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政治とメルケルに関するrz1h931f4cのブックマーク (19)

  • ドイツの閣僚がどうしても許せなかったメルケル首相の「ある行動」(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    連立政権内の対立 現メルケル政権は、9月の総選挙後、半年近くのジグザグの末にようやく成立したCDU(キリスト教民主同盟)とCSU(キリスト教社会同盟)とSPD(社民党)の連立政権だ。しかし、すでに6月後半より、この政権内が難民政策をめぐって大混乱している。 混乱の原因は、実は、CDU党首であるメルケル首相と、CSU党首であるゼーホーファー内相の、個人的な権力争いの様相も濃いが、そこらへんが日にはあまり正確には伝わっていない。 いずれにしても紛争はエスカレートし、ついに7月2日の未明、ゼーホーファー内相が、自らの政治生命を賭した作戦に出た。CSUの提案が認められないなら、党首も内相も辞任すると仄めかしたのだ。そうなれば、連立政府は崩壊する。メルケル首相は、まさに喉元にナイフを突きつけられた形となった。 ゼーホーファー氏率いるCSUというのは、バイエルン州地方の保守政党だ。一方、CDUは共

    ドイツの閣僚がどうしても許せなかったメルケル首相の「ある行動」(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2018/07/08
    “メルケル氏の国内での権力は確実に弱まっているし、EUの首相たちが彼女の軍門に下ったわけでもない。しかも、肝心の難民問題は、はっきり言って何も解決していない”
  • 弱体化するドイツの背後で、EU経済破綻国「逆襲」の気配(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    「再選挙」だけは避けたい 1月13日、午前11時過ぎ、CDU(キリスト教民主同盟)、CSU(キリスト教社会同盟)、SPD(社民党)の党首が、詰めかけた記者の前に現れた。この直前に3人は、徹夜のマラソン協議を終えたばかりだった。 ドイツで総選挙があったのは9月24日だ。CDU、CSU、SPDは、どれも党始まって以来の票の落ち込みで、選挙当日の夜、SPDのシュルツ党首は即座に野に下ると宣言していた。 そこで新政権樹立のため、10月に、SPD抜きの4党(CDU、CSU、FDP、緑の党)で連立交渉が始まったのだが、5週間近くすったもんだした挙句、11月19日に決裂。 さて、どうしたものか? CDUとしては、再選挙になれば、さらに票が減る可能性が高いし、過半数割れ政権では安定した政治は覚束ない。困ったメルケル首相は、戦列を離れていたはずのSPDに大連立を持ちかけた。それ以外のオプションは、メルケル首

    弱体化するドイツの背後で、EU経済破綻国「逆襲」の気配(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2018/01/19
    “マクロンはEUを大々的に模様替えしようと全力――ドイツがそのままでは呑めないような内容も多い。なのにマクロンの影響力は日増しに強くなり、しかもその後ろには南欧の経済破綻国がずらりと控えている”
  • 「世界で一番権力のある女性」の足もとを揺るがす難民問題(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    謹賀新年。旧年中はご愛読をありがとうございました。今年もシュトゥットガルトより、ドイツで起こっていることをタイムリーにお伝えしていくつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。 ドイツの空気が変わった ドイツは昨年9月に総選挙が終わったものの、まだ政権発足の目処が立たない。つい最近まで、「世界で一番権力のある女性(フォーブス誌)」を首相に擁し、EUの牽引役を自負していたのに、11月の半ばに第一回目の連立交渉が決裂して以来、足元が揺れている。とはいえ、ドイツの底力をバカにしてはいけない。この国が逆境に強いことは歴史が証明している。 今、ドイツ上空に黒雲のように漂ったまま去らないのが難民問題だ。 2015年の秋、100万近くの難民を受け入れたときの熱狂を、多くのドイツ人は、もう思い出したくもない。政府とメディアは長い間、難民による犯罪は増えていないと言い張っていたが、SPに守られているわけでは

