Twitterで話題になっていたので、高浜町元助役と関西電力の件の、前衛1982.8月号「原発のある風景」赤旗記者告発ルポを探してきましたよ。 (前衛は日本共産党中央委員会理論政治誌)。
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「森山は地元同和の大物という話だが何か知っているか?」。「“ 人権(同和)絡み”だから森山はタブー視されてきた」。関西電力の役員が高浜町(福井県大飯郡)の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受けていた問題で、大手メディアの記者やウォッチャーからこんな連絡を受けたのは先週末のこと。森山の住所と高浜町の同和地区を照合すると確かに“ビンゴ ”だから関心を寄せていたのだが…。単純な噂だとは思えない。億単位のカネが動き、関電のような巨大企業が恐れ、役員に金品を提供するという不可解な行為、こんな異常な現象だからこそ根拠と確信を得た。「同和が絡まぬわけがない」。こういう思いを抱いて高浜町に向かった。 部落ネタで女性教師を廃人に追い込む 高浜町と言えば福井県嶺南地方、通称、“原発銀座 ”に位置する自治体だ。と同時に福井県下で最も同和事業が盛んで、森山の自宅がある西三松(にしみまつ)の隣保館「高浜町立
関西電力高浜原発の(左から)1号機、2号機、3号機、4号機=福井県高浜町で2019年5月30日午後2時50分、本社ヘリから 関西電力の八木誠会長(69)ら6人が2011年からの7年間で、福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から、計約1億8000万円の資金を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で判明した。同町には関電高浜原発がある。 関係者によると、会長のほかに岩根茂樹社長(66)、豊松秀己元副社長(65)が含まれる。金沢国税局は昨年1月、高浜原発や大飯原発(福井県おおい町)の関連工事を請け負う高浜町の建設会社への税務調査を開始。同社を端緒に調べたところ、工事受注などの手数料として、森山氏が約3億円を受け取っていたことを確認した。 さらに調査を進めた結果、森山氏が関電役員ら6人の個人口座に送金するなどしていたことも明らかになった。手数料の一部をめぐって、森山氏は所
関西電力の幹部ら20人が福井県高浜町の元助役森山栄治氏(以下、森山氏という)から約3億2千万相当の金品を受け取っていたという問題で、森山氏自身にスポットをあて、森山氏の隠然たる力の背景には、部落解放同盟の存在があり、同和の力を利用し、差別をなくすという名目で、関西電力を恐れさせ、地元高浜町で確固たる地位を築くまでに至ったとする報道内容が一部で取り上げられている。 また、森山氏が町長をもしのぐ権威をもつに至る背景に、部落解放同盟の存在があり、高浜町や関西電力に対してプレッシャーをかけていたとも報道されている。しかも週刊誌にとどまらずネット上でも、「高浜町助役は、地元同和のドンだった」など、差別的な書き込みが拡散され、社会意識として存在する部落差別意識を巧みに利用した差別文章が流布されている。マスコミ関係者や一部のネットユーザーなどによって拡散されようとしている部落差別の助長拡大の現状に対して
関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、幹部クラスの人権教育研修の講師として元助役が招かれていたことがわかりました。 関西電力では役員ら20人が高浜原発が立地する高浜町の森山栄治元助役から2011年からの7年間で約3億2000万円分の金品を受け取っていました。 関西電力の八木誠会長が原子力事業本部にいた2006年から2010年頃、定期的に原子力担当の幹部職員らを対象にした人権教育研修が行われ、講師として招かれていたのが森山元助役だったということです。 研修は大阪や京都、福井の美浜町などで実施され森山元助役は幹部らから「先生」と呼ばれ、懇親会も催されていたということです。
関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、幹部クラスの人権教育研修の講師として元助役が招かれていたことがわかりました。 高浜町の森山栄治元助役は関西電力高浜原発の誘致に協力した中心人物とされていますが、関電の役員ら20人に約3億2000万円分の金品を渡していたことが明らかになっています。 関西電力の八木誠会長が原子力事業本部にいた2006年から2010年頃、定期的に原子力担当の幹部職員らを対象にした人権教育研修が行われ、森山元助役が講師として招かれていました。幹部らから「先生」と呼ばれ、懇親会も催されていたといいます。 森山元助役は助役を退任した年から30年以上にわたって関電が全額出資する子会社「関電プラント」の顧問を務めていたことも新たにわかりました。10月1日、記者の取材に対し、関西電力の岩根社長は… 「(Q子会社の顧問を務めていた?)そこについても(
