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窪田鳳花の検索結果1 - 40 件 / 43件

  • 文豪・坂口安吾のオジヤはスープづくりに3日かける

    坂口安吾全集の八巻をペラペラめくっていたら、オジヤについて書かれた文章が目に入った。「わが工夫せるオジヤ」という短いエッセイだ。 ”私は今から二ヶ月ほど前に胃から黒い血をはいた”という、おおよそ飯についての文章とは思えない書き出しに興奮しながら読み進めると、安吾流のオジヤの作り方が説明されているページを見つけた。 曰く、野菜や鶏肉を3日以上煮て作ったスープストックを使用するだの、京都のギボシという店の昆布をのせて食べるだの、文章からでも彼のこだわりが感じられてなんだか微笑ましく思った。 よし、いっちょ作ってやろうか!坂口安吾のオジヤを!

      文豪・坂口安吾のオジヤはスープづくりに3日かける
    • ジョイフルで1日3食モーニング

      1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:写真屋さんでマイ楽器の写真を撮ってもらうとアガる > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 「おてごろモーニング」と「まんぞくモーニング」 ジョイフルは九州を中心に展開するファミリーレストランで、個人的な話をすれば僕の家から半径20km圏内にある唯一の飲食チェーン店である。365日規則通りに点灯消灯を繰り返す店舗看板、生活圏にあっていつでも気軽に入れる飲食店。まさにメシア、いや、飯屋。 当サイトの年始企画で山盛りの肉を食べた店、ジョイフル ジョイフルの料理の良さは日常的なおいしさにあると思っている。ギリギリ実家の料理を超えないくらいの、親近感のある味付けがいい。あんまりおいしすぎると普段の食事と差が生まれて日々の食に対する有り難みが目減りするから

        ジョイフルで1日3食モーニング
      • ジョイフルでリミッター外しまくり定食 ~勝手に食べ放題

        1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:フルポンパ!果物持ち寄りでフルーツポンチを作る会 > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ ジョイフルは(いい意味で)家っぽい味 たびたびジョイフルの記事を書いているが、そのよさは味付けの親しみやすさにあると思っている。何を食べても友達のお母さんがちょっと頑張って作った料理くらいの味なのだ。 飲食店数の少ない地域だとそういうハズさない店の存在がありがたい。 過去記事「ジョイフルで1日3食モーニング」24時間モーニングメニューを提供しているので3食すべてモーニングを食べる記事 過去記事「メガ盛り特製ダレの牛焼肉定食 を食らって放心」最高額のメニューを食べる記事 今回は好きなメニューを好きなだけ食べられるということで、静かに興奮している。最近は節約に

          ジョイフルでリミッター外しまくり定食 ~勝手に食べ放題
        • レッドブルの缶は薄いから鶴が折れる

          エナジードリンクのレッドブルの缶は薄い気がする。味ではなく容器のアルミの厚みの話である。 これだけ薄い素材なら折り紙のように鶴が折れるんじゃないか。やってみよう。

            レッドブルの缶は薄いから鶴が折れる
          • 笏(しゃく)を持って散歩しよう

            1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:応援団の旗手になってバスタオルを乾かしたい > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 笏あれこれ 笏は簡単に言えばおじゃる丸が持っているピンクのアレのことだ。実物は大抵茶色であり、子鬼トリオから狙われることもない。 右手に持っている茶色の板が笏。木製。 約40cmのものが標準的 笏の起源については諸説あるようだが、こと日本においては6世紀ごろに中国から伝来し、主として官人が公事などの場で式次第を書いた紙(笏紙)を貼り付けるために使われていたそうだ。もとは神職が持つためだけのものではなかったのだろう。 かくいう自分も神職になったばかりの頃は神事の式次第を間違えないために、カンニングペーパーを都度作って笏に貼り付けていたことがある。昔もそうやって使わ

              笏(しゃく)を持って散歩しよう
            • 狩衣(かりぎぬ)は意外と簡単に着られる

              神職の装束のひとつに「狩衣(かりぎぬ)」というものがある。 上の画像にも載せてあるが、いかにも高貴なあの衣装のことである。神社にあまり縁のない方でもテレビなどで一度は目にしたことがあるのではないだろうか。 実はこの狩衣、着るのがすごく簡単なのだ。慣れると1分もかからずに着られるほどに。 今日はそんな狩衣の着用法の話をしたい。典雅な記事になりそうだぜ。

