並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 80件

新着順 人気順

柴那典の検索結果1 - 40 件 / 80件

  • テイラー・スウィフトと「偉大なるアメリカの終わり」|柴 那典

    僕もいろんなところでテイラー・スウィフトについて書いてきたけど、特に日本のマスメディアでは「経済効果!」みたいな取り上げ方ばかりだよなあと思っていた。音楽そのもの、曲そのものがフックになるよりも、現象ばかりが取り沙汰されているというか。 https://newspicks.com/news/9519009/ それはそれで非常に興味深いことなんだけど、それ以上に語るべきは、アメリカで共有されているテイラー・スウィフトの「物語」のことだと思う。 やっぱり2024年のスーパーボウルでは「テイラー・スウィフトがトラヴィス・ケルシーに祝福のキス」という場面が多くの人たちの記憶に刻まれたわけで。大統領選に関してもそうだけど、現代アメリカの歴史の主役になっている感がある。(もちろんビヨンセもその一人だと思う)。 https://www.vogue.co.jp/article/taylor-swift-t

      テイラー・スウィフトと「偉大なるアメリカの終わり」|柴 那典
    • 紅白が示したエンタメの地殻変動と新しい時代の到来(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      『第74回NHK紅白歌合戦』が開催された。 多くの記憶に残る瞬間があった今回の紅白から、特に印象深かった場面について語っていきたい。 ■今年の紅白のテーマ「ボーダレス」を体現したYOASOBI「アイドル」 最も大きな話題を呼んだのは間違いなくYOASOBI「アイドル」だろう。誰もが認める”2023年最大のヒット曲”を国内の音楽番組で初披露。しかも、出場歌手11組、スペシャルダンサー、司会の橋本環奈が参加したスペシャルなパフォーマンスだ。 YOASOBIに続いて、まずスペシャルダンサーとして登場したのは『アメリカズ・ゴット・タレント』でも決勝に進出したアバンギャルディと、原曲でもコーラスを担当しているREAL AKIBA BOYZ。さらにSEVENTEEN、乃木坂46、NiziU、BE:FIRST、NewJeans、JO1、Stray Kids、櫻坂46、LE SSERAFIM、MISAMO

        紅白が示したエンタメの地殻変動と新しい時代の到来(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 【舞台裏】YOASOBIの「アイドル」が超絶ヒットした理由。ソニーが最強すぎる(推しの子/ソニーミュージック/J-Pop)解説:柴 那典、冨岡久美子

        👇特集「ガラパゴス最強説」はこちら 【世界1位】YOASOBI「アイドル」、超絶ヒットの全舞台裏 https://bit.ly/3K9LVgy 【逆潮流】日本の勝ち筋は「ガラパゴス」にこそある https://bit.ly/3Dm6dzz 【幹部直撃】ソニーが買収した「アニメ配信サービス」が面白い https://bit.ly/3K9dWVt 2023年6月、J-POP史上初の快挙をYOASOBIが成し遂げた。4月に投入した新曲「アイドル」が、米ビルボードのグローバルランキング(米国除く)でなんと1位を獲得。さらに7月12日にはYouTubeの世界楽曲チャートでも1位を獲得。2023年、いやJ-POP史で見ても、最も熱い楽曲の一つなのは間違いない。このヒットの舞台裏、そして日本カルチャーの勝ち筋について音楽ジャーナリスト柴 那典氏が解説。 👇88risingの密着ドキュメンタリー

          【舞台裏】YOASOBIの「アイドル」が超絶ヒットした理由。ソニーが最強すぎる(推しの子/ソニーミュージック/J-Pop)解説:柴 那典、冨岡久美子
        • 国境を超えた文化交流の拠点を立ち上げた、戦後日本文化の「原点」ともいえる「一人の男」がいた…!(柴 那典) @gendai_biz

          三島由紀夫からユーミンまで、数々の芸術家や文化人が通い詰めたイタリアン・レストラン「キャンティ」。数々の舞台や公演を手掛けるなど日本と海外の文化交流に奔走した川添浩史が妻の梶子と立ち上げた伝説的な店である。 作曲家/音楽プロデューサーの村井邦彦が日本経済新聞社編集委員の吉田俊宏とともに著した『モンパルナス1934』は、川添浩史の若き日々を綴った小説だ。川添は1934年に21歳でパリへ渡り、ロバート・キャパや岡本太郎、坂倉準三など多くの芸術家と交流を持ち、国内外に人脈を築き上げる。 ユーミン、YMO、吉田美奈子、カシオペアなど数々の才能を世に送り出した村井は、10代で過ごしたキャンティの日々、そして川添浩史からの影響が自分のキャリアの原点にあるという。前後編インタビューの後編では、川添浩史が築いた文化交流の基盤について、そして海外に通用する日本のポップカルチャーを発信する秘訣について語っても

            国境を超えた文化交流の拠点を立ち上げた、戦後日本文化の「原点」ともいえる「一人の男」がいた…!(柴 那典) @gendai_biz
          • TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』と結束バンドが鳴らす「下北沢のあの時代」 | 柴那典

            まさかの傑作アルバムが届いてしまった。 ​ ジャケットの絵柄からいわゆる"アニソン"かと思いきや、アニメの関連作品でありつつ、いわゆる00年代以降の“邦ロック”カルチャーの魅力をぎゅっと凝縮したような1枚になっている。 ​ 全14曲に相当な愛情と気合の入り方を感じる。 ​ それが結束バンドのアルバム『結束バンド』だ。 結束バンドというのは、TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中に登場するバンド。 ​ 高いギターの腕前を持ち動画投稿サイトで人気を集めながらも引っ込み思案で極度の人見知りな高校1年生、“ぼっち”こと後藤ひとりが、伊地知虹夏、山田リョウ、喜多郁代と出会ってバンドを結成、音楽活動を通じて成長していくストーリーだ。

              TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』と結束バンドが鳴らす「下北沢のあの時代」 | 柴那典
            • 「残響散歌」「ミックスナッツ」「新時代」…ヒット曲から見る「2022年音楽シーン」の「2つの特徴」(柴 那典) @moneygendai

              2022年のヒットチャートを読む 2022年は、どんな歌が世を賑わせたのか? どんな時代も、ヒット曲からは社会の様子や人々の心のありさまが浮かび上がってくる。そして、音楽市場の重心がCDからストリーミングサービスへと移行したここ数年は、ヒットチャートが“流行歌”の指標としてきちんと機能するようになってきている。 Billboard JAPANが発表する年間総合ソングチャート「Billboard Japan Hot 100」(集計期間2021年11月29日~2022年11月27日)のTOP10は、以下のような並びだ。 1位 Aimer「残響散歌」 2位 Tani Yuuki「W/X/Y」 3位 優里「ベテルギウス」 4位 Official髭男dism「ミックスナッツ」 5位 優里「ドライフラワー」 6位 Saucy Dog「シンデレラボーイ」 7位 Ado「新時代 (ウタ from ONE

                「残響散歌」「ミックスナッツ」「新時代」…ヒット曲から見る「2022年音楽シーン」の「2つの特徴」(柴 那典) @moneygendai
              • 60枚目のシングルをリリースしたGLAY・TAKUROが語る「今いちばん自分が表現したいこと」(柴 那典) @moneygendai

                GLAYが60枚目となるシングル『Only One, Only You』をリリースした。 表題曲は、メインコンポーザーのTAKUROが今の世の中に対する想いと祈りを込めた一曲。「くだらない夢想に巻き込まれて 歴史の闇が顔を出す」という歌い出しから、歌詞には「きっと訓練とは違うだろう」や「瓦礫の街に花戻る頃」といった戦時下の情景をイメージさせる言葉が歌われる。スケールの大きな包容力を持ったサビのメロディも印象的だ。 以下のインタビューでTAKUROはこの曲を反戦歌として作った、と語っている。ロシアによるウクライナへの侵攻が直接的な契機になったという。 どんな思いがあったのか、語ってもらった。 新曲「Only One, Only You」 ――新曲「Only One, Only You」には、戦時下であるということをモチーフにした歌詞がとても印象的です。どんな取っ掛かりから作り始めた曲なんでし

                  60枚目のシングルをリリースしたGLAY・TAKUROが語る「今いちばん自分が表現したいこと」(柴 那典) @moneygendai
                • いまの音楽業界は「勝者総取り」? デジタル化が進む音楽ビジネスの未来――亀田誠治×平良真人対談(柴 那典) @moneygendai

                  全国各地でフェスやイベントが戻ってきた2022年。ライブエンターテイメント市場はコロナ禍による壊滅状態に陥った2020年から徐々に回復基調に向かっている。 同時に、サブスク型のストリーミング配信の普及もあり、音楽ビジネスには構造的な変化が訪れている。参入障壁が下がった一方で、再生回数に応じた収益が一握りのトップスターに集中する、いわば“勝者総取り”とも言うべき状況が訪れているという声もある。 その先行きはどうなるのか? 現状をどう捉えているのか? 音楽プロデューサーの亀田誠治さんと、会員制ファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon(ファニコン)」を運営するTHECOO株式会社代表取締役CEOの平良真人さんに話を伺った。 音楽プロデューサーの亀田誠治さんが実行委員長を務める「日比谷音楽祭」は、中止となった2020年、無観客・オンライン配信での開催となった2021年を経て、今年には3年

                    いまの音楽業界は「勝者総取り」? デジタル化が進む音楽ビジネスの未来――亀田誠治×平良真人対談(柴 那典) @moneygendai
                  • 『進撃の巨人』アニメ主題歌が、じつは世界で「ものすごいこと」になっていた…!(柴 那典) @moneygendai

                    いよいよ最終回を迎えたTVアニメ『進撃の巨人』The Final Season Part 2。日本にとどまらず世界中で熱い支持を集めるその人気は、主題歌の海外でのヒットにも結びついている。とても興味深い文化的な現象を生み出している。この記事ではそのことについて考察したい。 米ビルボードで6週連続1位 現在、特に目覚ましい結果を残しているのが、『進撃の巨人』The Final Season Part 2のオープニングテーマとして書き下ろされたSiMの「The Rumbling」だ。 湘南発の4人組レゲエパンク・バンドがリリースしたこの曲は、米ビルボード・ハードロック・ソング・チャート“Hot Hard Rock Songs”で6週連続1位を獲得。3月2日に公開されたミュージックビデオは公開から1ヶ月足らずで1000万回再生を突破、ストリーミング配信の累計再生回数は1億回突破(TVサイズ音源と

                      『進撃の巨人』アニメ主題歌が、じつは世界で「ものすごいこと」になっていた…!(柴 那典) @moneygendai
                    • 果たして「世代を超えたヒット曲は生まれにくい」のか? カラオケ年代別ランキングから検証する(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      ”2021年のヒットの主役”は優里、BTS、YOASOBI、Ado 年末は大型音楽番組のシーズンだ。30日には『第63回 輝く!日本レコード大賞』が放送され、Da-iCEが「CITRUS」でレコード大賞を初受賞。新人賞はマカロニえんぴつが受賞した。31日には『第72回NHK紅白歌合戦』が放送される。 どちらも長い歴史を持ち、昭和の時代には今とは比べ物にならないほどの高視聴率を記録した番組である。であるがゆえに、レコード大賞のノミネートや受賞、紅白歌合戦の出場者をめぐる話題の中で「最近は世代を超えたヒット曲が生まれにくい」というような論旨のコメントがなされることも多い。 でも、実際のところはどうなのだろうか? 果たして今は本当に「世代を超えたヒット曲が生まれにくい時代」なのだろうか? データをもとに検証していきたい。 まず2021年の「Billboard JAPAN HOT 100」の年間総

