並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

201 - 240 件 / 866件

新着順 人気順

霊長類の検索結果201 - 240 件 / 866件

  • 「男の乳首」だけじゃない一見すると無駄な人体の部位10選

    19世紀後半ごろに活躍したドイツの解剖学者であるロバート・ヴィーダーハイムは、自著「The Structure of Man」の中で、人間には86の痕跡器官があると発表しました。これ以降も科学者は人体のさまざまな部位で新しい発見をし続けており、その中から人体には不必要とみなされているものや、その有用性について専門家の間で議論が続けられているものを、科学系ニュースサイトのLive Scienceが10個選んで解説しました。 10 body parts that are useless in humans (or maybe not) | Live Science https://www.livescience.com/useless-human-body-parts ◆01:男性の乳首 母親の胎内で発生した人間の胚は、最初全ての部位を同様に発育させますが、生後7週目ごろから男女の分岐が始まる

      「男の乳首」だけじゃない一見すると無駄な人体の部位10選
    • 書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

      人間性の進化的起源 作者:ケヴィン・レイランド,豊川航勁草書房Amazon 本書はヒトの知性や認知能力や心のあり方の進化的な起源を「文化進化」を深く考察することにより探索する本だ.そしてその中では累積的文化進化,ニッチ構築,遺伝子と文化の共進化にからむ正のフィードバック過程がキーコンセプトになる.著者はケヴィン・レイランド.原題は「Darwin’s Unfinished Symphony: How Culture Made the Human Mind」 本書全体は第1部「文化の基礎」で模倣や文化にかかる行動や能力がどのように進化しうるのかをまず整理し,第2部「人間らしさの進化」でヒトを特別にしているものは何か,それはどうして(ヒトだけに)進化したのかを扱うという構成になっている. 第1部 文化の基礎 第1章 ダーウィンの未完成交響曲 冒頭で,ダーウィンは土手を覆い尽くす生物たちの多様性を

        書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
      • チンパンジーは音楽が流れると自然に踊りだすことが判明、メスよりオスの方が踊る

        by Papafox ヒトだけでなくチンパンジーもまた音楽に合わせて自然に踊り出すことが研究により判明しました。ヒト以外の霊長類で音楽に合わせて踊る行動が確認されたのは初めてとのことです。 Rhythmic swaying induced by sound in chimpanzees (Pan troglodytes) | PNAS https://www.pnas.org/content/early/2019/12/17/1910318116 Chimpanzees spontaneously dance to music https://phys.org/news/2019-12-chimpanzees-spontaneously-music.html これは、京都大学霊長類研究所の服部裕子氏と友永雅己氏が米国科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した論文で明らかにされました。 音楽に

          チンパンジーは音楽が流れると自然に踊りだすことが判明、メスよりオスの方が踊る
        • 書評 「進化の技法」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

          進化の技法――転用と盗用と争いの40億年 作者:ニール・シュービンみすず書房Amazon 本書はティクターリクの発見で有名な古生物学者ニール・シュービンによる生物の革新的形質がどのように進化していくのかを,用途の転用,発生メカニズムと進化拘束,DNA配列,遺伝子の振る舞いなどから詳しく解説した一冊になる.所々で自伝的な回想もあって楽しく読める.原題は「Some Assembly Required: Docoding Four Billion Years of Life, from Ancient Fossils to DNA」 第1章 ダーウィンの5文字の言葉 若き日のシュービンは,「魚類から両生類への進化」を進化史上最大の難問のひとつだと考え,自分の研究テーマに選ぶ.ここでシュービンは魚類から両生類に進化して陸上に上がるためには機能的に絡み合った何百もの発明が必要であることを指摘する.こ

            書評 「進化の技法」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
          • 進化心理学と文化進化論(中尾央『人間進化の科学哲学』読書メモ) - 清く正しく小賢しく

            今回紹介するのはこちら。 中尾央『人間進化の科学哲学 行動・心・文化』名古屋大学出版会 人間進化の科学哲学―行動・心・文化― 作者:中尾 央 名古屋大学出版会 Amazon といってもここで取り上げるのは1,3,4章の内容(の一部)だけだし、筆者の理解もあやふやなので(また例によって手元に本がない状態で書いてるので)、正確に/詳しく内容を知りたい人はshorebird先生の記事を読んでください*1。 shorebird.hatenablog.com さて、本書はまず第1部で人間の進化に関する代表的な研究プログラム(第1章は進化心理学、第2章は人間行動生態学、第3章は遺伝子と文化の二重継承説)について科学哲学的に考察し、第2部では文化進化論を取り上げて(第4章はプロセス研究、第5章はパターン研究)*2、第3部では具体的なケースとして罰(第6章)と教育(第7章)の進化研究について考察する、とい

              進化心理学と文化進化論(中尾央『人間進化の科学哲学』読書メモ) - 清く正しく小賢しく
            • 『ストリートファイター6』 霊長類最強・吉田沙保里の「リュウ」の倒し方

