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  • 増田・ブクマカに自民党が支持される理由を学術的に説明したい(追記

    標題に関する追記 (2020/12/28 16:52) 標題は「~理由を国際関係論という学問の用語を使って説明したい。」とした方が正確である。 しかし、それでは読んでもらえないと予想したので標題のようにしている。 本文自民支持されるのはおかしい( https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/DocSeri/status/1342720709873692672 )というエントリが人気だ。 自民党議員が腐敗しきっていて不祥事だらけなのは事実だ。 それでも自民党が支持されるのは、外交と安全保障政策を任せることができる政党が自民党しかないからだ。 学術的に言うと国際関係論という学問では、High and low politics ( https://en.wikipedia.org/wiki/High_and_low_politics ) という言葉がある

      増田・ブクマカに自民党が支持される理由を学術的に説明したい(追記
    • アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む

      紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について はじめに オバマの希望からハランベの死まで 第一章 リーダー不在のデジタル反革命 第二章 逸脱のオンライン・ポリティクス 第三章 オルタナ右翼のグラムシ主義者たち 第四章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守文化戦争 第五章 「Tumblr」からキャンパス・ウォーズへ:美徳のオンライン経済における希少性の作り方 第六章 「男性圏」を覗いてみると 第七章 よくいる女、リア充、マスゴミ 結論 「ネタだよ」と言われてももう笑えない 評価(評者・田楽心) お知らせ ★その1 サイト運営者の一人、青野浩の翻訳書が出ます。 ★その2 友人が最近本を出したので、よろしくお願いします。 紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 2016年のトランプ当選を受けて、アメリカ人の多くが、2008年のオバマ当選時との「不可解なギャップ」に首を

        アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む
      • 『資本主義と闘った男』我々がまだ知らない本当の宇沢弘文とは - HONZ

        私たちはまだ本当の宇沢弘文のことを何も知らない・・・これが本書を読了しての思いである。そして、宇沢とは何者で、どこから来て、どこへ行こうとしていたのか、その全てを詳らかにしてくれるのが本書である。これをきっかけに宇沢の功績の再評価が行われるに違いないと確信させる、経済学の歴史に残る名著である。 「ノーベル経済学賞に最も近かった日本人」であり、「社会的共通資本」(Social Common Capital)の重要性を訴えた思想家である「宇沢弘文」という巨人の全貌を理解するのは至難の業である。その裾野は限りなく広く、その頂きは限りなく高く、私たちを容易には近づけてくれない。 そうした意味で、宇沢は自身が語っているように、ひとりぼっちの孤独な思想家であり社会活動家だった。多くの天才たちが同時代の人々に理解されてこなかったように。そして、その孤高の天才の86年に及ぶ生涯を、大部な640頁の評伝にま

          『資本主義と闘った男』我々がまだ知らない本当の宇沢弘文とは - HONZ
        • 貧しさをエンジョイしたい人に自民党をオススメする3つの理由|新自由主義|安倍政権|時事ネタ|社会|社会と会社|江ノ島センチュリー

          「なんでこんな事態になっても自民党が支持されてるの?」 「それはね、積極的に支持されてるんじゃなくて、みんな現状を維持したいからだよ。」 恐らく自民党を支持する人の多くは「なんとなく」自民党を支持して、なんとなく憲法改正にも賛成していくのだろう。 現状維持。 根本的に人間は変化を嫌う生き物であるから、保守政党と革新政党で言えば保守政党が強くなるのは必然で、みんな懸命に現状を維持しようとする。自民党を支持する人の多くはきっと現状維持を考えているのは、概ね間違ってはいないだろう。 だが、ここ数年の動きで「自民党を支持すれば現状を壊せる」というのは、果たして本当であろうか。 「自民党をぶっ壊す!」 この一言で新自由主義を流行らせた小泉純一郎のころから、自民党は「現状維持」どころか、新たな破壊をもたらす政党になっている。 恐らく小泉政権時代に作ってしまった歪みを軽減しようとしたのが福田政権や民主党

            貧しさをエンジョイしたい人に自民党をオススメする3つの理由|新自由主義|安倍政権|時事ネタ|社会|社会と会社|江ノ島センチュリー
          • 「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて――『リベラリズム 失われた歴史と現在』ヘレナ・ローゼンブラット(青土社)/三牧聖子(訳者) - SYNODOS

