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渡辺明の検索結果1 - 15 件 / 15件

  • 渡辺明の孤独な闘い

    藤井聡太新棋聖が誕生し、世間は大きく湧いている。 けれど、ここでは、番勝負で敗れた渡辺明二冠の話をさせてください。 羽生と藤井の間 渡辺明は、昨年このような発言をしたことがある。 「今の棋士は自分も含めて、歴史的には羽生と藤井の間、という位置づけになるんじゃないですかね」 (2019年2月27日付「日本経済新聞」夕刊) いつものようにニヒルな笑いを浮かべて、彼はあっけらかんとこのようなことを言った。 しかし、この発言は私にとっては結構な衝撃であった。渡辺明は、羽生の次は藤井の時代だ、自分は時代を作る棋士ではない、そう言ったのである。 この言葉の意味は、とてつもなく重い。 渡辺明は、紛れもない「天才」である。 中学生で棋士になり、20歳で将棋界の最高タイトル、竜王を獲得する。 玉を堅く囲い、針の穴に糸を通すような細い攻めを見事に通す。理路整然としたその将棋は、美しく、絶品である。 2008年

      渡辺明の孤独な闘い
    • 渡辺明の敗北

      「最年少防衛」「最年少九段」。速報で次々と流れてくる文字は、間違いなく、将棋界の歴史に残る偉業だった。しかし、不思議と感情は湧き起こらず、それはただの文字の羅列にしか見えなかった。 「渡辺明の敗北」。代わりに浮かんだその文字は、頭から身体を巡り、あっという間に全身を蝕んでいった。 藤井聡太に初タイトルである「棋聖」を献上してから1年。渡辺は、本戦を勝ち上がり、再びタイトル戦の舞台に戻ってきた。あの夏から1年。両者は立場を変えて再び相まみえた。「現役最強決定戦」との呼び声も高く、戦前のボルテージは最高潮に達した。 しかし、結果は渡辺にとって非情なものに終わる。0勝3敗。自身39回目のタイトル戦にして、初のストレート負けである。昨年圧倒的な研究で藤井に一矢を報いた第3局で、今度はその矢が届かなかった。復位を期し、1年ぶりに臨んだ大舞台での再戦は、梅雨の黒雲に呑まれるように進行し、夏を迎えないま

        渡辺明の敗北
      • 渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        【渡辺明名人】37歳。名人・棋王・王将の三冠を保持し、現将棋界の序列1位。近年はコンピュータ将棋(AI)を用いての綿密な研究でも知られる。ほとんどの棋士を相手に勝ち越し「現役最強」とも言われるが、棋聖戦五番勝負では藤井聡太棋聖に挑戦して敗れた。 (7月某日、LINEにて、渡辺名人が研究用の新しいマシンの購入を検討しているという話になり) 渡辺 将棋ソフト用のパソコンと最新のソフト事情について教えてもらいたいんですけど。 松本 それなら水匠開発者の杉村達也さんが適任です。ご紹介しますよ。 渡辺 ディープラーニング系のソフトってなに?ってところですよ、私は(笑) 松本 ますますちょうどいい。私もそのあたり、さっぱりわからないので(笑)。ところで新しいマシンを買うのだと、たとえば藤井聡太さんみたいなモデルはCPUだけで50万円らしいですね。 松本 ということは、トータルで予算80万円ぐらいですか

          渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 渡辺明という時代

          死んだように寝た。 渡辺明が敗れて、私は死んだように寝た。 第81期名人戦七番勝負第5局。18時53分、藤井聡太竜王が決め手となる一手を放つと、名人・渡辺明はすぐさま頭を下げ、駒を投じた。この瞬間、名人戦七番勝負が決着。藤井は名人位を奪取し、史上最年少名人、そして七冠を達成した。一方の渡辺は、唯一のタイトルだった名人を失冠。2004年以来、約18年半ぶりに無冠へと転落した。 重苦しい沈黙が対局室を支配した後、対局者へのインタビューが行われた。まずは勝者の藤井。いつもどおり、慎重に、丁寧に言葉が紡がれていく。一方、座して待つのは渡辺。藤井へのインタビューがひとしきり終わった後、ようやくマイクは向けられた。この将棋のこと、名人失冠のこと、そして無冠のこと。待ち続けた後に投げかけられる問いは、どこまでも厳しく、容赦がない。それでも渡辺は、こちらもいつもどおり、きっぱりと、はっきりと言葉を発してい

