本サイト内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。 ニュースの一部は共同通信などの配信を受けています。すべての著作権は北海道新聞社ならびにニュース配信元である通信社、情報提供者に帰属します。
「農林中金に出向してくれないか」 中堅証券で30数年間、証券マンとして働いてきた松澤國久さんが、会社からそんな打診を受けたのは2017年秋のことだった。 農林中央金庫はいま、証券5社から松澤さんのようなベテラン証券マンをかき集めている。農林中金が初めて挑む、ある一大プロジェクトを担ってもらうためだ。 サポートプログラムを通じて投信販売に本腰 「資産形成サポートプログラム」と名づけられたそのプロジェクトは、農林中金が全国の農協(JA)を通じ、本腰を入れて投資信託を販売するというものだ。 しかも、ひととおりの商品と販売員を単にそろえるのではない。売り手の都合で商品を回転売買させず、顧客の事情やニーズに合った資産形成を促していく。 老後資金2000万円問題やかんぽ生命による不適切販売などによって、金融商品販売に注目が集まっている中、全国の農協がいま、投信販売の世界に恐る恐る踏み出そうとしている。
「農協牛乳」で知られるメイトーから、日本の様々な食材と牛乳を混ぜ合わせた「農協ミルク」の新商品「農協ミルク 山梨産白桃」が登場しました。2023年8月8日(火)からファミリーマートで先行発売されているということなので、飲んでみました。 『農協ミルク 山梨産白桃』が新発売 | メイトー 協同乳業株式会社 https://www.meito.co.jp/news/20230725.html これが「農協ミルク 山梨産白桃」。サイズは180g。 原材料は生乳(50%以上)、白桃果汁、乳製品、砂糖、果糖、デキストリンなど。 砂糖はすべて北海道産の甜菜(テンサイ)を使用したもの。1本180gで156kcalです。 グラスに注ぐと液色は薄い桃色。しかし味は見た目とは裏腹に、口に含んだとたんにどっぷりと濃密な甘みが口内全体に広がります。強いのは牛乳と砂糖の甘みで、そのあとで舌の上にいかにも果汁らしい酸味
JAと郵政 昭和巨大組織の病根 農協(JA)と日本郵政は共に昭和の時代、金融事業によって急成長を遂げた。だが、半官半民の風土が残る両グループは、いまや「変われない組織」の代名詞となっている。日本郵政傘下のかんぽ保険では、2019年に不適切販売が発覚。抜本的な構造改革を先送りし、目先の利益を追求したひずみが職員の不正という形で表面化した。これと全く同じ問題を抱えているのが、農協である。ノルマを達成するために農協職員が本来は不要な共済(保険)に加入する“自爆営業”が横行しているのだ。ダイヤモンド編集部では農協職員を対象とする緊急アンケートを実施。1386人から得た回答には、驚くべき不正の実態と現場の悲痛なメッセージが凝縮されていた。農協と日本郵政――。昭和巨大組織の病根を徹底解明する。 バックナンバー一覧 独り暮らしの90代の女性が、農協に勧められて共済(保険)を25件も契約し、月15万円もの
農協の大悪党 野中広務を倒した男 JAグループ京都のトップに26年にわたって君臨する中川泰宏氏は「ラジオ番組の主役」「小泉チルドレン」――として、京都府で高い知名度を誇る。彼を改革派とみる府民も少なくない。だが、中川氏には知られざる一面がある。農協組織を意のままに動かして「地上げ」を行い、ファミリー企業への利益誘導をしているのだ。本連載では、そうした農協私物化の実態や政敵、野中広務・元自民党幹事長との権力闘争など、中川氏の裏の顔を明らかにしていく。 バックナンバー一覧 農協の共済事業の大元締めであるJA共済連などJAグループ全国組織の役員を25年以上務める中川泰宏は、在任期間が断トツに長い長老格の農協リーダーだ。その“実行力”と“ゴネ力”により農協界での存在感は圧倒的である。連載『農協の大悪党 野中広務を倒した男』の#10では、中川のJAグループ内での振る舞いや、JA全農、共済連などに与え
