生成AIの進化が止まりません。 最近、人の声のトーンを読み取り、“感情”を示すような自然なやりとりが可能な生成AIが発表されました。 これまでのものとは一線を画すAIにSNSでは… 「無限の可能性にわくわくしている」 「AIに恋に落ちる人が出てくる」 どのような未来が待っているのか、取材しました。 “自然なやりとり”に注目
2024年3月末で、厚生労働省に新型コロナ対策を助言してきた専門家会合「アドバイザリー・ボード」が終了となった。 このほかさまざまな政府の新型コロナ対策がひと段落し、日本はパンデミック後の社会に本格的に踏み出すことになると言える。 2020年から始まった日本のコロナ禍。 専門家たちの闘いを振り返る。 (科学文化部 三谷維摩 メディアイノベーションセンター 水野雄太) 新型コロナの感染が国内で初めて確認されたのは、2020年1月16日。 それから2週間ほどたった2月初旬には横浜の港に入港したクルーズ船の乗客乗員から相次いで感染者が確認され、その対応に大きな注目が集まっていた。 船から次々と運び出される感染者、防護服を着けて対応に当たる人たちの物々しさも相まってどこか非日常の光景の様に感じられた。
佐賀大学は、酒を飲むと顔などの皮膚が赤くなる体質の人は、新型コロナウイルスの感染に対して防御的である可能性があることがわかったとする研究成果をまとめました。 佐賀大学医学部の松本明子准教授らの研究グループは、飲酒後に顔などの皮膚が赤くなるかや、新型コロナにいつ感染したかなどについてインターネット上でアンケート調査を行い、およそ800人から得た回答を分析してきました。 その結果、新型コロナの感染拡大が始まった2019年12月から2023年5月までの間、飲酒後に顔が赤くなる人は発症が遅い傾向にあり、感染に対して防御的である可能性があることがわかったということです。 特に、ワクチンを2回接種した人が国内で人口の半数ほどにとどまっていた2021年8月までの期間に絞り込むと、飲酒後に顔が赤くなる人が新型コロナに感染した割合はそうでない人に比べて、およそ5分の1にとどまったということです。 飲酒後に顔
これまでの災害で明らかになった数々の課題や教訓。決して忘れることなく、次の災害に生かさなければ「命を守る」ことができません。防災・減災につながる重要な情報が詰まった読み物です。 「来ていますよ、津波。来ている、来ている! 川を上って来ていますよ! 正面」 それまで冷静だったパイロットの緊張した声で、カメラを前方へと向けると、名取川を津波が遡上してくる様子が確認できた。 午後3時54分。ヘリの映像が、テレビで生中継され始める。 白波がザーッと川を上ってくる様子の撮影を続けていると、再び前方の席に座るパイロットと整備士の叫び声がした。 「海、海、海。もっと左、左、左」 カメラマンの座席は後部右側。真ん前や左側はよく見えない。指示された側にカメラを振ると、黒い津波が陸上にも押し寄せていた。 東日本大震災の津波の恐ろしさに、世界中の人が気づいた瞬間だった。 撮影できたのは「偶然」 この映像を撮影し
「この戦争が4年目にもつれ込むことはおそらく確実だ」 3年目に突入したロシアによるウクライナへの軍事侵攻。すでに来年以降も戦争が続く可能性を指摘するのは、国内きってのロシア軍ウォッチャーの東京大学先端科学技術研究センターの小泉悠准教授です。 ウクライナ軍の反転攻勢が“失敗”した一方、小泉氏はロシア軍も戦局を一気に変えるほどの能力はないと分析。“プーチンの戦争”はさらに長期化すると予見します。 戦局のカギを握るのは、やはりあの大国。そして、日本が議論を始めるべきこととは。 (国際部記者 大石真由) ※以下、小泉氏の話(インタビューは2024年2月23日) この1年の戦況をどう見るか? 去年(2023年)2月ごろと現在の戦況図を比べてみると、ほとんど変わっておらず、この1年を大きな視点で見ると、こう着状態が続いてきたといえると思います。 この戦争は戦術レベルで見ると、攻める側にとって著しく不利
