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海洋研究開発機構の検索結果1 - 30 件 / 30件

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海洋研究開発機構に関するエントリは30件あります。 研究科学生物 などが関連タグです。 人気エントリには 『ヨーロッパウナギ産卵場所を推定 海洋研究開発機構などが公表 | NHKニュース』などがあります。
  • ヨーロッパウナギ産卵場所を推定 海洋研究開発機構などが公表 | NHKニュース

    長く謎とされてきたヨーロッパウナギの産卵場所として、大西洋の海底山脈付近と推定されるとした研究結果を海洋研究開発機構などの国際研究チームが公表し、今後、資源管理に役立つ可能性があるとして注目されています。 ヨーロッパに生息するヨーロッパウナギは、国際自然保護連合から絶滅危惧種に指定され、北大西洋のサルガッソー海で産卵していると考えられていましたが、調査で卵や成熟したウナギは発見されず、産卵場所の特定はできていませんでした。 海洋研究開発機構やフランスの研究機関などはニホンウナギの産卵場所が太平洋の海底山脈の周辺で、水温と塩分が急激に変化する海域であることに注目して、大西洋でも同じようなところを探しました。 すると、大西洋中央海嶺という海底山脈の付近で、水温と塩分が急激に変化する海域が存在することを発見しました。 その海域は、サルガッソー海から東へ数百キロほど離れていて、海流データを使ったシ

      ヨーロッパウナギ産卵場所を推定 海洋研究開発機構などが公表 | NHKニュース
    • 海洋研究開発機構 不正アクセスで約2000人分のIDなど盗まれる | IT・ネット | NHKニュース

      海洋に関する調査・研究や深海探査などを行っているJAMSTEC=海洋研究開発機構は、職員が業務システムにアクセスするためのアカウントが乗っ取られ、不正アクセスによっておよそ2000人分の職員の業務用のIDやパスワードなどが盗まれたと発表しました。 JAMSTECによりますと16日、自宅などから業務システムに接続するVPNと呼ばれる外部接続サービスで、不正なアクセスがあると契約先のセキュリティー会社から指摘がありました。 JAMSTECが調査したところ、今月8日から16日にかけて、1人の職員のIDやパスワードを使って何者かが本人になりすまし、VPN接続を通じて複数回の不正アクセスが行われていたということです。 そして職員が機構内の業務システムを利用するためのアカウント情報が保存されているサーバーから退職した人を含めた役員や職員、スタッフなど、1947人分のアカウントのIDや暗号化されたパスワ

        海洋研究開発機構 不正アクセスで約2000人分のIDなど盗まれる | IT・ネット | NHKニュース
      • 水深6000m海底にプラスチックごみ 海洋研究開発機構が分析 | NHKニュース

        水深およそ6000メートルの深海で、35年前のハンバーグの袋が見つかるなど、さまざまなプラスチックごみが深海にたまっていることが分かりました。調査を行った海洋研究開発機構は、深海ではプラスチックが分解されにくいことを示すものとみて分析を進めています。 このうち有人の潜水調査船「しんかい6500」を使った調査では、房総半島沖の水深およそ6000メートルの海底で、35年前の昭和59年製造と記されたプラスチック製のハンバーグの袋が原形のまま見つかったということです。 ほかにも、生物にかじられたようなあとがある歯磨き粉の容器などさまざまなプラスチックごみが海底にたまっており、海洋研究開発機構は、深海ではプラスチックが分解されにくいことを示すものとみて詳しい分析を進めています。 また、台風15号の通過後に巨大なネットを使って相模湾の沖合およそ20キロの地点の海面をすくったところ、台風前にはなかったプ

          水深6000m海底にプラスチックごみ 海洋研究開発機構が分析 | NHKニュース
        • 深海の巨大ザメ「オンデンザメ」海洋研究開発機構が撮影に成功 | NHKニュース

