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増田と文章に関するrexyのブックマーク (4)

  • 父の日によせて

    父のことを思うとき、いつも思い出す光景があります。 それはある週末、スーパーから自転車で、自宅までの帰り道。 当時私は24か25で、週末は友だちと会ったり、都心に買い物に行ったりすることが多かったんですが、なぜかその日は久しぶりに、父と自転車で西友に行くことになったのでした。買い物のためというよりも、恒常的に太っていた父の、運動のためだったかもしれません。 スーパーから家まで自転車で10分ちょっとの道、なんとなく父が先を走り、私が追いかけていく中で、自然と父の背中が目に入って、思ったんです。 あれ、パパの背中、思ってたより小さいんだな…と。 身長170cmちょっとに対し体重は90kg近くあり、どちらかというと「大きい」印象を与える父でしたが、背中を丸めてママチャリをこぐ姿は、卓でビールとウィスキーと焼酎をちゃんぽんで飲んで管を巻いているときよりも、少し縮んだように見えました。 父はその頃

    父の日によせて
  • 初めて風俗に行きました

    風俗店を利用する同級生あるいは同僚を、心の中で「俗物」と罵っていた。先輩社員の奢りでピンクサロンへと吸い込まれていく同期を、心の底から軽蔑していた。私は今日、その男根への承認という勲章を求めて風俗店を利用する許されざる「俗物」となった。最もなりたくなかった存在へと身を落としてしまった。それだけではない。下らない自尊心と間違った配慮、そして醜い自意識によって、正常に風俗店を利用する彼らよりも程度の低い存在へと成り下がったのだ。そして、自分の汚れた心の言い訳にこのような俗物的な文章を書き残すことが、さらに私自身を俗物へと貶めるのだ。 私は病だった。毎日のように精神的発作を起こし、衝動的な自傷行為――主に私が許し難いと感じている非道徳的な行為を私自身が行うこと――に明け暮れ、一人孤独に単調な日々を過ごしていた。それでも、他者を私の精神的安定の材料として利用しない、という規範を自分に課していた。

    初めて風俗に行きました
  • 性欲を無くしてしまいたい

    なぜ自分に性欲があるのかわからない。 生物学的には自分の子供を女に産ませ種を存続する為なんだろう。だが、ここで矛盾が生じる。子供を産ませるには、性欲と同時にもう少しまともな顔ともう少しまともな性格が必要なのではないか?こんな顔とこんな性格のゴミクズの子供を誰が産もうと思うのだろうか。 と言われてもどんな顔か想像がつかないだろうから文書で説明すると、中日ドラゴンズの又吉の顔をハンマーでボコボコにした挙句十年くらい引きこもらせたような顔で、ついでに体型はアンガールズ並みのヒョロガリだ。性格はビビリでヘタレでケチで上から目線。まあゴミだ。もう一度言うが、誰がこんな不細工の子供を産もうと思うのだろうか。 それでも何故か自分には性欲がある。さっきも上原亜衣で抜いた。誰も得しない。誰もが損するだけの性欲。 俺には彼女が居た。めちゃくちゃ可愛い女の子だった。そんな子が何故自分みたいなゴミと付き合ったかと

    性欲を無くしてしまいたい
  • Ingressの見た夢

    Ingress。それは緑と青の勢力に別れて覇を競う陣取り電脳ゲームである。モバイルマップから人工物(ポータル)に勢力色でマーキングし、マークされた三点を結ぶことによって陣地(コントロールフィールド)を形成する。自由の青、共存の緑、果て無き争い。 人々はIngressに熱狂し、2014年にはモバイル圏外のポータル申請のために電波塔を設置する者が現れた。そしてその年の後半にはポータル維持のために土地を取得、購入する者まで出現した。 すべての空きポータルが緑か青に染まり尽くす頃、人々はついにIngressのポータルにするためだけに(芸術的な)モニュメントを建築し始めた。新しいポータルはできるだけ他のポータルと離れていたほうがコントロールフィールドが大きくなるため、地球上のありとあらゆる白地図がターゲットになった。 ポータル建築は前述のように私有地化してから行うのがセオリーのため、なんでもない砂漠

    Ingressの見た夢
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