            渡辺明という時代
          • 渡辺明「僕より弱い人は努力不足だと思ってたけど、息子に将棋を教えてたら自分が天才だったことに気がついた」

            sho-k2 @sho_k22 @_kohta 自分の才能が生かされる生き方は 比較的楽しいに違いない。それが 機械的に客観的に判定できればと 思うけれども何ちゃら診断はぞろ 自己解答式であり気分でも変わる。 本人もある才能が飛び抜けてなく、 どれもそこそこだったりする訳で 判定困難。 より良く生きるにどうマッチング できるかは課題。 2023-12-21 06:43:52

              渡辺明「僕より弱い人は努力不足だと思ってたけど、息子に将棋を教えてたら自分が天才だったことに気がついた」
            • 渡辺明名人と東大教授で日本の脳研究の第一人者である池谷裕二先生との対談記事が間違いだらけである件 | やねうら王 公式サイト

              ここまでひどい記事は久しぶりだ。 渡辺明名人の疑問「将棋の初手でこれを指したら負けという“必敗”の手はありませんか?」 脳研究者の答えは… https://number.bunshun.jp/articles/-/846635 この手の対談は、編集側が元の発言とは異なる意図で解釈して、誤った書き方にしてしまうことが多々あるので、誰が悪いのかということはここでは問題としないことにする。ただ、内容が間違いだらけではあるので、ここではそれを指摘するに留める。 14年前のAIは「奨励会1級とか初段ぐらいだった」 池谷 渡辺さんのすごいところは、転換期を迎えた時に「じゃあAIに学んでみるのも面白いかもしれない」と思ったことですね。柔軟な適応力で発想の着火点をスムーズに転換されています。渡辺さんはかなり早い時期からAIと対戦されていましたよね? 渡辺 あれは2007年ぐらいでしたが、まだAIが全然強く

              • 渡辺明は19歳で結婚して奥さんと息子と暮らすリア充。フットサル・競馬・ぬ..

                渡辺明は19歳で結婚して奥さんと息子と暮らすリア充。フットサル・競馬・ぬいぐるみetc.とやたら多趣味で交友関係も広い。 真に孤独な戦いを貫いているのは豊島将之竜王・名人。コロナ前から他の棋士との研究会もほとんど行わず、自宅で専らコンピュータを用いて将棋の研究をしていると言われている。 中2で三段になるものの渡辺や藤井と違って中学生棋士にはなれず16歳でプロ入り。強い強いと言われながらタイトル挑戦に4度連続で失敗して5度目の挑戦で初獲得。 「豊島?強いよね」でネット民にネタにされ、つけられたあだ名は「きゅん」。 コーヒーをこぼされたりカメラの前で一時間正座させられたりと不幸なアクシデントのエピソードも多い。 はてブでも渡辺とは格が違うなるコメントに100以上も星をつけられてしまった。 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/blog.goo.ne.jp/kishi-a

                  渡辺明は19歳で結婚して奥さんと息子と暮らすリア充。フットサル・競馬・ぬ..
                • 神童・藤井聡太七段(17)タイトル戦初陣で勝利 王者・渡辺明棋聖(36)との相矢倉の名局を制する(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  6月8日。東京・将棋会館において第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局▲藤井聡太七段(17歳)-△渡辺明棋聖(36歳)戦がおこなわれました。棋譜は公式ページをご覧ください。 9時に始まった対局は19時44分に終局。結果は157手で藤井七段の勝ちとなりました。 史上最年少挑戦者の藤井七段は初登場のタイトル戦で幸先よく勝利。棋聖位獲得まであと2勝となりました。もしそうなれば、史上最年少でのタイトル獲得となります。 第2局は6月28日。再び東京・将棋会館でおこなわれます。 ただただ、名局 熱のこもった相矢倉の攻防。藤井七段が71手目を考慮中、渡辺棋聖はマスクをはずしました。 将棋連盟からは次の通達が出ています。 「対局室への入室においては、マスク着用を推奨しておりますが、マスク着用により思考中の息苦しさを感じる対局者もおり、各々の判断で推奨としております」 一方の藤井七段は85手目を考慮中、

