長崎県は25日、長崎市の爆心地公園に供えられていた千羽鶴を燃やしたとして、県土木部の男性主事(24)を停職1カ月の懲戒処分にした。県の調査に「火を付けることで注目を集め、世界平和へのメッセージを伝えたかった」などと話した。 主事は6月13日午前6時20分ごろ、公園内の「折鶴の壁」に置かれた千羽鶴をライターで燃やしたとして、器物損壊容疑で現行犯逮捕された。長崎地検は7月、不起訴処分とした。 県によると、主事は5月下旬から病気療養のため休暇を取っていた。県人事課の担当者は「綱紀の保持に努め、再発防止を徹底したい」と謝罪した。