          深い海にすむ巨大なサメ、「オンデンザメ」の珍しい映像を静岡県沖の深海で撮影することに、海洋研究開発機構の研究グループが成功しました。 「オンデンザメ」は体長が4メートルを超える深海では最大級のサメで、主に北太平洋の水深500メートルから1000メートルほどに生息していて、その生態はほとんどわかっていません。 海洋研究開発機構の研究グループは、2016年に静岡県沖の駿河湾の水深およそ600メートルの深海の2か所に、餌とともにカメラを設置しました。 すると、体長3メートルを超える「オンデンザメ」がゆっくりと現れ、餌である魚の切り身を食べようとする姿が撮影されました。 この「オンデンザメ」は顔の先端付近に釣り糸が巻きついていて、もう1台のカメラにも同じ「オンデンザメ」が姿を現したということです。 研究グループによりますと、深海で活動する「オンデンザメ」の姿が撮影されるのは珍しいということです。

            深海の巨大ザメ「オンデンザメ」海洋研究開発機構が撮影に成功 | NHKニュース
          • 天体衝突イベント由来の新たなエジェクタ層を中新世の深海堆積物から発見―約1,160万年前の生物大量絶滅イベントの原因解明か―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

            2019年 11月 20日 2019年 12月 12日訂正 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学 国立大学法人神戸大学 学校法人千葉工業大学 国立大学法人九州大学 国立大学法人東京工業大学 学校法人早稲田大学 1. 発表のポイント ◆北西太平洋南鳥島沖の深海堆積物から、中新世天体衝突イベント由来のエジェクタ層(放出物質の堆積層)を発見した。エジェクタ層にはオスミウム同位体比の負異常、白金族元素の異常濃集、ニッケルに富むスピネルを多数含む球状粒子(スフェルール)の産出などの天体衝突イベント由来の証拠が確認された。 ◆エジェクタ層の堆積年代は約1,100万年前と推定され、陸上に大きなクレーターが存在しないことから、世界で2例目の海洋天体衝突イベントの発見である可能性が高い。 ◆エジェクタ層の堆積年代は、約1,160万年前(中新世)に起こった最も年代の新しい生物大量絶滅イベント

            • 【コラム】スケーリーフット研究小史<トピックス<海洋研究開発機構

              【インド洋での深海熱水発見】 今では生命誕生の最有力候補地と考えられている深海底熱水噴出孔ですが、発見されたのは意外と最近の1977年で、インド洋ではじめて発見されたのは2000年のことでした。東京大学海洋研究所(当時)の観測船「白鳳丸」が1993年に得た観測結果をもとに実施されたJAMSTECの深海調査研究船「かいれい」及び無人探査機「かいこう」の調査航海によって、インド洋海域で初となる熱水域「Kaireiフィールド」が中央インド洋海嶺において発見されました(2000年12月14日既報) (Hashimoto et al. 2001)。しかし残念ながら、この航海ではスケーリーフットの存在をみつけることはかないませんでした。 【スケーリーフットという奇妙な形態の生物の発見】 インド洋最初の熱水域「Kaireiフィールド」が見つかって7ヶ月後(2001年)、米国の観測船「Knorr」と無人探

              • 房総半島沖の水深6,000m付近の海底から大量のプラスチックごみを発見―行方不明プラスチックを探しに深海へ―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                1. 発表のポイント ◆深海底に沈むプラスチックごみの実態はほとんど知られていない。 ◆房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の海底をプラスチックごみの集積地と見込み調査した結果、ポリ袋や食品包装等の使い捨てプラスチックが大量に見つかった。 房総半島沖の大深度の海底に広がるプラスチックごみの密度(平均4,561 個 km-2)は、過去に記録された大深度の海底におけるプラスチックごみと比べて2桁も高く、海溝や海底谷など、ごみなどが集まりやすいと考えられる窪地と比較しても高い値を示した。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 海洋プラスチック動態研究グループの中嶋亮太副主任研究員らは、房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の深海平原(※1)において、2019年9月に有人潜水

