俺たちのガースー、丸腰訪米首脳会談の憂鬱【山本一郎】 【連載】山本一郎「コップの中の百年戦争 ―世の中の不条理やカラクリの根源とは―」 ■日米関係が問題視する先はまさに中国問題 俺たちの総理大臣・菅義偉さんの訪米・バイデン大統領との首脳会談が4月9日になったとの報道がありました。 国内ではコロナ対策がまともに進まず、ワクチン接種のスケジュールも微妙に遅延している状況でなぜか緊急事態宣言は解かれ、さっぱり盛り上がらない東京オリンピックの聖火リレーが始まってしまいました。感染力が強いとされる変異種コロナウイルスがどのくらい我が国で流行してしまうのかは分かりませんが、ガースー官邸ができて早半年、またバイデンさんもすったもんだの末に大統領に就任されてから3か月弱というところで強固な日米関係の確認をするためにも訪米することそのものは何も問題ないとは思うんですよ。 その日米関係が問題視する先はまさに中