めじろなどの野鳥を違法に販売していたなどとして、福島県の小鳥店の経営者らが鳥獣保護法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。店の常連客から密猟された野鳥を買い取り、店の奥の隠し部屋で飼育していたということです。 逮捕されたのは、福島県いわき市の小鳥店経営、塚本二治男容疑者(78)と、73歳の妻です。妻はその後、釈放されました。 警視庁によりますと、おととしから去年にかけて、「めじろ」や「ひがら」など野鳥32羽を違法に飼育し、客に販売していたとして鳥獣保護法違反の疑いが持たれています。 警視庁が店を捜索したところ、二重の扉で隠された部屋の中からかごに入れられたおよそ20羽の野鳥が見つかったということです。 野鳥は、店の常連客が密猟したものを買い取っていたということです。 調べに対しいずれも容疑を認めたうえで、「20年以上前から多いときで年に100羽ほどを販売した」と供述しているということです。