                • 植物プランクトンDicrateria rotundaが石油と同等の炭化水素を合成する能力をもつことを発見<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                  2021年 7月 19日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人豊橋技術科学大学 大学共同利用機関法人自然科学研究機構生理学研究所 1. 発表のポイント ◆植物プランクトン:ハプト藻の一種であるDicrateria rotunda(D. rotunda)が石油と同等の炭化水素(炭素数10から38までの飽和炭化水素)を合成する能力をもつことを発見した。これまでいずれの生物からもこの能力をもつものは報告されていない。 ◆北極海の研究航海で得られた株ARC1を始めとする計11種のDicrateria属を調べたところ、全てが一連の飽和炭化水素を合成する能力を有しており、この生物種に共通する能力であることが明らかとなった。 ◆D. rotunda ARC1の飽和炭化水素は暗所および窒素欠乏条件で増加した。今後、これらの飽和炭化水素の生理機能や合成経路の解明することにより、バイオ燃料の開発につ

                  • 真核生物誕生の鍵を握る微生物「アーキア」の培養に成功-生物学における大きな謎「真核生物の起源」の理解が大きく前進-<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                    2020年 1月 16日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立研究開発法人産業技術総合研究所 国立大学法人長岡技術科学大学 株式会社マリン・ワーク・ジャパン 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 1. 発表のポイント ◆私たち人間を含む真核生物の祖先に最も近縁な微生物を深海堆積物から培養することに世界で初めて成功した。 ◆培養した微生物は「アーキア」と呼ばれる微生物系統群に属し、他の微生物との共生に依存した生育をすること、真核生物に特有とされてきた遺伝子 (例えばアクチンやユビキチン等) を多く持つこと、細胞外に非常にユニークな触手状の長い突起を伸ばすこと等が明らかとなった。 ◆細胞構造や生理学的特徴ならびに生命史を踏まえ、真核生物の誕生について新しい進化説 (E3 model) を提案した。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是)超先鋭研究開発部門の井町寛之主

                    • 石油と同等の燃料を合成できる植物プランクトン。海洋研究開発機構が世界初の発見

                        石油と同等の燃料を合成できる植物プランクトン。海洋研究開発機構が世界初の発見
                      • 新種の巨大深海魚「ヨコヅナイワシ」を発見~駿河湾深部に潜むアクティブなトップ・プレデター~<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                        1. 発表のポイント ◆セキトリイワシ科として最大種となる新種の発見 ◆非常に栄養段階が高く、駿河湾深部のトップ・プレデター ◆生態系への影響力があり、脆弱で環境変動の影響を受けやすいトップ・プレデターの深海域における多様性と役割の解明が急務 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 深海生物多様性研究グループの藤原義弘 上席研究員及び河戸勝 准研究副主任らは、神奈川県立海洋科学高等学校所属の実習船「湘南丸」を用いた深海調査を駿河湾で実施し(図1)、セキトリイワシ科の新種となるヨコヅナイワシNarcetes shonanmaruae(図2)を発見しました。 本種はこれまでに報告されているセキトリイワシ科魚類の中で最大種であり、全長約140 cm、体重25 kgに達します。駿河湾の水深2,171

                        • 「10の科学成果」に海洋研究開発機構 微生物進化に関する発見 | NHKニュース

                          アメリカの有名科学雑誌「サイエンス」が、ことしの画期的な10の科学成果を選んで公表し、日本の海洋研究開発機構の研究グループなどが行った微生物の進化に関する発見などが選ばれました。 アメリカの有名な科学雑誌「サイエンス」は、年末に、その年の画期的な10の科学成果を選んで公表しています。 ことしは、最も重大な成果として、国立天文台も参加した国際研究グループが行った、世界初のブラックホールの撮影が選ばれました。 また、日本の海洋研究開発機構の井町寛之主任研究員などの研究グループが、私たちヒトを含む多細胞生物が分類される、真核生物というグループに進化した可能性がある微生物を発見し、生物の進化の謎に迫る重要な成果をあげたとして選ばれています。 一方で、この研究はまだ正式な論文としては発表されておらず、「プレプリントサーバー」と呼ばれる、発表前の論文を事前にネット上で公表するシステムが利用されていて、

