「イスラム国」に拘束されている、ジャーナリストの後藤健二さんについて、情報が錯綜しているようだ。俺は地元テキサスの教会で「どうか生きていてほしい」「一刻も早く解放されるように」と祈ってきた。 米国は常にテロの脅威にさらされてきた。俺たち米国人はある意味、心の準備ができている。だが、日本のみなさんは、さぞ驚き、心を痛めていることだろう。そして、テロに対する世界の常識を理解していない人もいるようだ。 日本の友人によると、一部の野党やメディア、識者から、政府批判が噴出しているという。これは問題だ。 大切なことは「すべての責任はテロリストにある」「テロ行為は決して許されない」ということだ。いまは政府と国民が一体となって「テロには屈しない」「人質を解放せよ」という、毅然とした姿勢をとるべきだ。 テロリストは、残虐なテロ行為や卑劣な恫喝によって、相手国の国民を惑わせ、分裂させ、屈服させようとする。テロ