            2021.02.05 「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて――『リベラリズム 失われた歴史と現在』ヘレナ・ローゼンブラット(青土社) 三牧聖子(訳者)国際政治学 #「新しいリベラル」を構想するために 『リベラリズム 失われた歴史と現在』は、Helena Rosenblatt, The Lost History of Liberalism: From Ancient Rome to the Twenty-first Century, Princeton University Press, 2018の全訳である。著者ヘレナ・ローゼンブラットは、ジャン=ジャック・ルソーおよびバンジャマン・コンスタンの研究者として知られる。それらの個別研究を踏まえ、またフランス・リベラリズムについての共著の公刊も経て(注1)、より広い視点から政治思想としての「リベラリズム」の歴史そのものの見直しに正面から取り

              「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて――『リベラリズム 失われた歴史と現在』ヘレナ・ローゼンブラット(青土社)/三牧聖子(訳者) - SYNODOS
            • トランプは敗れたが「アメリカのリベラリズム」が相変わらず危機と言える理由(石川 敬史) @gendai_biz

              2020年11月の大統領選挙 2020年11月の大統領選挙の最終的な結果が確定するのには今しばしの時間を要するだろうが、趨勢はほぼ決したとみて良いだろう。民主党のジョー・バイデンが史上最多の得票数でアメリカ合衆国第46代大統領に当選する。 共和党のドナルド・トランプは、司法に訴えるなどあらゆる抵抗を試みるだろうが、すべては無駄に終わるだろう。また最終的な選挙結果の確定までの過程で、我々は、アメリカのデモクラシーが終焉を迎えるのではないかという、アメリカ史上でも屈指の泥仕合の情景を目にするだろうが、これもいずれ収束するだろう。 2016年の大統領選挙では、多くのアメリカ観察者が予測を誤り、一方で2020年の大統領選挙ではほぼ彼らの予測どおりの結果となった。重要なのは2016年も2020年も選挙分析の専門家が行なった分析は、どちらも素晴らしいものであり、歴史家にとっては、等しく参照すべき「史料

                トランプは敗れたが「アメリカのリベラリズム」が相変わらず危機と言える理由(石川 敬史) @gendai_biz
              • 【翻訳希望!】『資本主義の倫理学』 - 道徳的動物日記

                The Ethics of Capitalism: An Introduction (English Edition) 作者:Halliday, Daniel,Thrasher, John Oxford University Press Amazon さきほどの記事で書いたように、この4月は引越しに伴う作業と会社の仕事とでなかなか読書・執筆の時間が取れなかった。……とはいえ、そんななかで日々の楽しみを提供してくれたのが、The Ethics of Capitalism : An Introduction (『資本主義の倫理学:入門』)。 出勤前や会社の仕事が終わった後などに時間を見て1章ずつ読んでおり、まだ11章と12章も読んでいないのだけれど、どの章も議論の内容が実に明晰に整理されていて、読むたびに思考や気持ちがスッと落ち着いていった。常々思うのだが、良質な哲学書や入門書・解説書って鎮静

                  【翻訳希望!】『資本主義の倫理学』 - 道徳的動物日記
                • Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく

                  オックスフォード大学出版会のVery Short Introductionという有名な入門書シリーズがある。短くて内容も平易なので、まずはこの1冊という感じで推薦されることも多いシリーズだ。 さて、このシリーズは当然ながら邦訳もたくさん出ているのだが、複数の出版社がそれぞれの形で刊行しているため、どれがVery Short Introductionの邦訳なのか分からないという問題がある。 ありがたいことにオックスフォード大学出版会が以下のページに邦訳の一覧をエクセルのファイルで貼ってくれているが、ちょっと見にくい。*1*2 Very Short Introductions - Oxford University Press www.oupjapan.co.jp ということで、このページではVery Short Introductionの邦訳を一覧の形でまとめてみた。無秩序に並べていくのもな

                    Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく
                  • 保守派とリベラル派では認知の柔軟性や得意なタスクの種類に違いがあることが判明

                    政治的なイデオロギーは主に「保守」と「リベラル」という2つに分かれており、アメリカでは共和党が保守派の立場を、民主党がリベラル派の立場を取っています。アメリカの研究チームが発表した新たな論文は、「保守派の人々とリベラル派の人々では認知の柔軟性にそれぞれ違いがあり、得意なタスクにも違いがある」という研究結果を示しています。 Political Ideology and Executive Functioning: The Effect of Conservatism and Liberalism on Cognitive Flexibility and Working Memory Performance - Bryan M. Buechner, Joshua J. Clarkson, Ashley S. Otto, Edward R. Hirt, M. Cony Ho, https://j

                      保守派とリベラル派では認知の柔軟性や得意なタスクの種類に違いがあることが判明
                    • 理性と論理に基づくリベラリズム(読書メモ『Liberalism : the basics』) - 道徳的動物日記