                狩衣(かりぎぬ)は意外と簡単に着られる
              • ネコ車でスーパーへ買い物に行く

                流行りに乗って投資をはじめた。僕は雰囲気だけで株を買っているので、この勢いで突き進めばすべてを失う予感がする。 もちろん生活に必要な自家用車も手放すことになるだろうが、その点はまったく心配していない。代わりにネコ車(手押し車)で出かければいいからだ。 備えあれば憂いなし。リスクヘッジを図り数手先を読むのがカリスマ投資家というものである。さあ、破産に備えてネコ車で出かける練習をしておこうじゃないか!

                  ネコ車でスーパーへ買い物に行く
                • お祓いに使う大麻(祓串)の作り方

                  神社で使われる神具のひとつに大麻(おおぬさ)というものがある。 榊の枝や白木の棒に白紙を垂らしたもので、簡単に言ってしまえば神事のときに神職が振ってお祓いをするあの棒のことだ。 棒に付いているヒラヒラした紙は紙垂(しで)といい、紙垂が古くなってきたときなどは新しいものに取り替えるのが一般的である。 今回は祓串の紙垂の交換の工程をお見せしたい。ついでに大麻をイチから作ってみたいという方のお役に立てれば幸甚の至りである。

                    お祓いに使う大麻(祓串)の作り方
                  • 木の節が目みたいで怖いから盛る

                    1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:「定休日」の看板を作って勝手にがっかりする > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 榊の木の皮がすごく怖い 林の中で掃除しているときにふと榊の木の皮を見て驚いた。めちゃくちゃ人間の目みたいだったのだ。 めちゃくちゃ目だ。 こういうことですね。下の方に口みたいなのもある。 口裂け女とかより余裕で怖い 怖い怖いと言いつつも目のモチーフが好きなので、つい夢中で眺めてしまう。くさいと分かっているものを何度も嗅いでしまうような感じ。 見つめているとどんどん親近感が湧いてきて、しまいにはこの子を可愛くしたくなった。しなければ。もはや義務感と言っていい。 おれがなんとかしてあげないと 化粧する枝を用意する そうは言っても立木にイタズラをするわけにもいかないの

                      木の節が目みたいで怖いから盛る
                    • 元旦の風習「若水汲み」をわかっておこう

                      1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:KALDIのハンマー付きチョコを素直に楽しむ > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 若水汲み(若水迎え)のあれこれ 若水とは元日の日の出前に汲む水のことで、一年の邪気を祓う縁起のいいものとされている。若水は神前に供したあとでお茶を沸かしたり雑煮にしたりするそうだ。 元旦の早朝、柄杓と桶でその年最初の水を汲むのが「若水汲み」(記事後半の様子です) 水道が普及した現代において若水汲みは一般的な行事ではなくなったが、かつて井戸や川から生活用水を汲んでいた頃には全国的に行われていたらしい。 若水汲みは地域によってしきたりが異なるのだが、今回は宮崎県の高千穂町本組地区に伝わる形式のものを祖父に聞いた。 80歳の祖父に話を聞いた。机が雑然! 祖父の記憶に

                        元旦の風習「若水汲み」をわかっておこう
                      • 自分の神社は「当社」。「弊社」はNG!その理由は… ~神社の神職の仕事について聞く

                        「当社」はOK、「弊社」はNG 石川:自分のところの神社のこと、「当社」っていうんですか? 窪田:言いますね。「弊社」だと神様に対して失礼みたいなところがあって。 石川:神様がいるから、へりくだるのもよくないんだ。 窪田:「官国幣社(※)」という用語があるので、それとの混同を避ける意味もあります。 ※昔あった、国家が直接管理する神社 石川:「御社」はあるんですか? 窪田:御社は言ったことないですね。なになに神社って名前で言います。 石川:そっか。出勤するのは「出社」? 窪田:そうです。神社のほうが会社より古いですからね。こっちが本来ですよ。 石川:あはは、確かに。会社があとからかぶせてきてるんだ。 「お祓いに使う大麻(祓串)の作り方」より、あのフサフサを振るう窪田さん 朝はめちゃめちゃ掃除をする 石川:余談から入っちゃいましたが、改めて窪田さんのお仕事を教えてください。 窪田:宮崎県の高千