    「世界で一番権力のある女性」の足もとを揺るがす難民問題(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
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    rz1h931f4c 2018/01/12
    “12月27日、15歳の少女が、やはり15歳の少年に刺し殺された。白昼のドラッグストアでの出来事だった。少年は、2016年に難民としてドイツに入ったアフガニスタン人”
  • 女帝メルケルがひそかに「退陣」を考えている気配(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    連立交渉が破綻した経緯 9月24日のドイツ総選挙の後、続けられていた連立交渉が、11月19日、破綻した。そのことについては日でも報道されているが、真実が伝わっているように思えない。 まず、復習だが、メルケル首相が自党CDU(キリスト教民主同盟)の政権継続は自明の理と見込んで臨んだ総選挙だったが、ふたを開けてみたら、そのCDUとCSU(キリスト教社会同盟・CDUの姉妹党)の連合が第1位とはいえ、得票率は8.6ポイント下げて史上最低となった。 そのうえ、再び大連立を組むはずだった第2位のSPD(社民党)もひどい落ち込みよう。つまり、かつて国民政党と言われ、戦後のドイツを背負って立ってきた両党が、揃って苦境に陥ったのである。そこで、深く反省したSPDは、選挙の終わったその夜、大連立には参加しないと宣言した。 さて、第3位に躍り出たのがAfD(ドイツのための選択肢)という新しい右派政党。AfDが

    女帝メルケルがひそかに「退陣」を考えている気配(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2017/11/24
    メディアが体質を改善するか、メディアに頼らず個人があらゆる情報を取得、検証、選別できるシステムがないと民主主義国家は今後滅びの道を歩んでいくと思う
  • メルケル政権4期目。あまりに評判の悪い「ジャマイカ」連立って何?(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    そんなことが可能なのか? 現在、ドイツでは、①中道保守といわれるCDU/CSU(キリスト教民主同盟/キリスト教社会同盟)と、②多くの非現実的な政策を唱える緑の党と、③市場経済重視の現実主義をとるFDP(自民党)という3グループが、連立を組もうとして交渉中だ。 それぞれの政党にはシンボルカラーがあり、よく赤(SPD)と黄色(FDP)と緑の党の連立は「信号」連立と名付けられたりするが、今回のは「ジャマイカ」連立。CDU/CDUのカラーが黒なので、黒、黄、緑の組み合わせとなり、これがジャマイカの国旗の色だそうだ。少しこじつけっぽい。 9月24日の選挙で、大連立を組んでいたCDU/CSUとSPD(社民党)が、それぞれ第1党、第2党の地位は保ったものの、両者とも壊滅的に票を減らしたことについては、すでにコラムでも書いた(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/531

    メルケル政権4期目。あまりに評判の悪い「ジャマイカ」連立って何?(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2017/10/27
    「保証人たちの抗議」が本当の話ならアホすぎる。もしその抗議が通って「保証人保護へ」なんてことになったら、ロウソク持ってデモすれば法律を無力化できるどこぞの国みたいな法治主義の崩壊した国になるぞ
  • ドイツメディアが仏大統領「マクロン」を褒めちぎりだしたのはなぜか(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    プーチンのように堂々と 7月3日、フランスの新大統領マクロンが、一人、皇帝然と、ヴェルサイユ宮殿の長い回廊を歩いてくる映像には、腰を抜かしそうになった人も多いのではないか。左右には、羽根飾りのついた黄金の兜に、赤、黒、白の華やかな衣装をまとったフランス共和国親衛隊が、一糸乱れず整列している。全員、鞘から抜いたサーベルの刃先を、キッと天井に向けたまま。 どこかで見た光景。そう、プーチン大統領がクレムリン大宮殿で、ときどきこのような煌びやかなシーンを演出する。しかしこのヴェルサイユ宮殿の映像は、完璧にその上をいっている。 マクロン氏は5月14日に大統領に就任した。そしてその翌日、すぐさまベルリンを表敬訪問している。 ドイツ国民のあいだでの人気は高かった。メディアが全面的にマクロン派だったこともあり、ドイツ国民は素直に、国民戦線のル・ペン党首が当選しなくて良かったと胸をなで下ろしていた。そして、

