昼寝猫さんが「大衆が歴史修正主義とかで判断できない」と洞察されたとおりのことを呉座氏は以下で書いているわけですね。その呉座氏が歴史修正主義者だったという皮肉。自分の親や周囲の歴史学者を観ても、また自分を省みても思うのは、歴史学も他… https://t.co/d0gbF2AsLS
石井知章・及川淳子編『六四と一九八九 習近平帝国とどう向き合うのか』(白水社)をお送りいただきました。ありがとうございます。 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b487699.html 1989年に起きた一連の出来事が、急速に歪められ、忘却されつつある。その中心にあるのが六四・天安門事件である。 従来、「民主化の第三の波」(ハンチントン)や「国家超越的な共同社会」(M・ウォルツァー)への動きと理解されてきた〈一九八九〉は、いつのまにか「新自由主義革命」として矮小化されつつある。「民主化」ではなく「新自由主義」の確立がこの画期を特徴づけるというのだ。 果たしてそうなのだろうか――。本書はこの疑問から出発している。 「新自由主義革命」と事態を捉えた場合、30年後に緊迫化した香港情勢はどう理解すればいいのだろうか。また「紅い帝国」(李偉東)として世界に君臨しつつ
慰安婦問題をテーマとしたドキュメンタリー映画『主戦場』をめぐり、ケント・ギルバートさんら5人の出演者が、監督と配給会社を相手取り、映画の上映差し止めと計1300万円の損害賠償を求めている裁判。その判決が1月27日、東京地裁で言い渡される。公開直後からSNSで話題となった作品はなぜ争われているのだろうか。これまでの経緯を振り返る。(ライター・碓氷連太郎) ●監督をつとめたのは日系アメリカ人 監督をつとめたのは、米フロリダ州出身の日系アメリカ人、ミキ・デザキさん。2007年に来日し、2012年まで山梨と沖縄の学校で英語指導助手をつとめた。その後、帰国したデザキさんは2015年、上智大学大学院進学のため再来日し、慰安婦問題をテーマにした映画の制作をすすめた。 完成した『主戦場』は2018年に韓国の釜山国際映画祭で初上映され、日本でも2019年4月から公開が始まった。ジャーナリストの櫻井よしこさん
五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺”ギャグで解任! 問題人選続発の背景に政権とメディアの”差別・歴史修正主義”蔓延 開会式作曲担当の小山田圭吾、東京五輪の文化プログラムに出演する予定だった絵本作家・のぶみに続いて、今度は開会式・閉会式の演出トップであるショーディレクター・小林賢太郎に問題発言が発覚。報道では、開会式前日にもかかわらず、急遽解任されることになったらしい。 問題になったのは、小林がラーメンズ時代、自作コントのなかで「“ユダヤ人大量惨殺ごっこ”やろう」というセリフのあるギャグをつくっていたことだった。 問題のコントは20年ちょっと前のもので、NHKの人気教育番組『できるかな』をパロディにしている。小林が「ノッポさん」に、片桐仁が「ゴン太くん」に扮し、以下のようなやりとりが展開される 片桐「来週、何やるか決めちゃおうね。そういうことはちゃんとやんなきゃダメだから。何やる
2016年7月初め、キエフ市議会はモスクワ通りを「ステパン=バンデラ通り」と改名することに決めた。激しい論争の的となったウクライナ人のナショナリスト、ステパン・バンデラ(1909〜1959年)の名前から取ったものだ。ソ連の支配に抗った「英雄」である彼は、ナチスによって少しの間捕まったものの、1941年6月と1944年の終わり頃には彼らの味方にもなった。こうした名称変更の実施は2015年5月に作られた「脱共産主義法」の枠組みにおいて発表されたが、その狙いは、忍び寄るロシア政府の黒い影とソ連時代の遺産を退けることだった。このキエフ市議会の決定によって、国境の反対側に位置するポーランドでは、いくつかの苦い記憶が呼び起こされている。 7月22日、ポーランド議会側は1943年に生じたヴォルィーニの大虐殺を「民族浄化」、「ジェノサイド」と規定する法律を圧倒的多数で可決した。今日においてウクライナ北西部
AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。 ※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。