                          自分の神社は「当社」。「弊社」はNG!その理由は… ~神社の神職の仕事について聞く
                        • 暗器!弾が発射できるホウキを作った

                          唐突で恐縮だが、弾が発射できる仕込み箒を作った。 ホウキとしての機能もちゃんと残しているので、町のゴミを掃除しながら悪人の始末もできちゃう優れものだ。 父さん母さん、ぼくはこの竹ぼうき砲を手に暗殺者になるよ。コードネームはもちろん「掃除屋」だぜ?

                            暗器!弾が発射できるホウキを作った
                          • 熟して黄色くなったカボスが白米いけるくらいうまい

                            かぼすといえば緑色の果実をイメージする方も多いと思うが、成熟すると他の柑橘類と同じように実が黄色くなることを知っているだろうか。 近頃、かぼすの産地である九州に住んでいることもあって熟した果実が手に入った。黄色いのもあるんだなあと軽い気持ちで鍋物に果汁を一滴垂らすと、これが、べらぼうにうまい! もう果汁だけで白米いけちゃうくらいうまい。いや、本当なんです。今回はその「黃かぼす」を紹介させてください。

                              熟して黄色くなったカボスが白米いけるくらいうまい
                            • 夏到来!屋外で飲み物をかっこよく冷やしたい

                              とあるサラリーマン漫画を読んでいたら、主人公が部下を励ますためにワインを振る舞うシーンがあった。 そのワインというのが、飲み頃の温度にするために科学を応用して冷やした特別なものなのだ。知的でかっこいい。 折しも季節は夏直前。いざというときに飲み物が冷やせるようになっておいて損はないだろう。そして何よりかっこよくありたい。マンガの真似をしてみよう。

                                夏到来!屋外で飲み物をかっこよく冷やしたい
                              • 毛筆でガラスに字を書くと楽しい

                                1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:ジョイフルで1日3食モーニング > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ ビビるほど気持ちよかった窓ガラス書道 神職という職業柄、勤務中には筆を握っていることが多い。御朱印や祝詞を書いたり、ボールペンが手元にないときには毛筆でメモを取ったりする。 風情と見せかけてボールペン探すのが面倒くさいだけ 今の仕事に就くまでは書道の経験がなかったから、毎日筆を触る生活がはじまると字がどんどん書けるようになって楽しかった。楽しかったけど、5年も経つと慣れて墨書が日常になってしまった。 刺激っ…!もっと刺激が欲しいっ……! 目の前にあるサッシの窓ガラスに字を書いてみることにした。毛筆と言いつつ普段から使い慣れているのは筆ペン(墨汁をつけて使っている)なので、そ

                                  毛筆でガラスに字を書くと楽しい
                                • 「定休日」の看板を作って勝手にがっかりする

                                  1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:短くなった竹ぼうきを長くする > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 美術館が休館日だった 熊本の美術館でサンリオ展が開催されている。ハローキティやマイメロディなどのキャラクターを通じてサンリオが発信する「カワイイ文化」をひもとく展示らしい。 …らしい。 実際の展示を見ていないのでよくわからない。サンリオ展目当てで美術館に行ったのだが、運悪く休館日だったのである。臨時休ではなくて毎週火曜の定休日だった。 定休日で失敗するのはリサーチ不足以外に説明できない。責任を逃がす場がなく飲み込むしかないのである。 来たぞ!熊本!家から2時間! 無情! 「休館日」という赤文字、これほどまでに人をガッカリさせる言葉はない。 この階段の先の美術館の中には豊かな世

                                    「定休日」の看板を作って勝手にがっかりする
                                  • 豪快!水が噴き出す熊本の橋「通潤橋(つうじゅんきょう)」を見てきた