農協の大悪党 野中広務を倒した男 JAグループ京都のトップに26年にわたって君臨する中川泰宏氏は「ラジオ番組の主役」「小泉チルドレン」――として、京都府で高い知名度を誇る。彼を改革派とみる府民も少なくない。だが、中川氏には知られざる一面がある。農協組織を意のままに動かして「地上げ」を行い、ファミリー企業への利益誘導をしているのだ。本連載では、そうした農協私物化の実態や政敵、野中広務・元自民党幹事長との権力闘争など、中川氏の裏の顔を明らかにしていく。 バックナンバー一覧 JAグループ京都会長の中川泰宏は2005年の郵政選挙で政敵、野中広務・自民党元幹事長の後継者を破り、念願の国政進出を果たした。だが、衆議院議員として中川が大成することはなかった。連載『農協の大悪党 野中広務を倒した男』の#16では、小泉純一郎が進めた構造改革の揺り戻しが起こり、中川ら小泉チルドレンが永田町で孤立していく過程を
JAと郵政 昭和巨大組織の病根 農協(JA)と日本郵政は共に昭和の時代、金融事業によって急成長を遂げた。だが、半官半民の風土が残る両グループは、いまや「変われない組織」の代名詞となっている。日本郵政傘下のかんぽ保険では、2019年に不適切販売が発覚。抜本的な構造改革を先送りし、目先の利益を追求したひずみが職員の不正という形で表面化した。これと全く同じ問題を抱えているのが、農協である。ノルマを達成するために農協職員が本来は不要な共済(保険)に加入する“自爆営業”が横行しているのだ。ダイヤモンド編集部では農協職員を対象とする緊急アンケートを実施。1386人から得た回答には、驚くべき不正の実態と現場の悲痛なメッセージが凝縮されていた。農協と日本郵政――。昭和巨大組織の病根を徹底解明する。 バックナンバー一覧 農協と日本郵政グループは戦後に蓄積した“財産”を食いつぶして生き永らえている。利用者から
JA自爆営業の闇 第2のかんぽ不正 農協による共済(保険)の営業で不正が横行している。ノルマを達成するために職員が本来不要な共済に加入する「自爆営業」は当たり前。契約者の不利益になる契約の転換や認知症の疑いがある高齢者への保険販売などは、かんぽ生命保険と日本郵便による保険の不正販売と酷似している。職員ら877人が回答したアンケートと、職員らが出演する“暴露動画”で問題の核心に迫る。 バックナンバー一覧 農協による共済(保険)の営業で不正が横行している。ノルマを達成するために職員が本来不要な共済に加入する「自爆営業」は当たり前。契約者の不利益になる契約の転換や認知症の疑いがある高齢者への保険販売などは、かんぽ生命保険と郵便局による保険の不正販売と酷似している。職員ら877人が回答したアンケートと、職員らが出演する“暴露動画”で問題の核心に迫る。特集『JA自爆営業の闇 第2のかんぽ不正』は、5
ちば東葛農業協同組合(本店・千葉県柏市)は17日、30代の男性職員が客から預かるなどした計530万円を横領したと発表した。横領した金はギャンブルやゴルフ、キャバクラ代などに使ったといい、農協が客に全額返済した。今後、職員の処分や刑事告訴を検討するという。 ちば東葛農協によると、この職員は千葉県柏市内の風早支店に勤務。2017年11月から21年10月にかけて、普通貯金や定期積金への掛け金と称して通帳や現金を預かるなどして、客7人の計530万円を着服。うち約300万円をギャンブルやゴルフなどに使ったという。昨年10月、客から「預けた通帳が返ってこない」と農協側に問い合わせがあり、横領が発覚した。 男性職員は「遊ぶ金がほしかった」という趣旨の話をしているという。ちば東葛農協は「再発防止と信頼回復に全力で取り組んでまいります」とコメントしている。(石原剛文)
農協の大悪党 野中広務を倒した男 JAグループ京都のトップに26年にわたって君臨する中川泰宏氏は「ラジオ番組の主役」「小泉チルドレン」――として、京都府で高い知名度を誇る。彼を改革派とみる府民も少なくない。だが、中川氏には知られざる一面がある。農協組織を意のままに動かして「地上げ」を行い、ファミリー企業への利益誘導をしているのだ。本連載では、そうした農協私物化の実態や政敵、野中広務・元自民党幹事長との権力闘争など、中川氏の裏の顔を明らかにしていく。 バックナンバー一覧 JAグループ京都会長で、小泉チルドレンだった中川泰宏は総選挙で2連敗した後、京都を牛耳る陰のフィクサーとして再出発したが、子飼いの政治家が地方選挙で連敗するなどうまくはいかなかった。だが、2018年に政敵である野中広務が死去するのと前後して地元の首長選挙に連勝し、反撃ののろしを上げる。連載『農協の大悪党 野中広務を倒した男』
