アメリカのトランプ前大統領が不倫の口止め料を不正に処理した罪に問われている裁判は、29日、有罪か無罪かを陪審員が判断する評議が続いています。結論は12人全員が一致する必要があり、難航する可能性もあります。 ニューヨーク州の裁判所で4月15日から行われている裁判で、トランプ氏は2016年の大統領選挙で不利にならないよう不倫の口止め料を支払い、その支出を隠すために弁護士費用と偽り不正に処理したとして、帳簿などの業務記録を改ざんした罪に問われています。 裁判は29日、一般の市民から選ばれた12人の陪審員が有罪か無罪かを判断するための評議と呼ばれる話し合いが続いています。 評議は法廷とは別室に陪審員が集まって非公開で行われ、これまでの検察側と弁護側、双方の主張をもとに、全員が一致して有罪か無罪かの結論である「評決」を導き出す必要があります。 裁判では検察側からは20人が証言台に立ち、弁護側はこのう