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インタラクティブ・ムービーとしてホラーを見せ、先日もコレクター・エディションの発表が行われた『Dの食卓』。宇宙にて、目に見えない敵と戦うサバイバルホラー『エネミー・ゼロ』、そして音だけで恋愛を描くADV『風のリグレット』――日本のビデオゲーム業界が、 “次世代機”の未来技術に心躍らせ、ソニー、任天堂、そしてセガらがしのぎを削っていたもっとも熱い時代。“ゲームクリエイターの作家性”を誇示した異質なビデオゲームを遺した人物がいました。それが飯野賢治氏です。 2013年2月20日に、飯野氏が唐突にこの世を去ってから今年で10年という歳月が過ぎました。本日がちょうど10回目の命日ということで、この数年様々な形でコラボレーションしてきたArchipelとGame*Sparkが「飯野賢治とは何者だったのか」をテーマにした特別企画(映像&Game*Spark上での連載企画)の始動をお知らせいたします。
これはゲームクリエイター飯野賢治氏の没10周年記念企画として行われたもので、当日は飯野氏のドキュメンタリー映像上映のほか、飯野氏に縁のあるクリエイターたちのトークイベント、さらに飯野氏にまつわるさまざまな展示物を見られるスペースも設置されるなど、飯野氏の追悼10年企画の集大成とも言える内容になっていた。 今回、3日目となる2023年12月17日の回にお邪魔し、トークや展示会の様子を取材してきた。トークでは、フロムイエロートゥオレンジの前身とも言える元ワープのメンバーである4人が飯野氏との思い出を語った。 ここでしか聞けない、飯野氏のファンにとっては見逃せない内容になっているので、ぜひ最後まで目を通してほしい。記事の最後には展示会の様子も掲載しているのでそちらもお見逃しなく。
ビデオゲームの中には、その作り手特有の個性、つまり「作家性」を強く感じさせる作品があります。 小島秀夫の『メタルギア』シリーズや『デス・ストランディング』はその典型ですし、多くのインディーゲームもそれに当てはまります。2021年10月のNHKの番組「ゲームゲノム」で小島秀夫と『デス・ストランディング』が特集されたように、その作家性とゲーム内容を結びつけて評価を行うことも、現代では一般的です。 この記事では、1980年代、1990年代、そして2000年代以降という3つの時代に分けて、作家性の確立と発展の歴史を整理します。 「作家性」の夜明け〜1980年代 1980年代は、ビデオゲームを遊ぶ機器(パソコンやゲーム機)が身近になり、名が知られたクリエイターが出現するようになった時代です。加えて、グラフィック等のスペックが徐々に向上したことにより、だんだん「作り手の個性」をゲームに反映できるように
1990年なかば~2000年初頭のゲーム業界を見てきた方であれば、誰もが知っているといっても過言ではない著名なゲームクリエイターだ。 代表作は 『Dの食卓』(1995年) 『エネミー・ゼロ』(1996年) 『リアルサウンド〜 風のリグレット〜』(1997年) 『Dの食卓2』(1999年) などが挙げられる。飯野氏及び自身が代表を務めていたWARP(ワープ)の作品はそのどれもが個性的で、既存のゲームの枠に囚われない自由な発想を具現化した作品が多い。 Amazon.co.jpで『Dの食卓』を検索する そういう意味でも飯野氏の作品は、我々ゲームファンに常に驚きを与え続けてくれた。読者の中にも、当時、飯野氏の作品に衝撃を受けたという方もいたはずだ。 そんな飯野氏だが、1999年発売のドリームキャスト用ソフト『Dの食卓2』を最後にゲーム制作から離れ、その後はブログなどでも語られているように、Twit
「飯野賢治没10周年企画」のドキュメンタリー映像と,親交のあったクリエイター陣によるトークの模様をレポート ライター:大陸新秩序 日本のクリエイター,アーティスト,文化を題材としたドキュメンタリーを制作しているチーム・Archipel(アルシペル)は,2023年12月15日から17日の3日間,イベント「Archipel Caravan」を,東京日仏学院にて開催した。 本稿では,その中で行われた「飯野賢治没10周年企画」のセッションをレポートする。 「Archipel Caravan」公式サイト 飯野賢治氏は,「Dの食卓」や「エネミー・ゼロ」を筆頭に,それまでの枠組みを超えたゲームを世に送り出したクリエイターだ。飯野氏は2013年に42歳で夭折しており,今回のセッションでは,Archipelが制作した約80分のドキュメンタリー映像「Memories of Kenji Eno」が上映された。上
ドキュメンタリー制作チーム「アルシペル」(Archipel)による、ゲームクリエイター・飯野賢治氏にまつわるドキュメンタリー映像が12月23日(土)より公開中だ。 飯野賢治氏は映画を意識した演出が特徴的なアドベンチャーゲーム『Dの食卓』や、敵の姿が見えないアクションパートを持つ『エネミー・ゼロ』などで知られるゲームクリエイター。また同氏が手がけた、音声だけを頼りに進めていく“映像なし”のゲーム『リアルサウンド ~風のリグレット~』は、現在ではアクセシビリティのパイオニアとも言われている。 このたび公開されたドキュメンタリーは2013年に亡くなられた飯野氏の没10周年を記念した、約120分におよぶ大規模なもの。同氏の同僚や友人、家族など周囲の目線から飯野氏が持っていたユニークなマインドを振り返っていく。 インタビューの対象には小島秀夫氏や上田文人氏、水口哲也氏といったゲーム業界の著名人が選ば