関西電力の役員らに金品を渡していた福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が1990年代、高浜町を管轄する福井県警小浜署の複数幹部に多額の商品券を贈るなどしていたことが10月4日、関係者への取材で分かった。関電役員らのほか、福祉行政や嶺南振興担当の福井県幹部にも贈答品を渡していた森山氏が、県当局に加え警察との関係性を深めようとしていたとみられる。 ⇒関電金品受領問題を詳しく 多額の商品券を贈られた元幹部は「そのまま送り返した」としている。別の元幹部は取材に対し「(森山氏は)警察にも顔が利くということを誇示したかったのではないか。警察が何らかの便宜を図ることはありえない」と話した。 関係者によると、中元や歳暮、餞別(せんべつ)などを贈られた幹部も多数いたという。助役退任後も教育委員などとして町と関係を持ち続けていた森山氏に、同町役場で餞別を受け取ったある元幹部は「常識の範囲内だったと記憶してい
関西電力の経営幹部らが福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題で、福井県の元幹部職員も元助役から贈答品を受け取っていたと取材に対して認めました。福井県は元助役と県の職員の間でも関西電力と同様のケースがなかったか、調査することにしています。 元幹部は同じ程度の金額の品物を返し儀礼的な範囲内だったとしています。 一方、福井県の杉本知事は3日、県庁で報道陣の取材に対し「県民に疑念を持たれるといけないので事実関係を調査していきたい」と述べ、元助役と県の職員の間でも関西電力と同様のケースがなかったか、調査を始める考えを明らかにしました。 対象者などは今後、検討していくとしています。 関西電力が2日公表した社内調査の報告書では、森山元助役が福井県の客員人権研究員を務め、県職員を叱責することがあったなど県との関係も特別だったとしていました。
関西電力の八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)、豊松秀己元副社長(65)を含む役員ら6人が2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役(今年3月に90歳で死亡)から、計約1億8千万円の資金を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かった。複数の関係者が9月26日までの共同通信の取材に明らかにした。 元助役は原発関連工事を請け負う地元建設会社から約3億円を受領していたことも判明。国税局に対し、関電側への資金提供について「お世話になっているから」と説明しており、工事費として立地地域に流れた「原発マネー」が経営陣個人に還流した可能性がある。 八木会長は26日夜、取材に対し、税務調査に真摯(しんし)に対応したとした上で「元助役は地元の有力者で、原子力に対しても理解のある方。そういう意味でお付き合いがあった」と述べた。資金の授受があったのかとの質問には「会社の広報に
関西電力役員らの金品受領問題で、自民党の世耕弘成参院幹事長が代表を務める資金管理団体「紀成会」が、福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が退職後に「相談役」として雇用されていた兵庫県高砂市のメンテナンス会社「柳田産業」の社長から、2012~15年、計600万円の献金を受けていたことが8日、政治資金収支報告書で分かった。 信用調査会社によると、柳田産業は関電から原発のメンテナンス工事などを受注。工事経歴書には関電や子会社から、高浜原発や大飯原発などの工事を、本年度を含む5年間で計約149億円受注したと記載されている。 「面識ない」返金考えず 社長は毎年、政治資金規正法が定める個人献金の上限額150万円を寄付していた。世耕氏は当時、官房副長官などを務めていた。世耕… この記事は有料記事です。 残り414文字(全文748文字)
関西電力の八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)、豊松秀己元副社長(65)を含む役員ら6人が2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役(今年3月に90歳で死亡)から、計約1億8千万円の資金を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かった。複数の関係者が9月26日までの共同通信の取材に明らかにした。 ⇒「関電幹部に巨額金品」D刊で特集 元助役は原発関連工事を請け負う地元建設会社から約3億円を受領していたことも判明。国税局に対し、関電側への資金提供について「お世話になっているから」と説明しており、工事費として立地地域に流れた「原発マネー」が経営陣個人に還流した可能性がある。 八木会長は26日夜、取材に対し、税務調査に真摯に対応したとした上で「元助役は地元の有力者で、原子力に対しても理解のある方。そういう意味でお付き合いがあった」と述べた。資金の授受があったのか