                        果たして「世代を超えたヒット曲は生まれにくい」のか? カラオケ年代別ランキングから検証する(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 2021年の音楽シーンに見る“価値観の分極化” 波物語からHyperpopに至るまで(柴那典)

                        「トレンドが力を失った」。 およそ1年前にKAI-YOU Premiumに寄稿したコラムでこう書いた。音楽カルチャーにとって、2020年は“シーン”を喪失した一年だった。 新型コロナウイルスの感染拡大で大きな社会変動に見舞われ、ライブでの大合唱やコールアンドレスポンスが象徴するような「音楽を通した興奮や感動を共有する」場は失われた。パブリックな場所でポップ・ミュージックが機能する場面が減り、オンラインカルチャーがもたらすバズの力が相対的に強まった。 そこから1年。果たして2021年の音楽シーンにはどんな動きがあったのか。 目次価値観の“分極化”は、ライブの現場で顕在化した「NAMIMONOGATARI」が残した禍根と、大きく新しいうねり音楽シーンの分極化は、ネガティブなだけではないネットカルチャーの胎動、過去を更新したニコニコ動画カリフォルニアのハイパーポップでも叫ばれる「うっせぇわ」感受

                          2021年の音楽シーンに見る“価値観の分極化” 波物語からHyperpopに至るまで(柴那典)
                        • 『平成のヒット曲/柴那典』を読んだ感想と僕の平成ソングス - 世界のねじを巻くブログ

                          美空ひばりから米津玄師まで 柴那典さんの著作『平成のヒット曲』をKindleで読みました。 平成元年である1989年のヒット曲「川の流れのように」に始まって、 2018年の「Lemon / 米津玄師」まで、THE平成な曲が 時代背景と共に紹介されている一冊。 さっそく軽く感想を書いてみたいと思います。 (柴那典さんといえば、POPLIFE THE PODCASTにも出演されていて御馴染みの方。 実は、はてなブロガーだったりもします) shiba710.hateblo.jp 美空ひばりから米津玄師まで 感想・レビュー 個人的な平成ソングス 令和時代のヒット曲はどうなるか? 感想・レビュー この本は三部構成になっていて、 「ミリオンセラーの時代」「スタンダードソングの時代」「ソーシャルの時代」 という区分に分けられています。 昭和が香る平成一年の一曲目、 選曲は美空ひばりの「川の流れのように」

                            『平成のヒット曲/柴那典』を読んだ感想と僕の平成ソングス - 世界のねじを巻くブログ
                          • Spotifyは日本に何をもたらした? TaiTan×玉置周啓×柴那典が語る5年間の地殻変動 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                            Spotify Japanがローンチしてから今年11月で5周年。この間、ストリーミングによる新たな再生方式の普及やプレイリストを利用したリスニングスタイルの定着によって、CDの売上やヒットチャートのルールなど日本の音楽市場全体にも地殻変動ともいうべき巨大な変化が起きている。さらに昨年春からの新型コロナウイルス感染拡大により、長引くステイホーム期間中にPodcastを利用する層も増えるなど「音声メディア」の重要性にも注目が集まっている。人々のライフスタイルにも計り知れない影響を与えたSpotify。それにより音楽シーンはどのように変化してきたのか。 そこで今回は、ポッドキャスト番組『奇奇怪怪明解事典』も好調な玉置周啓(MONO NO AWARE)、TaiTan(Dos Monos)と音楽ジャーナリストの柴那典を迎え、この5年間にまつわるSpotifyのデータを踏まえながら、ストリーミング・プ

                              Spotifyは日本に何をもたらした? TaiTan×玉置周啓×柴那典が語る5年間の地殻変動 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                            • 『平成のヒット曲』の「はじめに」|柴 那典

                              新刊『平成のヒット曲』が、11月17日に発売されました。その「はじめに」と「目次」を、横書きで読みやすいよう少し修正を加えて公開します。 平成とは、どんな時代だったのか――。 本書は、それを30のヒット曲から探る一冊だ。 1989年の美空ひばり「川の流れのように」から、2018年の米津玄師「Lemon」まで。ヒットソングがどのような思いをもとに作られ、それがどんな現象を生み出し、結果として社会に何をもたらしたのか。そのことを読み解くことで、時代の実像を浮かび上がらせる試みだ。 悲惨な戦争から高度経済成長に至る〝激動の昭和〟に対して、平成という時代の全体像は、どこか茫漠としているように見える。焦土から豊かな生活を目指してがむしゃらに進んでいった戦後史の大きな物語に比べると、どんな価値観が時代を駆動する力学になっていたのか、一言では言い切れないように感じられる。 しかし、30年という時間は、日

                                『平成のヒット曲』の「はじめに」|柴 那典
                              • 日本の音楽にはもっと「批評」と「歴史」が必要だ…人気YouTuberがそう語る理由(柴 那典) @gendai_biz

                                あなたは「みのミュージック」を知っているだろうか? 2019年、「みの」という1人のYouTuberが始めたYouTubeチャンネルが今、徐々に影響力を増している。ビートルズやボブ・ディランなどレジェンドミュージシャンの経歴や名盤の解説、新進気鋭のアーティストの紹介など、音楽を中心にカルチャーにまつわる論考や情報を発信してきたチャンネルだ。登録者数は、2021年10月時点で30万人以上。村上隆、Char、フー・ファイターズのデイヴ・グロールなど、数々の大物も出演してきた。 自身もソロプロジェクト「ミノタウロス」として活動するミュージシャンでありつつ、今年には初の著書『戦いの音楽史 逆境を越え 世界を制した 20世紀ポップスの物語』も上梓した。彼は何を目指してこうした活動を行っているのか? その反響はどう広がっているのか。チャンネル設立の経緯から、「日本の音楽の歴史を海外に発信したい」という