    ドイツメディアが仏大統領「マクロン」を褒めちぎりだしたのはなぜか(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2017/08/11
    難民を東欧に押し付けてるのに蔑ろにしてて大丈夫なんですかね。ドイツと主導権争いしてるうちに東欧を中ロに荒らされるんじゃないの
  • 悪夢のような集団が街を破壊…G20サミットの「地獄絵図」(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    「黒い塊」の恐怖 まずは、ドイツシュピーゲル誌のオンライン・ビデオをご覧いただきたい。7月7日、8日にハンブルクで開催されたG20サミットを巡って起きた暴動の映像だ。 先週のこのコラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52225)で、サミット前夜、極左の抗議デモが暴走しかかっている不穏な雰囲気を報告したが、その懸念がまさに現実となった。 http://www.spiegel.de/video/g20-gipfel-in-hamburg-chronologie-der-ereignisse-video-1780864.html 3分30秒あたりに、黒装束の活動家たちが堂々と車に火をつけていく様子が写っている。衝撃的なのはそれに続くシーン(3分45秒あたり)で、バスの乗客がスマホで撮影したもの。 前方からやってきたデモ隊を通すためにバスは停車しているのだ

    悪夢のような集団が街を破壊…G20サミットの「地獄絵図」(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
  • EUが中国と組んで打ち出す、強力な「反トランプ作戦」の中身(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    オバマとドイツ人のラブストーリー ドイツでは、「プロテスタント教会デー」という大集会が2年に一度開かれる。今年は5月24日から28日までの5日間で、開催地はベルリンとヴィッテンベルク。ヴィッテンベルクというのは、マーティン・ルターゆかりの地だ。 プロテスタントの歴史は、いうまでもなく、ルターが聖堂の扉に張り出した「95ヵ条の論題」から始まる。この聖堂は、ルターが教鞭をとっていたヴィッテンベルク大学の中にある。今年は、ルターの「95ヵ条の論題」が貼り付けられてからちょうど500年目。プロテスタント教会にとっては記念すべき年だ。 教会デーの目的を一言で言うなら、キリストの教えの下、世界を良いものにしていこうする人たちが一同に集い、その思いを確認し合うことだ。野外の礼拝、講演会、多種多様なコンサート、セミナー、聖書の勉強会、シンポジウム、ピクニックなど、幾つもの会場で、朝から晩まで盛りだくさんの

    EUが中国と組んで打ち出す、強力な「反トランプ作戦」の中身(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2017/06/02
    トランプ存続ならEU中ロと関係強化(当然日米同盟は維持)、ペンス昇格なら米国追従が最適かな。9.11以降のパワーバランスの変化がトランプ大統領誕生で更に顕在化してきたから舵取りが難しいね
  • 米英はもう頼りにできない、メルケル独首相が警告

    ドイツ・ミュンヘンでの選挙イベントで演説した後、ビールを飲むアンゲラ・メルケル独首相(2017年5月27日撮影)。(c)AFP/dpa/Matthias Balk 【5月29日 AFP】アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は28日、ドイツ南部ミュンヘン(Munich)での選挙集会で、英国の欧州連合(EU)離脱やドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の就任で欧米の同盟関係に亀裂が走る中、欧州は「その運命を自ら握らねばならない」と訴えた。 「われわれが他国を完全に頼りにできた時代は終わりつつある。私はそれをこの数日間で経験した」。聴衆に向けてこう述べたメルケル氏は、ドイツも欧州も米英との友好関係維持に努める一方で、「自らの運命のため闘わなければならない」と主張。ドイツ政府はエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏新大統領との関係を強化する必要

    米英はもう頼りにできない、メルケル独首相が警告
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2017/05/29
    新生ドイツ帝国(EU)の女帝は飲みっぷりが良いね!
  • メルケル首相も頭が上がらない老政治家の「冷徹な長期計画」(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    車椅子の老政治家 1990年10月3日、ようやくドイツ人の念願が叶い、東西ドイツが統一した。 その9日後、総選挙を控えて国が湧いていた最中、当時の内務大臣ヴォルフガング・ショイプレ氏は、地元の小さなビヤホールで行われたイベントに出席。顔見知りの支援者に囲まれた気楽な会が終わって外へ出たところ、イベントに参加していた若者が背後から近づき、1mも離れていない場所から3発の弾丸を発射した。 一発はショイプレ氏の首に当たり、もう一発は背骨を粉砕し、最後の一発は、倒れたショイプレ氏の上に覆い被さったSPの体を貫いた。 「足を感じない・・・」という悲痛な言葉を最後に気を失ったショイプレ氏は、近隣の病院に運ばれたものの、大量の出血と脊椎の損傷は手の施しようがなく、すぐにヘリコプターでフライブルクの大学病院に移送された。結局、何時間もの手術で奇跡的に命はとりとめたものの、第3胸椎から下の麻痺はどうすること