                            「10の科学成果」に海洋研究開発機構 微生物進化に関する発見 | NHKニュース
                          • スケーリーフットが身にまとう硫化鉄の生成機構を解明<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                            2019年 9月 10日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学大学院理学系研究科 国立大学法人東京大学大気海洋研究所 1. 発表のポイント ◆深海熱水活動域固有種スケーリーフットの鱗に含まれる硫化鉄が生じる過程を最新鋭の顕微分析により明らかにした。 ◆スケーリーフットが硫化鉄を形成するメカニズムは、スケーリーフット本体が鱗に放出した硫黄と、海水から浸透してきた鉄イオンとが徐々に反応することで生じるという、他の生物による鉱化作用とは異なるものであることが明らかとなった。 ◆このメカニズムは、スケーリーフットに限らず化学合成共生を行う生物が普遍的に硫黄などの代謝物の排出機構を持つ必要性を示唆しており、深海環境における生存戦略の新しい視点をもたらした。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)海洋機能利用部門 生命理工学セ

                            • 下町の中小企業が深海8000mに挑んだ!「江戸っ子1号」のその後(海洋研究開発機構)

                              「江戸っ子1号」──東京や千葉の中小企業が中心となり、JAMSTECや大学、金融機関などと連携して開発された海底観測装置である。 2013年には、日本海溝の水深約8000mの海域で魚類などの3Dハイビジョンビデオ撮影に成功し、話題になった。 2015年にガラス球の製造を担当する岡本硝子(株)を中心に事業化し、「江戸っ子1号」シリーズの販売を開始。現在、世界で唯一市販されている海底観測装置である。 さらにJAMSTECと岡本硝子は、1年間継続して観測できる「江戸っ子1号365型」と、それを用いた海底環境の観測法を開発。海底資源を開発する際の環境影響評価手法として、国際標準化することを目指している。(海と地球の情報誌「Blue Earth」より作成) 東京・千葉の中小企業が深海を目指す 「これがすべての始まりです」と言って、東京東信用金庫の桂川正巳さんが1枚の書類を出した。 「2009年6月、

                                下町の中小企業が深海8000mに挑んだ!「江戸っ子1号」のその後(海洋研究開発機構)
                              • 【コラム】線状降水帯の停滞が豪雨災害を引き起こす<トピックス<海洋研究開発機構

                                2020年7月4日未明から朝にかけて、熊本県や鹿児島県では、数十年に一度のこれまで経験したことのないような大雨となり、気象庁は大雨特別警報を発表しました。雨量は24時間で400mm以上となる地点が複数あり、球磨川の氾濫によって熊本県の人吉市や球磨村などで広く浸水したり、土砂崩れが起こるなど7月5日の時点で既に大きな被害が生じています。お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々及び関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 梅雨前線に伴う大雨特別警報が出た近年の豪雨としては、平成29年7月の「九州北部豪雨」、平成30年7月の「西日本豪雨」があり、いずれも「線状降水帯の停滞」が大きな原因となっています。 本コラムでは、線状降水帯がなぜ「数十年に一度」クラスの大雨をもたらすのか、について概説します。 コラムのポイント 線状降水帯とは? ・積乱雲が数十km以内

                                • トンガの大規模噴火が引き起こした特殊な大気波動「ペケリス波」を発見―85年前に提唱されていた共鳴振動の実在を証明―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                  • 海洋研究開発機構(JAMSTEC)とのコラボが決定!|アニメーション映画「海獣の子供」公式サイト

                                    映画公開を記念して、海洋に関する基盤的研究開発を行っている文部科学省所管の国立研究開発法人である海洋研究開発機構(JAMSTEC)とのコラボが決定! コラボビジュアルの制作の他、この度原作者・五十嵐大介先生と、海洋研究開発機構(JAMSTEC)超先鋭研究開発部門部門長の高井研氏によるスペシャル対談が実現! 「海獣の子供」の世界観に大きな影響を与えた“海”そのものや“深海”を切り口に、原作者の作品への思いや海に関する最先端の研究についてなど、いろいろと興味深いお話を伺いました! <アーティスティックで詩的な作品の世界観> 高井研氏(以下、高井):まず原作を読ませていただいて、とてもアーティスティックな作品だと感じました。普通、少し現実離れした作品だと、説明を書きたくなるじゃないですか。ところが「海獣の子供」ではそれをまったくすることなく、なんかこう、詩的に伝えてくるなぁと……。 五十嵐大介先