26日昼すぎ、福岡県みやま市の小学校で、1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせ病院に運ばれましたが死亡しました。うずらの卵による窒息とみられるということで、市が詳しい状況を確認しています。 福岡県みやま市の教育委員会によりますと、26日午後0時半すぎ、みやま市内の小学校で給食を食べ始めた1年生の7歳の男子児童が立ち上がって吐きそうなそぶりをしたということです。 担任の教諭が背中をたたくなどしましたが、児童は自分で立っていられない状態になり、養護教諭なども加わって心臓マッサージや人工呼吸をしたものの改善せず、その後、ドクターヘリで病院に搬送されましたが死亡しました。 給食の献立のうち「みそおでん」に入っていたうずらの卵をのどに詰まらせたことによる窒息とみられるということです。 うずらの卵は直径2センチほどで、ゆでた卵が切らずにそのまま入っていたということです。 事故を受け、みやま市教育委員会
70年前に公開されたあと所在が分からなくなっていた名探偵・金田一耕助が主人公の映画のフィルムが見つかりました。 見つかったのは、横溝正史の小説が原作で1954年に公開された映画、「悪魔が来りて笛を吹く」の16ミリフィルムです。 主人公の金田一耕助を演じるのは戦前から戦後にかけて活躍した時代劇スターの片岡千恵蔵さんで、くたびれたはかま姿というイメージとは異なり、スーツ姿でアクションも見せる二枚目のキャラクターとなっています。 そして、ファンの間でも人気が高い奇妙な占いのシーンや、物語の鍵を握るフルートの演奏の場面も描かれています。 映画の配給会社によりますと1950年代のフィルムは所在が分からないものが多く、この映画も台本は残っていましたが、映像は確認できていませんでした。 フィルムを発見した二松学舎大学の山口直孝教授は「映像を見ると没落華族の退廃ぶりや終戦後の日本の混乱状況など同時代の映画
野生の蚕「野蚕」を死なせずに糸をとる方法を考えた岡谷市の小学生が、全国規模の科学コンクールで最高賞を受賞しました。 岡谷市の長地小学校4年の八並伸之介さんは、「全国児童才能開発コンテスト」の科学部門・高学年の部で、最高賞にあたる文部科学大臣賞を受賞しました。 岡谷市でも盛んだった製糸業では、繭を煮てから糸をとるのが一般的ですが、八並さんは5歳のころから「野蚕」を育てるなかで、死なせることなく糸をとる方法を考えるようになりました。 去年は8種類の「野蚕」の飼育に取り組み、このうち「ウスタビガ」の繭は、上部に穴が空いていることを発見しました。 そこで八並さんは、穴から幼虫を取り出したうえで薬品を加えた水で繭を煮て、2メートルほどの糸をとることに成功しました。 別の場所で育てた幼虫も無事、成虫に育ったということです。 さらに八並さんは、ウスタビガの繭が黄緑色の外側と紫色の内側の2層構造になってい
俳優志望の女性を演技指導の名目で東京・港区のマンションに誘い込み、性的暴行をしたとして映画監督が警視庁に逮捕されました。調べに対し、容疑を否認しているということです。 逮捕されたのは、川崎市中原区の会社役員で映画監督の榊英雄 容疑者(53)です。 8年前の平成28年5月、東京・港区のマンションに20代の女性を演技指導の名目で誘い込み、性的暴行をした疑いが持たれています。 警視庁によりますと、容疑者が演技指導をするワークショップに参加していた女性に対し、「もう少し演技について話そう」などと言ってマンションに誘い込んだとみられるということです。 そのうえで、映画への出演をほのめかし、「タトゥーがあるか裸を確認したい」などと言って性的暴行をしたとみられています。 警視庁は、俳優志望の女性が映画監督の容疑者に対して抵抗できない状態だったと判断したということです。 調べに対し、「えん罪です」と容疑を
ロシアのプーチン政権への批判を続け、刑務所に収監されていたナワリヌイ氏について、関係当局は16日、「散歩のあと気分が悪くなり、医師が蘇生措置を行ったものの死亡が確認された」と発表しました。 47歳でした。 ナワリヌイ氏は2020年、政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件の被害を受けたあと、過去の経済事件を理由に逮捕され、北極圏にあるロシア北部のヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に収監されていました。 ロシアでは来月、大統領選挙が行われ、プーチン大統領も立候補していますが、ナワリヌイ氏は支援団体を通じて、プーチン氏以外の候補者に投票するよう呼びかけるなど、収監後も反政権の活動を続けていました。 これを受けて、アメリカのバイデン大統領は「プーチンに責任がある」と述べて厳しく非難するなど、欧米各国などから批判の声が強まっています。 また、世界各地ではナワリヌイ氏を追悼するとともに、プーチン大統領に抗議す