                      Liberalism: The Basics (English Edition) 作者:Charvet, John Routledge Amazon 次の本の執筆に向けて昨年からリベラリズムのことを勉強し続けているうちに気が尽かされたのだが、哲学や理論としてのリベラリズムの入門書は意外なほどに少ない。 中公新書の『リベラルとは何か』は思想史や哲学の話題は半分以下であり後半は現代の政治状況や国家制度の話が主であったし、オックスフォードのベリーショートイントロダクションの翻訳であるマイケル・フリーデンの『リベラリズムとは何か』も思想史がメインであって哲学としてのリベラリズム理論を解説するものではなかった(むしろ、ジョン・ロールズの扱いの悪さにあらわれているように、フリーデンは厳密な哲学的議論を嫌っているという印象も受ける)*1。 わたしがこれまでに読んできた本でとくにリベラリズムの理論が勉強で

                        理性と論理に基づくリベラリズム(読書メモ『Liberalism : the basics』) - 道徳的動物日記
                      • 失われたリベラリズム、あるいはコーヒーを買ってきてくれるリベラリズム | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

                        書評(文献レビュー) ポピュリズム 失われたリベラリズム、あるいはコーヒーを買ってきてくれるリベラリズム March 3, 2021 政治 歴史 ポピュリズム ※本稿は、2020年11月6日に開催されたポピュリズム国際歴史比較研究会の第六回会合(ヘレナ・ローゼンブラット『リベラリズム――失われた歴史と現在』合評会)で報告した内容の一部である。 古田拓也(広島大学特任助教) リベラリティの呼び声 リベラリズムについての入門書といえば、長いこと藤原保信の『自由主義の再検討』であった。今でもある程度はそうである。しかしこの藤原の新書は、「再検討」というタイトル――原案は『自由主義への反省』というタイトル――からも察せられるように、単なる歴史というよりは、リベラリズムの乗り越えを図った著作でもある[1]。では藤原にとってこの〈イズム〉の何が問題なのか。一言でまとめるなら、リベラリズム世界の利己主義

                          失われたリベラリズム、あるいはコーヒーを買ってきてくれるリベラリズム | 研究プログラム | 東京財団政策研究所
                        • 読書メモ:『もうひとつの声で 心理学の理論とケアの倫理』 - 道徳的動物日記

                          もうひとつの声で──心理学の理論とケアの倫理 作者:キャロル・ギリガン 風行社 Amazon 言わずとしれた、「ケアの倫理」を最初に提唱した元祖的な本。このブログの以前の記事でねだったら購入してもらえましたので読みました*1。また、この本を読むために、批判対象であるローレンス・コールバーグの本も事前に読んでいた*2。その後に忙しくなって読むのが遅れたのでGWをきっかけに読んだけれど……残念ながら、なかなか苦痛な読書であった。 以前にファビエンヌ・ブルジェールの『ケアの倫理-ネオリベラリズムへの反論』を読んだ際には、哲学や倫理学の本にあるまじき「政治性」について、以下のような文句を書いた。 そして、わたしが思うに、これらの本がつまらない最大の理由は、哲学の議論であるくせにアイデンティティ・ポリティクスに主張を引きづられていることだ。何が是とされて、何が否とされるかという前提は、本が書かれる前

                            読書メモ:『もうひとつの声で 心理学の理論とケアの倫理』 - 道徳的動物日記
                          • ウクライナがEUに加盟できないのはなぜか|マサ・ミチコヴィッチ

                            目次 はじめに 1. EU加盟プロセスと西バルカン半島の背景 2. マクロンの拒否権行使とその理由の可能性 3. 西バルカンとEU加盟国への影響 おわりに 参考文献 はじめになぜウクライナがEUにすぐに加盟できないと筆者が考えるのかを皆さんに知ってもらうために2019年の終わりに書いたレポートを公開する事にした。内容は少しだけ古くなってるところもあるが自動翻訳に少し手直しして日本語で読めるようにしたので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。 ********************************************** EU加盟交渉は加盟候補国の国内法の抜本的な改革や周辺国との問題への取り組みが必要なため、交渉成立までに長い時間がかかると言われている。ここ数年、EUをめぐる内外の問題で、EUの新規加盟国の受け入れが明らかに遅れている。例えば、モンテネグロやセルビアなどの加盟候補国

                              ウクライナがEUに加盟できないのはなぜか|マサ・ミチコヴィッチ
                            • 貧しさをエンジョイしたくない人必見-れいわ新選組に入れる3つの理由|新自由主義|安倍政権|時事ネタ|社会|社会と会社|江ノ島センチュリー