                                    1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:寝ぐせを直しに川へ行く > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 通潤橋とはなんぞや 通潤橋は日本最大級の石造りアーチ式水路橋で、およそ170年前に水源の乏しかった台地に水を送り込むために作られた。通潤橋が運ぶ水は現在でも農業用水として使われていて、約100ヘクタールの水田を潤しているそうだ。 そもそも「水路橋」とは読んで字のごとく、谷や川を挟んで水を運ぶことのできる橋のことである。いまググって勉強したので間違いない。

                                      豪快!水が噴き出す熊本の橋「通潤橋(つうじゅんきょう)」を見てきた
                                    • 応援団の旗手になってバスタオルを乾かしたい

                                      1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:杉のヤニ キラキラまるで 宝石だ 燃せばさぞかし 美しかろう > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 生乾き対策で応援団になる 洗濯物を部屋干ししている。飼い猫の脱走対策で気軽にベランダを使うことができないのだ。 そうすると厚手のバスタオルは丸二日干していても湿り気が残っていたりして、とてもしょんぼりする。だから今日、応援団になろう。 押忍! 応援団員になるにあたり、当サイト編集部から学ランを送ってもらった。頼りになる編集部である。

                                        応援団の旗手になってバスタオルを乾かしたい
                                      • 写真屋さんでマイ楽器の写真を撮ってもらうとアガる

                                        1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:集合時間を決めずに遊ぶ約束をして、友達が来るのを家で待つとウキウキする > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ トロンボーンとわたし 学生時代、大学のオーケストラに所属していた。 それまで音楽経験はなかったが、新歓の楽器体験で触ったトロンボーンがおもしろくて入団を決めたのだ。スライドの伸び縮みで音程が決まる大胆さがよかった(伸ばすほど音が低くなる)。 現役時代の写真がUMA画質のやつしかなかった クラシック音楽ってなんかかっこいいし、聴いててもバカにされなさそうでいいよな、などと当時の僕は考えていた。 ああ、若さよ。オマエが何を好んで聴いていようが世間様はどうでもいいのだ! 今はデイリーの撮影のときに小道具としてたまに担ぎ出すくらい。不憫だね。

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                                        • 京都生まれの通学カバン「ランリック」を愛でる

                                          普段使いするためにランリックを買った。 ランリック(ランリュック)とは小学生向けの通学カバンのことで、京都府南部を中心とした一部地域の学校で採用されているものだ。 なんとなくポチったランリックが届いて驚いた。愛おしくて仕方ないのだ。今日はこの子の自慢をさせてください。

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                                          • KALDIのハンマー付きチョコを素直に楽しむ

                                            1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:ネコ車でスーパーへ買い物に行く > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ その実、免罪符を売っている KALDIはすごい。今回ばかりは余計なものを買わないぞと意気込んで入店しても、気づけば何かを手に取っている。 そうか、おれの人生に足りないのは「いぶりがっこのタルタルソース」だったんだな!と納得させられる妙な力がはたらいている。 「フルーツデコレーションチョコレート」 1,161円 ハンマーで割ってお楽しみたい 今回のハンマー付きチョコレートを見かけたときも一撃でやられた。 これはお菓子を売っているように見えて、その実、食べ物で遊んでいいという免罪符を販売しているのだ。その思い切りのよさに感心したのである。 小さい頃、親戚の家にあった風月堂のゴー

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                                            • 避寒の旅!宮崎の最南端で暖まろう

                                              1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:めちゃくちゃ速く動けば服のシワをごまかせるか > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 宮崎県北の山間部は寒い 九州・宮崎といえば年中暖かい南国のような気候を想像しがちだが、僕の住む宮崎県北部は冬場かなり冷え込む。氷点下は当たりまえで積雪も日常茶飯事、五ヶ瀬という町には日本最南端のスキー場があるほどだ。 でっかい雪玉が作れるレベルで積もったときの写真 朝起きると車のフロントガラスが凍っていること多々。なにが南国か 「宮崎県ならどこも暖かいだろう」と薄着ぎみで県北部にやってきた観光客が、約束が違うじゃないかとばかりにブルブル震える姿を僕は幾度となく見てきた。なんとなくバツがわるい。 そう。寒いのだ。寒いうえに路面凍結の危険もあるので、冬の宮崎観光は