組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿 JAグループが緊急事態に陥っている。金融事業の収益の悪化や職員の大量離職により、黒字経営が見通せない地域農協が増えているのだ。衰退の要因は昭和の時代に出来上がった時代遅れの事業構造が温存されていることだ。ニーズが減っている共済(保険)や新聞、雑誌などを扱う各上部団体が、販売目標を農協に割り振り、現場の職員に過大なノルマの達成を求める“職員搾取”のビジネスモデルは限界を迎えている。農協役職員アンケート(有効回答数434人)の結果に基づき、農協組合長らによるJAグループの上部団体への評価を大公開する。 バックナンバー一覧 JAグループの選挙活動といえば、農協の既得権益を守ってくれる自民党の守旧派ばかりを応援しているイメージがあるが、農協役職員個人としては、どの政党や政治家を推しているのだろうか。特集『組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体
せんぼんぎ・ひろぶみ/農業の業界紙を経て、2014年よりダイヤモンド編集部の記者。電機、自動車などを取材。主な担当特集は「日立 最強グループの真贋」。前職での経験を活かし特集「儲かる農業」を8年以上連続で刊行。著書に「農協のフィクサー」(講談社)がある。 Diamond Premium News ダイヤモンド・プレミアム会員のみなさまだけに、ダイヤモンド編集部の特選ニュースをお送りします。 バックナンバー一覧 おくはら・まさあき/1955年生まれ。79年、東大法学部卒業、農水省入省。経営局長として農協改革などに取り組んだ。16年事務次官、18年退官。現在、東京大学公共政策大学院客員教授。近著に基本法改正について論じた『農林水産法研究 第3号』がある Photo by Hirobumi Senbongi 農水省が通常国会に提出した食料・農業・農村基本法の改正案について、元農林水産事務次官の奥
題名:「農協牛乳、おいしいよ~。」 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 おーい、お茶は、摘んでから1/2の時間で鮮度する。にぶんのいちのじかん。それが伊藤園なのだ。さすがに、鮮度がいいために、味もいいように思える。しかしながら、本当のところは分からない。1/2の時間前のものと比べることができないからである。ただし、かつてのおーい、お茶は、1/2の時間の鮮度ではなかったのかもしれない。明記したということは、かつてからそうだったのか、改善してこうなったかのどっちかなのであろう。そして、パッケージの新俳句大賞には、94歳の方の俳句で、こうある。「今日も無事 一番風呂で 腰のばす」。すばらしー。これぞまさに、年齢を感じさせる、感じさせない、名俳句。やはり、時代は変化しているのだ。そうして、空耳として示したここでの空耳アワーを検索すると、チャンネル登録者数 20,270人のSei Ka
栃木県産いちごを使った「農協ミルク いちご練乳」と、フローズンヨーグルトに栃木県産の「とちあいか」を加えた「メイトー×ニッポンエール フローズンヨーグルト とちあいか」が2023年11月21日(火)から全国のファミリーマートで販売されています。「農協ミルク いちご練乳」と「メイトー×ニッポンエール フローズンヨーグルト とちあいか」がどんな味か気になったので、実際に食べてみました。 『農協ミルク いちご練乳』新発売 | 協同乳業株式会社 https://www.meito.co.jp/news/20231106.html 『メイトー × ニッポンエール フローズンヨーグルト とちあいか』新発売 | 協同乳業株式会社 https://www.meito.co.jp/news/20231107.html まずは「農協ミルク いちご練乳」から飲んでみます。 原材料には生乳や砂糖、脱脂粉乳、いちご
