当然のことだろう。今回、人気製品が、Appleシリコンの第2世代プロセッサ「M2」搭載に合わせて全面リニューアルとなった。シリーズ誕生から14年の歴史の中でも最大規模の

                                                            【独占インタビュー】新MacBook Airに見る、これからの時代のものづくり。
                                                          • 12月限定で半額セール中のKindle本を読書のプロが厳選しておすすめ!経営学から思考術まで - くるくるちょろちょろ

                                                            Kindle本最大60%OFFセール、12/9まで AmazonのサイバーマンデーセールでKindle本最大60%OFFという割引が12/9まで実施中であり、多すぎるラインナップをまとめるための本記事ですが、ようやくすべての書籍のチェックが終わりました。 今回紹介する... 若い読者のための宗教史 【イェール大学出版局 リトル・ヒストリー】 リチャード・ホロウェイ (著), 上杉 隼人 (翻訳), 片桐 恵里 (翻訳) 「13万年前、ヒトはすでに死後の世界に関心をもっていた」という気になる一文から始まる宗教の歴史本です。 ヒンドゥー教 、仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教などが有名ですが、こうした世界の名だたる宗教が、どのように生まれ、広がってきたのかということと、政治、人の移動、階級や奴隷制度など、歴史的事情との深い関わりについての考察と解説があります。 高い本なので半額のときに購

                                                              12月限定で半額セール中のKindle本を読書のプロが厳選しておすすめ!経営学から思考術まで - くるくるちょろちょろ
                                                            • カメラの進化が楽しさと使い勝手を跳躍させる――iPhone 11/11 Proレビュー

                                                              カメラの進化が楽しさと使い勝手を跳躍させる――iPhone 11/11 Proレビュー:林信行が新iPhoneに潜む魅力のタネをチェック(1/4 ページ) 9月20日にAppleから発売される新型iPhoneを、林信行氏が徹底レビュー。すぐ分かる魅力、じっくりと使い込むと分かる魅力などを細かくチェックした。 iPhone新製品の魅力は、3つに分類できる。1つ目は買ってすぐ分かる魅力、2つ目は慣れてから古い製品に戻って分かる魅力、そして3つ目はOSのアップデートや対応アプリケーションの登場で明らかになる魅力だ。 本レビューでは1つ目の魅力の紹介が中心になるが、iPhone 11および11 Pro/11 Pro Maxには、UWB(超広帯域無線)などiPhoneの新たな方向性を感じさせる技術も搭載しているので、記事の最後ではそれらにも触れたい。 すぐ分かる魅力、戻ってみて分かる魅力、いずれ分か

                                                                カメラの進化が楽しさと使い勝手を跳躍させる――iPhone 11/11 Proレビュー
                                                              • Epic裁判の判決で認められたApp Store/アプリ内課金の合法性

                                                                成功している大企業は嫌われやすい。16日間におよぶ審議を経て、先週末に判決が出たApple対Epic Gamesの裁判(ゲームタイトル「Fortnite」(フォートナイト)のApp Storeからの削除を巡る裁判)報道でも、10の争点中9つでAppleの訴えが認められ、賠償金を支払うように命じられたのはEpic Gamesであるにも関わらず、ただ1点のAppleへの改善要求が大きく報道されるケースが目立った。 合法性が認められたApp Storeとアプリ内課金は今後も従来通り運用 しかし、実際にはEpic Gamesが早々に不服を申し立てたことからも分かるように、イボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ(Yvonne Gonzalez Rogers)判事の判決はAppleの考えを後押しするものだった。 一連の報道を受け、Appleのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルカウンセルのキャサリン・アダムズ

                                                                  Epic裁判の判決で認められたApp Store/アプリ内課金の合法性
                                                                • 【Mac40周年】テクノロジー企業における伝統と革新。アップル幹部独占インタビュー|Pen Online

                                                                  【Mac40周年】テクノロジー企業における伝統と革新。アップル幹部独占インタビュー Product +Future 2024.01.24 文:林信行 Macの最初の製品、Macintoshは1984年1月24日、アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズによって現在のアップル本社に近い大学の講堂で発表された。マウスを使ったグラフィカルユーザーインターフェースを広め、自由に字体を変えられる機能がきっかけで、本や雑誌のページをデザインするページレイアウトソフトが誕生。ここにMac専用として開発されたレーザープリンターが加わり出版業界にDTP革命を巻き起こした。 パソコン——この今や仕事にも趣味にも、勉強にも使う当たり前の道具は、まだ誕生して50年に満たない。しかし、技術革新が激しく毎年数え切れないほど新製品が発売されるだけあって、栄枯盛衰も激しい。競争の末に消えていってしまったブランドも数知れな

