2016年度中に5ペタFLOPS(1秒当たりの浮動小数点演算性能)のGPUインフラを使えるようにする――。AI(人工知能)分野で国内トップ級の技術力を持つスタートアップ企業、Preferred Networks(PFN)が社内で掲げる目標である。 ディープラーニング(多層ニューラルネットを使った機械学習)は、画像認識からロボティクス、自然言語処理まで適用が進み、大きな成果を挙げている。 そのディープラーニングの学習を担う要となるITインフラが、GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)搭載サーバーである。 特に米グーグルは、囲碁でプロ棋士を破った「AlphaGo」から、高い精度でテキストを翻訳する「Gogole Translate」まで、ニューラルネットの学習や推論に大量のGPUインフラを活用している。例えばAlphaGoの場合、2015年10月に欧州のプロ棋士と勝負した際は、12
Stable DiffusionをWindowsのDocker Desktopで比較的簡単にはじめる手順をまとめました。ほぼ、自分の覚書です。 確認した環境は、Windows 10 Pro、21H2、build 19044.2846+16GB RAM+NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER+WSL2(Ubuntu)+Docker Desktop 4.18.0(104112) です。 どうして Stable Diffusion のために Docker Desktop を使うのか? 楽してセットアップしたいからです。AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui というウェブ用 UI は既にありますが、動かすためには環境構築等いくつかの手順が必要です。ですが、この面倒な作業を省略してできる Stable Diffusion WebUI Docker
来たるべき4K時代にGPUは対応できるのか。マルチGPU構成でチェックする,GeForceとRadeonの「4K対応度」 ライター:米田 聡 4K対応ディスプレイ(ASUSTeK Computer製「PQ321Q」) まだその数は限られているものの,PC用の4Kディスプレイが流通し始めている。IGZOパネルを採用したデザイン向けのものが30インチ超級で30万円以上と,まだまだ価格的には高嶺の花といった感じだったが,国内でも28インチで10万円以下という価格設定のなされたエントリー市場向けモデルがDellから年内の発売予定として告知されるなど,低価格化の兆しは見え始めている。 テレビにおける4K解像度の難点としてよく挙げられるのがコンテンツ不足だが,ゲームという立派な4K対応コンテンツがPCにはすでにある。もちろんすべてのゲームが4K解像度をサポートしているわけではないものの,GPU業界の二
Google、IBM、AMD、NVIDIAなどがより高速な汎用インターコネクト「OpenCAPI」発表。サーバを10倍高速にすると 機械学習への対応によってCPUだけでなくGPUによる処理が重視され、ストレージクラスメモリのような新しいメモリが登場し、プログラマブルなプロセッサであるFPGAへの注目が集まるなど、いまサーバとその周辺には技術的に大きな変革が起ころうとしています。 GoogleやIBM、AMD、NVIDIAなど大手ベンダが集まり、こうしたサーバ変革のニーズに合った次世代の汎用インターコネクト「Open Coherent Accelerator Processor Interface」(OpenCAPI) を策定し普及させていこうという団体「OpenCAPI Consortium」が発表されました。 OpenCAPIがなぜ必要なのか、プレスリリースで次のように説明されています。
Chainer にマルチノードでの分散学習機能を追加するパッケージ ChainerMN のベータ版を公開しました。 GitHub ドキュメント ChainerMN とは ChainerMN は Chainer の追加パッケージで、Chainer を用いた学習を分散処理により高速化できます。柔軟で直感的に利用できる Chainer の利便性をそのままに、学習時間を大幅に短縮できます。1 ノード内の複数の GPU を活用することも、複数のノードを活用することもできます。既存の学習コードから数行の変更で ChainerMN を利用可能です。ChainerMN は既に社内の複数のプロジェクトで実証が行われています。 Chainer を用いた通常の学習における 1 イテレーションは下図のように Forward, Backward, Optimize の 3 つのステップからなります。 Chainer
アメリカのサンノゼで開催されているGPUテクノロジ・カンファレンスにおいて、半導体メーカーのNVIDIAが次世代モバイルSoC「Tegra K1」ベースで開発された、組み込みシステムのモバイルスーパーコンピューターのデベロッパーキット「Jetson TK1」を発表しました。 NVIDIA Newsroom - Releases - NVIDIA Unveils First Mobile Supercomputer for Embedded Systems http://nvidianews.nvidia.com/Releases/NVIDIA-Unveils-First-Mobile-Supercomputer-for-Embedded-Systems-ad8.aspx 2014年初頭にGPUコア192基搭載の次世代モバイルSoC「Tegra K1」を公開していたNVIDIAが今回発表した