『Dの食卓』や『エネミー・ゼロ』の大ヒットでメディアの取材も増え、そこで飯野氏は、制作でのこだわりや独自の考えかたをつねにメディアで語ってきたわけだが、それは飯野氏の一面に過ぎない。 彼はクリエイターであると同時に、夫であり父でもある。当然プライベートもあるわけだが、その部分は当時からのファンであっても知らない方が多いのではないだろうか。 そこで今回は、飯野氏の妻として17年間をともに過ごし、ずっと彼を見続けてきた飯野由香さんに当時の話を聞いてみた。 由香さんは『ファミ通ドリームキャスト』(『ファミ通DC』)などのゲーム雑誌でコラム“ゲームクリエイターの妻”を長年連載していたという経歴を持つ。 それは赤裸々な日記のようでありながら、個性派ゲームクリエイターの妻という立場での記録でもあり、また、飯野賢治氏の素の姿も垣間見ることができる、アルバムのようでもある。
2013年に42歳の若さで突然他界した、ゲームクリエイター飯野賢治。 弊社(fyto)創業者である飯野賢治の没10周年を記念した追悼企画をご紹介。 飯野賢治が代表を務めた株式会社ワープ(fytoの前身)制作のゲーム作品音楽、全99曲を全世界で配信します。配信は、飯野賢治の誕生日である2023年5月5日に一斉解禁。 配信サイト:Apple Music・Spotify・Amazon Music・YouTube Music・LINE MUSIC・Rakuten Music他。 ジャケ写クリックで表示されるアルバム紹介ページには、飯野妻(弊社代表)による「妻のつぶやき」も掲載。 アルバム紹介を見る 『ENEMY ZERO Original Soundtrack』 Michael Nyman アルバム紹介を見る 『リアルサウンド 〜風のリグレット〜 オリジナルサウンドトラック』 鈴木慶一 アルバム紹
交流のあったゲームクリエイターが自らの言葉で語る「飯野賢治 ドキュメンタリー先行上映」今回行われた「Archipel Caravan」のメインコンテンツのひとつとなっていたのが、「飯野賢治 ドキュメンタリー」の先行上映だ。本作は元々ウェブ向けの映像として、1年半前から企画がスタートしている。こうしたドキュメンタリー制作では、映像に使用できる素材が少ない場合がほとんどだ。しかし、今回は飯野賢治氏の夫人でもある飯野由香氏から、大量のアーカイブ映像とプライベート映像、ラジオ音源などを提供してもらい仕上げられている。 本作の制作に関わったArchipelのアレックス氏は世代的に『Dの食卓』や『エネミー・ゼロ』など飯野氏の作品で遊んだ世代ではなかった。しかし、ドキュメンタリーを作るための取材を重ねていくうちに、様々な人から同氏のクリエイティブや性格、そして人柄について話を聞いていくうちに、どんどん深
これはゲームクリエイター飯野賢治氏の没10周年記念企画として行われたもので、当日は飯野氏のドキュメンタリー映像上映のほか、飯野氏に縁のあるクリエイターたちのトークイベント、さらに飯野氏にまつわるさまざまな展示物を見られるスペースも設置されるなど、飯野氏の追悼10年企画の集大成とも言える内容になっていた。 今回、3日目となる2023年12月17日の回にお邪魔し、トークや展示会の様子を取材してきた。トークでは、フロムイエロートゥオレンジの前身とも言える元ワープのメンバーである4人が飯野氏との思い出を語った。 ここでしか聞けない、飯野氏のファンにとっては見逃せない内容になっているので、ぜひ最後まで目を通してほしい。記事の最後には展示会の様子も掲載しているのでそちらもお見逃しなく。
「Dの食卓2」や「エネミー・ゼロ」などのサントラ,飯野賢治氏の没後10周年を記念してデジタルリリース。同氏の誕生日である5月5日に 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 フロムイエロートゥオレンジは2023年4月27日,かつてワープ(同社の前々社名)から発売されたゲームのサウンドトラックを,5月5日に各種音楽配信サービスでリリースすると発表した。 これは,同社の代表取締役社長だった飯野賢治氏の没後10周年を記念して行われるもの。サウンドトラックがリリースされるタイトルは,3DO用ソフト「おやじハンターマージャン」,セガサターン用ソフト「エネミー・ゼロ」および「リアルサウンド〜風のリグレット〜」,ドリームキャスト用ソフト「Dの食卓2」(同作はイメージアルバムも配信)だ。 飯野賢治氏がゲームクリエイターとしてのキャリアをスタートさせたのは,1988年のこと。1989年には受託開発専門のEIMを立ち
飯野賢治氏の没後10周年にちなんだドキュメンタリー映像「Memories of Kenji Eno」公開。小島秀夫氏や上田文人氏が飯野氏のユニークな軌跡を語る 編集部:松本隆一 日本のクリエイターとアーティストを題材としたドキュメンタリー映像を配信するチャネルArchipelが本日(2023年12月23日),ゲームクリエイターの飯野賢治氏の没後10周年にちなんだ「Memories of Kenji Eno」を公開した。 飯野氏は,「Dの食卓」(1995年)や「エネミー・ゼロ」(1997年),さらに「リアルサウンド 〜風のリグレット〜」(1997年)など,既存の枠組みにとらわれない作品を世に送り出したクリエイターで,ゲーム業界に大きな影響を与えたが,2013年に42歳で夭折した。12月19日に掲載した記事でお伝えしたように,没後10周年となる今年,そんな飯野氏をしのぶイベント「飯野賢治没10
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