                                                                    【Mac40周年】テクノロジー企業における伝統と革新。アップル幹部独占インタビュー|Pen Online
                                                                  • 日本語も理解する対話型AI登場、2023年はAIが世の中を本格的に変え始める年に|Pen Online

                                                                    日本語も理解する対話型AI登場、2023年はAIが世の中を本格的に変え始める年に Culture 林 信行 2023.01.19 写真&文:林信行 2022年末、人間と自然に会話ができるAIが大きな話題に 平成から令和へ、AIの時代が到来しました。 人類は、AIを理解し、その潜在能力を最大限に活用することで、より豊富で豊かな未来を切り拓くことができます。今後最も重要なことは、AIを正しく使い、共存することです。 新しい年に、新しい考え方で、新しい可能性を探っていきましょう。 新年明けましておめでとうございます。 これは元旦、筆者がFacebookに投稿したメッセージなのだが、実は文章を書いたのは筆者ではない。「ChatGPT」と呼ばれるAIだ。筆者が「AI時代の到来を告げる年賀状の文面を考えて」とお願いして書かせた。 このコロナ禍、AIが飛躍的な進化を遂げたことは既に一度記事にした(htt

                                                                      日本語も理解する対話型AI登場、2023年はAIが世の中を本格的に変え始める年に|Pen Online
                                                                    • 『広告』最新号(特集:文化)、本日発売。「赤から想起するもの世界100カ国調査」の結果を公開します。|雑誌『広告』

                                                                      こんにちは、『広告』編集長の小野です。 年度末の本日3月31日、『広告』最新号が発売となりました。 編集長を卒業するので、僕にとっては、最新号であり最終号でもあります。制作しているなかで、大学時代の卒業制作(建築)を思い出しました。まさか社会人になって卒業制作をするとは……。 ということで、今号は、僕が編集長をやることになってから約5年間の集大成の号になります。 特集は「文化」。全35記事、1100ページ2019年のリニューアル創刊以来、「価値」「著作」「流通」「虚実」と特集を組んできました。最後の特集は「文化」です。 「文化」はとても複雑で多義的な概念です。「文化」という言葉を発する側と受け取る側で異なる意味合いで解釈している場合もよくあるのではないでしょうか。 今号はこれまででいちばんの大作(←自分で言うものなのか不明ですが)で全部で35記事、1100ページ、44万字あります。数えてみ

                                                                        『広告』最新号(特集:文化)、本日発売。「赤から想起するもの世界100カ国調査」の結果を公開します。|雑誌『広告』
                                                                      • Nobi Hayashi 林信行 on Twitter: "2007/4/4-2023/7/24 Twitter遺言 Twitterを使い始めたのは2007年4月。できることは限られているがそれだけに明快なサービスだった。まるで音楽再生機能しかなかったが後に大成功した初代iPodのような力強さを感じた。… https://t.co/dSJi5l6In5"

                                                                        • M1チップと新色で“時代の変化”を感じさせたApple新製品発表会を振り返る

                                                                          M1チップと新色で“時代の変化”を感じさせたApple新製品発表会を振り返る:林信行視点で振り返るAppleイベント(1/4 ページ) 日本時間で4月21日の未明に行われたApple新製品発表会、そのタイトルは「Spring loaded」だが、これはバネに圧力がかかって縮められている状態を意味する。今にも伸びて弾けそうな状態のことであり、発表会はまさにその通りで1時間弱のコンパクトな講演の冒頭7分で、Apple Card、Podcastアプリ、そしてiPhone 12/12 miniの新色、Purple(紫)が立て続けに発表されている。 冒頭の7分でクレジットカードとPodcastを再発明 Apple Cardはまだ日本では使えないが、Appleがクレジットカードを再発明するとして米国で展開中だ。これまでの使用状況をiPhoneで管理できるなど、従来のクレジットカードにない多くの特徴を備

                                                                            M1チップと新色で“時代の変化”を感じさせたApple新製品発表会を振り返る
                                                                          • AirPods Proに学ぶ魔法とテクノロジーの境界線