                              一部の野党支持者が山本太郎を巡る熱狂に対し、妙な危機感を抱いているが、私からして言えば「政権を取れるだけの勢力もなく、まして衆院選ではなくて参院選の状況で何を言ってるんだか」と言いたいところである。 これが小泉&竹中改革のように「ぶっ壊せー!」「オーっ!!」の勢いで何でも実行できる立場ならいざ知らず、自民党であった小泉と違い、野党である山本太郎にはまだまだそこまでの力はない。そこまで到達するにはあと10年はかかるだろう。 私から言わせれば野党支持者が今の山本太郎を叩くこと自体がくだらなく、正しく「お前らにそんな余裕はあるのか?」と言いたい。 そんな様子を見て笑うのは竹中平蔵の親父でしかなく、今後も安倍&竹中改革によって『貧しさをエンジョイさせられるコース』が続くだけでしかない。 むしろ何故に山本太郎がそこまで旋風を起こせるのか、他の野党は学ぶべきである。 と言ったものの、他の政治家に山本太

                                貧しさをエンジョイしたくない人必見-れいわ新選組に入れる3つの理由|新自由主義|安倍政権|時事ネタ|社会|社会と会社|江ノ島センチュリー
                              • お知らせ - 清く正しく小賢しく

                                econ101.jp 主に英米の社会科学者の論説を翻訳・紹介しているサイト経済学101で、ジョセフ・ヒース(カナダの哲学者)のWoke tactics are as important as woke beliefsという記事を翻訳させていただきました。*1 『反逆の神話〔新版〕「反体制」はカネになる』ハヤカワ・ノンフィクション文庫の序文でも触れられていた、「権威主義化・不寛容化した左派」について検討したエントリで、近年の一部の左派(ウォーク)の戦略を「反自由主義的リベラリズム illiberal liberalism」の一種として分析しています。日本での様々な事例に直ちに適用できるかは微妙だと思いますが、示唆に富む内容となっているので、左派の方にぜひとも読んでいただきたいです(右派・反左派にばかりウケてしまいそうなのが厄介なのですが)。 断っておくと、ヒースは先鋭化した左派には批判的です

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                                • これから翻訳が出てほしいVery Short Introduction(+α)の一覧 - 道徳的動物日記

                                  kozakashiku.hatenablog.com 先日にくちなしさん(id:kozakashiku)がイギリスはオックスフォード大学出版会のVery Short Introductionシリーズの邦訳を一覧の形でまとめてくれるという実に有益な記事を公開してくれたが、今回の記事は、わたしがVery Short Introductionの既刊・続刊リストやその他の同様の英語圏入門書シリーズのリストを眺めながら「これも邦訳が出たらいいのになあ」「これも翻訳がほしいなあ」とダラダラ思った本を適当に紹介していくという無益な内容。ほとんどは原書を読んだり著者のことを知ったりしているわけでもなく、タイトルだけで判断したものだ。 『一冊でわかる 幸福』 Happiness: A Very Short Introduction (Very Short Introductions) (English Ed

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                                  • Echoes of Kure Tomofusa’s thought in the NRx movement | Aeon Essays

                                    A return to feudalism? Satzuma’s Envoys. Hand tinted albumen print of a photograph by Felice Beato, one of the earliest war photographers. Japan, 1864-7. Photo by the Royal Photographic Society/V&A/Getty The ironic feudalistKure Tomofusa’s hatred of democracy, human rights and liberalism has found an echo in the West. But has he been joking all along?by Jeremy Woolsey + BIO A return to feudalism?

                                      Echoes of Kure Tomofusa’s thought in the NRx movement | Aeon Essays
                                    • We must stop letting Russia define the terms of the Ukraine crisis | Slavoj Žižek

                                      In recent weeks, the western public has been obsessed with the question “What goes on in Putin’s mind?” Western pundits wonder: do the people around him tell him the whole truth? Is he ill or going insane? Are we pushing him into a corner where he will see no other way out to save face than to accelerate the conflict into a total war? We should stop this obsession with the red line, this endless s

                                        We must stop letting Russia define the terms of the Ukraine crisis | Slavoj Žižek
                                      • リミナリティ - Wikipedia

                                        リミナリティ(「敷居」を意味するラテン語のlīmenが由来) [1]は、人類学において通過儀礼の対象者が儀礼前の段階から儀礼完了後の段階に移行する途中に発生する境界の曖昧さまたは見当識の喪失した性状を指す[2]。 儀礼でのリミナリティ段階では、対象者は、アイデンティティ、時間、またはコミュニティの構築以前と構築以後の間の「敷居に立つ」(儀式を完了することによっていずれかに確立される)とされる[3] 。 20世紀初頭に、リミナリティの概念を最初に成立したのは民俗学者のアルノルト・ファン・ヘネップである。後にヴィクター・ターナーによって取り上げられた。 [4]最近では、この用語は儀礼に関してだけでなく、政治的および文化的な変化を表す言葉としても広く用いられる。 [5] [6]どの種類のリミナリティの状態においても、社会的階層が逆転または一時的に解消されて伝統の継続性が不確かになり、かつて当然の