              霊長類最強・吉田沙保里による『スト6』キャラの倒し方講習映像公開中! 第1弾では「リュウ」の倒し方をご紹介いたします。“霊長類最強”流の倒し方は必見です! ◢◤◢◤『ストリートファイター6』好評発売中◢◤◢◤ ■購入はこちら https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/product/ ■体験版も配信中 https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/demo/ #霊長類最強 #吉田沙保里 #リュウ #StreetFighter6 #ストリートファイター6 #Capcom #StreetFighter #SF6 #スト6

                『ストリートファイター6』 霊長類最強・吉田沙保里の「リュウ」の倒し方
              • 犬と馬に遊びの「共通言語」が存在、互いに噛むふりも、研究

                イヌとウマは進化的観点から言えば「敵」同士だが、家畜化によって平和的に共存することができるようになった。(PHOTOGRAPH BY HANNELE LAHTI, NAT GEO IMAGE COLLECTION) イヌが相手を遊びに誘う行動はわかりやすい。前脚を伸ばして頭を低くし、尾を振って、まるで「楽しもうよ!」と言っているかのようだ。それから2頭は、互いの動きに合わせるように追いかけあい、跳ねまわり、パンチを繰り出す。そこには大抵、私たちヒトが「笑顔」と解釈するような表情が伴う。 今回は新たに、イヌとウマがともによく似た行動をして一緒に遊ぶことが初めて科学的に示され、学術誌「Behavioural Processes」5月号に論文が掲載された。 何千年という家畜化の歴史のおかげで、今日、ウマとイヌは平和的に共存している。だが、進化的観点からすれば、彼らは食うものと食われるものだ。それ

                  犬と馬に遊びの「共通言語」が存在、互いに噛むふりも、研究
                • アルパカのすいとワオキツネザル、カピバラの赤ちゃん - ゲーム好き主婦のひとりごと

                  生き物大好きのオオイヌノフグリです。 春は、赤ちゃんが生まれる嬉しい季節です。 最初は、アルパカの赤ちゃんメスの「すい」を紹介します。 東伊豆町稲取の動物園「伊豆アニマルキングダム」でこのほど、 アルパカの雌の赤ちゃんが生まれました。 2018年に園内にオープンしたアルパカ展示場では、 初の赤ちゃん誕生で、愛らしい姿が来園者を楽しませています。 誕生したのはメスの「すい」。 雄のジャックと雌のしずくの間に23日に生まれました。 母親の名前「しずく」にちなんで、水のすいと名付けられました。 すいは、身体の色は、お父さんのジャックの茶色を 受け継いでいます。 体高40センチ、体重7キロ。既に一般公開し、 親子水入らずで過ごす様子を見ることができます。 すいは、順調に育てば1ヶ月半ほどで乳離れして、 親と同じように牧草などを食べるようになるということです。 伊豆アニマルキングダムでは、2年前に新

                    アルパカのすいとワオキツネザル、カピバラの赤ちゃん - ゲーム好き主婦のひとりごと
                  • 韓国におけるジャンルSF受容:作家ソン・ジサンさんインタビュー|Rikka Zine

                    今回は韓国の作家ソン・ジサンさん(1986-)にお話をうかがった。韓国では2017年後半に、プロ小説家団体である韓国SF作家連帯(Science Fiction Writers Union of the Republic of Korea; SFWUK)と、韓国SF協会(Korea Science Fiction Association; 小説家以外も加入可能)が設立され、改めてSFを盛り上げていこうと試みている。この両団体に所属するソンさんは、辻堂ゆめや道尾秀介の著書の日韓翻訳家でもある。 子供のころから本が好きだったソンさんが自ら小説を書くようになったのは、大学時代に読んだ大藪春彦『野獣死すべし』と筒井康隆の短編集に衝撃を受けたためだそうだ。他に好きな長編SFはアルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』、ハインライン『異星の客』、ジョン・スコルジー『老人と宇宙(そら)』、ロジャー・ゼラズニ

                      韓国におけるジャンルSF受容:作家ソン・ジサンさんインタビュー|Rikka Zine
                    • 「人生に対する不満」を癒やす方法とは?

                      仕事・友人・恋愛・趣味は人生を豊かにしてくれるものですが、一方でそれらに対する不満が人生の妨げになってしまう場合もあります。科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが、幸福を感じるメカニズムと科学的な調査に裏付けられた「人生に対する不満を癒やし、幸福を感じるようになる習慣」について解説しています。 An Antidote to Dissatisfaction - YouTube 誰しもが「物事が思い通りにいかない」という感覚を抱いて…… 「仕事で十分に成功していない」「友人関係がうまくいかない」と感じることがあります。 「『本当に欲しいもの』を手に入れていない」 そういった感情が慢性化すると、他人をねたむようになるだけでなく、憂鬱な気持ちが続きます。 近年では、ポップカルチャーやソーシャルメディアなどが「理想の仕事以外は『失敗』です」「素晴らしい体験をして、多くの友人を作り、『

                        「人生に対する不満」を癒やす方法とは?
                      • 野生のカラスと仲良くなる方法を実践した結果とは?