関西電力の役員らに多額の金品を贈っていた福井県高浜町の森山栄治氏(故人)は1975年~82年の町の収入役、助役時代、当時の町長よりも報酬が高かった。一時は町長を5万円上回るときも。報酬は町長が最も高く、助役、収入役と続くのが一般的。同県嶺南地域の他市町の担当者は「考えられない」と話している。 高浜町の資料によると、森山氏が収入役となって2カ月後の75年12月、収入役の報酬は30万円と一気に6万5千円引き上げられ、町長を5万円、助役を6万円上回った。助役になる3カ月前の77年1月には、町長30万5千円、助役33万5千円、収入役32万4千円以内となり、今度は助役が最も高くなった。 逆転状態が続いたのは、森山氏が収入役、助役を務めた期間のうち、82年10月までの浜田倫三町長の時代。この後、田中通町長になると改定され、町長、助役、収入役の順に戻った。 高浜町議会議事録によると79年9月、ただされた
記者会見終了後、退席する関西電力の岩根茂樹社長=大阪市北区で2019年9月27日午後0時25分、梅田麻衣子撮影 関西電力の幹部らに多額の金品提供をしていた福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)は原発誘致で大きな役割を果たし、退職後も関電への影響力を背景に地元では「天皇」と称された。関電の八木誠会長は「先生」と呼び、27日に記者会見した岩根茂樹社長も「長く地域対応の助言、協力を頂いた。関係悪化を心配して受け取った」と、持ちつ持たれつの関係だったことを認めた。 「森山先生からのお付き合いの関係で、便宜を図ったことは一度もない」。27日午前0時すぎ。大阪府高槻市の自宅前で取材に応じた八木会長は、同県美浜町の原子力事業本部に赴任した9年前から交流があったと明かし、こう強調した。
関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、幹部クラスの人権教育研修の講師として元助役が招かれていたことがわかりました。 関西電力では役員ら20人が高浜原発が立地する高浜町の森山栄治元助役から2011年からの7年間で約3億2000万円分の金品を受け取っていました。 関西電力の八木誠会長が原子力事業本部にいた2006年から2010年頃、定期的に原子力担当の幹部職員らを対象にした人権教育研修が行われ、講師として招かれていたのが森山元助役だったということです。 研修は大阪や京都、福井の美浜町などで実施され森山元助役は幹部らから「先生」と呼ばれ、懇親会も催されていたということです。
吉田開発株式会社への国税の査察に端を欲して関西電力役員ら20人が福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していたことが分かった問題で、関電が報告書を掲載しました。 それを読むと驚くべき事実が書かれています。 関西電力の高浜町元助役からの金品受領問題 関西電力の報告書に森山栄治の恫喝「家にダンプ突っ込ませる」「お前にも娘があるだろう」 なぜ森山氏が力を得ていたのか:報告書「人権研修」 共産党機関紙「前衛」の記述でも森山氏の恫喝が 関西電力の高浜町元助役からの金品受領問題 新たな調査委員会の設置について|2019|プレスリリース|ABOUT US|関西電力 関西電力は記者会見後も新たな調査委員会を設置し、森山氏との間で本件類似の金品提供の事例はないか、工事等発注や地域対応を行うにあたり、社外から不適切な金品提供されたという類似事案が無いか、これまでの調査委員会の調査プロセス
関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、森山氏が福祉行政や嶺南振興担当の福井県幹部にも贈答品を渡していたことが10月2日、分かった。森山氏が住んでいた京都府京都市内まで出向いて直接あいさつすることが一部で引き継がれていた。森山氏は47年にわたり県の客員人権研究員を務めており、県当局に対しても存在感を持っていたとみられる。 ⇒【特集】関電幹部に巨額金品 関電は同日公表した報告書で森山氏の人物像に関し「原子力事業本部が主催する幹部人権研修に県幹部を招聘(しょうへい)している。県幹部も森山氏を丁重に扱う一方、森山氏が県の職員を叱責(しっせき)するなど、県との関係も特別な者である」と説明。歴代の社内引き継ぎの中で伝達されていたとしている。 贈答品を受け取っていたのは複数の部長級経験者。ある元幹部は「就任あいさつで京都を訪れた際に何かの詰め合わせ
