引越しをするついでに自炊――家の本の電子書籍化――を行った。以下はその時の作業メモ、および深い後悔についての記録である。短くまとめると、絶対に自炊はしてはいけない。自炊をすると最悪死ぬ。 具体的な自炊の方法が知りたい方はすぐさましかるべき場所までスクロールすればよい。そうやってインスタントに情報を知っていればいいんだ! ずっとそうしていればいい! だが覚えておけ、Q. そうやって得た知識が何になるというんだ! A. 知識になる 前書き 引越しをした。私は引越しを安上がりにするタイプで、おおむね宅急便 + 赤帽 + 自家用車による庶民的な引越しを行うことが多い。だが引越しの詳細についてはまた今度にしよう。 引越しをするついでに家にある本を大雑把に1. 重要な本、2. 持っておく本、3. くそどうでもいい本 の三つに分けた。 各カテゴリには、例えば次のようなものが含まれる。 重要な本 父親から
近年の AI の進歩により、論文の読み方も大きく変化を遂げました。AI を活用することで以前と比べてはるかに簡単かつ早く論文が読めるようになりました。 以前私の個人ブログにて、論文の読み方やまとめ方を紹介しました。その時には要約ツールは用いていませんでしたが、最近はすっかり要約ツールを多用するようになりました。 本稿では、最新の AI を使った論文の読み方を丁寧に紹介します。 基本的な流れ 本稿でおすすめするのは ChatGPT か Claude で要約を生成して論文の概要をつかみ、Readable で精読するという方法です。ChatGPT や Claude では単に全体の要約を生成するだけでなく、肝となる箇所を特定したり理解するためにも用います。具体的な手順については後の項で解説します。 私が特定のテーマについて調査を行う場合には、テーマに関係する論文を被引用数の多いものを中心に 10
論理学を基礎から〈テキストを読むこと〉だけで独習しようとするひと――こうしたひとにとって役立つかもしれない講義テキストを置いておく。これは某大学で私が担当している論理学の講義のテキストであり、その授業では安井邦夫『現代論理学』(世界思想社、1991年(新装版2021年))も教科書に指定されている。ただし、以下のテキストは、安井の教科書がなくても読むことができる(他方で、「論理学Ⅰ」のテキストを読み終えた後に、その続きとして安井本で述語論理などを学び進めることもできる)。 ちなみに、論理学をまなぼうとするひとの中には《ふつうの散文は却って読みにくく、とりあえず記号を並べてほしい(あとは自分で考えるから)》という方もいると思う。そうした方にとっては、残念ながら、私のテキストは却って読みづらいだろう。なぜなら私のテキストは――最近はこうした言葉づかいがあるらしいが――形式化の背景にある「お気持ち
1. はじめに Cohere社が最近リリースしたLLMのCommand R+がGPT4に迫る性能を発揮していたり、RAG利用での性能で話題となっています。 そのCommand R+でRAGを体験できるチャットアプリの実装がLightningAIにてチュートリアルが公開(CC-BY-4.0ライセンスとして)されています。 これを身近な環境で動かしてみたいと思います。 このチャットボットでCohere社の以下のモデルが使われています LLM: Command R+ Embed: embed-english-v3.0 / embed-multilingual-v3.0 Reranker: rerank-english-v3.0 / rerank-multilingual-v3.0 以下の動画のようにブラウザでPDFファイルをアップロードしてチャットで問い合わせができます。 2. 必要なもの 以下
こんにちは、安部です。 最近急に、暖かさを通り越して暑いぐらいになってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 季節外れかなとも思いつつ、もう半袖で過ごしたいくらいの気候ですね。 さて、今回は、OpenAIのAssistants APIの使い方を紹介していきます。 題材は「PDFを和訳して要約してもらう」としました。 これはWeb版のChatGPTでも単にPDFファイルを添付して依頼すればできますが、APIの使い方を示すサンプルとしてはちょうどよいと思います。 最新情報については以下の公式ドキュメントをご覧ください。 https://platform.openai.com/docs/assistants/overview https://platform.openai.com/docs/api-reference/assistants それでは早速、Assistants APIの使い方