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                                              • 集合時間を決めずに遊ぶ約束をして、友達が来るのを家で待つとウキウキする

                                                小学生のころ、遊びの約束はざっくりしていた。 「帰ったらすぐお前の家行くわ!」「おう!」 これで予定のすり合わせは終了である。時間、予算、集合場所の番地…一切の数字が出てこないことに気がつくだろう。今では考えられないが、それで万事良好だったのだ。 自分が迎えに行く番のときはタイムアタックのように通学路を駆け、待つ番のときはなんとなくソワソワ、夜勤のお父さんがいるから家はだめだな、とか考える。 いま思えば、いつ来るか分からない友達を待つ時間って貴重なものだった気がする。あれをまた味わいたい。大人になったいま、集合時間を決めずに遊びの約束をしてみた。

                                                  集合時間を決めずに遊ぶ約束をして、友達が来るのを家で待つとウキウキする
                                                • 銀色の球があれば寝癖を直さなくていい

                                                  科学実験の番組でよく出てくる、銀色の球体に触れると髪の毛が逆立つ機械があるだろう。バンデグラフと呼ぶらしい。 銀色のボウルを組み合わせたらバンデグラフっぽくなると思う。バンデグラフっぽい物体に触れていれば静電気で髪が立っているように見えるだろうし、そうであるならば、ボウルさえあれば人間は寝癖を直さなくてもいいのだ。試します。

                                                    銀色の球があれば寝癖を直さなくていい
                                                  • 棚田を駆け回りたい

                                                    1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:元旦の風習「若水汲み」をわかっておこう > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 法面登りたい欲ありませんか そもそも、斜面を見かけたら登りたくなるほうだ。 いきなり心理分析の質問みたいな形で感情を吐露してしまったが、僕は断然、斜面を見かけたら登ってみたくなるほうだ。そういう人間だ。 こういう法面はたまらんですよね 無理と分かっていても、手足をかけてみたりする いろんな意味でビビりだから実際に登ることはないのだけれど、斜面に対してそういう気持ちを抱いていることは確かだ。 そうかと言って登山やボルダリングを趣味にしたいとは微塵も思わないから不思議なもので、あくまでも普段の生活のなかで目にする斜面に興味は限定されるようである。 家のすぐ側にある棚田

                                                      棚田を駆け回りたい
                                                    • 短くなった竹ぼうきを長くする

                                                      物を分解するのが好きだ。シャーペンは分解のしやすさとパーツ数で選ぶし、この間折りたたみのベッドをバラしたときなどはすこぶる興奮した。 昔は身近な電子機器をバラして遊んでいたが、いまの自分にもっとも身近で分解しがいがありそうなのは竹ぼうきである。簡単そうではあるがいまいち構造が分からないところもそそられる。 ほうきをバラして組み直してみよう。

                                                        短くなった竹ぼうきを長くする
                                                      • フルポンパ!果物持ち寄りでフルーツポンチを作る会

                                                        1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:木の節が目みたいで怖いから盛る > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ フルーツポンチの思い出 フルーツポンチって、現象としては知っているがいまいちとらえどころがない。ネットで調べてみると、そもそもは「パンチ」というアルコール飲料に果物を加えた飲料をフルーツポンチというらしい。おまえ、パンチありきだったのか。 劇場版デイリーポータルZ フルポンパとそのために買った6,000円のガラス皿 そういえば小学生のころ、フルーツポンチのレシピが「夏休みの友」に載っていたのを見て親に作ってもらったことがある。 近所のスーパーに買い出しに行って白玉を作るところからやってみたものの、できあがったものがマズい。粉を頑張ってこねて、こんなに色とりどりで、シュワシュ

                                                          フルポンパ!果物持ち寄りでフルーツポンチを作る会
                                                        • アニメ『あたしンち』の舞台、田無駅周辺を歩く