    メルケル首相も頭が上がらない老政治家の「冷徹な長期計画」(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
  • メルケル首相、突然のザンゲ…ついに難民政策の「失敗」を認める(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    EU加盟国に深まる溝 9月14日、欧州委員会の委員長ユンケル氏が、欧州議会において、EUの現状をテーマに基調講演を行った。EUは、その翌々日16日に、首脳会合を控えていたため、いわばその地ならしである。 居並ぶEU議員を前に、「EUの溝はかつてないほど大きく、存続が危ぶまれるほどの危機状態である」とぶったユンケル氏。しかし、聞いている議員たちは、「だったら皆で頑張ろう」とはならず、「そうそう、その通り」と言わんばかりに白けていた。 欧州委員会というのは、EUの政策を実行する機関、いわば「EUの政府」だ。その長であるユンケル氏は、もちろん強大な権力を握っているが、彼自身の巷の評判はあまり良くない。結局、議員たちの士気は鼓舞されず、拍手パラパラ。 しかも同日すぐ、大手経済誌 WirtschaftsWoche のオンライン版に、この講演についての辛辣な批判が載った。タイトルは「もはやユンケルはふ

    メルケル首相、突然のザンゲ…ついに難民政策の「失敗」を認める(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
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    rz1h931f4c 2016/09/23
    “そろそろAfDの評価を変えないと、支持している国民に失礼だ。ベルリンの市議会選挙の後、「AfDの支持者は労働者層と失業者」というニュースが流されたのには、メディアの悪意を感じた”
  • 見限られるメルケル首相 ~台頭する「右派新党」に歴史的敗北(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    歴史的な敗北 中国の杭州でG20サミットが始まった日の夜中、メルケル首相を悪夢のようなニュースが襲った。9月4日、メクレンブルク=フォーポマーン州の州議会選挙で、彼女の党CDU(キリスト教民主同盟)が歴史的な敗北を喫したのだ。 メクレンブルク=フォーポマーン州は、旧東独の、バルト海に面したメルヒェンのように美しい地方だ。メルケル首相の選挙区でもあるが、小さい州なので、普段ならたいして注目もされない。 ところが今回は違った。この選挙には、最近落ち続けているメルケル首相の人気を見極め、かつ、来年の総選挙の動向を探るという二つな重要な意味があったからだ。 現在、メクレンブルク=フォーポマーンの州政府は、SPD(社民党)とCDUの大連立だが、今回の選挙では、両党がともに大きく得票率を減らした。 代わりに急伸したのが、2013年に結成された右派の新党、AfD(ドイツの選択肢)だ。それも、AfDが C

    見限られるメルケル首相 ~台頭する「右派新党」に歴史的敗北(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2016/09/09
    “AfD以外の党が皆で口裏を合わせたように叫んでいる。――ここまで“AfDは民主主義の敵”と吹き込まれると、なんとなくプロパガンダっぽく感じるのは、私の民主主義度が足りないせいだろうか”
  • 移民の「祖国への忠誠心」はたかだか数十年では消えない(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    ドイツに長く住むトルコ系の人々は、我が国に対する大きな忠誠心(Loyalität)を培ってくれることを期待する」――。 8月末、メルケル首相はある地方紙の取材に答えて、そう言った。「忠誠心」という言葉は、最近のドイツでは滅多に聞かないので、ちょっとビックリ! ドイツにトルコ人労働者が大量に入り始めたのは60年代のこと。もっとも、彼らは勝手に入ってきたわけではなく、労働力の不足していたドイツと、貧困に喘いでいたトルコのあいだで、国と国が取り決めた話だ。この時にやってきたトルコ人が、ドイツ経済の発展に果たした役割は大きい。 ただ、仕事がなくなれば帰国すると思われていたトルコ人は、ドイツの好況が終わっても帰らなかった。 それからそろそろ50年、すでにドイツ国籍を取得しているトルコ人も多く、その子供や孫、ひ孫まで含めると、今やドイツに暮らすトルコ系移民は300万人にも上る。トルコ人は、すでにドイ