                        カラスは非常に賢い鳥であることが知られており、バラバラのパーツを集めて道具を作り出せることや霊長類よりも早く大人並の認知能力を獲得する能力があるとされています。そんなカラスと仲良くなろうとしたワシントン大学の生物学教授であるカール・バーグストーム氏が、その方法について自身のマストドンで解説しています。 Carl T. Bergstrom: "For the holiday, a thread on h…" - FediScience.org https://fediscience.org/@ct_bergstrom/109571409346371116 I can vouch for this approach. I lived in the territory of a couple of ravens (c... | Hacker News https://news.ycombinat

                          野生のカラスと仲良くなる方法を実践した結果とは?
                        • HSPとは? チェックリストや向き合い方を解説|うつ病治療の品川メンタルクリニック

                          HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、人一倍繊細な気質をもって生まれた人という意味です。 こうした気質を持つ人は職場や家庭など生活の中で気疲れしやすく、生きづらいと感じているタイプの方が多いのです。 人の言動に動揺しやすかったり、人の感情に自分の気持ちも左右されてしまったり、周囲の音、光、匂いなどが気になって仕方なかったり。あなたは今、そんな毎日を過ごしながら世の中を「生きにくい」「疲れる」「つらい」と感じているかもしれません。 職場や学校、組織に属するのが息苦しく、自分を変えなければと悩んでいる方もいるでしょう。ですが、それは生まれ持った性質「HSP(エイチエスピー)」かも。HSPとうつ病の違い、セルフチェック、HSPとうつ病の関連性などについて紹介しています。 HSPを知ることによってメンタル的に少しは楽になれますので、ぜ

                            HSPとは? チェックリストや向き合い方を解説|うつ病治療の品川メンタルクリニック
                          • キツネザルの歌で「リズムパターン」を発見、人間と鳥以外で初

                            歌うキツネザルとして知られるインドリの歌で、人間以外の哺乳類で初めて「カテゴリカルリズム」という音楽的なパターンが見つかった。写真は、マダガスカルのアンダジブ・マンタディア国立公園のインドリ。(PHOTOGRAPH BY JASON EDWARDS, NAT GEO IMAGE COLLECTION) マダガスカル島に暮らす歌うキツネザルのインドリ(Indri indri)の研究者らが、数百もの歌を分析した結果、2つの音の長さが一定の間隔になるリズムが使われていることを発見した。これまで、こうしたリズムを駆使して歌うのは人間の他には鳥類だけとされ、人間以外の哺乳類で発見されたのは初めてだ。 「インドリは、歌で意思の疎通をする唯一のキツネザルです」と、イタリア、トリノ大学の霊長類学者キアラ・デ・グレゴリオ氏は言う。氏が筆頭著者を務めた論文は、10月25日付けで学術誌「Current Biol

                              キツネザルの歌で「リズムパターン」を発見、人間と鳥以外で初
                            • チンパンジーも音楽でリズムを取れると確認 京大霊長類研 | 毎日新聞

                              チンパンジーも人間と同じように音楽に合わせてリズミカルに体を動かすことを、京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の服部裕子助教(比較認知科学)のグループが確認した。人間以外の霊長類で確認したのは初めてという。論文は米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。 研究では7頭のチンパンジーを対象に実験室で2分間、エイトビートのリズム音楽を流した。すると全頭がリズミカルな揺れや頭の振り、足…

                                チンパンジーも音楽でリズムを取れると確認 京大霊長類研 | 毎日新聞
                              • 動物実験大国・日本の残酷な真実、禁止国が増えているのになぜ?

                                せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。http://seidansha.com ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。 バックナンバー一覧 医薬品、健康食品、化学製品、農薬などの研究開発、安全性確認、有効性評価など、あらゆる分野で人類に関係している「動物実験」。安全性を確かめるには必要悪と考える人も多いかもしれないが、動物実験に代わる方法を取り入れている国が増えてきているという。NPO法人動物実験の廃止を求める会の事務局長である和崎聖子氏に詳しい話を聞いた。(清談社 福田晃広) 疑問を感じず 残虐な実験を

                                  動物実験大国・日本の残酷な真実、禁止国が増えているのになぜ?
                                • 自分のことしか話さない奴と話すと自動的に脳裏に蘇る歌

                                  動揺のアイアイ もちろん霊長類のアイアイと英語の主語の「I」に関係がないことは知ってるのですが。

                                    自分のことしか話さない奴と話すと自動的に脳裏に蘇る歌
                                  • なぜ「仲間の死体を見たハエ」は老化が加速して早死にしてしまうのか?

