「予防歯科の真髄は歯周病予防である」と語り、日本の現状の予防歯科に対し警鐘を鳴らしている、大岡歯科医院代表の大岡洋医師。 「歯科治療や予防歯科に関して、今この世の中で常識とされていることが本当の常識であるとは限らない」と話す大岡氏に、歯科にまつわる気になる疑問や質問を投げかけてみました。 予防歯科に関する知識を正しく持っていますか? Q.ブラッシングは1日何回すればいい? A.ブラッシングは1日1回、夜寝る前に行うことが大事 大岡氏「私が推奨している『歯肉の境目をゆっくり揺らす』ブラッシングは、1日1回、夜寝る前に行うだけでも、虫歯と歯周病の予防効果を十分に発揮します。 朝や昼は歯磨き粉を使ってもいいですし、簡単にやってもいい。その代わり、最後の食事から寝るまでの間に1回、時間に余裕をもって、虫歯や歯周病ができやすい歯と歯の間、歯と歯肉の境界のくぼみにブラシをしっかり入れて、きちんとブラッ