生成AIのChatGPTを開発したアメリカの企業が、文章から動画を作成する新たな生成AIを公開し、開発競争がさらに加速しそうです。 アメリカのベンチャー企業オープンAIは15日、公式のホームページで新たな生成AI「sora」の開発について発表しました。 この生成AIは、文章での指示に基づいて最長1分までの高画質な動画を生成できるということで、ホームページにはAIで作成したとする動画が複数、掲載されています。 このうち「スタイリッシュな女性が暖かく光るネオンといきいきとした看板が埋め尽くす東京の通りを歩く。濡れた道路は、色とりどりの光の反射を生み出している」などという文章をもとに作成したという動画は、色鮮やかな看板のある通りをサングラスをかけスカートをはいた人物が歩くもので、濡れたような道路やサングラスなどに反射する光の様子が精巧に表現されています。 一方、看板や標識の文字はひらがなや漢字の
アクセルとブレーキを踏み間違えたという事故が後を絶ちません。なぜ事故が起きてしまうのでしょうか。 後を絶たない踏み間違い 交通事故総合分析センターによりますと、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故は、2022年の1年間に3050件起きていて、48人が死亡、4289人がけがをしています。 車の技術の進化などもあり事故の件数はこの10年で半減しているものの、依然として多くの人が被害にあっています。 事故を起こしたドライバーを年代別に見ると、▽70代が23.4%と最も多く次いで▽20代が14.7%、▽80代が13.6%などとなっています。 センターの分析によりますと、ブレーキを踏もうとしてアクセルを踏んで起きた事故は▽駐車場で方向転換や車を停めようとした時、▽交差点手前で停止している車の後ろを走っていた時、▽施設から道路に出ようとした時などに多く起きているということです。 アクセルとブレーキ
新型コロナウイルスに感染した子どもがまれに発症する急性脳症について、国の研究班が調査したところ、インフルエンザなど従来のウイルスではほとんどみられなかった重症になりやすいタイプの患者が10%以上いたことが分かりました。 この調査は東京女子医科大学の高梨潤一教授を中心とする厚生労働省の研究班が行いました。 研究班は、2022年11月までに、新型コロナウイルスに感染し、急性脳症と診断された18歳未満の子ども103人を調査しました。 このうち、発症した急性脳症をタイプ別に分析したところ、インフルエンザなど従来のウイルスでもよく見られるタイプが全体の26%にあたる27人で最も多かった一方で、新型コロナの流行前には非常に頻度が低かった重症になりやすいタイプが全体の13%にあたる14人いたことが分かりました。 重症になりやすいタイプの患者14人のうち11人は死亡していたということです。 研究班によりま
先月、芥川賞に選ばれた九段理江さんの「東京都同情塔」。 急速に広がる「生成AI」がテーマの一つで、記者会見では九段さん自らが「生成AIを駆使して作った」と語り、話題になった。 AIはどのように活用されたのか。そして、作品に込めた思いとは。 新しい時代の芥川賞作家が、AI時代の言葉について、語った。 (科学文化部記者 島田尚朗) 「東京都同情塔」は、日本の架空の未来が舞台。 主人公は建築家の女性で、「犯罪者は同情されるべき人々」という考え方をもとに、犯罪者らが快適に暮らすために新宿の公園に建てられた高層タワーをデザインした。 作中では、建築費がかさむなどとして実際には建てられなかった、イラク出身の女性建築家、ザハ・ハディド氏が東京オリンピックのために設計した新国立競技場が建設されていて、この競技場と高層タワーの対比が物語の一つの軸になっている。 主人公は、過度に寛容を求める風潮の広がりや、生