                                    親しい人が亡くなったり著名人の訃報に触れたりして気分が落ち込み、体調を崩してしまったという経験がある人は多いはず。同様の現象は人間以外の動物でも見られるそうで、「仲間の死体を見ると老化が加速して早死にしてしまうハエ」についての研究結果が、生物学の査読付き学術誌・PLOS Biologyに掲載されました。 Ring neurons in the Drosophila central complex act as a rheostat for sensory modulation of aging | PLOS Biology https://doi.org/10.1371/journal.pbio.3002149 How seeing corpses reduces the lifespan of fl | EurekAlert! https://www.eurekalert.org/new

                                      なぜ「仲間の死体を見たハエ」は老化が加速して早死にしてしまうのか?
                                    • 京都大、霊長類研究所の元教授の4論文 捏造と認定|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

                                      京都大は15日、霊長類研究所(愛知県犬山市)の正高信男元教授(66)が2014~19年に発表した4本の論文について、実験を行った事実が認められず捏造(ねつぞう)と認定したと発表した。正高氏に論文撤回の勧告を行い、処分を検討するという。正高氏は「調査結果の内容を私自身がまだ大学側から一切知らされていない」などとするコメントを出した。 京大の説明では、正高氏は霊長研に所属していた2019年11月、大麻の合法成分「カンナビジオール」の効果を18~19歳の37人で検証したとする論文を発表した。しかし実際に研究が行われていたか疑問視する通報があり、昨年6月から調査を始めた。 京大によると、正高氏の研究室を調べたが、論文に関連する資料はなく、被験者の参加の事実も確認できなかった。実験に用いたとするカンナビジオールの購入実績も、実験の使用分とされる量と見合わなかったという。 さらに正高氏は、4本の論文に

                                        京都大、霊長類研究所の元教授の4論文 捏造と認定|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
                                      • 「本当は日本で働きたい…」中国「千人計画」参加者の本音 ノーベル賞・本庶教授も日本の現状に警鐘(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

                                        中国政府が推進する「千人計画」は、世界中の優秀な研究者を好待遇で集めるプロジェクト。米国をはじめとする各国は科学技術を盗まれる懸念から警戒を強めているが、実は日本人研究者も多く参加している。その背景には、我が国の研究環境の劣悪さがあるという。実際に計画に参加する日本人たちの本音とは――。 *** 中国政府は現在、学術研究に圧倒的なカネを投下している。科学技術の予算は、2016年度の時点で22兆3988億円と日本の6倍以上。20年前は、日本と中国は共に約3兆3千億円前後と拮抗していたのに、破竹の勢いで予算を投入し始めたのだ。 中国トップ10に入る最難関大の一つである浙江大学で、サルなど霊長類の遺伝子を研究する高畑亨教授(43)によると、 「論文が掲載されたら報奨金を出すなど必死なのは、習近平国家主席が科学大国になると宣言していて、面子をかけて“論文掲載数世界一”を目指していることが背景にあり

                                          「本当は日本で働きたい…」中国「千人計画」参加者の本音 ノーベル賞・本庶教授も日本の現状に警鐘(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
                                        • 仲間の気持ちを声で聞き分け、ヤギで判明

                                          ヤギは賢く、社会性の高い動物だ。ほかのヤギが喜んでいるのか不快なのかを声を聴いて判別できることが、新たな研究でわかった。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 動物たちが周囲の世界をどう感じ取っているかは、いまだに謎が多い。高度な社会性をもつヤギも同様だ。 ヤギはYoutubeでも人気者で、かわいらしくて笑える動画がいくつも投稿され、再生回数は数百万回に上る。表現力豊かで社交的な彼らを、擬人化したくなる気持ちはわかるが、実際どうなのかはほとんど解明されていなかった。(参考記事:「【動画】電線ぶらり、ドア破壊、ヤギの奇妙な行動」) 学術誌「Frontiers in Zoology」に7月10日付けで掲載された新たな研究によると、ヤギはほかのヤギが喜んでいるか不機嫌かを、声を聞いて判別できるという。つまり、ヤギは仲間の気持ち

                                            仲間の気持ちを声で聞き分け、ヤギで判明
                                          • SARS-CoV-2ワクチン接種には、臨床試験開始から18〜24ヶ月はかかる - 人間とテクノロジー

                                            新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防に向けたワクチンの臨床試験開始が相次いでいる。英オックスフォード大学は21日、今週中に臨床試験での接種を開始すると発表した。他にも米国、中国でワクチンの臨床試験が始まっている。オックスフォード大学のワクチンは、アデノウイルスをベクターとしたワクチン。第1相と第2相の臨床試験終了は21年5月を予定している。その後第3相に移行する。 学生時代にウイルス学をちょっとかじったので、ワクチン開発はめちゃ時間がかかるし且つ計画どおりにうまくいかないのは当然だと思っていたんですが、1年くらいですぐにできると思っている人もいるようで、そんなわけないよなあと思っていたところ、CELLの姉妹誌Immunityに大変わかりやすいレポートを見つけ、抄訳したので載せておきます。抄訳はワクチンへの言及部分だけで、構成は適当にいじっているのと中見出しも適当に付けました。こ

                                              SARS-CoV-2ワクチン接種には、臨床試験開始から18〜24ヶ月はかかる - 人間とテクノロジー
                                            • 竹村 on Twitter: "霊長類研究所の解体を基礎科学の軽視や緊縮財政による予算削減と解釈している人が多いようですが、私は単純に内部腐敗による自壊だと解釈しています 先日に論文捏造が指摘された正高氏の著作「ケータイを持ったサル」を読んだことがありますが、当時の若者を比較行動学を用いて分析するふりをして、"