福井県幹部も受領=高浜町元助役から10万円商品券も-福祉担当者ら就任時に 2019年10月03日10時56分 関西電力の役員らが福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、県幹部も森山氏から長年にわたり商品券などを受領していたことが3日、関係者への取材で分かった。森山氏は審議会の委員を務めるなど県の施策に大きな影響力を持っていたという。 【図解】関西電力幹部らが受け取った金品一覧 関係者によると、商品券などの贈答品を受け取っていたのは福祉行政を担当する部署の部長や、高浜町など県南部を管轄する地域振興局の局長ら。 幹部らは就任あいさつなどで京都市内にある森山氏の自宅を訪れた際に受領していた。10万円相当の商品券を贈られたケースもあったという。 就任あいさつのほか、盆暮れに出向くことが慣例化しており、贈答品の受け取りを拒むと激高されるため、幹部らは複数回に分けて相
福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)は、2021年のスタートに向け「地域、わが家のお正月ルール」を読者の皆さんから募り、興味深い習俗が今も福井県内に残ることが分かった。 × × × 正月の定番料理、雑煮とお節。福井県最西端に位置する漁村、高浜町上瀬の集落は、元日に餅を食べてはならない「節組」と、通常通り餅で元日を祝う「雑煮組」に二分されている。今ではしきたりを守る家も減ったというが、代々節組の住民は「元日はご飯で祝うのが当たり前」と話す。 内浦湾が間近に迫る山べりに18戸が軒を連ねる。山の向こうは京都府舞鶴市だ。「村の中央を流れる小川を境に、神社のある奥の方が節組。手前が雑煮組」と同集落の節組の一人、土本保さん(71)。 「元日は餅を食べずに炊きたてのご飯とお節料理。雑煮は正月2日から」。元日に餅を食べたいとは思わないのだという。「昔からそれが当たり前。小中学生の孫も含め
関西電力の役員らに金品を渡していた福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が1990年代、高浜町を管轄する福井県警小浜署の複数幹部に多額の商品券を贈るなどしていたことが10月4日、関係者への取材で分かった。関電役員らのほか、福祉行政や嶺南振興担当の福井県幹部にも贈答品を渡していた森山氏が、県当局に加え警察との関係性を深めようとしていたとみられる。 多額の商品券を贈られた元幹部は「そのまま送り返した」としている。別の元幹部は取材に対し「(森山氏は)警察にも顔が利くということを誇示したかったのではないか。警察が何らかの便宜を図ることはありえない」と話した。 関係者によると、中元や歳暮、餞別(せんべつ)などを贈られた幹部も多数いたという。助役退任後も教育委員などとして町と関係を持ち続けていた森山氏に、同町役場で餞別を受け取ったある元幹部は「常識の範囲内だったと記憶している」と話した。京都府舞鶴市で
関西電力経営陣らに少なくとも2011年からの7年間で約3億2千万円相当の金品を提供していた福井県高浜町の森山栄治・元助役(故人)。地元議員は「原発の建設・増設に深くかかわった人物なのは間違いない」と語ります。町政でも特別な存在感を持っていたとみられます。 森山氏は京都府綾部市の職員を経て1969年に高浜町役場に採用されました。その後、収入役などを経て77~87年に助役を務めました。 議会などで接する機会があった日本共産党の渡辺孝町議が振り返ります。 「自分が初当選した79年は、高浜原発3、4号機の増設が問題になっていたころ。当時の町長と森山助役が町政を取り仕切っていて、行政に自由にものを言える雰囲気は乏しかった。30歳そこそこの自分が2位で当選できたのも、暗い雰囲気を変えてほしいという民意があったのでは」 町発注の土木工事をめぐり、議会で森山氏に町の責任を追及したこともあるといいます。「議
高浜町で「天皇」とまで呼ばれた元助役・森山栄治氏とは?原発マネーで生きる町での仕事ぶりを聞く 2019年09月30日(月)放送 SHARE 福井県高浜町の建設会社から元助役の森山栄治氏を通して関西電力幹部に約3億2000万円が流れていた問題。元助役は退職後も原発事業に絶大な影響力を持ち、地元では「天皇」とも呼ばれていたというのですが、どういう人物だったのでしょうか。原発の町で取材しました。 『まさに天皇』森山栄治氏とは 福井・高浜町の人口は約1万人。その多くが原発に関わっていると言われています。長年にわたって原発を仕切ってきた元助役の森山栄治氏。地元では有名な人物でした。 「森山さんのことやね。(Qご存知ですか?)はい。(金品の授受は)あんまり良くないと思う。」(地元の人) 関電にとっては怖い存在だったといいます。 「元々地元の有力者で、地域の調整の観点から、様々にお世話になっていた。当該