「私の人生、このままここで終わるのかな」 女性は、部屋のすみでひとり、何度もそんなことを考えました。 息子のことを、愛している。息子は、変わらず今のままでいいと思っている。 それでも「母親」として生きる毎日の生活が、苦しくて、苦しくて、しょうがないと感じていたのです。 都内に住む山本美里さん(43)は、中学生から大学生まで、4人の子どもを育てる母親です。 以前は子どもを保育園に通わせながら、輸入雑貨を扱う企業で働いていました。 フルタイムの仕事にやりがいを感じ、働くことが“自分の人生を生きている”というモチベーションにもなっていたと言います。 しかし、重い障害がある次男の瑞樹さんが生まれてから生活は一変しました。 夫も一時、仕事を休みましたが、出張で家にいられないことも多く、山本さんが仕事を辞めざるをえませんでした。 ほぼひとりで、瑞樹さんの通院や看護、ほかの子どもたちの育児に追われる日々
フランスのルーブル美術館で28日、名画「モナリザ」に環境活動家がスープをかける騒ぎがありました。「モナリザ」はガラスで守られ、無事だったということですが、ヨーロッパでは有名な絵画を標的にした過激な行為が相次いでいます。 AFP通信によりますと、28日朝、フランス・パリのルーブル美術館で、環境活動家がレオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」に向かってスープをかけました。 AFP通信が配信した動画では、2人の女性が「モナリザ」にオレンジ色のスープを繰り返しかけ「健康的で持続可能な食べ物を得る権利と、芸術と、どちらが大切なのか。私たちの農業システムは病んでいる」などと叫ぶ様子が確認できます。 地元メディアは「モナリザ」はガラスで守られ、無事だったと伝えています。 ヨーロッパでは有名な絵画を標的にした環境活動家による過激な行為が相次いでいます。 おととしには同じ「モナリザ」にケーキが塗り付けられたほ
厚生労働省によりますと、1月21日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から1万6090人増えて6万268人となりました。 また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は12.23人で、前の週の1.36倍となりました。 前の週から増加が続くのは9週連続で、1医療機関当たりの平均患者数が10人を超えるのは、去年9月以来です。 都道府県別では多い順に ▼福島県が18.99人 ▼茨城県が18.33人 ▼愛知県が17.33人 ▼大分県が17.16人 ▼佐賀県が17.05人 などとなっていて、すべての都道府県で前の週より増加しています。 能登半島地震の影響で、新型コロナの患者数を報告することになっている石川県の48の医療機関のうち、能登北部の4か所からの報告は含まれませんが、石川県は14.33人で前の週より増加しました。 1月21日までの1週間に、全国およそ
昭和49年から50年にかけて東京で企業が相次いで爆破された事件の容疑者の1人で、指名手配されていた「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者(70)とみられる男の身柄が25日確保されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁が確認を急ぐとともに男から事情を聴いています。 連続企業爆破事件は昭和49年から50年にかけて過激派の「東アジア反日武装戦線」が起こしたもので、三菱重工や三井物産、それに間組など海外に進出していた企業が次々と標的にされ、12件の爆弾事件が相次ぎました。 「東アジア反日武装戦線」のメンバーの1人、桐島聡容疑者(70)は、このうち昭和50年に東京・銀座にあった「韓国産業経済研究所」のビルに爆弾を仕掛けて爆発させた事件に関わったとして爆発物取締罰則違反の疑いで全国に指名手配されていました。 捜査関係者によりますと、容疑者とみられる男が25日、神奈川県内の病院に
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