筆者は、多くのフリーランスと同じように、いつでもどこでも働けるようなキャリアを形成するための努力を長年続けてきた。筆者の仕事時間は今でもおおむね9時から5時までだが、いつ、どのように働くかは自由に選べるようになっている。 その過程では困難なこともあった。そのような状況を作るには、常連顧客の基盤を作らなくてはならず、仕事を多く引き受けすぎたり、少なすぎたりするリスクを管理しなくてはならず、決まった給料が保証されていないことを受け入れる必要がある。 しかし筆者個人は、このバランスにはリスクに見合うだけのメリットがあると感じてきた。時にはプレッシャーを感じることもあるが、その代わり、自分のやり方で仕事ができている。これは全校集会や体育祭に毎回出席させられていた学校時代を考えれば幸せだ。 リモートワークやハイブリッドワーク、在宅勤務などが当たり前になったことで、その状況は変わった。筆者は他の人より