今日というか今朝もあまり時間がないのだが、月初めの「ついたち」だし、何より関東大震災100年の日なので、関東大震災に絡んで下記記事にいただいたコメントをとっかかりに記事を書くことにした。 kojitaken.hatenablog.com suterakuso バズってるのでご存知だと思いますが、「政府の説明」に関係する禄でもないニュースが入っていきましたね。 松野官房長官、朝鮮人虐殺「記録ない」 関東大震災:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2023083000518&g=pol 日本政府のスポークスマンがこれですよ。すでにいくらでもコメントがついていたので、 >安倍派の中で存在感を示したいんだろ。そういう意味では実に合理的な行動。次の外道の王は俺だと。 とブコメをつけましたが、この立場にありながら、ひたすら内向きな論理でこれですからね。政
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
『産経新聞』が大喜びで紹介したマーク・ラムザイヤーの「太平洋戦争における性行為契約」。しかしこれが根拠のない主張や引用文献の恣意的な利用、先行研究の無視といった手続き上の問題点を多数抱えていると批判されていることは皆さんご存知のことでしょう。 いまのところ右派からのまとまった反論らしきものは「歴史認識問題研究会」のサイトに掲載された、西岡力による「慰安問題に関するラムザイヤー教授論文撤回を求める経済学者声明の事実関係の誤りについて」だけです。しかしタイトルを見ればわかるように、ラムザイヤーの主張を正面から擁護すると言うよりも「経済学者声明」への批判に重きが置かれています。「性奴隷」という擁護への反論は例によって「公娼制」を引き合いに出すもので、公娼制が当時においても「事実上の奴隷制度」と批判されていたことは相変わらず無視されています。 さて明日14日、Fight For Justice 主
9000人が銃殺された森 シダがうっそうと茂る森のなかで、イリーナ・フリーゲはつぶやいた。彼女はNGO団体「メモリアル」のサンクトペテルブルク支部代表だ。 「誰かがここに記念碑を設置しようと決めたわけではありません。勝手に生えていったのです」 上手い比喩だった。彼女は暗がりを指差した。花が植えられていた。小さくまばらながら、そこにだけ色どりがあった。大きな松の幹にはひっそりと肖像写真が掛けられており、苔むす地面に木製の細い十字架が立っていた。その上には北ロシア式の屋根が取りつけられている。 フィンランドとの国境に位置するカレリア地方。このサンダルモフの森では、多くの人が殺された。スターリンによる「大粛清」の渦中にあった1937〜38年、サンダルモフは重要な処刑地だった。約9000人が銃殺され、236ヵ所の共同墓地に埋められた。
外務省がHPで「旭日旗」正当化! サッカー国際試合でも問題になる軍国主義の象徴を無理やり肯定する歴史修正主義 安倍首相と文在寅大統領のもと、慰安婦問題や徴用工問題などで「史上最悪」と言われる日韓関係。そんななか、またもや安倍政権による歴史修正主義が韓国世論を刺激した。5月24日、日本の外務省がホームページで「旭日旗」に関する説明文書をアップ。こんなふうに“まったく問題はない”と強弁したのだ。 〈旭日旗の意匠は、日章旗同様、太陽をかたどっている。この意匠は、日本国内で長い間広く使用されている。〉 〈制定以来、自衛艦旗及び連隊旗は国内外の様々な場面で掲げられてきている。これらの旗は、これまで半世紀以上にわたり、自衛艦または部隊の所在を示すものとして、不可欠な役割を果たしてきており、国際社会においても広く受け入れられている。〉 ようするに、安倍政権は“旭日旗のデザインは自衛隊で長年使用されてきた
2022年1月27日午後、東京地方裁判所の前で男性たちが、「勝訴」と書かれた巻紙を手にしていた。中心にいたのは、日系アメリカ人のミキ・デザキさんだった。自身が監督した映画『主戦場』をめぐり、出演者から上映差し止めと計1300万円の損害賠償を求める訴訟を提起されていたが、東京地裁は原告の請求を全面的に棄却したのだ。 フロリダ州で生まれ育ったデザキさんは2015年、上智大学大学院進学のために再来日し、映画製作を進めた。2019年4月に公開された『主戦場』には、ジャーナリストの櫻井よしこ氏やカリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏など、慰安婦の存在を否定する人たちと、歴史学者の吉見義明氏や元朝日新聞記者の植村隆氏など、慰安婦問題と向き合ってきた人たち約30人が登場。それぞれの主張を戦わせる「言論バトル」のような映画の内容が、SNSなどで大いに話題となった。 しかし出演者のうちケント・ギルバー