                                                          先日、当サイトのイベントのために上京した。スケジュールに余裕があったので東京近辺の観光をする時間も作ったが、困ったことに肝心の行きたい場所がない。東京は架空の都市だと思って生きているから。 そういえば『あたしンち』の舞台が東京だった気がする。調べてみると西東京市の田無という地域が度々アニメに登場するようだ。せっかくの機会だし行ってみようじゃないか。 そんなわけで田無駅周辺を歩いてきました。

                                                            アニメ『あたしンち』の舞台、田無駅周辺を歩く
                                                          • 女子バレー選手が得点した時のテンションに憧れる

                                                            テレビで女子バレーの試合を見ていたら、日本代表の選手たちが得点のたびに全力で喜び合っていた。 僕がふつうに生きていて年に1回あるかないかの大きな盛り上がりを、彼女らは数分の間に何度も味わっているのだ。それってめちゃくちゃ羨ましい。 バレー選手みたいに喜びを分かち合ってみたい。でもバレーはやりたくないので、得点したときのテンション部分だけ真似することにした。

                                                              女子バレー選手が得点した時のテンションに憧れる
                                                            • 限定!クリーム1.5倍のナイススティック

                                                              1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:毛筆でガラスに字を書くと楽しい > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 好きです。ナイススティック。 当たり前のように話を進めているが、ナイススティックとは山崎製パンが販売する菓子パンのことである。細長くて柔らかいパンに甘いミルククリームが挟まっているのが特徴だ。山パンの投票企画の上位に名を連ねることも多い人気商品である。 これがナイススティック。約30cmの長さがあることも見逃せない 両親の出会いの場が山崎製パンの工場だったサラブレッドの僕に言わせれば、ヤマザキ製品でいちばんうまいのはマーラーカオである。マーラーカオがダントツでうまい。ナイススティックはその次の次くらいに好きだ。たいていどこでも手に入るのがいい(マーラーカオは探さないとない)

                                                                限定!クリーム1.5倍のナイススティック
                                                              • マタタビvs風呂上がりの飼い主 より長く猫の気を引くのはどっち?

                                                                お風呂からあがると飼い猫がめちゃくちゃ甘えてくる。 普段はほどほどに構っているが、猫が飽きるまで相手をしたことはない。とことん付き合ったらどれくらいの時間甘えてくるのだろう。ふと気になった。 もしもマタタビより長い時間、風呂上がりの僕に夢中になってたらすごくないですか。そういうわけで勝負だ!マタタビよ!

                                                                  マタタビvs風呂上がりの飼い主 より長く猫の気を引くのはどっち?
                                                                • 知らない町のアパートで過ごす~ハンモックがある一室~

                                                                  秋。なにかスカッとしたことがやりたいと思っていたら「知らない町の知らないアパートで過ごす企画に参加しませんか」と編集部から声をかけてもらった。 ……求めていたのはそんな刺激だ! そういうわけで、自宅から遠く離れた熊本市のアパートの一室で一泊過ごすことにした。予約したのはハンモックのある楽しげな部屋だ。 こちらはシリーズ「出奔」の1本です。

                                                                    知らない町のアパートで過ごす~ハンモックがある一室~
                                                                  • 寝ぐせを直しに川へ行く

                                                                    寝ぐせを直すために洗面所に頭をつっこむのが朝の日課だ。 でも身をかがめて冷水をかぶる姿はなんとなく情けないと思っている。軽めの罰を受けているような気分さえする。 どうせならもっと豪快かつ爽やかに身なりを整えたい。そうとなれば川に行くしかないだろう。川で泳げば濡れて寝ぐせが直るし運動もできて最高じゃないか。

                                                                      寝ぐせを直しに川へ行く
                                                                    • ジョイフルの「メガ盛り特製ダレの牛焼肉定食」 を食らって放心

                                                                      低価格な店で一番高いメニューを頼むハッピーな企画。僕は九州を中心に展開するファミリーレストラン、ジョイフルに行ってきた。 ファミレスだしステーキとか食べられちゃうんじゃないの?と思いつつメニューを調べてみると、「メガ盛り特製ダレの牛焼肉定食」というのが最高額らしい。 おお、君は、量にお金を払うタイプの飯じゃないか!ワクワクしてきたぞ! * こちらは「シリーズ・安い店の高いメニュー」の1本です。