                                  日本の音楽にはもっと「批評」と「歴史」が必要だ…人気YouTuberがそう語る理由(柴 那典) @gendai_biz
                                • 具現化しつつある「作曲AI」。第一線で活躍する作曲家やクリエイターは時代の変化をどう捉えているのか?(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  AIを用いた作曲支援アプリに注目が集まりつつある。人工知能による楽曲制作が、未来のテクノロジーとしてではなく、現実のクリエイティブとして具現化しつつある。 その一つが、音楽プロデューサーでアゲハスプリングス代表の玉井健二が監修とプロデュースを手掛けるミュージッククリップアプリ「FIMMIGRM」(フィミグラム)だ。 ■ヒット曲を作るノウハウを一般ユーザーの動画に詰め込む FIMMIGRMは、ボタンを押すたびにAIが8小節のメロディとコード進行を自動生成するアプリ。アプリ内で撮影した写真や動画のBGMとして楽曲を使用することも可能で、作られた楽曲の著作権はユーザーのものとなる。プロのミュージシャンだけでなく、音楽制作をはじめようとするアマチュア、TikTokやInstagramなどSNSに動画を投稿するユーザーまで、幅広い層が対象になっている。 アプリの監修とプロデュースを手掛けたのは音楽プ

                                    具現化しつつある「作曲AI」。第一線で活躍する作曲家やクリエイターは時代の変化をどう捉えているのか?(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                  • BiSHアイナ×三船雅也=A_o、話題のポカリスエットCM曲「BLUE SOULS」を語る(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                    15歳の新人俳優・中島セナを抜擢した大塚製薬「ポカリスエット」のCMが話題を呼んでいる。 4月に公開された「でも君が見えた」篇(以下、春篇)は、制服姿の中島セナが波打つ廊下や藤や桜の花びらが舞い散る中を駆け抜けて友人に会いにいく姿を描いたもの。映像作家の柳沢翔が手掛けたファンタジックな映像美が大きな反響を集めた。 〈ポカリスエットCM|「でも君が見えた」篇 60秒〉 7月に公開されたその続編「でも心が揺れた」篇(以下、夏篇)は、写真家/映像作家の奥山由之監督が撮影。東京から地方の高校へと転入したヒロイン・セナの学生生活を描く青春映画のワンシーンのような映像で、こちらも注目を集めている。 〈ポカリスエットCM|「でも心が揺れた」篇 60秒〉 このCMソング「BLUE SOULS」を手掛けたのが、A_o。ROTH BART BARON (ロット・バルト・バロン)の三船雅也とBiSHのアイナ・ジ

                                      BiSHアイナ×三船雅也=A_o、話題のポカリスエットCM曲「BLUE SOULS」を語る(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                    • YOASOBI、あいみょん――ネットが生み出す才能とメガヒット 柴那典(中央公論) - Yahoo!ニュース

                                      「歌は世につれ、世は歌につれ」と言われるが、Jポップをめぐる現状を、音楽ジャーナリストの柴氏は「CD未リリースの楽曲が流行歌として一世を風靡するようになってきている」と考察する。その背景には何があるのだろうか。(『中央公論』2021年7月号より抜粋) 紅白がテレビでの初歌唱 知らない歌が、いつの間にか流行っている。曲名もアーティスト名も聞いたことがなかったのに、どこかで聴いたフレーズが何故か耳から離れなくなってしまう。最近になって、そういう体験をした人は多いのではないだろうか。 コロナ禍で大きな逆風の最中にある音楽業界。しかし、実はここ最近になって、世代交代の波が訪れ、新たなヒット曲が続々と生まれている。アイドルグループが握手会などの特典商法でファンに複数枚のCDを売ることが通例になり、ミリオンセラーが続出しても「何がヒットしているのかわからない」と言われていたのが数年前のことだ。しかし、

                                        YOASOBI、あいみょん――ネットが生み出す才能とメガヒット 柴那典(中央公論) - Yahoo!ニュース
                                      • 『竜とそばかすの姫』主人公・すず役に抜擢。稀代のミュージシャン、中村佳穂の”唯一無二の才能”とは(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        中村佳穂が1年9ヶ月ぶりとなる新曲「アイミル」をリリースした。 〈「アイミル」リリックビデオ〉 6月2日には久々のライブ「うたのげんざいち 2021 in 東京 LINE CUBE SHIBUYA」も開催。そして、7月16日に公開される細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の主人公・すず/ベル役をつとめることも明かされた。 『竜とそばかすの姫』は、17歳の女子高生・すずがインターネット上の仮想世界<U>での体験を経て成長していく物語を描く長編アニメーション。幼い頃に母を亡くしたことで心に深い傷を負い歌うことができなくなっていたすずは、歌姫「ベル」のアバターで<U>に参加し、その歌声で世界から注目を集めていく。予告映像では、劇中でベルが歌う楽曲の一部も公開されている。 〈『竜とそばかすの姫』予告〉 キャストが公表されていない段階から、歌姫「ベル」の透明感のある力強い歌声は大きな話題を呼んでい

                                          『竜とそばかすの姫』主人公・すず役に抜擢。稀代のミュージシャン、中村佳穂の”唯一無二の才能”とは(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • 『大豆田とわ子と三人の元夫』が成し遂げたドラマ主題歌の革新とは? プロデューサー・STUTSに訊く(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                          松たか子主演のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)が話題を集めている。 『大豆田とわ子と三人の元夫』は、バツ3の建設会社社長・大豆田とわ子(松たか子)が、3人の元夫(岡田将生、角田晃広、松田龍平)に振り回されながら奮闘するさまを描くロマンティックコメディ。数々の名作ドラマを生み出してきた坂元裕二が脚本を手掛けた軽妙でユーモラスな会話劇と巧みなストーリーテリングが受け、オリコンが発表する「ドラマ満足度ランキング(5月4日~5月10日放送を対象)」では2週連続で1位を獲得。回を重ねるごとに評判を高めている。 ■5人のラッパーが参加している主題歌「Presence」 そして、大きな注目を集めているのが、現在5人のラッパーが参加し、毎話内容が変わるというユニークな手法で作られた主題歌だ。 第1話の主題歌「Presence I (feat. KID FRESINO)」は、トラ