                                        • ”劣化するソーシャルワーク”に抗うために|Hokuto Yokoyama

                                          少し遅くなりましたが、2020年もよろしくお願いします。 年始に、自職業の置かれているマクロな環境について考える時間を持ちたいと思い書いた,ソーシャルワーカーと自認している仲間に向けてのエントリになります。約7割が先行研究等の紹介ですが、よろしければお目通しください。 1.劣化するソーシャルワーク ソーシャルワークの社会的使命とは何か. 国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)によるソーシャルワークのグローバル定義は「社会変革と社会開発,社会的結束,および人々のエンパワメントと解放を促進する」といい,そのコアな主張は,「社会正義,人権,集団的責任,および多様性尊重の諸原理」によって構成される.しかし,日本におけるソーシャルワーカーの実践現場に目を向けてみると,以下のような光景が散見される. 「要介護1の方は,うちでは受け入られませんので,他を当たってください」と入所相談を断る介護老人保健施設

                                            ”劣化するソーシャルワーク”に抗うために|Hokuto Yokoyama
                                          • キャンセルカルチャーとは:定義・意味・実態例と日本における用語法 - 事実を整える

                                            「キャンセルカルチャー」概念の混迷 キャンセルカルチャーの定義・意味とは キャンセルカルチャーの成立経緯と黒人Twitter 「政治的な対立」が念頭にあるポリコレとの関係 日本における用語法に「価値判断基準の遡及適用」の要素がある理由 「キャンセルカルチャー」の日本における用語法の実態例(2022年現在) そもそも「キャンセルカルチャー」なるものは新たに発生したものなのか?表現の自由・言論の自由との関係 キャンセルカルチャーの定義・意味とは 結論から言うと、「キャンセルカルチャー」の定義・意味は不確定です。 もはやキャンセルカルチャーとは、【何でもかんでも購買停止・出演停止・開催中止・契約解除・解雇・リコール等を求める動きの総称】みたいな使い方をされている、と言っておきます。 また、日本のSNSで広く認識されている意味内容にもズレがあります。 その原因は、徐々に形成され認識され広まっていっ

                                              キャンセルカルチャーとは:定義・意味・実態例と日本における用語法 - 事実を整える
                                            • フェミニストの萌え絵叩きシンドローム|Prof. Nemuro🏶

                                              It is an extension of a well-known problem in liberalism which has been recognized even among those who did once fight a noble fight. It is a tendency identified by the late Australian political philosopher Kenneth Minogue as ‘St George in retirement’ syndrome. After slaying the dragon the brave warrior finds himself stalking the land looking for still more glorious fights. He needs his dragons. E

                                                フェミニストの萌え絵叩きシンドローム|Prof. Nemuro🏶
                                              • 朝日新聞英語版、慰安婦について「forced to provide sex to wartime Japanese troops」と明記し批判殺到

                                                朝日新聞英語版、慰安婦について「forced to provide sex to wartime Japanese troops」と明記し批判殺到 2019-08-10 加藤健さんのツイート なんたる卑劣さ! 8日の朝日新聞英語版が慰安婦について「戦時中の日本軍にセッ◯スを提供するよう強制された(forced to provide sex to wartime Japanese troops)」と明記↓ 捏造を認めて社長が謝罪しただろ。英語版だとバレないと思った? 隙あらば再犯する矯正不能確信犯 なんたる卑劣さ! 8日の朝日新聞英語版が慰安婦について「戦時中の日本軍にセックスを提供するよう強制された(forced to provide sex to wartime Japanese troops)」と明記↓ 捏造を認めて社長が謝罪しただろ。英語版だとバレないと思った? 隙あらば再犯する矯正

                                                  朝日新聞英語版、慰安婦について「forced to provide sex to wartime Japanese troops」と明記し批判殺到
                                                • 山猫総合研究所 – 三浦瑠麗 | 山猫総合研究所 代表 三浦瑠麗のプロフィール、書籍、最新情報、レポート、シンクタンク、コンサルティングサービス。

                                                  ” What should one aspire once achieving freedom? I believe there should be “Compassion.” Liberalism should go beyond personal freedom, and ensure others are also offered opportunities to go forward, to ensure progress. Such compassionate politics is seriously needed in today’s world…” 自由のあとに来るものは、まず何よりもコンパッションであるべき、 と私は思います。…自らの自由を得た先には、 そのような他者へのコンパッションが求められるのではないでしょうか。 ―『日本に絶望している人のための政治入門』より LU