                                              霊長類研究所の解体を基礎科学の軽視や緊縮財政による予算削減と解釈している人が多いようですが、私は単純に内部腐敗による自壊だと解釈しています 先日に論文捏造が指摘された正高氏の著作「ケータイを持ったサル」を読んだことがありますが、当時の若者を比較行動学を用いて分析するふりをして、

                                                竹村 on Twitter: "霊長類研究所の解体を基礎科学の軽視や緊縮財政による予算削減と解釈している人が多いようですが、私は単純に内部腐敗による自壊だと解釈しています 先日に論文捏造が指摘された正高氏の著作「ケータイを持ったサル」を読んだことがありますが、当時の若者を比較行動学を用いて分析するふりをして、"
                                              • ビーバーたちの都市建設シム『Timberborn』2021年Steam早期アクセス配信開始へ。水道建築の匠としてダムを建設しよう - AUTOMATON

                                                インディースタジオのMechanistryは10月27日、都市建設シム『Timberborn』トレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam)で、2021年Q1(4月〜6月)に早期アクセス配信開始が予定されていることも告知されている。 『Timberborn』は人類滅亡後の世界を舞台とした都市建設シミュレーションだ。偉大な霊長類亡き今、いったい誰が街を造るというのか。その答えは「ビーバー」だ。強力なアゴで木をかじり倒し、枝を積み上げて川をせき止めてしまうげっ歯類。実は人間以外の生物では唯一みずからの住環境を整備できるアニマルが、持ち前の建築技術を用いてコロニー繁栄を目指すのだ。 本作の世界は壊滅的な水不足に見舞われている。そこで活きてくるのが長年水とともに生きてきたビーバーの技術だ。彼らは川の流れる向きを制御し、ダムを設置し、爆発物を用いて運河を掘ることができる。巧み

                                                  ビーバーたちの都市建設シム『Timberborn』2021年Steam早期アクセス配信開始へ。水道建築の匠としてダムを建設しよう - AUTOMATON
                                                • 「ノーベル賞より難しい」イグノーベル賞を日本人が14年間受賞し続けるワケ(biki) @gendai_biz

                                                  10月の第一週は「ノーベルウィーク」と呼ばれ、どの研究者がノーベル賞を受賞するのか、世界中から注目が集まる。しかし研究の世界には、「ある意味ノーベル賞よりも受賞するのが難しい」と言われるユニークな賞があった。漫画『いぐのべる』の原作者でもあるbiki氏が、そんな「イグノーベル賞」の魅力を紹介する。 「ワニにヘリウムを吸わせる」研究 毎年9月になると、日本の科学界に明るいニュースが飛び込んでくる。それは他でもない、「裏のノーベル賞」とも称される「イグノーベル賞」の発表があるからである。 今年の授賞式は新型ウイルスの関係で、異例のオンライン開催となったが、例年通り日本人の受賞者が出た。京都大学霊長類研究所の西村剛准教授が国際研究で音響学賞を共同受賞。これで14年連続、日本人がイグノーベル賞を受賞したことになる。 ではまず、西村准教授が受賞した研究について解説しよう。受賞理由は「ワニをヘリウムガ

                                                    「ノーベル賞より難しい」イグノーベル賞を日本人が14年間受賞し続けるワケ(biki) @gendai_biz
                                                  • 倫理学の理論や知識と、実際の生活との齟齬や乖離について(読書メモ:『哲学者とオオカミ』) - 道徳的動物日記

                                                    哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン 作者:マーク ローランズ 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2010/04/01 メディア: 単行本 哲学者である著者がオオカミの子どもを引き取って「ブレニン」と名付けて、アメリカやアイルランド、イギリスにフランスと居住地を変えながらもずっとブレニンと暮らし、ついにブレニンが臨終する際までの生活の記録…を軸としながら、ブレニンとの交流や観察を通じて培われた著者の思索の記録もふんだんに書かれており、様々なテーマについての哲学的エッセイという趣もある本だ。 オオカミを観察することによって動物と人間との違いを再認識して、そこから「人間とは何か」「愛とは何か」「文明とは何か」といったことを改めて考えていく、という構成である。また、哲学のなかでも「道徳」や「幸福」や「人生の意味」など、倫理学的なテーマについての思索が中心となっている。 なにかしら

                                                      倫理学の理論や知識と、実際の生活との齟齬や乖離について(読書メモ:『哲学者とオオカミ』) - 道徳的動物日記
                                                    • 新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(8月2日)―若者であっても感染すべきではない―  - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

                                                      今回のキーワードは,COVID-19感染の影響は長期間持続する(心筋障害および呼吸障害),成人の10~100倍高い小児のウイルス量,脳神経内科医による患者100名の診察,IVIG反応性急性炎症性多発神経根炎,過去の風邪コロナウイルスへの感染が防御因子になる可能性,2つのワクチンのアカゲザルでの効果です. 前回,COVID-19では遅発性ないし長期潜伏性の神経障害を引き起こす可能性があることを紹介しました(doi.org/10.1111/ene.14442).今週は①持病のない若年成人でも,症状が長期化する可能性があること,②診断後2~3か月経過しても高率に心筋損傷がみられ,将来,心不全や心疾患が生じる可能性があること,③退院時においても肺の拡散能障害や拘束性障害が認められることが報告されました.やはりこの感染症は急性期が過ぎればそれで終わりという疾患ではないようです.若者であっても感染すべ