                                                                        ジョイフルの「メガ盛り特製ダレの牛焼肉定食」 を食らって放心
                                                                      • れんげの蜜の甘さは舌先1ドット

                                                                        用があっておじいちゃんの家に行ったら、裏山の田んぼがレンゲで一面ピンクに染まっていた。 見慣れた田んぼの初めて見る光景にハッとして、祖父に話を聞いてみると「勝手に生えてくるっちゃ」と言う。ふーん、勝手に生えてくるもんかね。 「昔はなんもなかったき、レンゲの蜜吸うこったい」と続けて祖父が言う。 蜜吸えるんだ!勝手に生えてきたり蜜が吸えたり、いいな。レンゲがぐっと身近な花になった。こんなにいっぱい生えているし、お近づきのしるしにたんまり蜜を吸ってみよう。どんな味かしら。

                                                                          れんげの蜜の甘さは舌先1ドット
                                                                        • 「鮎やな」で鮎がかかるのをひたすら待つ

                                                                          やな漁という漁法がある。川の流れをせき止めて、産卵するために川を下る鮎を捕まえる漁のことである。 宮崎では延岡という町で伝統的に鮎やな漁が行われていて、秋になるとニュースでその様子が放送されている。なんだかとても楽しそうだ。 よし、一度は鮎やなで鮎がビッチビチに跳ねるところを見に行こうじゃないか!! ……鮎は3時間半待っても現れなかった。

                                                                            「鮎やな」で鮎がかかるのをひたすら待つ
                                                                          • ミノムシみたいに着飾りたいっ!

                                                                            ミノムシが好きだ。 環境に合わせて多様な蓑(みの)をこしらえる文化的なところがいい。似たり寄ったりな巣ばかり作る他の虫たちとは一線を画しているのだ。 ミノムシを見習って僕も身の回りにあるもので好き勝手に着飾ってみたい。なんならミノムシよりオシャレに蓑を作る自信がある。 この夏、ミノムシになります。

                                                                              ミノムシみたいに着飾りたいっ!
                                                                            • フェリーのにおいを嗅ぎにいこう

                                                                              1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:限定!クリーム1.5倍のナイススティック > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ フェリーのにおいが好き 石油のにおい?排気?潮のにおい?詳しくは知らないけどフェリーのにおいが好きだ。 実家にいたころ、父親が高所恐怖症で飛行機に乗れなかったので、旅行に行くときはもっぱらフェリーに乗って移動していた。そのときの楽しかった記憶と船のにおいが紐づいているのかもしれない。 客船ってマンションみたいだ 子どものころ以来船旅には縁がないので、そのぶん船に対するイメージは汚れることなくポジティブなまま頭に残っている。重油の匂いは自分にとってのふるさとと言っていいかもしれない。 船にはしばらく乗っていないけれど、ちょうど1年前に船の匂いを嗅いだ。人を送る用事が

                                                                                フェリーのにおいを嗅ぎにいこう
                                                                              • 深夜の田舎はどうぶつ王国

                                                                                1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:京都生まれの通学カバン「ランリック」を愛でる > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 「声聞くときぞ秋は悲しき」どころじゃない 鹿の鳴き声、ものすごし。 キャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! 秋の雄鹿の鳴き声は女性の叫び声に似ているとよく言われるが、分かっていてもつい驚いてしまう。はじめて聞いたときは警察への通報すら考えたくらいである。

                                                                                  深夜の田舎はどうぶつ王国
                                                                                • いい景色を見ながらキャビアを食べる

                                                                                  知人からキャビアを譲ってもらった。世界三大珍味のひとつで黒い真珠と呼ばれる、あのキャビア御大である。 馴染みのない食材なので気になって値段を調べてみたら、なんと1グラムあたり1,300円弱、ひと瓶20グラムで約26,000円だった。家賃かよ。 こんな高級品、狭っ苦しい我が家で食べると不敬にあたるので、外に出ていい景色を見ながらお召し上がり頂き遊ばせることにした。

                                                                                    いい景色を見ながらキャビアを食べる