                                            『大豆田とわ子と三人の元夫』が成し遂げたドラマ主題歌の革新とは? プロデューサー・STUTSに訊く(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                          • 柊キライ、卯花ロク、柊マグネタイト……「才能の登竜門」ボカコレと、頭角を現す新世代ボカロPたち(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                            新たな世代のボカロPが続々と頭角を現してきている。 昨年から今年にかけてYOASOBI「夜に駆ける」やAdo「うっせぇわ」が一世を風靡、Chinozo「グッバイ宣言」などTikTok経由で広まったボーカロイド楽曲がヒットチャートを賑わすような動きもあり、ネットカルチャー発の楽曲がオーバーグラウンドで注目を集めるようになってきた。J-POP全体におけるボーカロイドの存在感が増加したことに加えて、クリエイターたちが才能を発揮する“場”が盛り上がりを見せてきたことも大きい。 ■「ボカコレ」でニコ動投稿数が過去最多に その象徴となったイベントが、4月24日、25日に開催された「The VOCALOID Collection ~2021 Spring~」(以下、ボカコレ)だ。「一緒につくろう」をコンセプトにドワンゴが主催するイベントで、今回は昨年冬に続く第2回となる。 4月24日から8日間にわたって

                                              柊キライ、卯花ロク、柊マグネタイト……「才能の登竜門」ボカコレと、頭角を現す新世代ボカロPたち(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                            • 日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz

                                              彼女は人生の転機となった2020年と、そして「真夜中のドア〜stay with me」を歌ったきっかけをこう振り返る。 ――インドネシアの“歌い手”コミュニティに出会ったことがYouTubeでの活動に影響していると伺いました。そこはどんな人たちが集まっている、どんな場所ですか? Rainych:このコミュニティにはいろんな職業の人たちが参加しています。でも、日本の歌を歌いたい、カバーしたいという情熱はみんな同じで、紹介してもらってよかったと思います。カヴァーで盛り上がり、自分たちのコラボ曲までリリースすることができました。 自分と同じ趣味を持った人たちと一緒にいるのは、本当に刺激的です。お互いの情熱を表現できたことで、より良いカバーを目指して頑張ろうという気持ちになりました。 ――昨年にはDoja Cat「Say So」の日本語カバーが大きな反響を呼び、メジャーレーベルから楽曲もリリースさ

                                                日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz
                                              • 日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz

                                                海外の「シティ・ポップ」ブームの風景 こうしたアジア発のシティポップ・ブームの立役者となってきたのが、竹内まりや「Plastic Love」の海外人気を巻き起こした当事者の一人でもある韓国のプロデューサー/DJ、Night Tempoだ。(参照「今なぜ海外で『シティ・ポップ』が大人気なのか? 火付け役に聞く」)。 彼や彼周辺のフューチャー・ファンクのコミュニティにおいては、「真夜中のドア〜stay with me」は数年前から「Plastic Love」に並ぶアンセムだったと言う。 Night Tempo:僕がいるシーンでは、5、6年前からこの曲がネットミームのように広まって、みんなが知っている大ネタみたいな曲になっていました。僕はその当時からカセットテープのコレクションで松原みきさんを聴いていたんですけれど、それがYouTubeやSoundcloudで流れるようになっていった。ただ、その

                                                  日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz
                                                • 日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz

                                                  ――2020年には竹内まりやさんの楽曲もストリーミングで配信されるようになりましたし、少しずつ海外のシティ・ポップのファンの間で人気になっている曲の配信が解禁されていっているように思います。 Night Tempo:そうですね。みんなが聴けるようになってきていると思います。秋元薫さんの「Dress Down」や大貫妙子さんの「4:00A.M.」も配信が解禁になった。でも、まだ解禁されていない曲も多いんですよ。 ――では、Night Tempoさんが考える、まだ配信が解禁されていないシティポップの“大ネタ”は? Night Tempo:角松敏生さんや山下達郎さんの曲って、一部しか配信にないんです。たとえば角松敏生さんの「AFTER 5 CRASH」とか、山下達郎さんの「RIDE ON TIME」とか「SPARKLE」とか。八神純子さんの「黄昏のBAY CITY」もそうですね。みんな待っている

                                                    日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz
                                                  • 日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz

                                                    一大現象のはじまり 川崎氏によると、「真夜中のドア〜stay with me」に最初の動きを発見したのは2020年10月14日のことだったという。 川崎:我々も旧譜のシティポップ人気は以前から知っていました。そんな中で、ポニーキャニオンでは昨年の10月1日に「おとラボ」という過去のヒット曲からセレクトしたプレイリストを公開していくプロジェクトを開始しまして、その第1弾に「真夜中のドア〜stay with me」を選曲していたんです。その反響をチェックしていたスタッフが10月14日にSpotifyでこの曲の“スパイク”を発見した。再生回数が突然跳ね上がったんです。「これは何かが起きているんじゃないか」と気付いた。それが最初のことでした。 ――何が理由だったんでしょうか? 川崎:我々でもいろいろと調べたんですが、おそらく、10月31日にRainychさんのカバーがYouTubeに公開されて、こ

                                                      日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz
                                                    • 日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz

                                                      ここ数年、日本のシティ・ポップの海外人気が続いている。竹内まりや「Plastic Love」の再評価に端を発し、山下達郎や大貫妙子などの日本のポップスの名曲が世界各国の若い音楽ファンに受け入れられている。そんな話題を耳にしたことのある人もいるだろう。 が、コロナ禍以降の大きく変動する音楽シーンの中で、シティ・ポップのリバイバル・ブームも以前とは違う様相を呈するようになってきている。 少し前だったら「都内のレコードショップで70年代や80年代のアナログ盤を買い求める外国人観光客」の姿がブームの象徴として取り上げられることも多かった。しかし、今はTikTokで若い世代に発見された楽曲がSpotifyのバイラルチャートを駆け上がり、新たなアンセムとしてストリーミングサービスで人気を呼ぶ現象が生まれているのである。 その代表が、松原みきのデビュー曲「真夜中のドア〜stay with me」だ。19