世界の注目を集める半導体メーカー、米NVIDIA(エヌビディア)。同社が11月下旬に行った利用規約の変更が、業界で大きな波紋を呼んでいる。 エヌビディアは今回、データセンターで自社の供給する普及価格帯の半導体を使えないよう規約を改定したのだ。今後データセンターでは、高価格帯の半導体を利用するよう推奨している。普及品が1個約10万円なのに対し、高価格帯の製品は1個約110万円。顧客は突然、11倍もの価格の製品に乗り換えるよう推奨されたことになる。 「恐るべき決断で長年の信用を失う」 「エヌビディアは頭がおかしくなった」「まったくナンセンス」。世界のITエンジニアが利用する複数の英語掲示板では、そんな意見が頻繁に交換されている。AI(人工知能)開発インフラを提供する非営利団体、米ファストAIのジェレミー・ハワード氏は、ツイッター上で「エヌビディアは長年の信用を、たったひとつの恐るべき決断で失う
RTX 2080 Tiに劣らない性能で消費電力と価格は低い優れたGPU GeForce RTX 3070 Founders Edition Text by 宮崎真一 Turing世代のハイエンド製品だった「GeForce RTX 2080 Ti」(以下,RTX 2080 Ti)の性能を凌駕するAmpere世代の「GeForce RTX 3080」(以下,RTX 3080)は,インパクトがかなり大きかった。しかし,いくら高い性能を発揮するとはいえ,10万円前後という価格のグラフィックスカードには,おいそれとは手が出ない人は多いだろう。 そんなゲーマーが待ち望んでいるのは,Ampere世代のミドルハイクラスとなる「GeForce RTX 3070」(以下,RTX 3070)ではないだろうか。 GeForce RTX 3070 Founders Edition メーカー:NVIDIA 価格:49
NVIDIAが2021年4月に行った基調講演について、ジェン・スン・ファンCEOが登壇するシーンの一部や撮影現場として用いられたキッチンなどが、3Dデザインコラボレーションプラットフォーム「NVIDIA Omniverse」で作成されたCGだったと明かしました。 NVIDIA Omniverse Changes the Way Industries Collaborate | NVIDIA Blog https://blogs.nvidia.com/blog/2021/08/11/omniverse-making-of-gtc/ Nvidia Reveals Its CEO Was Computer Generated in Keynote Speech https://www.vice.com/en/article/88nbpa/nvidia-reveals-its-ceo-was-co
OpenCL(オープンシーエル、英: Open Computing Language)は、マルチコアCPUやGPU、Cellプロセッサ、DSPなどによる異種混在の計算資源(ヘテロジニアス環境、ヘテロジニアス・コンピューティング、英: Heterogeneous)を利用した並列コンピューティングのためのクロスプラットフォームなAPIである。主な用途は科学技術計算や画像処理に代表される高性能計算のためのアプリケーションソフトウェアの高速化(ハードウェアアクセラレーション)であり、シミュレーション可視化に用いるリアルタイム3次元コンピュータグラフィックスAPIとの連携も拡張機能として標準化されている。スーパーコンピュータやサーバ、ワークステーションやパーソナルコンピュータのほか、携帯機器などでの利用も想定されており、組み込みシステム向けに必要条件を下げたOpenCL Embedded Profi
前モデル買った人のことを思うと切なすぎる:Nvidia RTX 2060/2070 Super レビュー2019.07.08 19:00110,165 Alex Cranz - Gizmodo US [原文] ( そうこ ) ほんのちょっとの差なのに…。 今年1月にでた同シリーズのNvidia GPUを買った人が涙目必至という新商品Nvidia RTX 2060 Super GPU、米Gizmodo編集部がさっそくレビューしてきました。 今年の1月、Nvidia RTX 2060 GPUが発売された時、前モデルから価格が2倍近い、パフォーマンスは悪くないけど驚くこともないとレビューしていました。が、それでも買った人はいるでしょう。買っちゃった人には本当悪いけど、Nvidia RTX 2060 Super GPUがでました。 2060に350ドル使っちゃった人はもちろん、もっと高い2070や
素人でもディープラーニングが使えるようになる講座がある。そんな案内がNVIDIAから届いた。 ディープラーニングといえば、2016年に囲碁でイ・セドルに勝利した「Alpha Go」や、自動車の自動運転技術に採用されているアルゴリズムだ。 一般的に、ディープラーニングを自分でいじってみようと思うとPythonなどプログラミング言語の理解や、GPUの用意などハードウェア的な面である程度のハードルがある。 そういったハードルの高さから「ディープラーニングってよく聞くけれどどんなものなのだろう」と興味を持っても、説明を読む程度で実際に使用するところまでたどり着かない人も多いだろう。 かく言う私も、プログラミングはJavaの経験が少々あるもののPythonは触ったことがなく、ディープラーニングについては概念図を見てなんとなく理解した気になっていた程度だった。 そんな中届いた「NVIDIA Deep