                                    • 災害記念碑デジタルアーカイブマップのお知らせ|トピックス|高知コア研究所 - 国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)

                                      2019年 8月30日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 高知コア研究所 国立研究開発法人防災科学技術研究所 マルチハザードリスク評価研究部門 国立大学法人高知大学 海洋コア総合研究センター 1. ポイント ◆過去に大きな被害をもたらした地震・水害などの記録を刻む石碑・木簡等の総合情報をウェブ地図上で公開。防災週間を契機にお知らせ。 ◆位置、概略、3Dデジタルモデルをリンクして災害記念碑情報を立体的に表現。 ◆現在、高知県、徳島県、東北地方の災害記念碑を公開。順次コンテンツを追加予定。 2.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)超先鋭研究開発部門 高知コア研究所の谷川亘主任研究員、国立研究開発法人防災科学技術研究所(理事長 林春男)マルチハザードリスク評価研究部門の内山庄一郎研究員・鈴木比奈子研究員、及び国立大学法人高知大学(学長 櫻井 克年)海洋コ

                                      • 情報セキュリティインシデント(不正アクセス)について<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                        3月16日、当機構職員になりすましてのVPN*1接続による基幹ネットワークシステムへの不正アクセスがあったことが判明しました。 現在、全てのVPN接続を停止しております。また不正アクセスの有無、不正アクセスされた可能性のある情報の範囲・レベル等を確認したところ、現時点で機構役職員等の名前、職員番号、アカウント、メールアドレス、暗号化(ハッシュ化*2)されたパスワード(1,947件)が3月8日に窃取されたことが確認されました。個人情報が窃取された方に対しては別途、連絡をさせていただくとともに、機構外の方の個人情報や、機微情報等が窃取されていないかを継続して確認中です。 なお、警察には今回の件について報告済みです。 当該事案の原因については現在調査中であり、調査が完了次第、適切な再発防止策を講じてまいります。 *1 VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上

                                        • 【コラム】西之島の今後の活動を注視する<トピックス<海洋研究開発機構

                                          着目点 伊豆弧の多くの海底火山にはカルデラが存在します。西之島においてもカルデラ形成を伴うような大噴火が起きる可能性があります。 カルデラ噴火の予兆を噴出物や地下構造探査によって探知する挑戦的取り組みが求められています。 西之島の噴火のゆくえ 現在西之島(写真1)は、活動がさらに活性化し、2020年6月以降大量の溶岩と火山灰を放出しています。また火山灰の成分が変化してきたことも報告されています(東京大学地震研究所【研究速報】西之島2019年-2020年活動の観測)。火山活動は、地下深いマントルからマグマが供給され、地殻を形成していくプロセスです。マグマによって地殻の量は増加しますが、地形的な火山体が常に成長・拡大するとは限りません。多くの火山体は成長と破壊を繰り返しています。西之島においても海底地滑りによる火山体の崩壊とそれにともなう津波の推測がなされています(前述の東京大学地震研究所【研

                                          • スケーリーフットが身にまとう硫化鉄の生成機構を解明<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                            2019年 9月 10日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学大学院理学系研究科 国立大学法人東京大学大気海洋研究所 1. 発表のポイント ◆深海熱水活動域固有種スケーリーフットの鱗に含まれる硫化鉄が生じる過程を最新鋭の顕微分析により明らかにした。 ◆スケーリーフットが硫化鉄を形成するメカニズムは、スケーリーフット本体が鱗に放出した硫黄と、海水から浸透してきた鉄イオンとが徐々に反応することで生じるという、他の生物による鉱化作用とは異なるものであることが明らかとなった。 ◆このメカニズムは、スケーリーフットに限らず化学合成共生を行う生物が普遍的に硫黄などの代謝物の排出機構を持つ必要性を示唆しており、深海環境における生存戦略の新しい視点をもたらした。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)海洋機能利用部門 生命理工学セ