                                                        日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz
                                                      • アイドルの時代、踊る時代 2013(平成25)年の「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)【柴那典 平成ヒット曲史】 | 連載 | 平成ヒット曲史 | Book Bang -ブックバン-

                                                        アイドルの時代、踊る時代 2013(平成25)年の「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)【柴那典 平成ヒット曲史】 平成とは、どのような時代だったのか――。 その手がかりを、各年を象徴する曲に探る「平成ヒット曲史」。 プロデューサーの時代、タイアップ全盛、「自分らしさ」、史上一番CDが売れた年……ヒット曲は諸行無常の調べ。音楽ジャーナリストが、ポップ・ミュージックを通して“平成”という時代に迫ります。 最終回は、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」です。 踊るヒット曲の誕生 「恋するフォーチュンクッキー」 「“恋チュン”踊れば、嫌なことも忘れられる」 2013年8月21日にリリースされたAKB48の32枚目のシングル「恋するフォーチュンクッキー」には、こんなキャッチコピーがついていた。 この曲は、シングル曲への参加メンバーをファン投票で決めるAKB48の恒例行事「選抜総選挙」で

                                                          アイドルの時代、踊る時代 2013(平成25)年の「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)【柴那典 平成ヒット曲史】 | 連載 | 平成ヒット曲史 | Book Bang -ブックバン-
                                                        • コロナ禍で大人気の「THE FIRST TAKE」、神回連発のウラに「圧倒的なこだわり」があった…!(柴 那典) @gendai_biz

                                                          「THE FIRST TAKE」発のヒットが相次いでいる。 2019年11月、アーティストの一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネルとしてスタートした「THE FIRST TAKE」。真っ白なスタジオに置かれた1本のマイクに向かって数々のアーティストが緊迫感に満ちた迫真の歌や演奏を見せる映像が大きな反響を呼び、登録者数は393万人(3月12日現在)と急成長を果たしている。LiSA「紅蓮華」やDISH//(北村匠海)「猫」など再生回数1億回を超える動画も生まれ、「ドライフラワー」がロングヒット中の優里など「THE FIRST TAKE」をきっかけにブレイクを果たすニューカマーも次々と登場している。 ストリーミングチャートなどへの影響力を持つ新たな音楽メディアとして存在感を増している「THE FIRST TAKE」は、果たしてどんな狙いのもとに生まれたのか。DISH//

                                                            コロナ禍で大人気の「THE FIRST TAKE」、神回連発のウラに「圧倒的なこだわり」があった…!(柴 那典) @gendai_biz
                                                          • 松原みき「真夜中のドア~stay with me」が海外発で40年ぶりのヒット。その立役者2人とは?(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            松原みきが約40年前にリリースしたデビュー曲「真夜中のドア~stay with me」が、今、海外で大きな注目を集めている。 Spotifyのバイラルチャート「グローバルバイラルトップ50」では2020年11月頃から急上昇し、2020年12月には18日連続で世界1位を記録。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン、オーストラリア、インド、シンガポール、フィリピンなど各国のバイラルチャートでも1位となった。 (松原みき「真夜中のドア~stay with me」 提供:ポニーキャニオン) こうした状況を受け、ポニーキャニオンの公式YouTubeチャンネルでは2020年12月25日に「真夜中のドア~Stay With Me」の公式リリックビデオの配信をスタート。こちらの再生数も伸び続けている。 さらに、入手困難な商品や廃盤により発売を終えた商品の復刻を目指すポニーキャニオンのプロジェク

                                                              松原みき「真夜中のドア~stay with me」が海外発で40年ぶりのヒット。その立役者2人とは?(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • 「過去最高」の翌年に「8割消失」の衝撃〜壊滅状態のライブ市場はどうなるのか(柴 那典) @gendai_biz

                                                              2020年、ライブエンタメ業界の市場は約8割が消失――。ぴあ総研が衝撃的な試算値を発表した。 新型コロナウイルス感染症の拡大によって様々なビジネスが一変した2020年。中でも大幅な縮小を余儀なくされたのが、音楽や演劇、スポーツなどのライブ・エンタテインメント市場だ。緊急事態宣言の解除後も大規模イベントの制限は続き、年末に予定されていたカウントダウンフェス「COUNTDOWN JAPAN 20/21」が中止となるなど、感染拡大の第3波を受けて再び厳しい局面に追い込まれている。 一方で、有料のオンラインライブが定着し、ライブ配信が新たなビジネスモデルとして確立しつつあるのはエンタメ業界にとっての明るい兆しと言っていい。 右肩上がりの成長を果たしてきた2019年までの10年間と、壊滅状態の2020年を経て、2021年のエンタメ業界は果たしてどこに向かうのか。ぴあ総研所長・笹井裕子さんに話を伺った

                                                                「過去最高」の翌年に「8割消失」の衝撃〜壊滅状態のライブ市場はどうなるのか(柴 那典) @gendai_biz
                                                              • 「うっせぇわ」大反響の驚異の18歳・Ado、台頭を果たしつつあるボカロネイティブ世代の新たな才能(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                2021年にブレイクするアーティストは誰か? 昨年は紅白歌合戦にも出場を果たしたYOASOBIが音楽シーンの台風の目となったが、今年もネット発の新世代の才能が台頭していきそうだ。今回はそんな期待の存在を紹介したい。 圧倒的な迫力の歌声と反骨精神の持ち主、Ado まずは昨年10月23日にメジャーデビューを果たした18歳の女性シンガー、Ado。デビュー曲の「うっせえわ」は、ミュージックビデオのYouTube再生回数が3000万回を突破(1月16日時点)と、すでに大きなセンセーションを巻き起こしつつある。 まずその魅力は、10代とは思えない迫力を持つ歌声だ。「うっせえわ」では、喉を潰してがなり上げる歌声を中心に、裏声やウィスパーボイスを自在に織り交ぜ、圧倒的な表現力を持つヴォーカルを披露。「正しさとは 愚かさとは それが何か見せつけてやる」という歌い出し、「はぁ? うっせぇうっせぇうっせぇわ く