                                                        新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(8月2日)―若者であっても感染すべきではない―  - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
                                                      • 「京都大学霊長類研究所」名称変更へ 不適切会計で組織を再編 | NHKニュース

                                                        霊長類の研究で世界的に知られる京都大学霊長類研究所について、不適切な会計処理が起きたことから、大学は組織を再編し、名称も変更することを発表しました。 京都大学は26日、記者会見をして発表しました。 それによりますと、愛知県犬山市にありチンパンジーなどの霊長類の研究拠点として世界的に知られている京都大学霊長類研究所について、総額11億円を超える不適切な会計処理が明らかになったことから、大学は、管理・運営を複数の部局で構成する協議会で行う組織に再編し、名称も「ヒト行動進化研究センター」に変更するということです。 霊長類研究所にはこれまで、研究分野と付属のセンターが合わせて12ありましたが、「ヒト行動進化研究センター」には5つを残し、そのほかは、ほかの学科や別の研究センターに振り分けたり、廃止したりするということです。 この組織の再編は来年4月から行われるということです。 京都大学の湊長博学長は

                                                          「京都大学霊長類研究所」名称変更へ 不適切会計で組織を再編 | NHKニュース
                                                        • 集英社学芸部 - 学芸・ノンフィクション

                                                          前回までで、ヒトの色覚には、多数派の3色覚と、少数派の2色覚があることが分かりました(さらに「中間型」があることは、先の回でお話しします)。今回は、そのような色覚の「多型」が、進化の歴史の中でどのように生まれてきたのかを見ます。 生き物の色覚の進化を振り返る〜魚類、爬虫類、鳥類は4色型 ヒトは、集団の中に3色覚と2色覚をあわせ持った、珍しい種です。 今の知見では、こういった多様性を持っていることがヒトにとって普通であり、むしろ「正常」な状態なのかもしれない、と言えます。また、このような集団であることが、進化の中で重要な意義を持ってきたのであろうとも示唆されています。 こういった理解は、今後の「色覚観」を創っていくために重要なことなので、少しだけ遠回りして「色覚と進化」について考えてみましょう。 わたしたち脊椎動物の色覚の基本形は、実を言うと錐体(すいたい)細胞の種類が、2種類でも3種類でも

                                                          • 2019年を象徴する科学研究12選

                                                            By geralt イギリスの大手紙ガーディアンが、2019年に発表されたさまざまな科学的研究の中から、「2019年を代表する科学研究」を独自に選出しています。 The science stories that shaped 2019 | Science | The Guardian https://www.theguardian.com/science/2019/dec/22/the-science-stories-that-shaped-2019 ◆1:地球温暖化に関する多数の研究 2018年に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は「地球温暖化を1.5℃以内に抑制することは不可能ではない」ことを示す「(PDFファイル)1.5℃特別報告書」を発表、世界の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに約45%削減し、2050年頃にゼロにするという目標を打ち出しました。 2019年の記録的

                                                              2019年を象徴する科学研究12選
                                                            • サバ猫のフェイシャルフェロモンはムスクの香り - やれることだけやってみる

                                                              猫薫る9月。 サバからムスクの香りがします。 以前にも書いたことがあるのですが、 真夏には匂わなかったのです。 kaedeya.hatenablog.com 今日、なでなでしていて気づきました。 どうやら匂いの出所は後ろ頭あたりです。 もしやこれは…(°_°; 猫の体からはフェロモンが分泌されています。 1.フェイシャルフェロモン 別名:安寧フェロモン。 おでこ、耳の付け根、あごなどの顔周りと、しっぽの付け根から出ます。 猫が顔をすりすりするのは、 「ここは自分の居場所」 「安心できるところ」 というしるしをつけているのですね。 この行動は「バンティング」と呼ばれております。 ニオイつけ+猫を落ち着かせる効果があるそうです。 ^ーωー^ ここはクロのへやです。 仏間の障子にバンディング。 ここは仏さまの部屋です。 2.警戒フェロモン 肉球や肛門から出ます。 怖い思いをしたり、危険を感じたと

                                                                サバ猫のフェイシャルフェロモンはムスクの香り - やれることだけやってみる
                                                              • 第4回 ~塩の人類史のスタートポイント~ - たばこと塩の博物館だより - 知る・調べる - 公益財団法人塩事業センター

                                                                塩の博物館 塩について学んだり体験したりできる全国の博物館、資料館等のリンク集です。クリックすると外部のサイトに移行します。 これから塩の人類史を考えるにあたって、前回の最後に書いた「生業による塩利用のちがい」の話に入るより前に、まずは、そのスタートポイントをいつぐらいの時期に設定したらいいのかを考えてみたい。 現時点までの情報では、製塩開始の時期はある程度わかっても、人類がいつから塩を採るようになったのか、塩利用がいつから人類の文化になったのかはよくわからない。例えば日本では、製塩土器の出土によって、縄文時代後期後葉(およそ3,000年前)には、塩が作られていたと考えられている。ヨーロッパや中国でも、遅くとも3,000年前までには、塩が作られるようになっていたと考えられている。これらの「塩づくりのはじまり」は、塩の人類史にとっても大事なテーマで、今後、ていねいに扱っていきたい話題ではある