                                            • 地球シミュレータ開発史 - 独立行政法人海洋研究開発機構

                                              • 新種の巨大深海魚「ヨコヅナイワシ」を発見~駿河湾深部に潜むアクティブなトップ・プレデター~<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                1. 発表のポイント ◆セキトリイワシ科として最大種となる新種の発見 ◆非常に栄養段階が高く、駿河湾深部のトップ・プレデター ◆生態系への影響力があり、脆弱で環境変動の影響を受けやすいトップ・プレデターの深海域における多様性と役割の解明が急務 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 深海生物多様性研究グループの藤原義弘 上席研究員及び河戸勝 准研究副主任らは、神奈川県立海洋科学高等学校所属の実習船「湘南丸」を用いた深海調査を駿河湾で実施し(図1)、セキトリイワシ科の新種となるヨコヅナイワシNarcetes shonanmaruae(図2)を発見しました。 本種はこれまでに報告されているセキトリイワシ科魚類の中で最大種であり、全長約140 cm、体重25 kgに達します。駿河湾の水深2,171

                                                • 画像分類AIを用いた潜在植生を予測する新手法を開発<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                  1. 発表のポイント ◆画像分類AIを応用することで、気候(1年分の月平均気温と月降水量)に対応した潜在植生を推定する新手法を開発。この手法は、従来手法よりも簡便かつ高精度に潜在植生を推定することを確認。 ◆画像で表現された季節変化パターンから、潜在植生ごとの特徴量を抽出する学習を行った画像分類AIを、21世紀末時点で予測される全球の気候分布に適用することで、気候変動に伴う潜在植生の地理分布変化を予測。 ◆本手法は、気候変動に伴った感染症リスクや農業スキームの変化といった事象のモデリングにも広く応用可能。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸)地球環境部門 北極環境変動総合研究センターの佐藤永研究員は、京都大学フィールド科学教育研究センターの伊勢武史准教授と共同で、画像分類AI(※1)を用いて、所与の気候に対応する潜在植生(※2)を推定するための新手法を開発しまし

                                                  • 福徳岡ノ場の爆発的な噴火の原因を明らかに:多様な漂着軽石からの解読<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                    1. 発表のポイント ◆2021年8月13日に発生した福徳岡ノ場の爆発的な噴火は、火山地下の粗面岩マグマだまりを、マントルの深いところから上昇・貫入してきた玄武岩マグマが加熱・活性化させたことで引き起こされたことが、軽石の分析からわかった。 ◆高温でガスなどの揮発性成分を多く含む玄武岩マグマの影響で、一部の粗面岩マグマの中に光学顕微鏡では見えない磁鉄鉱ナノライトが出来てマグマの粘性が桁違いに高くなり、更に玄武岩マグマから生じた多くの熱やガスがマグマだまりに溜め込まれた結果、爆発的な噴火に繋がった。 ◆今回の噴火は、噴出物として殆ど出てきていない玄武岩マグマが、爆発的な噴火の引き金を引いているという、新しい噴火モデルであったことが示唆される。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永是)海域地震火山部門 火山地球内部研究センター 海底火山研究グループの吉田健太研究員らは、気

                                                    • 【コラム】-トンガ海底火山噴火は気候に影響を及ぼしうるか?-<トピックス<海洋研究開発機構

                                                      フンガトンガ・フンガハアパイ火山は、2009年以降、散発的に複数回の噴火を繰り返していました。最近の火山活動は2021年12月下旬に始まり、2022年1月14日には大規模な噴火が発生しました。1月15日にはさらに大規模な噴火が起こり、太平洋沿岸地域では空振や潮位上昇が発生しました。こうした火山噴火では様々な物質が大気中に放出され、こうした物質が短期的な気候変動に影響を及ぼすことが知られています。本コラムでは、フンガトンガ・フンガハアパイを含むこうした大規模な火山噴火が気候にどのように影響を及ぼす可能性があるのかについて解説します。 大規模な火山噴火と気候変動 大規模な火山噴火は、噴火後数年間の気候へ影響を及ぼしていると考えられています。最近の事例では、1991年6月ピナツボ火山噴火により、その翌年には全球平均地上気温が最大約0.5℃低下したことが観測されています。さらに過去に遡ると、181

                                                      • 生物学最大の謎を解く世界初の「アーキア培養」はこうして成功した(海洋研究開発機構)