元ネタ 元ネタはこちらです(以下「Figma と PHP」で略します)。 読んでなるほどと思いました。このように、誰かが苦労したおかげで後続が楽になるので感謝です。何が問題点として生じるのか、どんな解決方法が考えられるのか、が予め判明しているだけでもだいぶ楽になります。 反面、$\LaTeX$ の方が実装は簡易ではないかと思ったので、それを実践してみました。 条件と問題点 Figma と PHP の 44 ページに以下のような条件があります 改めて、満たしたい条件 ミリ単位で細かく帳票をデザインしたい。 帳票デザインの保守性を維持するためにはビジュアルデザイン必須 印刷時に見た目が一切崩れない さらに、次のような障害を次々とクリアしていってます。 文字参照の問題 枠からのはみ出しの問題 右寄せの問題 自動折り返しの問題 連票の問題(簡易な解説のみ) これらを $\LaTeX$ と Pyth
デジタル庁が提供しているウェブアクセシビリティ導入ガイドブックは、ウェブアクセシビリティの理解の一歩として有用な資料ですが、このガイドブック自身は残念ながらPDFのアクセシビリティ規格であるISO 14289-1 (PDF/UA-1)を満たしているわけではない…という話。 どうやってチェックしたかですが、veraPDFというツールでチェックを行いました。チェック対象ファイルは2024年3月29日発行のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックです。 チェックに使用するveraPDFのバージョンですが、veraPDF/veraPDF-libraryのReleasesを見る限り、Developmentバージョン(v1.26.0 RC)でもいろいろPDF-UA/1周りの修正が入っているようですので、今回はv1.26系列を使ってみることにします。ビルド済みのjarファイル(インストーラー)はhttps
発災以来の4か月間に、能登半島地震にまつわり生じた風評・流言・誤解を「もう一つの震災被害」として検証・記録していきます。検証するデマ等は以下の通りとなります。 目次(2024年5月6日時点) 1.地震直後も道は空いていた、渋滞は嘘だ 2.被災地への救助部隊派遣が遅いし少なすぎる、政府の怠慢だ 3.石川県は最初ボランティアに来るなと言ったが手のひら返しした 4.被災地がボランティアを拒んだせいでボランティアが来なくなった 5.ボランティアから参加費をとるのはおかしい 6.被災地を見に行ったがまだ「瓦礫」が片付いてない、怠慢だ 7.二次避難者から料金を徴収するのは酷過ぎる 8.万博/宿泊割/ブルーインパルス飛行/政府外遊をやめてその予算を復興支援へ回すべき ※本作品については、今後、新たな風評・流言・誤解が出る度に随時更新していくものとなります。その性質上、本作品は無償公開とさせて頂きます。
思いのほか便利! 画像、動画、音声、PDF等を変換・編集できる無料ツール「TinyWow」を使ってみよう 近年、あらゆるものの価格が高騰し、サブスクリプションにかかる料金コストも増加してきています。先日もAdobeCCの値上げが始まり、契約台数の見直しを実施した企業も多いでしょう。一方、クリエイティブな世界に関わらず、一般的にも情報の視覚化を求められるシーンは増えており、画像の編集・加工やファイル形式の変換といった作業は必要性も増しています。そこで今回は、画像をはじめ動画や音声、PDFなど多種多様なデータを加工・編集・変換できる無料ツール「TinyWow」を紹介します。無料で活用できる上、思いのほか便利です。 TinyWowの特徴TinyWowのTOPページTinyWow(タイニーワウ)は、画像、動画、音声、PDFなどのファイル変換や編集が可能な無料で利用できるオンラインツールで、アメリカ
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く