                                                  • しぶとい新自由主義(Nine Lives of Neoliberalism)|delbosque

                                                    本書はDieter Plehwe、Quinn Slobodian、Philip Mirowskiによって編集された本『Nine Lives of Neoliberalism』の序章の粗訳である(https://www.econstor.eu/bitstream/10419/215796/1/Full-text-book-Plehwe-et-al-Nine-lives-of-neoliberalism.pdf)。 はじめに クイン・スロボディアン、ディーター・プレーヴェ(Quinn Slobodian and Dieter Plehwe) 新自由主義は再び死んだ。ドナルド・J・トランプが当選した後、政治経済学者のマーク・ブライス(Mark Blyth)は「新自由主義の時代は終わった」と宣言し、知性派歴史家のサミュエル・モインは新自由主義を「RIP」とツイートし、コーネル・ウェストは「米国の新

                                                      しぶとい新自由主義(Nine Lives of Neoliberalism)|delbosque
                                                    • ロールズ正義論に対する古典的自由主義的解釈の検討|ピーター|note

                                                      今回は前回予告したJohn Tomasiを紹介しようと思います。この人は、"Free Market Fairness"という本で”Bleeding-heart-libertarian”(慈愛リバタリアン)という思想を生み出し、新古典的自由主義(Neoclassical liberalism)を誕生させました。英米圏の政治哲学ではかなりの影響が発揮しており、例えば、前回紹介したブレナンの論文でも関連するものでは必ずこの本を引用していますし、『擁護できないものを擁護する』のウォルター・ブロックは、トマーシを「地球上で最も権威のある高等教育機関の1つであるbrown大学にいる、素晴らしい哲学者」とべた褒めしています(そのあときっちり批判もしていましたが)。もちろん、左翼リベラル側からも多数の激しい反論がなされています。そんなわけで、トマーシは、現在の古典的自由主義を語る上では絶対に欠かすことがで

                                                        ロールズ正義論に対する古典的自由主義的解釈の検討|ピーター|note
                                                      • 松井暁『ここにある社会主義:今日から始めるコミュニズム入門』 - 紙屋研究所

                                                        社会主義は遠い将来の話なのか 左翼の集まりで社会主義や共産主義の話をすると「自分たちが死んだ後の遠い将来のこと」という目をされる。 日本共産党は最近の綱領改定で、高度な生産力、経済の社会的規制・管理のしくみ、国民の生活と権利を守るルールなど、社会主義・共産主義に引き継がれる「5つの要素」をあげて、資本主義の今のたたかいと将来の社会主義が「地続き」であることを示した。 www.jcp.or.jp 共産党の人々であっても、果たしてそういう解明がされていても、例えば地方議員が自分の今の活動——一例をあげれば子どもの医療費助成を充実させる運動が、一体社会主義のどこにつながっているのか、などということは、考えたこともない、という場合もあるのだ。 そもそも、マルクスやエンゲルスが確立した科学的社会主義は、「理性によって人間の頭の中に発明される設計図としての社会主義社会」ではなく、古い社会の中から次第に

                                                          松井暁『ここにある社会主義:今日から始めるコミュニズム入門』 - 紙屋研究所
                                                        • Opinion | Disdain for the Less Educated Is the Last Acceptable Prejudice (Published 2020)

                                                          Joe Biden has a secret weapon in his bid for the presidency: He is the first Democratic nominee in 36 years without a degree from an Ivy League university. This is a potential strength. One of the sources of Donald Trump’s political appeal has been his ability to tap into resentment against meritocratic elites. By the time of Mr. Trump’s election, the Democratic Party had become a party of technoc

                                                            Opinion | Disdain for the Less Educated Is the Last Acceptable Prejudice (Published 2020)
                                                          • 文化的マルクス主義陰謀論 - Wikipedia

                                                            この項目「文化的マルクス主義陰謀論」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文:en:Cultural Marxism conspiracy theory 04:16, 9 August 2022 (UTC)) 修正、加筆に協力し、現在の表現をより自然な表現にして下さる方を求めています。ノートページや履歴も参照してください。(2022年8月) 文化的マルクス主義陰謀論(ぶんかてきマルクスしゅぎいんぼうろん、英語: cultural Marxism conspiracy theory)は、フランクフルト学派にまつわる陰謀論である。そこでは、西側世界の中のマルクス主義(英語で言うところのen:Western Marxism)(またはアメリカンマルキシズム)が、西洋文化を転覆させようとする学問的・知的な継続的策動