                                                        私たちヒトや植物を含む真核生物は、どのようにして地球上に誕生したのか──真核生物誕生は、生物学最大の謎ともいわれている。 JAMSTECの井町寛之さんと、産業技術総合研究所の延優さんは、真核生物の祖先に最も近い「アーキア」を深海底の堆積物から培養することに世界で初めて成功。顕微鏡観察や全ゲノム解析によって明らかになった細胞の構造や生理的な機能、遺伝子の特徴などから、真核生物誕生の道筋が見えてきた。 (海と地球の情報誌「Blue Earth」より作成) 「世界初」の培養 「私たちの大切な仲間です」 そういって、井町さんと延さんが紹介するのは、高さ1mほど、筒状のリアクターと呼ばれる装置だ。温度を一定に保つインキュベーターのなかに入っている。 「2006年12月、このリアクターで、深海底から採取した堆積物に含まれる微生物の培養を始めました。そして、私たちは真核生物の祖先に最も近いアーキアを世界

                                                          生物学最大の謎を解く世界初の「アーキア培養」はこうして成功した(海洋研究開発機構)
                                                        • 話題の研究 謎解き解説<プレスリリース<海洋研究開発機構

                                                          上部マントルの底付近で横たわるスラブが下部マントルへ突き抜ける前兆 ―2015年5月30日小笠原諸島西方沖深発地震が示唆すること― 2015年5月30日に小笠原諸島西方沖の海底下で起きた地震が、謎に包まれていた地球内部のある動きの前兆だったことがわかりました。今回はこちらを紹介します。 上部マントルの底付近で横たわるスラブが下部マントルへ突き抜ける前兆 ―2015年5月30日小笠原諸島西方沖深発地震が示唆すること― 論文タイトル Unusually deep Bonin earthquake of 30 May 2015: a precursory signal to slab penetration? 2015年5月30日20:23に小笠原諸島西方沖で発生した地震(Mw7.9)の震源は海底下約680㎞で、異常に深かった。 その震源について地震波トモグラフィーなどで解析した結果、沈み込んだ

                                                          • 【コラム】2月13日夜に発生した福島県沖の地震―東北地方太平洋沖地震から約10年後に発生した“余震”―<海洋研究開発機構

                                                            どのような地震だったのか 2021年2月13日夜、福島県沖でマグニチュード7.3(気象庁暫定値:深さ55 km)の地震が発生しました。最大震度6強を観測し、けが人や建築物等の倒壊などといった被害が発生しています。気象庁は、今回の地震を2011年に発生した東北地方太平洋沖地震(以下、東北沖地震と表記)の余震と考えられると発表しました1)。地震調査委員会による検討の結果、今回の地震は西北西―東南東に圧縮軸をもつ逆断層型で、太平洋プレート内部で発生した地震と結論づけられました2)。東北沖地震の余震として、海溝軸よりも陸側の太平洋プレート内部で発生したマグニチュード7以上の地震は、2011年4月7日に発生したマグニチュード7.2の宮城県沖の地震以来2個目です(図1a)。 これら2つのプレート内地震は、いずれも東北沖地震で大きく滑った場所3)よりも陸側に位置し、似たような断層モデルで説明されます。東

                                                            • ヨコヅナイワシが2000 m以深に棲息する世界最大の深海性硬骨魚類であることを明らかに<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                              1. 発表のポイント ◆ヨコヅナイワシの全長は250 cm以上に達し、水深2000 m以深に棲息する深海固有種として世界最大の硬骨魚類であることを発見。 ◆ヨコヅナイワシの分布が駿河湾よりはるか南方の海山にまで拡がっていることを確認。 ◆環境DNA解析とベイトカメラ調査を組み合わせることで、これまで研究が困難であったトップ・プレデターなど大型の希少種の研究を効率的に推進可能であり、今後の沖合海底自然環境保全地域(沖合海洋保護区)モニタリングにも有効。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門の藤原義弘上席研究員らは、海底広域研究船「かいめい」を用いた生態系調査を沖合海底自然環境保全地域において実施し(図1)、環境DNA解析とベイトカメラ観察を組み合わせることで、ヨコヅナイワシの新たな生息地を見出すとともに、本種が水深200

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