                                                                            先週、突如発売されたAppleのAirPod Pro。インターネットでの評判やレビューの反応は上々だ。筆者の回りでも「今年出たApple製品の中でも最も素晴らしい」と評する声も多い。筆者も1週間使ってみたが、感心することばかりだった。 イヤフォンという、これまでただのアクセサリー(周辺機器)に過ぎなかった製品をここまで輝かせている「魔法」とはいったい何なのか。そして他のメーカーは、ここから何を察知し、どう学べばいいのかを読み解いた。 技術を“魔法”に変えるApple 2018年に、Appleの幹部であるフィル・シラーにインタビューをしたとき、彼は「最もAppleらしい製品の2つ」として、AirPodsとApple Pencilを挙げた。 どちらも、ボタンもLEDもない小さくシンプルな製品だが、手に取ると内部に凝縮されたテクノロジーがかみ合ってまるで「魔法」のように期待以上の効果を発揮してく

                                                                              AirPods Proに学ぶ魔法とテクノロジーの境界線
                                                                            • アップルの社員証に書かれた「11の成功ルール」 - ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生

                                                                              アップルの元社員Huxley Dunsany(ハクスレー・ダンサニィ)さんがRedditに投稿した社員証がステキだったのでご紹介します。 ときどき読み返すと仕事に対しての「やる気スイッチ」が入る気がしますよ。 どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。 今回は『アップルの社員証に書かれた「11の成功ルール」』というお話です。 目次 目次 アップルの社員証 Apple社員が実践する成功のためのルール 1:古いものは手放し、未来を最大限に生かせ。 2:常に真実を語れ。悪い知らせほど早い方が良い。 3:最高の誠実さが求められる。疑問があれば、聞くこと。 4:良いセールスパーソンではなく、良いビジネスパーソンになることを学べ。 5:床は全員で拭く。 6:スタイル、スピーチ、顧客をよく見ることにおいてプロであれ。 7:カスタマーの言葉を聞け。そうすれば概ね理解してくれる。 8:パート

                                                                                アップルの社員証に書かれた「11の成功ルール」 - ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生
                                                                              • 「macOS Big Sur」の製品版登場 対応機種なら無料でダウンロード可能

                                                                                Appleは11月13日(日本時間)、Mac向け新OS「macOS Big Sur(ビッグサー)」の配信を開始した。対象のハードウェア(後述)を使っているユーザーは、インターネットを介して無料でダウンロードできる。 →「macOS Big Sur」2020年秋に登場 「OS X」登場以来となるUI刷新も Big Surの概要 Big Surは、Appleにとって「Mac OS X」の登場以来となる大きなアップデートと位置付けられている。UNIXベースであることには変わりないが、変更点は多岐に渡る。先日発表されたArmベースの独自プロセッサ「Apple A1」を備えるMacもサポートしている。 主な変更点や改善点は以下の通り。 ユーザーインタフェース(UI)のリニューアル(Dockなどのデザイン変更) Webブラウザ「Safari」のリニューアル(JavaScriptの実行速度向上など) 「

                                                                                  「macOS Big Sur」の製品版登場 対応機種なら無料でダウンロード可能
                                                                                • iPhoneの安全性を左右するサイドローディング議論 2024年以降の最終決定に期待

                                                                                  2月に筆者が執筆した記事「Appleにマイナンバー搭載を要請しつつ安全性を下げる規制強要の矛盾」は大きな反響を呼んだ。記事への反響で、多くの人々がスマートフォンが自分のプライベートな情報を安心して預けている道具であり、誤った政策でその安全性が脅かされる可能性に困惑していることが分かった。 記事の掲載から1カ月以上が経ったところで、政府も動きを見せてきた。 3月には「デジタル市場競争会議」の作業部会が、非公開でGoogleを呼び聞き取りを行った旨が朝日新聞や日本経済新聞によって報じられた。4月5日には、それに続いてAppleの担当者にも聞き取りが行われた旨が朝日新聞によって報じられた。 記事では「年内にも最終報告書」と、年末までかけてじっくりと検討を行うことを匂わせる書き方になっている。もし、この通りだとしたら、これは大きな前進だと思う。 本稿では、最新の報道を受けての筆者の見解と、前回の記

                                                                                    iPhoneの安全性を左右するサイドローディング議論 2024年以降の最終決定に期待