                                                                  「うっせぇわ」大反響の驚異の18歳・Ado、台頭を果たしつつあるボカロネイティブ世代の新たな才能(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                • 「Say So」、「春を告げる」、『ヤリチン☆ビッチ部』主題歌…バイラルヒットが世間を揺るがすようになった2020年に印象的だった5曲(柴那典) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                                                                  「Say So」、「春を告げる」、『ヤリチン☆ビッチ部』主題歌…バイラルヒットが世間を揺るがすようになった2020年に印象的だった5曲(柴那典) あれよあれよという間に紅白歌合戦に辿り着いた瑛人の「香水」とYOASOBIの「夜に駆ける」が象徴的だけれど、2020年の音楽シーンは、無名な存在からネット上のバズをきっかけに世間を揺るがす“バイラルヒット”が当たり前になった一年だった。 コロナ禍はつづいていて、フェスやライブハウスやクラブで集まって騒ぐようなことはまだまだ難しそうだ。アイドルグループのCDセールスを支えてきた「接触ビジネス」は成立しなくなった。都心の一等地の広告ジャックみたいな巨大資本を投下したプロモーションも効力を失った。音楽の聴かれ方はパーソナルなものになった。 そうなってくると、必然的にオンラインカルチャーの影響力は増してくる。特に大きいのはTikTok。日本だけじゃなくア

                                                                    「Say So」、「春を告げる」、『ヤリチン☆ビッチ部』主題歌…バイラルヒットが世間を揺るがすようになった2020年に印象的だった5曲(柴那典) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                                                                  • 星野源、LiSA、YOASOBI――無観客の『紅白』であらわになった歌の力(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                    『第71回NHK紅白歌合戦』が、初の無観客で開催された。 今回は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策のため、演出や構成も一変。例年はNHKホールから中継が行われていたが、「NHKホール」「101スタジオ」「オーケストラスタジオ」をステージとして活用し、審査員ルームも別に設置。NHK放送センター全体を舞台にした生放送となった。 そのことによって何が変わったか。 お祭り騒ぎの賑やかしから、歌を聴かせることに徹した演出へ まず気付いたのは、お祭り騒ぎ的なコラボ演出が目に見えて減っていたことだ。近年の『紅白』では、演歌歌手の背後でアイドルグループが踊ったり、芸人やキャラクターが「応援ゲスト」として登場したりするような、賑やかしの企画が定番となっていた。特に前半から中盤にかけては、会場の観客を巻き込んだ盛り上がりも目立っていた。しかし今年は、密集を避けるという意図もあり、こうした企画はほぼ行われな

                                                                      星野源、LiSA、YOASOBI――無観客の『紅白』であらわになった歌の力(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                    • 「1億回」が“ヒットの新基準”、2020年の大ヒット曲とその理由(柴 那典) @gendai_biz

                                                                      2020年は、ヒットチャートに“異変”が起こった1年だった。 Billboard JAPANが発表する年間ソングチャート「Billboard Japan Hot 100」(集計期間2019年11月25日~2020年11月22日)のTOP10は以下のような並びとなっている。 1位 YOASOBI「夜に駆ける」 2位 Official髭男dism「Pretender」 3位 LiSA「紅蓮華」 4位 Official髭男dism「I LOVE...」 5位 King Gnu「白日」 6位 瑛人「香水」 7位 Official髭男dism「宿命」 8位 あいみょん「マリーゴールド」 9位 LiSA「炎」 10位 あいみょん「裸の心」 ここから見える“変化”は、いくつかある。 まずはヒット曲の生まれる場所がCDからサブスクリプション型(定額制)のストリーミングサービスへと完全に移行した、ということ

                                                                        「1億回」が“ヒットの新基準”、2020年の大ヒット曲とその理由(柴 那典) @gendai_biz
                                                                      • BABYMETAL「10 BABYMETAL YEARS」特集|あべこうじ、パンサー菅良太郎、斉木久美子、TEAM SHACHI咲良菜緒、柴那典、FaLiLV So、にゃんごすたー、凛として時雨ピエール中野、SiM MAH、嶺脇育夫のプレイリスト - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                                                                        ナタリー 音楽 特集・インタビュー BABYMETALベストアルバム「10 BABYMETAL YEARS」特集 BABYMETAL「10 BABYMETAL YEARS」 PR 2020年12月23日 結成10周年を迎えたBABYMETALが、初のベストアルバム「10 BABYMETAL YEARS」を12月23日にリリースした。 これを記念して音楽ナタリーでは、BABYMETAL好きの著名人にBABYMETAL楽曲に限定したプレイリスト作成を依頼。あべこうじ、パンサーの菅良太郎、マンガ家の斉木久美子、TEAM SHACHIの咲良菜緒、音楽ジャーナリストの柴那典、Fear, and Loathing in Las VegasのSo、ドラマーとしても知られる青森県黒石市出身のゆるキャラ・にゃんごすたー、凛として時雨のピエール中野、SiMのMAH、タワーレコード代表取締役社長の嶺脇育夫氏から

                                                                          BABYMETAL「10 BABYMETAL YEARS」特集|あべこうじ、パンサー菅良太郎、斉木久美子、TEAM SHACHI咲良菜緒、柴那典、FaLiLV So、にゃんごすたー、凛として時雨ピエール中野、SiM MAH、嶺脇育夫のプレイリスト - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                                                                        • くるりの「益荒男さん」と「大阪万博」のヤバさについて|柴 那典