                                                                • 数百匹のビーグル犬が死亡、米国の実験動物施設の劣悪な環境

                                                                  米農務省は、バージニア州カンバーランドで毒物研究用にビーグル5000匹を繁殖・飼育しているエンヴィゴ社について、過去1年間で70件以上の動物福祉法違反を記録した。(PHOTOGRAPH BY PETA) 5000匹以上のイヌが、糞とカビにまみれた狭いケージに押し込められていた。生後3週間の子イヌはケージの下の排泄物受けに閉じこめられ、乾燥した糞が体にこびりついていた。互いに争って死んだ個体もいた。そのうちの1匹は「内臓をえぐり出されて」死んでいた。 米国の動物福祉法に違反するこれらの行為は、最近発表された米農務省の報告書に記されたものだ。バージニア州にあるこの動物繁殖施設の所有者は、北米と欧州に20の拠点を持ち、製薬や生物医学の研究用に動物を提供するエンヴィゴ社。動物福祉法を管轄する農務省はしかし、何カ月もの間、同施設で飼育されていたイヌを押収することも、同施設の許可を停止したり取り消した

                                                                    数百匹のビーグル犬が死亡、米国の実験動物施設の劣悪な環境
                                                                  • 都市部に住む人間は「食物繊維を分解する腸内細菌」を失いつつあるという研究結果

                                                                    植物の細胞壁の主成分であり食物繊維の大部分を占めるセルロースは、人間の消化酵素では分解されないものの、一部の腸内細菌はセルロースを分解できることがわかっています。新たな研究では、セルロースを分解できる腸内細菌が、現代の都市部に住む人間から失われつつあることが判明しました。 Cryptic diversity of cellulose-degrading gut bacteria in industrialized humans | Science https://www.science.org/doi/10.1126/science.adj9223 Boosting gut health: Fiber-degrading microbes in modern diets - The Jerusalem Post https://www.jpost.com/health-and-wellne

                                                                      都市部に住む人間は「食物繊維を分解する腸内細菌」を失いつつあるという研究結果
                                                                    • イーロン・マスクの脳インプラント企業「Neuralink」がサルの脳から汚染されたデバイスを取り出して違法に輸送したとしてアメリカ政府からの調査を受けていることが発覚

                                                                      イーロン・マスク氏が設立したスタートアップで、脳神経用インプラントを開発するNeuralinkが、実験用のサルの脳から除去したインプラントを病原体に汚染されている可能性があるにもかかわらず輸送したおそれがあるとして、アメリカ運輸省がNeuralinkの調査に乗り出したことを明らかにしました。 Request-for-DOT-Investigation-of-Neuralink-with-Enclosures-02.09.23.pdf (PDFファイル)https://pcrm.widen.net/s/fmbplnppxw/request-for-dot-investigation-of-neuralink-with-enclosures-02.09.23 U.S. investigating Elon Musk's Neuralink over hazardous pathogens |

                                                                        イーロン・マスクの脳インプラント企業「Neuralink」がサルの脳から汚染されたデバイスを取り出して違法に輸送したとしてアメリカ政府からの調査を受けていることが発覚
                                                                      • 知っておきたい誤謬3: Naturalistic Fallacy(自然主義の誤謬) - Life is Beautiful

                                                                        定義 事実命題(X is Y)が真であることから、規範命題(X should be Y)が真である、と結論づけること。 あるいは事実判断から、価値判断を引き出すこと。 論理形式 X is (or is not) Y. Hence, X should (or should not) be Y. XはYである(ではない)。ゆえに、XはYであるべきなのである(べきではないのである) 分類 形式的誤謬。 説明 みんな大好き自然主義の誤謬*1。Is-ought fallacy、Hume’s guillotine(ヒュームのギロチン)とも。 姿形をかえて、この誤謬はそこかしこに姿を現わす。 形式的には、命題はXとYのみからなるものだが、より一般的には、X is Y. Hence, Z should be Wと表される。 具体的に、次のような主張を検討してみよう。 実はこうした「性別役割分担」は、哺乳動

                                                                          知っておきたい誤謬3: Naturalistic Fallacy(自然主義の誤謬) - Life is Beautiful
                                                                        • 【解説】オランウータンが「薬草」で傷を治療、野生動物で初観察

                                                                          ラクスの行動は、インドネシア、スマトラ島のグヌンルセル国立公園内にあるスアックバリンビン研究ステーションを取り巻く熱帯雨林で観察された。研究センターは1994年から、周囲の保護林に生息したり、頻繁に姿を見せるオランウータンを観察してきた。動物たちに干渉することなく、あくまで見守る形で、その動きや行動を注意深く追跡、監視、記録している。 「決して彼らの邪魔にならないように数十年間観察を続けてきた結果、向こうも私たちのチームが近くにいることにすっかり慣れてしまいました。人間の存在を無視してもいいのだとわかり、完全に野生のままの姿を見せてくれます」と、ラウマー氏は言う。 研究センターの周辺の熱帯雨林は、スマトラオランウータンが地球上で最も密集している地域だ。オランウータンの生息地は、森林伐採によって年々縮小している。そのため、本来単独行動を好むオランウータンたちが、お互いに近い場所で暮らさなけれ