                                                            • Woke - Wikipedia

                                                              Then-United States Congresswoman Marcia Fudge holding a T-shirt reading "Stay Woke: Vote" in 2018 Woke is an adjective derived from African-American Vernacular English (AAVE) originally meaning alertness to racial prejudice and discrimination.[1] Beginning in the 2010s, it came to encompass a broader awareness of social inequalities such as racial injustice, sexism, and denial of LGBT rights. Woke

                                                                Woke - Wikipedia
                                                              • Why Obama Fears for Our Democracy

                                                                Painting: JORDAN CASTEEL, BARACK, 2020. OIL ON CANVAS, 30 x 45”. COURTESY THE ARTIST AND CASEY KAPLAN, NEW YORK. Barack Obama was describing to me the manner in which the Mongol emperor and war-crimes innovator Genghis Khan would besiege a town. “They gave you two choices,” he said. “‘If you open the gates, we’ll just kill you quickly and take your women and enslave your children, but we won’t sla

                                                                  Why Obama Fears for Our Democracy
                                                                • 『「嘘によって生きるな」旧共産圏で迫害に耐えたクリスチャンたちの教え(1)』

                                                                  クリスチャン世相分析 Yahooブログ「Christian News Watch~海外クリスチャン事情」から引っ越してきました。聖霊派クリスチャンです。一応教団から牧師免許もらってますがペーパードライバー状態。キリスト教に関連する国内外の世相を分析していきたいと思います。 再開にあたって 実に丸一年ほど、予告なく投稿をお休みしてしまいました。 昨年の新型コロナ流行を機に、自分の働き方が大きく変わったのも一因ですが、 新型コロナの起源やその性質について実に多種多様な情報が飛び交い始め、さらには米国大統領選にまつわるさまざまな事象も加わり、何か時事について投稿しようにも、一体どれが本当なのか、また自分が何か投稿したりリツイートしたら実はそれが偽情報だった、といったことになってしまうのではないかという心配もあり、手をこまねいているうちにいつの間にか一年が経過してしまったというのが実情です。 (八

                                                                    『「嘘によって生きるな」旧共産圏で迫害に耐えたクリスチャンたちの教え(1)』
                                                                  • ロールズと経済学者:対話の(不)可能性 - himaginary’s diary

                                                                    という2021年のSSRN論文をMostly Economicsが紹介している。原題は「Rawls and the Economists: The (Im)possible Dialogue」で、著者はHerrade Igersheim(ストラスブール大)。 以下はその要旨。 Although falling within the scope of political and moral philosophy, it is well known that A Theory of Justice has also had a great impact on economists. As such, Rawls put great emphasis on his desire to combine economics and philosophy, and particularly to de

                                                                      ロールズと経済学者:対話の(不)可能性 - himaginary’s diary
                                                                    • The threat from the illiberal left

                                                                      The threat from the illiberal leftDon’t underestimate the danger of left-leaning identity politics SOMETHING HAS gone very wrong with Western liberalism. At its heart classical liberalism believes human progress is brought about by debate and reform. The best way to navigate disruptive change in a divided world is through a universal commitment to individual dignity, open markets and limited gover

                                                                        The threat from the illiberal left
                                                                      • なぜいま、リベラリズムなのか|ちくま学芸文庫|山岡 龍一|webちくま

                                                                        ちくま学芸文庫3月刊マイケル・フリーデン『リベラリズムとは何か』(山岡龍一監訳、寺尾範野・森達也訳)より、監訳者による「訳者あとがき」の一部を公開します。学芸文庫オリジナルとして、新たに訳し下ろされた本書。なぜいまリベラリズムなのか。その意義に鋭く迫る内容となっています。ぜひご一読ください。 本書は、Michael Freeden, Liberalism: A Very Short Introduction, Oxford: Oxford University Press, 2015. の翻訳である。副題からわかるように、これは良質な学術的入門書・啓蒙書を提供することで評判を得ているOUPの Very Short Introductions シリーズの一冊であり、同様の使命を負ったちくま学芸文庫に、翻訳書として加えるにふさわしいものだといえる。著者のフリーデンは、イデオロギーとしてのリベラ

                                                                          なぜいま、リベラリズムなのか|ちくま学芸文庫|山岡 龍一|webちくま
                                                                        • 「NHK出版新書を探せ!」第9回 リベラルはエリート主義を脱せるか?――三牧聖子さん(国際政治学者)の場合〔後編〕|本がひらく