JAと郵政 昭和巨大組織の病根 農協(JA)と日本郵政は共に昭和の時代、金融事業によって急成長を遂げた。だが、半官半民の風土が残る両グループは、いまや「変われない組織」の代名詞となっている。日本郵政傘下のかんぽ保険では、2019年に不適切販売が発覚。抜本的な構造改革を先送りし、目先の利益を追求したひずみが職員の不正という形で表面化した。これと全く同じ問題を抱えているのが、農協である。ノルマを達成するために農協職員が本来は不要な共済(保険)に加入する“自爆営業”が横行しているのだ。ダイヤモンド編集部では農協職員を対象とする緊急アンケートを実施。1386人から得た回答には、驚くべき不正の実態と現場の悲痛なメッセージが凝縮されていた。農協と日本郵政――。昭和巨大組織の病根を徹底解明する。 バックナンバー一覧 消音を解除する 農協職員が共済の営業ノルマ達成のために、高齢者を食いものにするケースが相
職員の7~8割が自爆 以上の指摘で特に注目したいのは、先ほど取り上げたJA福岡京築の職員の証言と刑法の関連だ。「一切自爆せずに済む職員は毎年2~3割しかいない」、つまり、職員の7~8割が自爆している現状で、JAは強要していないと言い張れるだろうか。 もう一つ付け加えたいのは、多くのJA職員が「ノルマを達成できなければ、辞職するしかないところまで追い込まれる」と話していることだ。ノルマを達成していない職員は期限が近づけば、上司から「どうするんだ」と問われ続けるのは日常的。「上司から個室に呼ばれ、30分以上にわたって『いつできるのか』と聞かれることもたびたびあった」と証言するOBもいる。 そのためかJA福岡京築では職員の退職が後を絶たない。業務や財産の説明資料「ディスクロージャー」でJA福岡京築の正職員数をみると、2019年度に265人だったのが2020年度には245人。全体の約7%に当たる2
農協の病根 584農協を束ねるJA全国組織の会長選挙が幕を開けた。農政改革の後退、金融依存農協のジリ貧、老害リーダーの増殖――。山積する課題を解消できるリーダーが選ばれるのかどうか。JAグループは大きな「岐路」に立っている。 バックナンバー一覧 コロナ禍において農協が、保険の推進目標を変えることなく、職員に前年と同じ契約実績を求めていることが分かった。民間の大手保険会社が訪問営業を自粛し、営業目標を白紙にして、前年実績で給与保証を続ける中で、農協の保険営業の積極姿勢が際立っている。特集『農協の病根』(全8回)の#7では、職員による自爆営業が問題視されてきた農協の保険事業の大元締であるJA共済連による搾取構造を暴く。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文) ノルマを農協に割り振り 達成させる「殿様商売」の裏側 「押し売り経済連(JA全農)」「托鉢(たくはつ)中央会(JA全中)」「割り当て共済連(J
JAと郵政 昭和巨大組織の病根 農協(JA)と日本郵政は共に昭和の時代、金融事業によって急成長を遂げた。だが、半官半民の風土が残る両グループは、いまや「変われない組織」の代名詞となっている。日本郵政傘下のかんぽ保険では、2019年に不適切販売が発覚。抜本的な構造改革を先送りし、目先の利益を追求したひずみが職員の不正という形で表面化した。これと全く同じ問題を抱えているのが、農協である。ノルマを達成するために農協職員が本来は不要な共済(保険)に加入する“自爆営業”が横行しているのだ。ダイヤモンド編集部では農協職員を対象とする緊急アンケートを実施。1386人から得た回答には、驚くべき不正の実態と現場の悲痛なメッセージが凝縮されていた。農協と日本郵政――。昭和巨大組織の病根を徹底解明する。 バックナンバー一覧 農協と日本郵政は共に昭和の時代、金融事業によって急成長を遂げた。だが、半官半民の風土が残
儲かる農業 下剋上 ピンチをチャンスに JAグループに対する怒りが沸騰している。肥料や燃料の高騰で、農家が廃業しているのに、手を差し伸べる農協は極めて少ないからだ。農家の農協離れをビジネスチャンスにして農業の主役交代を目指す企業や農業法人の“下剋上”の動きに迫る。農家1700人超から集めたアンケートの回答をフル活用して農業の最新事情をお伝えするとともに、512農協の財務データを分析し、赤字に転落しそうな農協を割り出した。ダイヤモンド編集部の独自試算で、157農協が赤字転落することが分かった。 バックナンバー一覧 ダイヤモンド編集部の恒例企画「JA赤字危険度ランキング」で、157農協が5年後には赤字に転落することが分かった。特集『儲かる農業 下剋上 ピンチをチャンスに』の#1では、全国の農協で総額1500億円に及ぶ金融事業の減益ショックのインパクトをJA別に探る。(ダイヤモンド編集部 千本木