    移民の「祖国への忠誠心」はたかだか数十年では消えない(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
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    rz1h931f4c 2016/09/02
    “大和時代に大陸から日本に来た人たちは、きっと日本に忠誠心がある。80年前に来た人たちには、まだないだろう”
  • 習近平も唖然!? 英国の"親中路線"に待ったをかけたメイ新首相は「鉄の女」の再来か(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    習近平も唖然!? 英国の"親中路線"に待ったをかけたメイ新首相は「鉄の女」の再来か 中国の原発投資計画をドタキャン 正式決定の数日後 昨年10月、中国の習近平国家主席がイギリスを訪問し、国会や大晩餐会でスピーチをしたり、エリザベス女王と馬車でロンドンの街を駆けたり、バッキンガム宮殿に泊まったりした話は、いくばくかのショックと共に、まだ私たちの記憶に新しい。 中国はこの訪英で、総額400億ポンド(約7兆4,000億円)に上る商談を決めたのだが、中にはサプライズもいくつかあった。 その一つが、イギリスでの原発プロジェクト。ヒンクリーポイント、ブラッドウェルなど三ヵ所の原発プラントに、中国企業CGN(中国広核集団)が参画することが決まったのだった。 ヒンクリーポイントでは、EDF(フランス電力)が仏アレバ社の新鋭機を2基建設する予定だ。資金の3分の2をEDFが、3分の1をCGNが出資するという。

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  • テロ多発地帯と化したドイツで、なぜメルケルは不気味な沈黙を保ち続けるのか(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    7月23日土曜日の夜、シュトゥットガルトの隣町ルードヴィクスブルクで開かれたコンサートに行った。夏の音楽祭の最終日で、前半はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。ソロ奏者は樫大進という日人で、演奏のあと、しばらく拍手が鳴りやまない素晴らしい演奏だった。 ところが、後半のシベリウスの一曲目が終わると劇場支配人が舞台に現れ、「技術上の不都合が発生したので、全員すみやかに会場の外へ出てください」と言った。 この時の情景はおそらく一生忘れられない。ホールはほぼ満席。1200人はいたと思われる聴衆が全員すっくと立ち上がり、喋りもせず、走りもせず、ただ静かにのろのろと出口に向かって移動した。気味が悪いほどの静寂だった。ホールを出しなに振り返ると、空っぽになった舞台には、すでに警官が何人も立っていた。 なぜ、たいした誘導もなしに、このような模範的な避難が成り立ったかというと、それぞれの聴衆の心の中に

    テロ多発地帯と化したドイツで、なぜメルケルは不気味な沈黙を保ち続けるのか(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2016/07/29
    “頑なに無制限の難民受け入れを続けたメルケル首相は、今回の一連の事件に対してまだ何も表明していない。会見に出てくるのは内務大臣ばかりだ”
  • ドイツと中国の"蜜月"に走り始めた亀裂〜メルケル首相が見せた冷徹な手のひら返し(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    これまでで一番困難な訪中 6月12日、メルケル首相が南京の中国科学院大学の名誉博士号を授かった。授与式は北京で行われ、赤と黒のマントを着たメルケル首相が、同じくマント姿の学長(?)と並んだツーショットが、ドイツのニュースで派手に流れた(メルケル首相は博士帽を被ることだけは強硬に拒否したとか)。 博士号授与の理由は、メルケル氏の「決然とした意思と英知による世界平和への貢献と、彼女が実践してきた実務的な中国外交」を讃えるものであるという。 しかしながら、ケチをつけるわけではないが、はっきり言って、今、世界平和は第二次世界大戦以後最大の危機に陥っている。また、「実務的な中国外交」というのは、ドイツ中国の人権問題などに口を挟まず、商売第一でやってきたということだ。これを中国に褒められたからといって、さして自慢できることでもないだろう。 ドイツ中国は2011年に二国間政府サミットの協定を結んで以