                                                                          「NHK出版新書を探せ!」第9回 リベラルはエリート主義を脱せるか?――三牧聖子さん(国際政治学者)の場合〔後編〕 突然ですが、新書と言えばどのレーベルが真っ先に思い浮かびますか? 老舗の新書レーベルにはまだ敵わなくても、もっとうちの新書を知ってほしい! というわけで、この連載では今を時めく気鋭の研究者の研究室に伺って、その本棚にある(かもしれない)当社新書の感想とともに、先生たちの研究テーマや現在考えていることなどをじっくりと伺います。コーディネーターは当社新書『試験に出る哲学』の著者・斎藤哲也さんです。 ※第1回から読む方はこちらです。 <今回はこの人!> 三牧聖子(みまき・せいこ) 1981年生まれ。高崎経済大学経済学部准教授。専門はアメリカ外交・平和思想研究。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教などを経て現職

                                                                            「NHK出版新書を探せ!」第9回 リベラルはエリート主義を脱せるか?――三牧聖子さん(国際政治学者)の場合〔後編〕|本がひらく
                                                                          • How America Fractured Into Four Parts

                                                                            The libertarians were different. They slipped more easily into the American stream. In their insistence on freedom they could claim to be descendants of Locke, Jefferson, and the classical liberal tradition. Some of them interpreted the Constitution as a libertarian document for individual and states’ rights under a limited federal government, not as a framework for the strengthened nation that th

                                                                              How America Fractured Into Four Parts
                                                                            • 自由に生きることは道徳的である――人生って、なんて簡単なんだろう! 橘玲「これからのリバタリアニズム」第1回|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                              自由に生きることは道徳的である――人生って、なんて簡単なんだろう! 橘玲「これからのリバタリアニズム」第1回 米国を代表するリバタリアンの一人であるウォルター・ブロックが売春や麻薬密売など「不道徳」なビジネスを徹底擁護した『不道徳な経済学――転売屋は社会に役立つ』が発売即重版するなど、いま再び注目を集める「リバタリアニズム(自由原理主義)」。同書の翻訳を手がけた作家・橘玲氏が、「これからのリバタリアニズム」と題しその潮流を読み解きます。今回は第1回。 これからのリバタリアニズム 橘玲 ■ダーティハリーとピーター・ティール もしもあなたにアメリカ人の友だちがいたら、「リバタリアンってどういうひと?」と聞いてみよう。年配者なら映画俳優・監督のクリント・イーストウッド、若者ならシリコンバレーの投資家ピーター・ティールの名前を挙げるのではないだろうか。 イーストウッドはイタリアで制作されたB級ウエ

                                                                                自由に生きることは道徳的である――人生って、なんて簡単なんだろう! 橘玲「これからのリバタリアニズム」第1回|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                              • 橋本努「リチャード・ローティを脱構築する」

                                                                                HOME リチャード・ローティを脱構築する 『理戦』no.74, 2003 Autumn, pp.66-87. 橋本努 0.はじめに 「それを言っちゃぁ、おしまいよ」――世の中には、聞いてしまったら身も蓋もない答えが返ってくるような問いがある。哲学者リチャード・ローティが執拗にたずねまわるのは、そんな問いだ。とりわけ彼は、自身が身を置くアカデミックな正統哲学を無用であると告発し、哲学にルサンチマンを抱く人たちの生を肯定する。その魅力は、共倒れを覚悟で相手に最大のパンチをかますという、アイロニーの手法にあるだろう。相手を倒すが、自分もいずれ倒れる覚悟を決めておく。哲学に対する彼のアプローチは、そうした捨て身戦法にかける「意気込み」にある。 だが一方で、ローティの痛快さを嫌う人も多い。批判者たちによれば、「ローティのいうアイロニストの語彙では、民主主義を支持する理由を次の世代へ伝えていくことは

                                                                                • 保守思想とアメリカ政治の現在 ―ポピュリズムとの相克― | 一般社団法人平和政策研究所

                                                                                  はじめに トランプ政権が登場して早3年目に入り、既に次期大統領選に向けた動きが始まっているが、この間の同政権についての見方や評価はいまだに揺れる部分が多い。しかし米国の保守思想史を振り返りながら分析すると、トランプ政権登場の時代的意味がはっきり見えてくる。そこで本稿では、米国保守思想史をたどりながら、現在の米国が直面するさまざまな政治現象の根底に流れる大きな思想潮流を描き出してみたい。 そもそも「保守」とは何かということについて言えば、人によってそのイメージや意味が違ってくる。注意すべきことは、ナショナリズムと保守主義は全く異なるものであるのに混同されがちだという点だ。また、ポピュリズムと保守主義は違うにもかかわらず、米国ではポピュリズムと保守思想の親和性が見られる背景についても述べてみたい。 1.現在は戦後アメリカ思想史の大転換期 戦後米国思想史を振り返ってみると、保守であれリベラルであ

                                                                                    保守思想とアメリカ政治の現在 ―ポピュリズムとの相克― | 一般社団法人平和政策研究所