                    神童・藤井聡太七段(17)タイトル戦初陣で勝利 王者・渡辺明棋聖(36)との相矢倉の名局を制する(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 「僕の視界から藤井聡太さんは一旦消えました」渡辺明39歳が本音で明かした“八冠・藤井聡太”の強さ「これは…どういう心理なんですかね」(片山良三)

                    モニターの前でひたすら脳を焦がす日々の果てに、20歳の初戴冠から常に頂上に在り続けた男は、40歳を前に「九段」となった。勝利のみを追ってきた“リアリスト”渡辺明が語る、自らと、盤上の行く末について。 発売中のNumber1085号掲載の[独占インタビュー]渡辺明「僕と、将棋のこれから」より内容を一部抜粋してお届けします。【記事全文はNumberPREMIERにてお読みいただけます】 ――名人位を失った晩、Twitterで、19年ぶりに無冠になったことに対する心境と、ファンへの感謝を綴っていました。あれは相当に考えて書かれたのでしょうね。 「どうだったんですかね。何時ぐらいに書いたのか、ちょっと覚えていません。主催新聞社の取材を断ってしまったので、なんかコメントぐらい出さなきゃまずいかなと思ったんです。まあ、自分で書けば一番間違いがないですから」 ――そのあとはどう過ごしたとか、覚えています

                      「僕の視界から藤井聡太さんは一旦消えました」渡辺明39歳が本音で明かした“八冠・藤井聡太”の強さ「これは…どういう心理なんですかね」(片山良三)
                    • 「どういう錯覚なんだ」「エアポケットですね」渡辺明王将(37)王将戦第3局、最終盤での逸機を悔やむ(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      【終局直後コメント】 渡辺明王将「なんか難しいかなとは思ってたんですけど、今日の昼のところは(69手目)▲5八玉でちょっとあんまり手がなくなってしまったんで。うーん、なんかどうだったかなという感じで。(直前の68手目)△3二玉とか寄ったあたり、どうだったかなと思いながらやってましたけど。(1日目の進行は)まあ一局にはなったかなと思ったんですけど。(3連敗となったが次局に向けて)やることは変わらないので、次が特別なにか、ということはないです」 (感想戦では最後、117手目▲9三歩の王手に対して△8三玉の代わりに△9三同玉の順が検討された) (以下、感想戦の言葉を抜粋) 深浦「最後△9三同玉は(▲4八角と)遠見の角の形になるんですか?」 渡辺「これ取るのか」 藤井「それはそうですね」 渡辺「いや、最初自分から上がる手(△9二玉ではなく△9三玉)は歩(▲9四歩の王手)で負けだと思って読んでるから

                        「どういう錯覚なんだ」「エアポケットですね」渡辺明王将(37)王将戦第3局、最終盤での逸機を悔やむ(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 趙治勲名誉名人VS渡辺明名人、なんと囲碁と将棋の同時対局!感想戦までノーカット

                        第45期囲碁名人戦第1局の控室で、なんと趙治勲名誉名人が渡辺明名人と囲碁将棋の同時対局。勝敗はどうなる? 感想戦までノーカットでお届けします。 将棋対局の棋譜と解説はこちらの記事中盤に掲載しています。 https://www.asahi.com/articles/ASN8T664CN8TUCVL036.html

                          趙治勲名誉名人VS渡辺明名人、なんと囲碁と将棋の同時対局!感想戦までノーカット
                        • 渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(2)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                          松本 今までの名人のパソコンで最新版の水匠を動かして、どれぐらいNPS出るか拝見していいですか?(Nodes Per Second=1秒間に何局面を読むか) 渡辺 どうぞどうぞ。 松本 えーと、300万と少しですね。こっちの新しいマシンだとそれが6000万とかになるわけでしょ? 十数倍か・・・。 杉村 そうですね。 渡辺 これ、計算能力でいうと、何倍みたいな言い方をするんですか? 杉村 ちょっと失礼します。スペックを見ると・・・。これ(古いパソコン)だとインテルのCore i7の6コア12スレッドで動くソフトなんですけど、こっち(新しいマシン)はCPUがRyzen Threadripper 3990Xで64コア128スレッドなので、そうすると128÷12だから・・・10倍ぐらいの頭脳があるってことですね。 松本 私はコンピュータに全然詳しくないんですけど「スレッドリッパー」という名はよく耳