農協の大悪党 野中広務を倒した男 JAグループ京都のトップに26年にわたって君臨する中川泰宏氏は「ラジオ番組の主役」「小泉チルドレン」――として、京都府で高い知名度を誇る。彼を改革派とみる府民も少なくない。だが、中川氏には知られざる一面がある。農協組織を意のままに動かして「地上げ」を行い、ファミリー企業への利益誘導をしているのだ。本連載では、そうした農協私物化の実態や政敵、野中広務・元自民党幹事長との権力闘争など、中川氏の裏の顔を明らかにしていく。 バックナンバー一覧 JAグループ京都を26年以上にわたって牛耳ってきた中川泰宏は、農家らの出資でできている農協組織を私物化してファミリー企業への利益誘導を行っている。連載『農協の大悪党 野中広務を倒した男』の#6では、中川が会長を務めるJAバンク京都信連から2億円超の融資を受けて農協から購入した土地で「地上げ」を行った衝撃の事実とその顛末を明ら
つがる弘前農協が元従業員によるりんごの盗難事件を受けた組合員への説明会を開き、組合員からはずさんな管理体制に憤る声が相次ぎました。 ★天内組合長あいさつ 「たいへん申し訳ございませんでした」 説明会はきのうつがる弘前農協の管内4か所で開かれこのうち岩木支所では40人が参加しました。 ことし6月に発覚したりんごの盗難事件では在庫管理を任されていたもと従業員3人が数字を改ざんし横流しをしていました。公判では3年前から盗難が行われ被害額が1億4,000万円以上に上ることが明らかになっています。 説明会では農協が被害の全容を把握していないなどずさんな在庫の管理体制に対し、組合員から怒号が飛び交ったということです。 ★組合員 「みんな苦労してやっと収穫して信用して収めたものを盗まれているわけですから怒りを覚えるというのは自分もそうですし会員がみんな悔しいんじゃないですか」 ★つがる弘前農協 天内正博
522JA経営力ランキング ベスト&ワースト 全国にある522農協(JA)の経営力を「財務の健全性」や「1600人の有力農家による支持率」で評価する独自ランキングを作成しました。マイナス金利政策の影響で信用・共済事業が大減益に陥るJAや農家から高い賛同を得ているJAをあぶり出すことで、単位農協の経営実態を明らかにしました。4月2日(木)スタート、全13回連載。 バックナンバー一覧 ダイヤモンド編集部が独自ランキング 本当の農家=正組合員比率ベスト&ワースト100 ダイヤモンド編集部では、全国にある522農協(農業協同組合。JA)の経営健全度を評価する独自ランキングを作成した。 JAの組合員には、正組合員(農業を仕事にしている個人・法人)と准組合員(農業を仕事にしていない地域住民)の2種類がある。つまり、正組合員こそJA本来の組合員といえる「農家」のはずだ。 そこで、522JAごとに「正組合
522JA経営力ランキング ベスト&ワースト 全国にある522農協(JA)の経営力を「財務の健全性」や「1600人の有力農家による支持率」で評価する独自ランキングを作成しました。マイナス金利政策の影響で信用・共済事業が大減益に陥るJAや農家から高い賛同を得ているJAをあぶり出すことで、単位農協の経営実態を明らかにしました。4月2日(木)スタート、全13回連載。 バックナンバー一覧 ダイヤモンド編集部が独自ランキング 信用事業で「消える農協」は? ダイヤモンド編集部では、全国にある522農協(農業協同組合。JA)の経営力を「財務の健全性」や「1600人の有力農家による支持率」で評価する独自ランキングを作成した。かねて農協は、信用(資金の貸し付けや貯金)事業と共済(保険)事業という二大金融事業で収益を上げ、農業関連事業の赤字を補填することで経営を成り立たせてきた。 だが、マイナス金利政策などの
「農協の独裁者」が税金1.2億を使って開催する「大晩餐会」の中身がヤバすぎる《農業版「桜を見る会」疑惑》 農協のフィクサー 「農協の独裁者」と呼ばれる男がいる。その名は中川泰宏。 中川が1995年から会長を務める「JAバンク京都信連」(京都府信用農業協同組合連合会)の貯金残高は、1兆2567億円に達する。副会長を務めるJA共済連(全国共済農業協同組合連合会)の保有契約高は、なんと227兆円だ。JA共済連で保険商品を売り歩く農協の職員数は、18万6000人にのぼる。 京都の農協で27年以上にわたってトップに君臨しながら、中川泰宏は農協の労働組合潰しや悪質な地上げに手を染めてきた。2005年には「小泉チルドレン」として政界に進出し、野中広務と骨肉の争いを繰り広げる。 「週刊ダイヤモンド」記者として取材してきた千本木啓文氏が「農協の独裁者」中川泰宏の実像に迫る。新刊『農協のフィクサー』から集中連