Open Standard for Parallel Programming of Heterogeneous Systems OpenCL™ (Open Computing Language) is an open, royalty-free standard for cross-platform, parallel programming of diverse accelerators found in supercomputers, cloud servers, personal computers, mobile devices and embedded platforms. OpenCL greatly improves the speed and responsiveness of a wide spectrum of applications in numerous mark
PFI/PFN社でオープンソース公開したディープラーニングフレームワークChainer、すで使って頂いている方、ありがとうございます。 さてそんなChainerですが、MacBookでも簡単に使い始めることはできますが、真価を発揮させるにはGPU環境が欲しいところです。また一方、GPUを積んだデスクトップPCでも(特にPyCUDAの)インストールでつまづく方がいるのも事実です。 開発側の人間としては、できれば手軽に試してもらえる環境を提供したい。そこでは、やはりAWSのEC2でGPUインスタンス使うのが一番いいと思います*1。 Chainer on EC2は何名かブログ等で記事を公開されていますが、今のところ最も簡単な方法はRyosuke TajimaさんのAWSでサクッとChainerを使ってみるです。 が、やはりここでもPyCUDAをソースからのビルドしてもらうことになっています。原因
NVIDIAから新たな秘密保持契約(NDA)の締結を求められたドイツのITニュースサイト・heise onlineが、その契約内容を「ジャーナリズムの原則に反するものだ」と痛烈に批判し、契約書の文面を公開する事態となっています。 In eigener Sache: Nvidia-NDA als Maulkorb für Journalisten | heise online https://www.heise.de/newsticker/meldung/In-eigener-Sache-Nvidia-NDA-als-Maulkorb-fuer-Journalisten-4091751.html 2018年6月20日にNVIDIAから新たなNDA締結を求める文書を受け取ったheiseは、その内容を確認しました。なお、NDAの契約書は英語で表記されており、ドイツメディアのheiseでは法務部が
iPhoneやiPadではFlashがサポートされていませんが、アドビシステムズはFlashをiPhone、iPadも含めたPCからモバイルにまたがるクロスプラットフォームにするべく、FlashベースのアプリケーションをiPhoneアプリへと変換する「Packager for iPhone」機能を、4月12日に米国でローンチする新製品、「Flash Professional CS5」に搭載することを表明していました。 アドビ「iPadでFlashアプリを動かす」デモを公開。マルチプラットフォーム対応をアピール - Publickey しかしこの機能に対してアップルは明確に「ノー」を突きつけました。アップルが日本時間4月9日に発表した「iPhone OS 4 SDK」の規約では、アプリケーションはObjective-C/C/C++あるいはJavaScriptで記述しなければならないといった制
※この物語はフィクションです。実在する人物・OS・プログラミング言語・端末・企業・団体名等とは一切関係がありませんのでご注意下さい ■登場人物紹介 ケイス淀橋 コンピュータウィルスに感染し、ネットのアチラ側からこちら側にでられなくなってしまった電脳空間カウボーイ。 シン石丸 電脳空間カウボーイズのリーダー。ケイスともケイスの兄とも昵懇の仲 エヌ教授 実際には何を研究しているのかよくわからないがコンピュータに詳しい教授 ■ニュース多すぎなディープラーニング業界 NVIDIAがDigitsの新しいバージョンを発表したよー おお、何ができるようになったの? とりあえず今回の目玉はマルチGPU対応みたいだね ちょっと待て、今までマルチGPUに対応していなかったのか? そうみたいだね。 NVIDIA、4GPU搭載マシンとか売ってたのに!? 120万円もする ああ。あれを買った人は全く意味ナシだったわ
This year at an all virtual BUILD conference we had many exciting announcements for the Windows Subsystem for Linux (WSL)! This blog post gives you a summary of all the WSL news, including what’s available now and what you can expect in the future. WSL’s BUILD news at a glance Available this month Support for WSL 2 distros is coming this month in the Windows 10 May 2020 Update Docker Desktop relea
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く