                            渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(2)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                          • 「普段の研究は息苦しい。でも対局の現場では…」渡辺明名人が脳研究者に明かしたAIとの距離感とは(雨宮圭吾)

                            1月10日、11日に行われた王将戦第1局でも挑戦者の永瀬拓矢王座を破るなど、36歳でも衰えとは無縁の強さを見せる名人・渡辺明。「脳の研究者に会いたい」と語っていた名人が昨年末に訪れたのは、東大教授で日本の脳研究の第一人者である池谷裕二の研究室。 Number将棋特集第2弾で実現した、脳を使うスペシャリストと脳を考えるエキスパートの2人による対談は、脳の老化から、棋士の研究法の変化、対局前や対局中における有効な脳の使い方まで、徹底的に論じられた。その白熱の内容は是非、将棋特集に掲載されている本編でお楽しみいただくとして、誌面に掲載しきれなかったのが、将棋とAIについて。 渡辺といえば、AIによる研究の深さでも知られる棋士。AIの性能が上がり続ける中、将棋の未来をどのように感じているのだろうか。 ◆◆◆ 池谷 AIによって若い棋士の将棋は進化していると思いますが、将棋というゲーム自体も進化して

                              「普段の研究は息苦しい。でも対局の現場では…」渡辺明名人が脳研究者に明かしたAIとの距離感とは(雨宮圭吾)
                            • 「こんなこと普通できません」藤井聡太二冠がみせた“真逆の展開”に渡辺明名人が驚き | AERA dot. (アエラドット)

                              藤井聡太(18)/愛知県瀬戸市出身。小学校6年生で詰将棋解答選手権優勝。プロ入り(14歳2カ月)、初戴冠、二冠・八段昇格などで最年少記録を更新。師匠は杉本昌隆八段 (c)朝日新聞社 将棋の勢力図が変わりつつある。8月には史上最年少で藤井聡太二冠(18)が誕生した。棋聖戦で藤井二冠に敗れるも、このほど悲願の名人を戴冠した渡辺名人(36)は、彼をどう見ているのか。AERA 2020年9月7日号では、藤井二冠との対局も含め、渡辺名人にじっくり話を聞いた。 【写真】藤井聡太二冠は「一人だけ小数点第2位まで見えている」と語った棋士はこの人 *  *  * ──王位戦の決着局になった第4局の初日の封じ手に、藤井二冠が選択した8七同飛成という手を驚く向きが多かったです。 あれは普通の手で驚くようなことではないです。飛車を切るか逃げるかの二択しかないので、その人の棋風によります。あの対局に関して言えば、地

                                「こんなこと普通できません」藤井聡太二冠がみせた“真逆の展開”に渡辺明名人が驚き | AERA dot. (アエラドット)
                              • 将棋 渡辺明二冠がタイトル防衛 「棋王戦」は10連覇 | NHK

                                将棋の八大タイトルの1つ「棋王戦」で、タイトルを持つ渡辺明二冠が挑戦者の永瀬拓矢王座を破ってタイトルを防衛しました。 「棋王戦」五番勝負は、ここまで渡辺二冠(37)が永瀬王座(29)に2勝1敗としていて、タイトル防衛に王手をかけていました。 第4局は20日、栃木県日光市で行われ、中盤以降は激しい攻め合いが続く展開で、互いに持ち時間をほぼ使い果たす熱戦となりました。 そして午後7時すぎ、115手までで渡辺二冠が永瀬王座を投了に追い込み、3勝1敗でタイトルを防衛しました。 この結果、渡辺二冠は「棋王戦」で初めて制した2013年以降、10連覇を果たし、タイトル通算獲得数も「30」に伸ばしました。 対局後、渡辺二冠は「今回のタイトル戦は、1局目に先勝できたのでその後プランが立てやすく理想的に進めることができた。10連覇の記録は強く意識していたので、達成できてよかった」と喜びを語っていました。

                                  将棋 渡辺明二冠がタイトル防衛 「棋王戦」は10連覇 | NHK
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