    ドイツと中国の"蜜月"に走り始めた亀裂〜メルケル首相が見せた冷徹な手のひら返し(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2016/06/24
    “中国の政治家が、記者会見で他人の質問を取ってしまうのは、よくあることだそうだ。――“取られたものは取り返す”ドイツ人に学ぶべきところは多いかもしれない”
  • ドイツ、「脱原発」に潜む意外な問題点

    2011年春以来、毎年3月11日前後になると、ドイツの街角に必ずといってよいほど、「FUKUSHIMA」のアルファベットが、目につくようになる。当時、ドイツのメルケル政権は、即座に原子力発電からの全面撤退を発表した。その後は東日大震災がおきた日よりも、徹底的に脱原発路線を推進している。現在のところ、2022年までに、原子力発電所稼動を完全に停止する計画だ。 森林、石炭、石油そして原子力。エネルギー源の利用にはリスクがつきものであるが、原子力ほど、激しい賛否議論の余地を引きずる技術は他にない。そして、その弊害をしっかりと見極めずに、軍事、経済に応用されているのが、実態である。 痛ましい被爆犠牲者をだした長崎・広島への原子爆弾投下。米ソが核兵器で脅威しあった東西冷戦。チェルノブイリ、福島第一原発の爆発…。原発は、確かに他のエネルギー源と比べて、低炭素化の効果はあるが、その一方で、いったん放

    ドイツ、「脱原発」に潜む意外な問題点
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2016/06/21
    原子力人材の減少でドイツは核融合や宇宙開発の分野で世界から取り残されるだろうな
  • ドイツ州議会選で「極右」が大躍進!それでもメルケルは難民政策の誤りを認めない(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    メルケル首相の「巨大な失敗」 CSU(キリスト教社会同盟)の党首ゼーホーファー氏は、3月13日にドイツの3州で行われた州議会選挙の結果を「巨大な失敗」と称した。 「巨大な失敗」とは、メルケル首相の難民政策の失敗、そして、それが原因となったと思われる与党の票の極端な落ち込みを意味している。 今回、選挙が行われたのは、バーデン・ヴュルテンベルク州、ラインランド・プファルツ州、そして、旧東独のザクセン・アンハルト州の3州だ。ドイツには16の州(うち3つは特別市)があるが、州政府はかなりの自治権を持っており、国政(連邦政治)に対する影響力もそれなりに大きい。 現在のドイツの連邦政権は、メルケル首相のCDU(キリスト教民主同盟)、ゼーホーファー党首のCSU、そしてガブリエル党首のSPD(社民党)の三党連立だ。SPDは今でこそ元気がないが、かつてはCDUと並ぶ大政党だった。したがって現在、ドイツの政権

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  • メルケルが「難民対策」で自滅!?~EUでも孤立、もう制御不能です(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    ドイツ国民が抱える不安 内務省の発表によると、去年、ドイツで難民申請をした110万人のうち、13万人が行方不明になっているらしい。少なくとも10人に1人はいなくなってしまったということだ。 審査中の難民には宿舎が指定されているが、自由な行動は許されているので、その気になれば消えてしまうこともできる。 もとより難民申請をしても、全員が難民と認められるわけではない。北アフリカ諸国やバルカン半島など「安全な第三国」と定められている国から来た人たちは、どうせ審査で落ちる。だったら、結果が出る前に雲隠れしてしまおうという魂胆だろう。 行方不明の難民の大半は、おそらくお金を稼ぐために潜伏していると思われる。不法滞在、ヤミ労働になるので労働条件は悪いが、それでもドイツでの賃金は彼らにとって魅力だ。そもそも母国では職がない。 ただ、都合の悪いことに、安全な第三国と言われる国々では、犯罪率がとても高い。だか

    メルケルが「難民対策」で自滅!?~EUでも孤立、もう制御不能です(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
    rz1h931f4c
    rz1h931f4c 2016/03/04
    民主国家は「国益」と「主義」の間でバランスをとらなければいけない。メルケルは愚かな主義者に成り果てた
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