                                                                            【解説】オランウータンが「薬草」で傷を治療、野生動物で初観察
                                                                          • ギャンブル狂で酒好きの父と、借金返済に奔走する母の姿 成田悠輔氏が振り返る、「ワンルームに家族4人」で暮らした幼少期

                                                                            さまざまな壁を乗り越えてきた各界のトップランナーによる、人生の特別講義を提供するイベント「Climbers(クライマーズ)2022 秋」。今回は、イェール大学助教授の成田悠輔氏による「“言ってはいけないこと”とは何か:幼児性・異国性・武士性」のセッションの模様をお届けします。本記事では、「家庭環境がかなり複雑」と語る成田氏が、壮絶な10代の頃を振り返ります。 Climbers 2022-秋-での成田悠輔氏による「"言ってはいけないこと"とは何か:幼児性・異国性・武士性」の講演を、ログミーBiz編集部の書き起こしでお届けします。 絶頂期のローマ帝国の頂点にいた“引きこもりの日記哲学者” 司会者:壮絶な幼少期。人生を変えた出会いと選択、そして現在。あえて言っちゃいけないことを言うわけと、壁を乗り越えるリーダーに必要な素質とは。 成田悠輔氏(以下、成田):「投げられた石にとって、登っていくことが

                                                                              ギャンブル狂で酒好きの父と、借金返済に奔走する母の姿 成田悠輔氏が振り返る、「ワンルームに家族4人」で暮らした幼少期
                                                                            • 新型コロナは「中国病」どころかアメリカ病だ

                                                                              動物を野生から引き離し、市場で他の野生動物と一緒にしたりすれば、新型コロナのようなウイルスが生まれる絶好の条件が整う(写真は豪原産のメガネオオコウモリ) Connie Kerr/iStock. <人獣共通ウイルスの宿主として知られるコウモリや齧歯類を中国から大量に輸入しているのはアメリカだ。それも多くの場合、装飾用などくだらない目的のために野生動物が売買されている> アメリカは2010年から2014年にかけて、少なくとも3万個体分に相当するコウモリやその身体の一部を中国から輸入した。自然保護に取り組む非営利団体、生物多様性センター(CBD)が本誌に対して明らかにした。 CBDは、米魚類野生生物局(FWS)のデータを分析した調査報告書のなかで、「きわめて大規模な」野生生物売買の実態を明らかにし、そうした売買が世界規模のパンデミックのリスクを高めていると指摘している。 この報告書では、データが

                                                                                新型コロナは「中国病」どころかアメリカ病だ
                                                                              • ニホンザル 薬として食べた地域も:朝日新聞デジタル

                                                                                写真家・内山りゅうの和歌山ネイチャーフォト 哺乳類編 ニホンザルは全国に広く分布する日本の固有種。ただし北海道と沖縄には生息しない。サルの仲間はわれわれヒトも含め霊長類と呼ばれるが、世界の霊長類の分布はほぼ熱帯地方から温帯地方であり、ニホンザルはその北限にあたる。 雪だるまを作って遊んだり、温泉に入ったりするニホンザルは英語で「Snow Monkey(スノー・モンキー)」と呼ばれ、世界から見れば特別な存在である。野生のサル類が生息しない欧米諸国の人たちにとって、こうしたニホンザルの行動はなおさら興味深いものだろう。 県内のある地域で興味深い話を聞いたことがある。それはサルを食べる文化(猿食(えんしょく))が残っていたことだ。肉を食用にするというよりも漢方薬のような使い方をしていた。サルの肉を肉と同量の塩に漬け込み、その肉を薄く削ってお湯に入れて飲むというもの。たいそう臭いというが、腹下しの

                                                                                  ニホンザル 薬として食べた地域も:朝日新聞デジタル
                                                                                • 【あとがきたちよみ】 ケヴィン・レイランド 著、豊川 航 訳『人間性の進化的起源 なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか』 - けいそうビブリオフィル

                                                                                  あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひ本の雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ケヴィン・レイランド 著 豊川 航 訳 『人間性の進化的起源 なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか』 →〈「日本語版への序文」「はじめに」「訳者あとがき」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 *サンプル画像はクリックで拡大します。「訳者あとがき」ほかの本文はサンプル画像の下に続いています。 日本語版への序文 『種の起源』を読み終えたときのことは今も鮮やかに覚えている。大学院生の頃だった。ダーウィンの自宅ダウンハウスの窓から覗く「植物に覆われミミズが這い回っている土手」の風景で締めくくられる最終段落を読み終え、私もロンドンのオフィスビルから街を見下ろしてみ

                                                                                    【あとがきたちよみ】 ケヴィン・レイランド 著、豊川 航 訳『人間性の進化的起源 なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか』 - けいそうビブリオフィル