アメリカ軍岩国基地の海兵隊の複数のパイロットが、飛行中に操縦かんから手を放して自分の写真を撮るなど規律に違反する行為をしていたことが、重大事故をきっかけにまとめられたアメリカ軍の調査報告書で分かりました。 調査報告書は去年12月、高知県沖で山口県の岩国基地所属の戦闘攻撃機と空中給油機が接触して墜落し、6人が死亡した重大事故をきっかけに、岩国基地の航空機部隊を統括する第1海兵航空団がまとめました。 報告書では、岩国基地所属の複数のパイロットが操縦中に酸素マスクを外したり読書をしたりしていたほか、操縦かんから手を放してその様子を撮影するなどしていたと指摘しています。 また、事前の許可が必要な睡眠導入剤の無断使用やアルコールの過剰摂取なども行われ、「部隊で規律が乱れていた」と指摘しています。 そのうえで報告書では、3年前の平成28年に沖縄県沖で起きた岩国基地の戦闘攻撃機と空中給油機による接触事故