                                                                          曲が配信されたのは先月だからタイミング的には遅いけどそういうのは気にしない。『MUSICA』にも書いたけどこっちにも書いておこう。くるりの「益荒男さん」と「大阪万博」がマジですごいよねという話。 コミカルじゃなくてインタレスティングという意味での“笑い”を風刺と共にポップソングに込めるのは知性と教養と勇気が必要なことで、そういう意味で“益荒男さん”は本当にすごい。他の誰にも真似できない。川上音二郎が明治時代にやってたことを2020年にアップデートしてるとも言えるけど、節回しにも曲展開にも民俗と多文化を織りなす仕掛けが詰め込まれている。 「米價騰貴の今日に細民困窮省らす」 「慈悲なき慾心」 「おめかけぜうさんごんさゐに」 「権利幸福きらいな人に(自由湯をば飲ませたい)」 「外部の飾はよいけれど政治の思想が欠乏」 「心に自由の種を蒔け」 歌詞には、川上音二郎が「オッペケペー節」で歌ったこのあた

                                                                            くるりの「益荒男さん」と「大阪万博」のヤバさについて|柴 那典
                                                                          • 「夜に駆ける」で2020年を席巻したYOASOBI、その巨大な可能性(柴 那典) @gendai_biz

                                                                            「夜に駆ける」で2020年を席巻したYOASOBI、その巨大な可能性 「年間チャート1位」獲得で終わらない Billboard JAPANの2020年総合ソング・チャート「Billboard JAPAN HOT100」で年間1位を獲得し、名実ともに「2020年最もヒットした曲」となったのが、YOASOBIの「夜に駆ける」だ。 YOASOBIは、コンポーザーAyaseとボーカリストikuraによる二人組。ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する小説・イラスト投稿サイト「monogatary.com」から誕生したクリエイターユニットだ。 同サイトの試みから生まれた「夜に駆ける」は、なぜ、異例のヒットとなったのか。 仕掛け人であるソニー・ミュージックエンタテインメントの屋代陽平氏、山本秀哉氏へのインタビュー。YOASOBI誕生秘話を聞いた前編に続き、後編では「夜に駆ける」1曲だけでは終わ

                                                                              「夜に駆ける」で2020年を席巻したYOASOBI、その巨大な可能性(柴 那典) @gendai_biz
                                                                            • 2020年最大のヒット「YOASOBI」が“異例の大ブレイク”を果たすまで(柴 那典) @gendai_biz

                                                                              2020年を代表するヒット曲は何か――。 その筆頭候補にあげられるのが「小説を音楽にするユニット」YOASOBIのデビュー曲「夜に駆ける」だろう。 YOASOBIとは、コンポーザーAyaseとボーカリストikuraによるクリエイターユニットだ。昨年11月に同曲がYouTubeに公開された段階では全く無名な存在だったが、ネットを通じて徐々に支持を拡大。テレビの情報番組でも取り上げられるようになり、5月下旬にはBillboard JAPAN総合ソング・チャート「JAPAN HOT 100」で総合1位を獲得した。 その後もロングヒットを続け、CDは未リリースながら同曲のストリーミング累計再生回数は2億回を突破、ミュージックビデオの再生回数は1億2千万回を突破(2020年11月末現在)というモンスター級の数字を叩き出している。 12月4日に発表されたBillboard JAPANの2020年年間チ

                                                                                2020年最大のヒット「YOASOBI」が“異例の大ブレイク”を果たすまで(柴 那典) @gendai_biz
                                                                              • 八王子P×柴 那典対談 “重要楽曲”から考えるボカロ史

                                                                                12月11日から13日までの3日間、ボーカロイド文化の祭典『The VOCALOID Collection -2020 winter-』が開催される。“ボカロ”というカルチャーが大きく花開いたプラットフォーム=ニコニコ動画をはじめ、ネット会場/リアル会場を問わず、すべてのクリエイターとユーザー&リスナーを巻き込む3日間。その開催を前に、“2009年組”のレジェンドとしていまもシーンを牽引する八王子Pと、『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』の著者で、シーンを深く分析してきた音楽ジャーナリスト・柴 那典氏による特別対談をお送りする。 今回二人には、「ボーカロイド史を語る上で欠かせない10曲」をそれぞれピックアップしてもらった。黎明期の名曲から、広く音楽シーンを賑わせる才能が花開いた人気曲まで、ボカロファンにとって贅沢なプレイリストをもとに、その歴史を振り返っていくーー。(編集部) 八王子Pのプ

                                                                                  八王子P×柴 那典対談 “重要楽曲”から考えるボカロ史
                                                                                • ROTH BART BARON三船雅也が語る「今、僕たちから奪われたもの、欠落してしまったもの」(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                  東京を拠点に活動するフォークロックバンド、ROTH BART BARONの新作アルバム『極彩色の祝祭』の反響が広まっている。 『極彩色の祝祭』(提供:スペースシャワーネットワーク)活動初期から海外レコーディングを敢行し、インディペンデントな価値観と研ぎ澄まされた美意識で独自の音楽性を開拓してきた彼ら。 ボン・イヴェールやザ・ナショナルなどUSのインディー・ロックとも共振するようなモダンなサウンドを展開しつつ、言葉本来の意味での「フォーク(=民衆音楽)」を追求しているバンドだ。三船雅也(ヴォーカル/ギター/その他)はこう語る。 「フォークソングって、もともと民衆のために何を歌うかということだ思うんですね。日本だと半世紀くらい昔に生まれた“四畳半フォーク”という言葉のせいか自分語りの歌だと思われがちだけれど、僕は本当の意味でのフォークソングにリスペクトがある。その2020年代版をバンドサウンド

                                                                                    ROTH BART BARON三船雅也が語る「今、僕たちから奪われたもの、欠落してしまったもの」(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース