配信全盛の音楽市場。作り手・送り手・受け手の視点はどう変化した? 配信による音楽聴取が当たり前となった昨今における、音楽コンテンツを巡るカスタマージャーニーや著作権のあり方などについて、ParadeAll(パレードオール) 代表取締役の鈴木貴歩さんにお話をうかがいました。 実は鈴木さんには2014年にもご登場いただいています。その間、音楽業界にはどのような変化があったのでしょうか? ◆ まつもと 前回の取材からほぼ10年経ちました。 鈴木 時が経つのは早いですね(笑) まつもと 鈴木さんのお立場も変わり、国内外の音楽市場も配信にシフトして色々変化したというところで、前回の記事にもリンクを貼りながら、作り手、送り手、受け手の3つの観点からどう変わったのかをおうかがいしたいと思います。 鈴木 まず、作り手はノートパソコンやタブレットのような手軽に買える端末で音楽制作できるようになりました。ここ
J-POPなどの海賊版をダウンロードできるよう利用者を誘導する「リーチサイト」によって著作権が侵害されているとして、日本レコード協会がサイト運営者の特定など法的措置に乗り出したことがわかりました。 「リーチサイト」は3年前の著作権法改正で規制の対象になりましたが、音楽について業界団体が本格的な対策に乗り出すのは初めてです。 大手レコード会社など65社が加盟する日本レコード協会によりますと、J-POPなどの海賊版を無料でダウンロードできるようURLなどの情報を提供する「リーチサイト」が近年、多くのアクセスを集めています。 しかし、著作権侵害にあたるとしてサイト側に削除を求めても応じない状態が続いているということで、協会は弁護士や調査会社と連携して複数の「リーチサイト」に対する法的措置に乗り出しました。 こうしたサイトの多くは海外サーバーを利用していることから海外の司法手続きを利用し、先月には
サブスクの是非が議論を呼んでいます。 先日シンガー・ソングライターの川本真琴さんの発言「サブスクというシステムを考えた人は地獄に堕ちてほしい」が大きく報道されましたが、他にもサカナクション山口一郎さんやスピッツ草野マサムネさんが過去にサブスクの深刻な裏側を語っています。 (画像:時事通信フォト) ■サカナ山口一郎「サブスクでの収入はほぼ無い」 2020年にTOKYO FMのラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』内のコーナー『サカナLOCKS!』で語られたのはサカナクション山口一郎さんによるサブスクの「収入はほぼ無い」というお話し。 山口さんは「サブスクでの収入はほぼ無いですね。サブスクでちょっと今月楽だなー、って思ったことは正直ないです」と語り始め、サブスクサービスによってパーセンテージが違うこと、原盤権を所有しているか否か契約などで細かく取り分が違うことを説明しました。 インディー
🎶 Join us in welcoming @Bandcamp to Epic! Together we'll support fair and open platforms for artists and their fans. Learn more here: https://t.co/WuUD98JLnu — Epic Games Newsroom (@EpicNewsroom) March 2, 2022 Bandcampは、2008年に楽曲ダウンロード販売を開始した楽曲配信プラットフォームだ。同サイトはインディーアーティストを中心にサービスを提供しており、メジャーアーティストでなくとも簡単に楽曲を無料/有料で配信できる仕組みだ。また、アーティストを優先する姿勢や低ロイヤリティも掲げており、インディーアーティストやレーベルへの手軽な活動の場の提供や、高い利益還元率を魅力としてい
アナログレコードの人気が止まりません。インターネットの音楽配信サービスが全盛となりCDの売り上げが落ち込む中、レコードの生産額はこの10年で12倍に増えています。高まるレコード人気で生産現場はフル稼働の状況が続いていて、以前より納品に時間がかかるケースも出てきています。 日本レコード協会によりますと、アナログレコードの生産額はCDに取って代わられる形で2010年には1億7000万円まで落ち込みましたが、その後、新曲をレコードで発売する人気アーティストが増えたこともあって回復基調となり、去年の生産額は21億1700万円と、この10年で12倍に増えています。 ソニーグループの企業は1989年にレコードの生産事業からいったん撤退しましたが、高まる人気を背景に3年前から静岡県焼津市にある工場で29年ぶりにレコードの生産を始めました。 ことしの受注は去年の2倍に増えたということで、8月からは土日や祝
Oyo, the Indian budget-hotel chain startup, is negotiating with investors to raise a new round of funding that could cut the Indian firm’s valuation to $3 billion or lower, three sources familia On Tuesday, U.S. and U.K. authorities revealed that the mastermind behind LockBit, one of the most prolific and damaging ransomware groups in history, is a 31-year-old Russian named Dmitry Yuryevich K
レコードプレーヤー(2020年2月18日撮影、資料写真)。(c)Martin BUREAU / AFP 【9月11日 AFP】米国内のレコードの売り上げが30年以上ぶりにCDを上回ったことが、全米レコード協会(RIAA)が10日に公表した報告で明らかになった。 【写真】米NYの音楽ライブラリー「アーカイブ・オブ・コンテンポラリー・ミュージック」 今年上半期のレコードの売上額は2億3210万ドル(約246億円)と、CDの売上額1億2990万ドル(約138億円)を大きく上回った。 レコードの売り上げは物理的な媒体全体の62%を占めたが、物理的な媒体全体の売り上げは前年同期比23%減だった。RIAAはこれについて、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、販売店が閉鎖されたためとしている。 レコード人気は、収集家やA面B面を懐かしむ流行に敏感な層によって復活していたが、今回レコ
コロナ禍によって、ライブエンタメ業界は今なお多大な痛手を受けている。大型ライブイベントの中止を決断したロッキング・オン代表の渋谷陽一氏と、ブシロード代表取締役会長の木谷高明氏。長年にわたってエンタメに携わってきた2人は「これからのライブエンタメには爆発的な変革が起きる」と断言して憚らない。不安と疲弊に打ちひしがれたライブ業界とエンタメファンに、光明を差す対談をお届けしたい。 スポーツ業界はとっくに世界規模で稼いでいる 渋谷陽一氏 木谷高明氏 ――このたびの対談は、ライブエンタメの“明るい未来”を語り合いたいとのことで実現しました。 渋谷陽一そう。ここ最近、とくに音楽業界は暗い話ばかりだったけど、僕はあと数年で音楽産業の市場規模は2倍3倍に成長すると思ってるんです。業界でこの話をしても意外とピンと来てくれる人が少なかったんだけど、木谷さんは瞬時に理解してくれましたよ。 木谷高明欧米のスポーツ
サカナクションの山口一郎が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。リスナーから届いた質問に、タブー無しで答えました。そのなかから、「CDとサブスクで収入の差があるのですか?」に対する山口の回答を紹介します。 (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! サカナLOCKS!」7月10日(金)放送分) ◆CDとサブスクで、アーティストのみなさんは収入の差があるのですか? 再生数によって変わるのでしょうか?これは、非常に難しいお話ですね。まずCDっていうのは……例えばアルバムが3千円だとするじゃないですか。簡単に言うと、3%が著作権印税なんですよ。作詞1.5%、作曲1.5%。この3%で3千円だと、著作権印税が90円になりますよね。90円をメンバー5人だとすると、5で割るわけですよ。だから、1人頭いくらだ……? 18円とか。1人20円くらいになるんですね。それが著作権印税になるわけです。
七尾ワンマン@秋葉原グッドマンいよいよ本日18時からです。 配信なので、長丁場すぎると目が疲れるかなと思い、2時間ほどのセットに収めましたが、中身は濃いです。 ぜひ観てね。 https://note.com/tavito/n/ndf9bf2caac95 出来れば投げ銭もよろしく… アーカイブが残る1週間は可能だそうです。 自粛以来、対コロナ支援という形でLIFE HOUSEを続けて来ましたが、 自分がお金を稼ぐ時は、音響さんや照明さん、ライブベニューのスタッフさんと一緒にが良いと思い、いっさい行って来ませんでした。 今日がその時です。苦笑 正直、配信でお金を得ることの厳しさは身をもって知っています。 LIFE HOUSEが小さい番組にもかかわらず高い収益率を維持し続けられたのは、僕が1円も取らないことによって「出演者に対価をお願いします」としつこく言い続けられたからです。自分ももらうことに
音楽業界は実は音楽だけ売ってる訳ではない 今コロナでどこも死にそうになってますがエンタメ業界は特に死にそうな業界の筆頭として残念な意味で話題になってます。要するにライブができないことが致命的なんですが、なんでライブができなくなっただけでみん... きっかけは、このブログに対する教え子からの質問だった。これまで起きていたことは、単純なモノから体験へのシフトなのか。むしろモノが購入されていた時代にも、リスナーは体験を求めてそのモノを購入していたのではないか、というものだ。 こうした点は講義でも著書でも触れてきたことだし、大学のゼミではこの数年、「情報化されないものの価値」について検討を重ねてきた。特に今年重点的に取り上げているテーマが「エンターテイメント」だったこともあり、この問題については少し整理したほうがいいように思う。果たして音楽業界は、「体験の価値」を売るモデルを放棄するべきなのか?
音楽業界は実は音楽だけ売ってる訳ではない今コロナでどこも死にそうになってますがエンタメ業界は特に死にそうな業界の筆頭として残念な意味で話題になってます。要するにライブができないことが致命的なんですが、なんでライブができなくなっただけでみんな頭を抱えてるのかを僕の目線でこれまでの音楽ビジネスの歴史を追いながら書きます。あ、僕は音楽業界出身でアイドルプロデュースと作曲家・写真家のマネジメントとイベント企画をやってる人です。コンパクトに記事書こうと思うので情報ソースなどは割愛するから気になったら調べるか聞いてください。 昔々、音楽業界はCDを売るビジネスだった僕は今30代前半で、小学生ぐらいだった90年代後半はテレビで音楽番組沢山やってたり、テレビ番組と連動してアーティストオーディションや企画物のアーティストがでてきたり、テレビを中心に盛り上がっていました。CDが何万枚も売れててランキング番組も
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