新幹線荷物輸送が拡大 北海道から鹿児島まで―JR各社 時事通信 経済部2024年05月18日07時10分配信 新幹線から荷降ろしされる特産品=17日午後、JR東京駅 新幹線による荷物輸送が拡大している。JR各社は定時運行率の高さなどを売りに、車両の空きスペースを活用して生鮮食品などを産地から消費地へ運ぶ。輸送経路は北海道から鹿児島県までつながった。トラック運転手への時間外労働規制で輸送停滞が懸念される「物流の2024年問題」に対応するため、各社は新幹線の荷物輸送を強化する方針だ。 宅配便、10~20%値上げ 人手不足、コスト高で―西濃運輸 JR東日本は21年にサービスを始めた。新幹線のスピードや本数の多さを生かして即日輸送ができるため、食品のほか精密機器、医療用の検体など顧客の幅広い需要に対応でき、1日約40本を活用する。JR東海は今年4月、東海道新幹線「こだま」の業務用室に荷物を積み込む