関電子会社顧問に高浜町元助役=約30年間、報酬も支払い 2019年10月01日12時40分 関西電力幹部らが福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、関電子会社で原発などの工事やメンテナンスを手掛ける関電プラント(大阪市)が、森山氏を約30年にわたり非常勤顧問に起用し、報酬を支払っていたことが1日、分かった。 金銭授受、自治体に謝罪=「説明責任を」批判相次ぐ-関電 関電プラントは、森山氏が手数料を得ていた高浜町の建設会社「吉田開発」とも取引がある。関電プラントは「発注情報などを伝えたことはない」としているが、森山氏が受注、発注側の両社に関わっていた異例の構図が明らかになった。 新型コロナ最新情報 相模原殺傷 神戸教員間いじめ
関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長ら20人が、2018年までの7年間に、原発がある福井県高浜町の元助役から合わせて3億2000万円を受け取っていた問題。高浜原発が立地する福井県高浜町では、この問題をどう受け止めれているのか取材しました。 国や県から交付されている原発関連の補助金7億円が使われ2年前に建てられた高浜町立中央体育館。町の予算は約125億円、そのうち3割にあたる約38億円が原発に関連する交付金で、まさに原発と一体となって発展してきたと言っても過言ではありません。 元助役による関電への不透明な送金について高浜町民は? 「森山さんのことやね。(Qご存知ですか?)はい、でかでかと出とったね。大したもんだね、あんまり良くないと思う。」(高浜町民) 「そういう人じゃなかった。いつも一緒に将棋したりしてた。どっからそんな金があるんやろ。」(高浜町民) 9月27日午後2時、高浜町の現在の副町長
関西電力の経営幹部らが福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題で、関西電力の子会社が高浜町の元町長を20年余りにわたって顧問に就かせていたことが分かりました。関西電力は元助役も別の子会社で顧問として迎え入れており、地元の行政トップらを抱え込む構図が浮かび上がっています。 元町長が顧問だったのは町長を辞めた直後の1983年から2005年までの20年余りに及びます。 子会社の「環境総合テクノス」は原発関連の環境調査などを手がけており、元町長には「常識の範囲内で報酬を支払っていた」と会社では説明しています。 関西電力は経営幹部らに金品を渡していた森山栄治元助役も完全子会社「関電プラント」で30年余りにわたって顧問に迎え入れていたことがすでに分かっています。 関西電力が原発立地自治体のトップらを会社に抱え込む構図が浮かび上がっています。
関西電力役員らが金品を受領していた問題で、金品を渡していた福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死去)は、退職後も役場内で絶大な影響力を持ち続けていたという。地元関係者は「高浜原発3、4号機の建設を実現させた立役者。このとき関電側とやり取りを重ねていた」と指摘。町政の課題だった原発誘致を成功させたことで地位を確立し、関電側とのパイプもできあがったとみられている。 【表】関電幹部らへの資金提供問題をめぐる経緯 ■3、4号機「森山さんがいたから」 北陸地方の西端に位置する高浜町。主だった産業がなく、昭和30年代後半から仕事を求めて人口流出が起きて過疎化に陥った。その危機を脱することができたのが原発誘致だった。 地元出身の森山氏は京都府内の自治体職員を経て、昭和44年に町役場入り。50年から収入役、52年から助役となり、中でも助役は10年間も務めた。 一方、高浜原発は1号機が45年
関西電力の役員らが高浜原発のある福井県高浜町の元助役の森山栄治氏(故人)らから多額の金品を受け取った問題で、元助役が関電子会社の顧問を務めていただけでなく、元町長の浜田倫三氏(同)も別の関電子会社「関西総合環境センター」(現・環境総合テクノス、大阪市)の顧問を20年以上務めていた。浜田氏は森山氏を助役に指名し、原発の誘致を進めたとされる。 浜田氏は1962年から82年までの約20年間、町長を5期務めた。同社によると、浜田氏は町長を辞めた83年ごろから亡くなる2005年まで顧問だった。高額ではないが報酬も受けていたといい、社内の引き継ぎ資料の範囲では、金品の受領や工事情報の提供はなかったとしている。 同社は18年度の売上高が246億円。放射能や水質の分析、環境への影響評価などの事業を手がける。森山氏も助役を辞めた後に、関電子会社の「関電プラント」(同市)の顧問を約30年務めていた。
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