「農協の独裁者」と呼ばれる男がいる。その名は中川泰宏。 中川が1995年から会長を務める「JAバンク京都信連」(京都府信用農業協同組合連合会)の貯金残高は、1兆2567億円に達する。副会長を務めるJA共済連(全国共済農業協同組合連合会)の保有契約高は、なんと227兆円だ。JA共済連で保険商品を売り歩く農協の職員数は、18万6000人にのぼる。 【写真】岸田文雄と写真におさまり、山口組五代目とも盟友だった「同和のドン」 京都の農協で27年以上にわたってトップに君臨しながら、中川泰宏は農協の労働組合潰しや悪質な地上げに手を染めてきた。2005年には「小泉チルドレン」として政界に進出し、野中広務と骨肉の争いを繰り広げる。 「週刊ダイヤモンド」記者として取材してきた千本木啓文氏が「農協の独裁者」中川泰宏の実像に迫る。新刊『農協のフィクサー』から集中連載で読みどころを抜粋、ご紹介しよう。(以下、文中
新潟市や新潟県の見附市、三条市、加茂市などを担当する志田修氏もその1人。志田氏は管内にある約230のコメや果樹の農家を毎日訪問し、近況を聞いたり、商談をしたりしている。 「商品も売るけど、相談事を解決するのが仕事」。こう語る志田氏は、担当農家の田んぼでトラブルが起きればタブレット端末で撮影して店に戻って調べ、結果をフィードバック。新潟県の機関である農業普及指導センターにも足しげく通い、最新情報を入手する努力も怠らない。顧客の農家が使えそうな補助金があるとなれば条件や申請方法も調べる。 志田氏の前職はJA職員だ。もともと農業の知識があり、新しい薬剤を試す際の方法なども提案できる。若く経験が浅い農家の顧客が志田氏の助言に従ってドローンなどを導入し、コストを削減したこともあるという。 「私は外商なもんですから」。志田氏は担当の農家が困っていることを聞き出し、適切な助言をする農業アドバイザーの仕事
生乳が余って大量廃棄の可能性が出てきたとの報道に対し、インターネット掲示板「2ちゃんねる」(現在の5ちゃんねる)開設者でテレビのコメンテーターも務めるひろゆきさん(45)が、バターを安くして生産を増やせばいいといった内容を提言し、論議になっている。 この報道は、NHKが「『生乳』大量廃棄の可能性 業界団体が危機感強める」というタイトルにして2021年12月11日にウェブ版ニュースで行った。 ひろゆき「生乳をバター用にすると利益が減るので増やさない」 それによると、牛乳や乳製品の原料となる生乳がこの年末年始に大量に余り、乳業メーカーや酪農家でつくる業界団体が試算したところ、過去に例のない5000トンの生乳が廃棄される可能性があるという。 このニュースでは、「コロナ禍で落ち込んだ業務用のバターなどの需要が回復しない中、学校給食が休みになることなどが背景にあり、廃棄を避けようと、団体は牛乳の消費
いま、ウクライナで起きている食料危機 食料安全保障には、2つの要素がある。①食料を買う資力があるかどうか、②食料を現実に入手できるかどうか、である。つまり、経済的なアクセスと物理的なアクセスである。 貧しい途上国では2つとも欠けている。世界的な不作などが原因で食料品価格が上がると、収入のほとんどを食費に支出している人は、買えなくなる。このとき、先進国が港まで食料を運んでも、内陸部までの輸送インフラが整備されていないと、食料は困っている人に届かない。 別の観点から見ると、食料危機には2つのケースがある。ロシアのウクライナ侵攻では、2種類の危機が同時に起きた。 1つは、価格が上がって買えなくなるケースである。途上国では所得のほとんどを食料品の購入に充てている。例えば、所得の半分を米やパンに充てているとき、この価格が3倍になると、食料を買えなくなる。 2008年にはフィリピンなどでこのような事態
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く