中公新書「歴史修正主義」が評判であります。 歴史修正主義-ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで (中公新書, 2664) 作者:武井 彩佳中央公論新社Amazon 実際に読ませてもらうと、1章から3章までのホロコースト否定論がメインの記述などは、個人的にはすでに聞いたことのある話の方が多かった。 これは当方が、マルコポーロ事件などを実際の読者として体験し、同時に「トンデモ本(と学会)」の面々がこれをメインテーマとして語っている文章に接していたからだと思う。 ツンデルとかアービングという人名は、個人的にお馴染みだったし。 だから新知識で面白かったのは、ファクトとしての「ホロコーストの有無」を争うような議論ではなく、ナチ体制とソ連体制は比較可能か、同じシステムなのか…といったいわゆる「歴史家論争」の記述だ。これも一部、論争が同時進行の時は興味があったけど(三島憲一などが「世界」で書い
digital.asahi.com ただ、日本側の狙いは後年になって、意外な形で明らかにされた。 「韓国は、日本との関係の基盤を損なう対応をしてきたわけです。(中略)私は『国と国との約束が守れない中において、貿易管理は当然だ』とも述べました」 安倍晋三元首相は、死去後の23年に出版された回顧録の中で、経産省と首相官邸が徴用工問題の対抗措置として輸出規制強化を発案したと認めた。 よくもまあこんな白々しいことが言えたものです。当該の時期の右派論壇誌、特に2019年9月号あたりをみていれば安倍政権の「岩盤支持層」が「歴史戦」の一環として「ホワイト国」からの除外を要求、歓迎していたことは一目瞭然です。いまさら回顧録を根拠にして書くようなことではないでしょう。記事からも安倍政権の狙いが「公然の秘密」とすら呼べない、公知の事実だったことがわかります。 日本政府は当初、世耕弘成経済産業相(当時)が「信頼
新年特別企画●嫌韓ヘイト・歴史修正事件簿(後編) 「あいトリ」「主戦場」攻撃、「旭日旗」肯定…政治家とメディアの扇動で高まる歴史修正主義圧力、破壊される「表現の自由」 リテラの新年特別企画としてお届けしている「嫌韓ヘイト・歴史修正事件簿」。前編は安倍首相の“嫌韓キャンペーン”にまる乗っかりし、嫌韓ヘイトを拡散し続けたマスコミやコメンテーターの言動を検証したが、後編では、その大元にもなっている歴史修正主義が引き起こした事件を中心に振り返っておきたい。慰安婦や徴用工など日本の戦争犯罪をなかったことにして、先の戦争を肯定しようとするゆがんだ極右思想はいま、政界のみならず、マスコミ、言論界のすみずみに広がっている。さらに政治的中立であるべき公務員までが安倍政権への過剰な忖度から“ネトウヨ化”している現象も起きている。その結果、この国から「まっとうな歴史観」「表現の自由」が失われようとしているのだ。
デジタルメディアサービスのHooplaはアメリカやカナダの図書館と契約を結び、図書館利用者に電子書籍や映画、オーディオブックへのアクセスを提供しています。しかし、Hooplaが取り扱う電子書籍のラインナップに、極右陰謀論や新型コロナウイルスについてのデマ、LGBTQ+の転換療法やホロコースト否定論などを助長するような書籍が無数に登録されていることが判明し、図書館職員がHooplaに対して業務の透明性を求めていると報じられています。 Ebook Services Are Bringing Unhinged Conspiracy Books into Public Libraries https://www.vice.com/en/article/93b7je/ebook-services-are-bringing-unhinged-conspiracy-books-into-public-l
五輪入場行進にすぎやまこういちの曲はありえない! 杉田水脈のLGBT差別に「ありがたい」と同調 南京虐殺否定の歴史修正主義 小山田圭吾、小林賢太郎の問題があっても、東京五輪組織委員会は結局、なんの反省もしていないということだろう。昨日7月23日におこなわれた東京五輪大会の開会式。もっとも注目を集める入場行進のオープニングで、作曲家・すぎやまこういちが手掛けた「ドラゴンクエスト」の代表曲「序曲:ロトのテーマ」が流された。 じつは、開会式の前日である22日に一部報道が、式典内ですぎやまの曲が使用されると伝えたときから、SNS上ではこんな指摘が相次いでいた。 〈小山田、小林とやってきて、最後にこれが出てくるのは悪夢だよ〉 〈すぎやまこういちの曲を開会式で使えば、今までの謝罪が嘘だったことの証明になるな〉 〈すぎやまこういちは現在進行形でガチのアウト〉 〈うわぁ。開会式、すぎやまこういちの音使うん
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く