障害者施設に反対根強く 7カ国調査、日本少ない接点―識者「偏見超え関係構築を」 2021年09月19日07時17分 障害者と接点の少ない日本では、障害者施設の建設に反対する住民が多い―。7カ国・地域の市民を対象にした意識調査で、こんな傾向が浮かび上がった。専門家は「障害者への偏見、不安があっても地域でどう関係性を構築するかが重要だ」と指摘する。 東京パラ後の日常でも「共生社会の実現を」 カナダ選手団長ディクソンさん 大阪市立大大学院の野村恭代准教授が7~8月、インターネット上でアンケートを実施。日本を含む7カ国・地域の10~60代の男女計4095人から回答を得た。 自宅の隣に身体障害者の施設や事業所を建設することに「賛成」と答えたのは、スウェーデンと中国、インドで62~69%だったのに対し、日本は33%で、7カ国・地域の中で最も低かった。 精神障害者の施設・事業所は、「賛成」はインド61%